イソトレチノイン20mg:1錠 440円(税込み)、 28日分 12,320円(税込み)
当院ではイソトレチノイン以外にスピロノラクトンによるホルモン治療も行っています。作用メカニズムの観点から女性のみ対象となりますのでご注意ください。スピロノラクトンは利尿薬や心不全治療薬として使われる薬剤ですが、抗アンドロゲン作用があり男性ホルモンを抑え、ニキビに対して高い有効性があることが知られています。イソトレチノインほどではありませんが、通常の保険治療よりも強力な治療効果が期待できます。また安全性が高く、イソトレチノインよりも治療費を抑えることができます。デメリットとして効果が現れるまで多少時間がかかり、中止後は再発しやすいことです。内服4カ月(早ければ1~2カ月)で徐々に効果が現れ、1年後の有効率は95%以上です。
Consensus4:再燃や再発を防ぎ寛解状態を保つための累積投与量は120-150mg/kgである
アクネトレントはイソトレチノインというビタミンAの一種で、皮脂の分泌を抑える作用、アクネ菌に対する抗菌作用、抗炎症作用に優れているため、ニキビ治療薬です。
初期量として1日100~200mgで開始し、効果判定しながら徐々に減量します。費用を抑えつつも即効性と高い有効性を狙うなら、最初の1~2カ月間はイソトレチノインを内服し、その後はスピロノラクトン少量内服に切り替えてメンテナンスを図るという方法もあります。別の方法としてイソトレチノインを5~6ヵ月内服して寛解状態を得てから、再発予防目的にスピロノラクトンを少量で数カ月~2年程度内服するのも悪くはありません。
用量イソトレチノインとパルス色素レーザ対標準用量イソトレチノインの併用【JST ..
経口イソトレチノインには、皮脂腺を退縮させ、皮脂分泌を大きく減らす作用があります 7 20。この作用により、ニキビの原因菌であるアクネ菌は定着できなくなり、抗生物質よりもアクネ菌を減らすことができます 21。
イソトレチノインは皮脂腺のアポトーシスを促すため 8、治療後もある程度は皮脂量の減少を認めます。しかし、収縮した皮脂腺のサイズはもとに戻るため、大部分の皮脂は戻ります。
重症ニキビに使用されるイソトレチノイン(アクネトレント)の効果は?
精神的な副作用: 一部の患者では、うつ症状や気分の変動が報告されています。これらの副作用が発生した場合、治療を中断することが推奨される場合があります。
体重50kgの人の場合、1日25mgの服用を240日間(約8ヵ月)続ければ、イソトレチノインの服用を中止しても再発が起こりにくくなる算出方法です。
イソトレチノイン(isotretinoin)は薬剤の一般名で、ビタミンA誘導体の一種です ..
作用としては、他の外用剤や内服薬と
異なり下記のようにニキビの発症要因
である4項目を全て一剤で抑制するので
効果的なのです。
イソトレチノインの適用(どういうニキビの方に出したらいいか)に関しては、未だに「最重症のニキビ、保険治療で良くならなかったニキビの人に出すもので、簡単には出してはいけない」と仰る方もおられます。確かに昔はそうでしたが、今は世界的に見てもどんどん対象が緩和されているため、中等度ぐらいの人にも処方することが増えてきています。
1)寛解導入化学療法・自家造血幹細胞移植・放射線治療等の集学的治療終了
一方で誰でも内服できる、ということではなく使用に伴う副作用あることから、現在は正しい内服方法や飲めない方への注意喚起が行われるようになり、医師による厳密な管理が必要な薬剤とされています。
ニキビ治療 (イソトレチノイン)– Acne Treatment Isotretinoin
イソトレチノインの内服にともない肝機能異常や高脂血症、血球減少が生じることがあります。
必要時は内服開始時に採血を行います。
内服開始から1ヶ月後に必ず1回目の採血を行い、その後は2ヶ月ごとの採血を行います。
イソトレチノインの内服量を増量した場合も、増量から1ヶ月後に適宜採血を行います。
採血データに異常が生じた場合はイソトレチノインの減量、内服中止などを行います。
但し通常量(推奨容量は0.5~1.0mg/kg/day。 ..
