コロナ治療薬「デキサメタゾン」とは? | ぽちたま薬局スタッフブログ
・デコートは炎症をしずめ、過剰なアレルギー反応を抑えるステロイド薬です。
・デキサメタゾンのジェネリック医薬品
・新型コロナウイルス感染症の治療薬としての効果が期待できると厚生労働省が認定
コロナ治療薬に「デキサメタゾン」…「レムデシビル」に続き2例目
デキサメタゾンは、厚生労働省が新型コロナウイルスの治療薬として認定した薬です。
コロナ治療薬として厚生労働省に承認されている抗炎症薬は「デキサメタゾン」「バリシチニブ」「トシリズマブ」の3種類です。
※カロナールやロキソニン等の解熱・鎮痛薬は、新型コロナウイルス感染症の治療薬には含まれません。 ステロイド薬(デキサメタゾンなど)
コロナ治療薬として厚生労働省に承認されている抗炎症薬は「デキサメタゾン」「バリシチニブ」「トシリズマブ」の3種類です。
新型コロナ感染後すぐにステロイド薬であるデキサメタゾンを使用したり、抗ウイルス薬よりも先にデキサメタゾンを服用した患者は、他の患者よりも急速にする場合があるようです。
厚労省、新型コロナ治療薬として抗炎症薬「デキサメタゾン」を承認
・デキサメタゾンは炎症や免疫系、アレルギー性の病気などに用いられる治療薬
・作用時間が長い強力なステロイド薬
・新型コロナウイルス感染症の治療薬として、効果が期待できると厚生労働省が認定
デキサメタゾンが新型コロナウイルス治療薬に承認されて以降、医療機関では入院患者に対して、デキサメタゾンとレムでシビルを併用した治療が積極的に行われています。
イギリス、オックスフォード大学の研究チームは、炎症を抑える効果がある薬「デキサメタゾン」を新型コロナウイルスの複数の患者に投与。
デキサメタゾンは、重症または致死的状況に陥っている患者に投与することが推奨されている副腎皮質ステロイドです。致死的状況とは、急性呼吸窮迫症候群や敗血症性ショックが起きている状況などを指します。
デキサメタゾンは、ステロイド系抗炎症薬として幅広く活用されていおり、複数のメーカーが生産している。薬価も低い。英国で先に試験的投与が行われ、オックスフォード大学のチームが率いる研究者が新型コロナウイルス感染症の重篤患者2,000人以上に投与。6月16日の発表では、人工呼吸器がなければ呼吸できなかった患者の致死率が、同薬の投与により35%低下。酸素吸入を受けていた患者では、致死率が20%低下したという暫定結果を発表した。英国の保健・社会福祉相は同日、デキサメタゾンを新型コロナウイルス感染症患者に投与することを開始すると表明している。
国内での臨床報告:本邦ではデキサメタゾンが使用された報告はないものの、プレドニゾロ
デキサメタゾンは副腎皮質ホルモン製剤であるため、効果・効能は多岐にわたります。具体例としては、慢性副腎皮質機能不全、関節リウマチ、エリテマトーデス、うっ血性心不全、気管支喘息、悪性リンパ腫、重症感染症などがあげられます。詳細については、添付文書を確認するようにしてください。
[PDF] COVID-19 の薬物治療ガイドライン version 4 1
承認された主な要因として上げられるのは、英国の臨床試験で行われた試験においてデキサメタゾンを用いた治療で患者の死亡率を低下させる効果があったことや、新型コロナウイルス感染症による肺炎などの炎症にも効果があると認められたことからです。
適宜、治療適応と治療薬の選択について、感染症科医師にコンサルテーションを検討する。 表 2;重症化予防効果のある薬剤の適応
コロナ治療薬として、デキサメタゾンが使われる場合
・中等症Ⅱ(酸素吸入が必要)
・重症 (ICUに入室or人口呼吸器が必要)
[PDF] デキサメタゾン COVID-19 小児患者に対する治療薬としての位置付け
デキサメタゾンは、2020年7月17日に国内で新型コロナウイルス治療薬として承認を受けました。
入手可能で、安全性プロファイルも確立されている 2)。 本来の適応症:
厚生労働省は2020年7月17日付けで、(※)を改訂し、デキサメタゾンを新型コロナウイルス感染症に対する治療薬として記載しました。手引きでは、英国の非盲検ランダム化比較試験「RECOVERY」の結果で、デキサメタゾンが重症例の死亡を減少させたという結果が紹介されています。
(2)新規にデキサメタゾン経口製剤による治療を開始する場合には、まずは代替薬に
