ジスロマックが効かないタイプのクラミジアは感染者の10%と言われてい ..


これまで述べました通り、「淋菌とクラミジアの治療に有効」として、クラビットやミノマイシン等が使われていました。


効能・効果. 〈適応菌種〉. アジスロマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌. 属、肺炎球菌、淋菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カ.

貴方は長期間ミノマイシンを服用なさっていますから、淋菌感染症やクラミジア感染症に罹った場合、治療をしてみなければ 治療が奏功するかどうか、分りません。

こうした特徴的な性質が、アジスロマイシンの臨床的価値を高め、多様な感染症に対する効果的な治療を可能にしています。

ジスロマック効かない場合について | 医師に聞けるQ&Aサイト

いつかどの薬も効かない淋菌が出てくる可能性もあるため、まずはとにかく感染しないように予防することが大切です。

市中肺炎、性感染症(クラミジア、淋菌など)、尿路感染症、前立腺炎、関節炎などの治療に用いられます。

この系統の一番の特徴は、一般的な抗生物質(βラクタム系)が効かない非定型菌のマイコプラズマやクラミジアに有効なことです。 ..

アジスロマイシンのコロナウイルスに対する有効性については、現段階で有益な効果を発揮する明確な証拠はありません。
アジスロマイシンは抗生物質でありながら、ウイルス性のインフルエンザに対する有効性が確認されています。
しかしコロナウイルスに効果的かどうかを裏付ける臨床実験結果が少なく、アジスロマイシンはコロナウイルスに有効な治療法ではないという結論になっています。

アジスロマイシンの作用機序は、細菌のタンパク質合成過程に介入することで抗菌効果を発揮します。

淋病の薬。ジスロマックを処方されましたが、調べるとこれはクラミジアには効くけど淋病には効かないといくつかのサイトでありました。

かつてはしっかり2週間薬を飲まないと治療できなかったのですが、今ではとてもよく効く抗生物質があるので陽性反応が出た場合は、この抗生物質を一日内服して、再検査をして完治していれば治療は終了です。しかしながら中にはピンポン感染をしたり、薬が効きにくいなど何らかの原因により、約1割弱の確率で一日の内服では治らない場合があります。その場合には、別の抗生物質を2週間服用して頂く場合があります。これでほぼすべての方が完治致します。淋病やそのほかの性病との重複感染も非常に多いことが特徴です。自覚症状が消えてもきちんと治療をして、再検査を受けて細菌が消滅したことを確認しないと安心できません。また、性器と咽頭の同時感染により性器の細菌が消滅していても、咽頭に細菌が残っているとパートナーとの間でピンポン感染を繰り返すことがあります。保険の制約(咽頭クラミジア検査と性器クラミジア検査の同日算定ができない)によりこのようなケースが見られますので、できれば日を分けてでも、両方の検査を受けるた方が良いでしょう。

30代の女性からクラミジアの治療について相談がありましたので、報告いたします。

【相談内容】
私は30代半ばの女性です。

今年8月12日に子宮外妊娠で手術しました。

そのときクラミジアDNA(PCR)では陰性。
その後9月19日に近所の婦人科で受けた検査では、
クラミジアIGA ELISA 1.35ということで、今日結果を聞き抗菌薬を処方されました。

8年前にクラミジアの治療歴があります。

3年前の出産の時には言われていません。

術後は避妊にも気をつけていたのですが、やはり現在感染しているのでしょうか?