③乾燥
イソトレチノインを飲んでいると皮脂腺の働きが弱まるため、必然的に肌が乾燥しやすくなります。そのため乾燥肌の方や真冬の時期は少し使いづらさを感じる場合があります。
とはいえ当院のように我々皮膚科医が常駐しているのであれば、しっかり保湿剤を処方したりスキンケアのやり方をご案内しますので、それで乗り切れる方がほとんどです。
イソトレチノインの服用量、期間について
本来は高血圧の薬で大きな副作用はありません。通常は高血圧のある高齢者に投与する薬剤であり、これを成人女性のニキビ治療に使用するため、特有の注意点があります。
副作用について
米国のFDA(食品医薬品局)など諸外国で承認されています。
鬱、精神病、胎児の催奇形性などの副作用も報告されています。
イソトレチノインの重大な副作用の一つに、
イソトレチノインを服用開始後、2~3ヵ月ほどでニキビの改善がみられる場合が多いです。
また個人差はありますが、イソトレチノインの効果は長く続きやすいと考えられています。
重大な副作用
【諸外国における安全性に係る情報】
米国のFDA(食品医薬品局)など諸外国で承認されています。
胎児の催奇形性、鬱、精神病などの精神疾患の副作用も報告されています。
またイソトレチノインの重篤な副作用としては下記があります。
イソトレチノイン内服治療は、ニキビが完全に消失するまで続ける必要があります。薬に内服に関しては医師の指示にしたがって、正しく服用を行ってください。
イソトレチノインの作用機序
イソトレチノインは、アクネ菌に対する細胞の免疫応答を正常化する「免疫調整作用」を有することが報告されています。
鬱、精神病、胎児の催奇形性などの副作用も報告されています。
肝機能や脂質への影響: イソトレチノインは血中の脂質レベルや肝機能に影響を与えるため、定期的な血液検査が必要です。副作用が強い場合は、用量の調整が必要です。
中等度の副作用
瘢痕治療: レーザー治療やマイクロニードリングなどの美容皮膚科治療が、イソトレチノインと併用されることが一般的です。これにより、ニキビ跡の改善を加速させることができます。
軽度な副作用
アクネトレント(イソトレチノイン)は、体重に基づいた適切な用量を使用することで、ニキビ治療において最大の効果を発揮します。累積用量が十分に確保されることで、再発リスクを抑えつつ、炎症性ニキビの治療が効果的に行われます。
イソトレチノイン服用の際は、次の点に注意してください。
非常に治りにくいと言われているタイプのニキビに「嚢胞性(のうほうせい)ざそう」という種類があります。海外ではこのような重症のニキビについて、イソトレチノインによる治療が推奨されています。また重症のニキビだけではなく、軽症~中等症であっても、他の治療で効果が実感できないような繰り返しできるニキビにイソトレチノインを処方することがあります。
イソトレチノインが服用できないケース
以下はイソトレチノインの代表的な副作用症状です。服用中にこれらの症状があらわれたときには、医師までご相談ください。
・未承認薬のため、日本の副作用救済制度の対象外となります。
③ニキビ跡がすぐできてしまう方・ニキビができたらほぼ確実にニキビ跡になる方
そういう方はニキビ自体を1個も作るべきではないため、そういう方はイソトレチノインの適用になります。
3. イソトレチノインの最大効果と副作用のバランス
イソトレチノインには前述の皮脂腺の活動を抑えることで皮膚の油分を減少させ、炎症を軽減する作用が期待されるほかに、皮膚のターンオーバーを促進するため、角化異常が原因となる粉瘤の改善や膿疱性疾患・毛穴のつまりにも効果があります。
その他のイソトレチノインの主な副作用
最近では個人輸入などで購入する人もいるようですが、胎児奇形などの重篤な副作用があるため、取り扱いには十分な注意が必要になってきます。