強力なステロイド薬です。服用することで炎症やアレルギーを抑えることができます。2020年7月、有効成分デキサメタゾンが厚労省により新型コロナウイルスの治療薬に承認されたため、注目を集めています。
コロナ治療のステロイド、投与早すぎると症状悪化の恐れ 報告相次ぐ
これを受けて英国のマット・ハンコック()保健・社会福祉相は同日、新型ウイルス感染症患者へのデキサメタゾン投与をすぐに開始すると表明。同薬に効果がある可能性が最初に明らかとなった3か月前から、備蓄を開始していたことを明らかにした。
デキサメタゾンはすでに抗炎症剤として、ぜんそくや皮膚炎など様々な症状の治療に使われている。 初めて致死率を下げる薬
そうしたなか、国内でも長い間用いられてきた「デキサメタゾン」が、英国の試験において認証され、新型コロナウイルス感染症に対する承認済み治療薬として位置づけられたことで話題をよんでいます。
[PDF] COVID-19 の薬物治療ガイドライン version 5 1
デキサメタゾンは昨年7月、抗ウイルス薬「レムデシビル」に続く国内2例目のコロナ治療薬として認定され、酸素投与が必要な「中等症2」の入院患者が対象。点滴などで医師の前での使用が原則だが、経口タイプのものを自宅療養中に飲むことも、緊急的な対応として認められている。
デキサメタゾンは、肺の病気や重い感染症の治療薬として、すでに国の承認を受けている。公的医療保険の適用もされ、安価という特徴もある。
同大のピーター・ホービー()教授(新興感染症)は、「デキサメタゾンが、新型コロナウイルス感染症において生存率を向上させることが示された最初の薬となった。これは非常に歓迎すべき結果だ」と指摘。
デカドロン(デキサメタゾン)(製造販売業者:日医工株式会社)ほか
有効成分デキサメタゾンが新型コロナ治療として承認。新型コロナに感染したトランプ米大統領も投与された薬として話題に。
Q&A(COVID-19):デキサメタゾンを含む副腎皮質ステロイド
新型コロナウイルス感染症の治療に使われるステロイド系抗炎症薬「デキサメタゾン」の需要が急増し、不足する恐れがあることから、厚生労働省は7日までに、医療機関や薬局向けに、必要以上の入手を控えるよう求める事務連絡を出した。流行「第5波」での患者の爆発的な増加によるもので、メーカーには注文が殺到している。
[PDF] COVID-19肺炎に対する 量デキサメタゾンの治療効果
新型コロナウイルスの特効薬というものは残念ながらまだなく、現状は他の疾患の治療に使用する既存薬の転用が行なわれています。日本で使用されている主な治療薬としては、抗インフルエンザ薬として知られるファビピラビル(アビガン)、2020年5月に新型コロナ治療薬として特例承認されたレムデシベル(ベクルリー)などが挙げられます。
そのほか、未承認ですが、重症感染症の治療薬・デキサメタゾン(デカドロン)は、「標準的な治療法」として厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き(第4版)」に掲載されています。
2) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の⼿引き 第6版
新型コロナの感染拡大で、通常なら入院するような肺炎患者が自宅療養せざるをえない例が続き、厚生労働省は5月、在宅で服用できることを診療の手引に明記。8月には、急変に備えて早めにステロイドを手渡す「事前処方」ができることも追記した。
酸素投与が必要な患者でデキサメタゾン6mg 10⽇間の投与を推奨
【6月16日 AFP】(更新)新型コロナウイルス感染症の重篤患者の3分の1が、ステロイド薬「デキサメタゾン」の投与により一命を取り留めたとの治験結果が16日、発表された。同感染症との闘いにおいて「大きな突破口」となる可能性があると、期待が高まっている。これを受けて英政府はきょうから投与を開始することを明らかにした。
コロナ治療薬である以下が対象となります。 (2023年8月21日現在)
この記事では、デキサメタゾンの効果や副作用、薬価などについて解説していきました。現在では、2020年5月にレムデシビル(商品名:ベクルリー®点滴静注液)が特例承認され、ファビピラビル(商品名:アビガン®錠)などの適応外使用も認められるなど、新型コロナウイルス感染症に対して用いることのできる薬剤の選択肢は増えつつあります。