抗菌薬の服用は必要でしょうか。

よろしくお願いします。


【回答】
貴女は、今年8月12日に子宮外妊娠で手術した。

その時のクラミジア遺伝子検査であるDNA(PCR)で陰性でした。

その後9月19日に近所の婦人科で受けた血液によるクラミジア抗体検査では、
クラミジアIgA(ELISA)1.35ということで、抗菌薬を処方された。

8年前にクラミジア感染症の治療歴がある。

3年前の出産の時には言われなかった。

以上貴女のいままでの経過をまとめてみました。

婦人科領域ではクラミジア感染を推定する場合に、抗原検査ができないケースで、
抗クラミジアIgA抗体、IgG抗体の血液検査をされることがあります。

私見で申し訳ないのですが、一般的にIgA抗体は感染の初期に上昇してくるものと考えています。

一方、IgG抗体は少し遅れて上昇してくるようです。

その後どのような経過で下降してくるのかはよく分かりません。

しかし、下腹痛や性交痛や内診痛が存在し、抗クラミジア抗体価が陽性であればクラミジア感染の存在が推定されます。

ただし、抗クラミジア抗体価は感染の治療により治癒した後も、長期間、陽性に出ることが多くの症例でみられます。

私見ですが、クラミジアの治療を行い抗体価が無くなるのは、早い人では2年位です。

しかし10年経っても陰性化(消失)しない人もいます。この点は臨床的に注意が必要です。

つまり、クラミジアの血清抗体検査は、女性の骨盤内感染症、肝周囲炎など感染部位から直接検体を採取するのが困難な疾患における補助的診断法としては有用であり、確かに使用されています。

もちろん、この検査は健康保険適用されていますから、婦人科領域では使用されることがあります。

しかしながら、私見ですが、このクラミジア感染症の補助的診断法としての抗体検査は、臨床的に診断的意義は少ないと考えています。

また抗菌薬で治療後の治癒判定検査にも使用すべきではないと考えられています。

貴女は8年前にクラミジア感染症になりその治療歴があるそうですね。

その時の過去の歴史が、クラミジアIgA(ELISA)1.35という成績として出てきたと考えられます。

ですから、貴女の現在の状況を表しているわけではないと考えます。

以上のことから、貴女の抗菌薬の服用は必要ないと考えます。

抗クラミジアIgA抗体、IgG抗体の血液検査は婦人科領域では使用する先生がいますが、私は臨床的意義が少ないと考えており、この検査は使用しておりません。

やはりクラミジアの検査は遺伝子検査【DNA(PCR)】などを受け、陽性であれば抗菌薬が必要になると考えます。

写真1.子宮頸部から漿液性の帯下を認める。


治療薬の効かない淋菌も増加。 全世界の人間がLCC(格安航空)で世界中を ..

今回はMEDICAL QOL メデイカルクオール月刊誌 2013年10月号 No.227 p.44~47 に、クラミジア検査キットについて私の記事が掲載されましたのでご報告いたします。

以下がその記事です。



DSファーマバイオメディカル株式会社

クラミジア抗原キット ラピッドエスピー≪クラミジア≫

性感染症(STD)は、デリケートな部位・器官の疾患であることから、患者心理としては誰にも知られたくないものである。特に、性器クラミジア感染症は自覚症状が乏しいことで、感染後早期に発見しにくい場合が多い。大日本住友製薬グループのDSファーマバイオメディカル株式会社が販売する「クラミジア抗原キット ラピッドエスピー≪クラミジア≫」は、クラミジア・トラコマチス抗原検査を簡単に実施でき、スピーディに結果がわかるPOCTキットとして脚光を浴びている。



自覚症状に乏しく早期発見しにくいクラミジア感染症にフォーカス



厚生労働省が公表している性感染症報告数(定点観測値)の年次推移によると、性器クラミジア感染症は、2002年の約4万3000人を頂点に、2012年では約2万4000人と減少傾向にある。とはいえ、これらの数値はあくまでも症状が出て、患者が対象の医療機関に受診数であるので、症状の出ない方々や全国的な数値を考慮するとさらに多くなるものと思われる。

また、定点観測値について男女別でみると、2002年では男女比率が4対6であったのが、2012年では約4.5対5.5と男性の比率が増加している。さらに、世代別でみると20歳代の占める比率は、2002年は全体の約51%であったのが、2012年には約46%と低下している。

STDのなかでも性器クラミジア感染症は、自覚症状が乏しいことなどから早期発見がしにくいものである。また、自覚症状が乏しいことにより早期発見・早期治療の機会を逸してしまいやすいことは、仕事やプライベートの活動を優先しがちな働き盛りの世代が罹患する傾向が高くなることの要因の1つとも考えられる。

DSファーマバイオメディカル株式会社が、2010年10月から販売した「クラミジア抗原キット ラピッドエスピー≪クラミジア≫」は、女性器から採取した検体や男性の初尿検体のいずれでも、簡便かつ迅速にクラミジア・トラコマチス抗原定性検査が実施できることで好評を得ている。

