糖尿病の治療で、まずはじめに使われる薬は、下記のいずれかです。
B. 糖尿病用薬(チアゾリジン系薬剤、ビグアナイド系薬剤、α−グルコシダーゼ阻害剤、DPP−4阻害剤、GLP−1受容体作動薬等)〔11.1.1、11.1.4参照〕[低血糖の発現に注意すること(血糖降下作用が相加的に増強するおそれがある)]。
フォシーガは商品名で、一般名(成分名)はダパグリフロジンです。
B. 糖尿病用薬(チアゾリジン系薬剤、ビグアナイド系薬剤、α−グルコシダーゼ阻害剤、DPP−4阻害剤、GLP−1受容体作動薬等)〔11.1.1、11.1.4参照〕[低血糖の発現に注意すること(血糖降下作用が相加的に増強するおそれがある)]。
11.1.1. 低血糖(頻度不明):低血糖があらわれることがあるので、低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこと。ただし、α−グルコシダーゼ阻害剤との併用時に低血糖症状が認められた場合には、ブドウ糖を投与すること〔7.2、8.1、8.9、9.1.3、10.2、17.1.1−17.1.4参照〕。
1か月間フォシーガを服用した場合はが消費される計算になります。
11.1.1. 低血糖(頻度不明):低血糖があらわれることがあるので、低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこと。ただし、α−グルコシダーゼ阻害剤との併用時に低血糖症状が認められた場合には、ブドウ糖を投与すること〔7.2、8.1、8.9、9.1.3、10.2、17.1.1−17.1.4参照〕。
高齢者では腎機能が低下しています。糖尿病の合併症である腎症は腎機能低下をさらに進行させます。SU薬註6)、ビグアナイド薬註7)、一部のSGLT2阻害薬註8)、DPP4阻害薬註9)、グリニド薬註10)は腎排泄型の薬剤のため、腎機能が低下した糖尿病患者では腎臓からの薬の排出が遅れ薬物の蓄積が起こり、薬の副作用が出やすくなります。
フォシーガ(一般名:ダパグリフロジン)の適応としては、以下が認められています。
11.1.1. 低血糖(頻度不明):低血糖があらわれることがあるので、低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこと。ただし、α−グルコシダーゼ阻害剤との併用時に低血糖症状が認められた場合には、ブドウ糖を投与すること〔7.2、8.1、8.9、9.1.3、10.2、17.1.1−17.1.4参照〕。
A. 糖尿病用薬(インスリン製剤)〔11.1.1、11.1.4参照〕[1型糖尿病患者においてインスリン製剤を減量する場合、ケトアシドーシス等のリスクが高まるため、過度の減量に注意すること(血糖降下作用が相加的に増強するおそれがある)]。
『これを、しっかり押さえる』ということで、糖尿病の治療において理にかなっている。
A. 糖尿病用薬(インスリン製剤)〔11.1.1、11.1.4参照〕[1型糖尿病患者においてインスリン製剤を減量する場合、ケトアシドーシス等のリスクが高まるため、過度の減量に注意すること(血糖降下作用が相加的に増強するおそれがある)]。
@. 糖尿病用薬(インスリン製剤、スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤)〔11.1.1、11.1.4参照〕[低血糖の発現に注意し、特に、インスリン製剤、スルホニルウレア剤又は速効型インスリン分泌促進剤の減量を検討すること(血糖降下作用が相加的に増強するおそれがある)]。
フォシーガのダイエット効果をさらに高めるための方法は以下の通りです。
もしも低血糖になったら
車を運転中の人はすぐに車を道路の脇によせていったん停車してください。
高所で作業中の人は安全な場所でいったん座りましょう。
万一意識を失っても自分や周りの人の安全を確保するためです。
それからブドウ糖20gまたは何か甘いもの80キロカロリーを食べてください。
ブドウ糖がない場合は
・コーラやファンタなどのブドウ糖の多い清涼飲料水
・果物ジュース
などを飲むと血糖値が速く上がります。
それらもない場合は何か甘いものを食べましょう。
80キロカロリー程度を食べて15分しても症状が治らない場合はもう80キロカロリーとりましょう。
eGFR 25-30 mL/minであったも、フォシーガの腎保護作用はある.