その開発経緯を聞いてみた。「現在のクラミジア感染に関する諸検査は、遺伝子検査が主流となっています。ただ、症状があるということで来院されたうえで遺伝子検査を実施するとなれば、診療所をはじめとした通常の医療機関では検査ができません。そうなると、検体を採取した後、検体は検査センターへ送らなければならず、患者さんには検査結果を聞くために改めて来院していただくことが必要です。また、仮に検査結果が陽性であった場合でも、治療薬をすぐに処方できないためタイムラグが生じます。このことから、当社としては、『患者さんが来院された際、すぐに診断でき、治療薬を選択できる検査キットがあってもよいのではないか』との考えで『ラピッドエスピー≪クラミジア≫』を開発し、2012年に販売を開始しました」(DSファーマバイオメディカル株式会社研究開発本部開発部学術開発グループ 主席部員・冨田庸助氏)

冨田氏によれば、「クラミジア感染症は公表されている罹患者数に加えて、無症状の保菌者が存在します」という。厚生労働省からの定点観測値(特定の病院に受診した患者数)では、ピークであった2003年から減少傾向にあるが、現在はそれほど下げ止まってはいないようである。「クラミジア感染症はあまり症状が出ない病気ですので、パートナーにも感染が拡大する可能性があり、感染の拡大や再発を防ぐには、パートナーを含めて同時に検査、治療をする必要があります」(冨田氏)



【中略】



スピーディな結果判明、早期治療で患者の復帰に貢献



宮本町中央診療所(院長:尾上泰彦医師)は、神奈川県川崎市の繁華街の一角にあり、尾上院長は性感染症の治療に力を入れている。尾上院長は、ラピッドエスピー≪クラミジア≫を販売当初から採用・導入し、その後の診療に役立てている。「DSファーマ社から、ラピッドエスピー≪クラミジア≫を紹介されたのは約2年前でした。当院を担当されていたMRの方がとても熱心な方で、ラピッドエスピー≪クラミジア≫を紹介されたのが導入のきっかけでした。ラピッドエスピー≪クラミジア≫が販売される前に使用していた試薬は、結果判明までに時間がかかっていました。特に、検体を温める時間が必要で検査結果が判明するまでに約30分かかりました。ラピッドエスピー≪クラミジア≫の検査手順は抗原抽出で約2分、結果反応が出るまでに約10分と、検査結果がわかるまでに約15分と今までの約半分ですむということは、臨床的な観点から申し上げても『使いやすい』といえますね。また、前の世代の製品と比べてもいい方向に進化しているので、とても満足しています」(尾上院長)

と太鼓判を押す。検査に当たっては、「ラピッドエスピー≪クラミジア≫は、他の検査と比べて安価に実施できます。とはいえ、患者さんのなかには費用面の課題がありますが、SDAやPCRをはじめとした遺伝子検査を選択される方もおられます。また、患者さんによってはラピッドエスピー≪クラミジア≫による迅速検査と、遺伝子検査を併用される方もおられます」(尾上院長)

と、あくまでも患者の選択に基づいて実施しているとのことだ。「クラミジア感染症は臨床的に非常に多い疾患ですから、陽性との結果が出ればすぐに治療を開始しなければなりません。ラピッドエスピー≪クラミジア≫は、PCR法をはじめとした他の遺伝子検査と比べても一致率がそれほど低いものではありませんので、信頼性がよければいいと思います」(尾上院長)

と、遺伝子検査と比較したうえでの信頼性も大きなポイントであるようだ。「当院を受診される患者さんの多くは、早く診断し、早く治療し、早く社会復帰することを望まれます。早めの対処を望まれる患者さんに、ラピッドエスピー≪クラミジア≫は向いていると思います」(尾上院長)

と、迅速な治療と患者の早い社会復帰のために欠かせないと強調する。



に、クラミジア検査キットについて私の記事が掲載されましたのでご報告いたします。

以下がその記事です。



DSファーマバイオメディカル株式会社

クラミジア抗原キット ラピッドエスピー≪クラミジア≫

性感染症(STD)は、デリケートな部位・器官の疾患であることから、患者心理としては誰にも知られたくないものである。特に、性器クラミジア感染症は自覚症状が乏しいことで、感染後早期に発見しにくい場合が多い。大日本住友製薬グループのDSファーマバイオメディカル株式会社が販売する「クラミジア抗原キット ラピッドエスピー≪クラミジア≫」は、クラミジア・トラコマチス抗原検査を簡単に実施でき、スピーディに結果がわかるPOCTキットとして脚光を浴びている。



自覚症状に乏しく早期発見しにくいクラミジア感染症にフォーカス



厚生労働省が公表している性感染症報告数(定点観測値)の年次推移によると、性器クラミジア感染症は、2002年の約4万3000人を頂点に、2012年では約2万4000人と減少傾向にある。とはいえ、これらの数値はあくまでも症状が出て、患者が対象の医療機関に受診数であるので、症状の出ない方々や全国的な数値を考慮するとさらに多くなるものと思われる。

また、定点観測値について男女別でみると、2002年では男女比率が4対6であったのが、2012年では約4.5対5.5と男性の比率が増加している。さらに、世代別でみると20歳代の占める比率は、2002年は全体の約51%であったのが、2012年には約46%と低下している。

STDのなかでも性器クラミジア感染症は、自覚症状が乏しいことなどから早期発見がしにくいものである。また、自覚症状が乏しいことにより早期発見・早期治療の機会を逸してしまいやすいことは、仕事やプライベートの活動を優先しがちな働き盛りの世代が罹患する傾向が高くなることの要因の1つとも考えられる。

DSファーマバイオメディカル株式会社が、2010年10月から販売した「クラミジア抗原キット ラピッドエスピー≪クラミジア≫」は、女性器から採取した検体や男性の初尿検体のいずれでも、簡便かつ迅速にクラミジア・トラコマチス抗原定性検査が実施できることで好評を得ている。

その開発経緯を聞いてみた。「現在のクラミジア感染に関する諸検査は、遺伝子検査が主流となっています。ただ、症状があるということで来院されたうえで遺伝子検査を実施するとなれば、診療所をはじめとした通常の医療機関では検査ができません。そうなると、検体を採取した後、検体は検査センターへ送らなければならず、患者さんには検査結果を聞くために改めて来院していただくことが必要です。また、仮に検査結果が陽性であった場合でも、治療薬をすぐに処方できないためタイムラグが生じます。このことから、当社としては、『患者さんが来院された際、すぐに診断でき、治療薬を選択できる検査キットがあってもよいのではないか』との考えで『ラピッドエスピー≪クラミジア≫』を開発し、2012年に販売を開始しました」(DSファーマバイオメディカル株式会社研究開発本部開発部学術開発グループ 主席部員・冨田庸助氏)

冨田氏によれば、「クラミジア感染症は公表されている罹患者数に加えて、無症状の保菌者が存在します」という。厚生労働省からの定点観測値(特定の病院に受診した患者数)では、ピークであった2003年から減少傾向にあるが、現在はそれほど下げ止まってはいないようである。「クラミジア感染症はあまり症状が出ない病気ですので、パートナーにも感染が拡大する可能性があり、感染の拡大や再発を防ぐには、パートナーを含めて同時に検査、治療をする必要があります」(冨田氏)



【中略】



スピーディな結果判明、早期治療で患者の復帰に貢献



宮本町中央診療所(院長:尾上泰彦医師)は、神奈川県川崎市の繁華街の一角にあり、尾上院長は性感染症の治療に力を入れている。尾上院長は、ラピッドエスピー≪クラミジア≫を販売当初から採用・導入し、その後の診療に役立てている。「DSファーマ社から、ラピッドエスピー≪クラミジア≫を紹介されたのは約2年前でした。当院を担当されていたMRの方がとても熱心な方で、ラピッドエスピー≪クラミジア≫を紹介されたのが導入のきっかけでした。ラピッドエスピー≪クラミジア≫が販売される前に使用していた試薬は、結果判明までに時間がかかっていました。特に、検体を温める時間が必要で検査結果が判明するまでに約30分かかりました。ラピッドエスピー≪クラミジア≫の検査手順は抗原抽出で約2分、結果反応が出るまでに約10分と、検査結果がわかるまでに約15分と今までの約半分ですむということは、臨床的な観点から申し上げても『使いやすい』といえますね。また、前の世代の製品と比べてもいい方向に進化しているので、とても満足しています」(尾上院長)