低血糖の症状
低血糖になると
とてもお腹がすく
いらいらする 集中できない
ぼーっとして力がはいらない感じ 周囲の音や声が遠くなっていく感じ
冷や汗が出る
手が勝手に震える
などの症状がでます。これらの症状を低血糖症状と呼びます。症状の感じ方は人それぞれですので、「低血糖らしい症状」を感じた時に、もしも余裕があればブドウ糖の補給と併せて、その時の血糖値を測定してください。しかし低血糖の状態を改善することを最優先すべきですので、血糖値測定のためにブドウ糖の補給が遅れてはなりません。
この状態ですぐにブドウ糖か何か甘いものを食べれば血糖値があがり15分以内に症状がなくなってしまう場合が多いです。
何も食べずにほうっておくとさらに血糖値が下がってしまい意識をなくしてしまうことがあります。意識をなくした状態で数時間以上が経過してしまうと脳に後遺症が残る場合があります。(血糖値30mg/dlの状態が3時間以上持続すると脳に不可逆的な障害がおこるという報告があります)
低血糖の症状は血糖値が70mg/dl未満で起こる場合がほとんどですが、ふだんの血糖値が300以上あるような人では150mg/dl程度の高めの血糖値でも低血糖の症状を起こすことがあります。
ステロイド(プレドニゾロン)を長期に飲み続けると、糖尿病になります。
低血糖について
血糖値が低すぎる状態を低血糖といいます。
血糖値の正常値は70-109mg/dlです。
糖尿病の薬をのんだりインスリン注射をしている人では、血糖値が70mg/ml未満の下がりすぎた状態になることがあります。
フォシーガの併用禁忌薬(併用が禁止されている薬)はありません。
8.2. 本剤投与中に、血清クレアチニン上昇又はeGFR低下がみられることがあるので、腎機能を定期的に検査すること。腎機能障害のある患者では経過を十分に観察し、特に重度腎機能障害患者に本剤を投与する際には、腎機能障害悪化に注意すること。糖尿病の血糖コントロール改善を目的として使用している患者においては、継続的にeGFR45mL/min/1.73u未満に低下した場合は投与の中止を検討すること〔5.1、5.2、5.6、9.2.1、9.2.2、17.1.1参照〕。
これらのお薬とフォシーガを併用することで、ことや可能性があります。
8.2. 本剤投与中に、血清クレアチニン上昇又はeGFR低下がみられることがあるので、腎機能を定期的に検査すること。腎機能障害のある患者では経過を十分に観察し、特に重度腎機能障害患者に本剤を投与する際には、腎機能障害悪化に注意すること。糖尿病の血糖コントロール改善を目的として使用している患者においては、継続的にeGFR45mL/min/1.73u未満に低下した場合は投与の中止を検討すること〔5.1、5.2、5.6、9.2.1、9.2.2、17.1.1参照〕。
・フォシーガ5mg 18,000円・ジャディアンス錠10mg 18,000円
ED(勃起障害)
勃起しにくくなる、勃起しても長時間続かないなどの症状が出ます。
ペニスに血液を送っている陰茎動脈はとても細いため、糖尿病によって血管が障害され血液を十分に送り込めなってしまうことが原因です。
パートナーとの人生をより豊かにする手段としてED治療はとても大切なことです。決して恥ずかしいことではありません。気になる方は診察室で医師にご相談ください。
体質や持病の種類・程度によっては、フォシーガが服用できないケースがあります。
糖尿病患者さんはSGLT2の働きが強く現れ、正常よりも多くの糖を吸収していると考えられています。
フォシーガの服用は禁止されていないものの、服用できるかのな方もいます。
がん(悪性腫瘍)
糖尿病があるだけですべてのがんの発症率は1.3倍に増えてしまいます。ふだん血糖値が高い人ほど、がんになる可能性が高くなります。日本の代表的な研究でHbA1c値が5.4%(NGSP)未満の人と比べ、7.4-8.3%の人では2倍、8.4%以上の人になると3倍、がんになりやすいことがわかりました。
フィットクリニックではフォシーガ(5mg/10mg)の処方を行っております。
SUによる厳格な血糖コントロール群に割り付けられた1234例の肥満および非肥満患者において,極量のSU投与でも空腹時血糖6.1~15.0mmol/Lであった537例を,SU単独継続投与群(269例)またはSUとmetformin併用投与群(268例)に無作為に割り付けた。従来療法群と比較しmetformin群では,糖尿病に関連したエンドポイントが32%,糖尿病関連死が42%,全死亡が36%低下した。また,他剤による厳格な血糖コントロール群との比較では,metformin群では糖尿病に関連したエンドポイント,全死亡,脳血管障害において,より大きい効果を示した。
●フォシーガ5mg・10mgの処方価格(服用したことがある方)
フォシーガは通常の運動や食事制限よりも、効率的に糖質の制限及びカロリー消費が可能です。
脱水症状(口渇等)の認知が遅れるおそれがある〔8.3、11.1.3参照〕。
歯周病
歯肉の痛み、歯が抜けるなど歯ぐきに炎症が続く病気です。症状があれば早めに歯科を受診しましょう。血糖コントロールが悪いと歯周病を起こしやすく、血糖コントロールが良いと起こしにくいです。また歯周病が治ると血糖値も下がる場合があります。
アルツハイマー型認知症・脳血管性認知症
統計では糖尿病がある人は糖尿病がない人と比べて認知症になる可能性が2.5-4.6倍に増えるとされています。
授乳しないことが望ましい(ラットで乳汁中への移行が報告されている)。
足壊疽(えそ)
足の皮膚の中に菌が繁殖し赤くはれることから始まります。血糖値の高い人は菌を殺す働きをする白血球の働きが落ちて免疫力が低下しているため菌を殺せません。菌が増えて炎症が悪化すると血糖値はさらに上がります。痛みを感じるはずですが糖尿病で神経障害のある人は痛みを感じない場合もあり、発見が遅れ炎症が悪化する原因となります。ひどい場合は入院して抗生剤の点滴をしますが、血糖値を厳しく下げないと足が腐る壊疽(えそ)の状態に発展し、足を切断しなければならないこともあります。またもともと足の血管がつまり気味の人は入院治療をしても足の切断をさけられないことがあります。
血糖値が高い人は自分の足を毎日お風呂で見て異常がないかチェックしましょう。
閉塞性動脈硬化症
足の動脈がつまって血液が流れにくくなる病気です。100メートルほど歩くと足の太ももの筋肉が痛くなって歩けなくなり、しばらく休憩するとまた歩けるようになります。これを間欠性跛行(かんけつせいはこう)と呼びます。足の潰瘍(かいよう)や壊疽(えそ)になりやすい状態です。