と太鼓判を押す。検査に当たっては、「ラピッドエスピー≪クラミジア≫は、他の検査と比べて安価に実施できます。とはいえ、患者さんのなかには費用面の課題がありますが、SDAやPCRをはじめとした遺伝子検査を選択される方もおられます。また、患者さんによってはラピッドエスピー≪クラミジア≫による迅速検査と、遺伝子検査を併用される方もおられます」(尾上院長)

と、あくまでも患者の選択に基づいて実施しているとのことだ。「クラミジア感染症は臨床的に非常に多い疾患ですから、陽性との結果が出ればすぐに治療を開始しなければなりません。ラピッドエスピー≪クラミジア≫は、PCR法をはじめとした他の遺伝子検査と比べても一致率がそれほど低いものではありませんので、信頼性がよければいいと思います」(尾上院長)

と、遺伝子検査と比較したうえでの信頼性も大きなポイントであるようだ。「当院を受診される患者さんの多くは、早く診断し、早く治療し、早く社会復帰することを望まれます。早めの対処を望まれる患者さんに、ラピッドエスピー≪クラミジア≫は向いていると思います」(尾上院長)

と、迅速な治療と患者の早い社会復帰のために欠かせないと強調する。

ジスロマックは薬の効果が大体7~10日持続しますが、除菌率は90%ほどで、ある ..

性器マイコプラズマ・ウレアプラズマに感染していた場合の治療法はクラミジアと同じでジスロマック250mg4錠を1回服用して、2週間後に再検査を行いウレアプラズマ菌が検出されなければ治療は終了になります。

淋菌感染症(淋病)の場合、完治するのに何日くらいかかりますか?

症状:「どのくらい経ってから症状がでてきましたか?」
『その後、1週間ほどしてから尿道口から水様性の白濁した分泌物が出るようになりました』
「何かお薬は飲んでいませんか?抗生物質は飲んでいませんか?」
『何も飲んでいません』
性器の診察:「それでは診察いたしましょう」
性器の診察では確かに、外尿道口から水様性の白濁した分泌物が排出していました。
外尿道口の分泌物から塗抹標本を作成しました。
顕微鏡的所見では淋菌は否定できましたが、炎症所見をあらわす白血球を多数認めていました。
所謂、尿道炎の所見を示していました。
採尿検査:「それでは採尿いたします。最後に尿をしたのは、どのくらい前ですか?」
『3時間以上たっています』
ちなみに、尿道炎を疑う場合の採尿は、検体としては少なくとも2時間経ってから採尿した尿が適しています。
しかも排尿の最初から出る尿で、尿道内を通過してくる約20~30mlの尿を検体といたします。
尿量が多くなると病原微生物が希釈され(うすめられ)病原微生物の検出率が低下いたします。
また抗生物質を服用していると、その影響が2~3週間残るとされています。
そのため抗生物質を服用していると検査する意義がなくなります。ご注意ください。
また,咽頭検査も勧めましたが本人が拒否したため施行していません。
検査成績:塗抹標本の顕微鏡的所見では淋菌は否定できましたが、白血球を多数認めていました。
非淋菌性尿道炎の所見でありました。
治療:尿道炎症状がありますから、尿検査の成績は1週間後に出ますので、それまでは
とりあえず非淋菌性尿道炎に効果のある抗生物質の1つであるクラリスロマイシンを7日間投与いたしました。
1週間後に検査研究所から尿の検査成績が届き、クラミジア・トラコマティス陽性でした。
臨床診断はクラミジア性尿道炎ということになります。
1週間後に本人が来院した際には尿道症状は改善していましたが、念のためクラリスロマイシンを7日間追加投与いたしました。
さらに3週間後に来院していただきクラミジアの治癒判定検査を行い、陰性を得ました。
めでたしめでたしです。
また、パートナーの彼女は他の婦人科でクラミジア性子宮頸管炎の診断で治療をしたそうです。

指示どおりにきちんと飲まないと、治療効果が低下するばかりでなく、原因

もし、クラミジアではなく淋病(淋菌)に感染していた場合はいくらジスロマックを飲んでも治らないため、医師の治療を受けましょう。