一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 10mg、20mg
治療を開始してから1ヶ月後、イソトレチノインの効果やニキビの症状を診るため、再診にお越しいただきます。その際、血液検査も行い、副作用の問題がないかしっかりと診察を行います。
そんなイソトレチノインの効果に関する悩みを当記事では解決します。
血液検査の結果に問題がなければ、イソトレチノインを処方し、治療をスタートしていきます。
内服した当日は安静にしていただき、体調が悪いなど、異常を感じたらすぐにクリニックまでお問い合わせください。
治療期間:最低6ヵ月間の服用
1日の服用量:体重1kg当たりの推奨服用量は0.3~0.5mg
イソトレチノインの効果と当院のニキビ治療の流れについて解説します。
アルコールとの相互作用はありませんので、一緒に飲んでも大丈夫ですが、薬を飲む際は水で飲んでください。また、イソトレチノインを服用中にアルコールを多量に摂取すると肝機能障害などが起こりやすいため、過度な飲酒はお控えください。
1クールの治療終了後、最低でも2ヶ月間
(できれば4ヶ月間)の休薬期間を取ります。
イソトレチノインは、重度のニキビ治療に効果的な薬として知られています。
治療前に、ニキビの状態、これまで受けたニキビ治療の期間や治療内容、ニキビの改善状況などをお伺いします。その上で治療が適応と判断されれば、次回来院時より治療スタートとなります。
イソトレチノイン治療を受けていただく場合、安全に治療を進めるため、事前に血液検査を受けていただきます。
イソトレチノインは、
体重1kgあたりの積算量が128mgを超えると再発しにくくなると言われています。
例えば体重60kgの人が1日30mg飲む場合、体重1kgあたりの1日量=30(mg)÷60(kg)=0.5(mg/kg)
体重1kgあたりの量が128mgを超える日数=128(mg)÷0.5(mg/kg)=256(日)
イソトレチノインは、毛穴の開きや黒ずみにも効果が期待できます。
その間、ニキビの再発が軽度であれば、
イソトレチノインによる治療は一旦終了です。
可能であれば、1クール16~20週間内服を続けていただくことを推奨しています。イソトレチノインは、内服をやめても改善効果が続くことがほとんどですが、ニキビが再発するようなら、症状を診ながら再度内服を行います。
難治性ニキビの患者さんの場合でも、治療を繰り返すことで、ニキビが気にならない状態へと改善されます。
期待した効果を実感したため、途中でイソトレチノインを辞めてもいいですか?
ハートライフクリニックでもイソトレチノインの服用治療を行っております。
推奨する服用期間等はクリニックによって異なりますが、当院で推奨している基本的な方法をご紹介いたします。
イソトレチノインの治療では血液検査が必要と聞きました。なぜですか?
1982年にFDA*に認可され、アメリカやヨーロッパで使用され続けられてきたイソトレチノインは、難治性ニキビ治療に革命をもたらした画期的な薬剤で、①にきびの原因となる皮脂の分泌を抑える作用②アクネ菌に対する抗菌作用③抗炎症作用の3点に優れている、重症のにきびに有効な治療です。
日本国内のクリニックで処方されているイソトレチノインの費用相場は、
経口イソトレチノインには、直接的な抗菌作用はありませんが、皮脂腺を退縮させ、皮脂分泌を大きく減らす作用があります。
この作用により、ニキビの前段である微小面皰の発生を防いだり、ニキビの原因菌であるアクネ菌が定着できなくなることで、アクネ菌の数を減らすこともできます。
イソトレチノインは皮脂腺のアポトーシスを促すため、内服治療後もある程度は皮脂量の減少効果を認めます。
下記のような対策により、イソトレチノインの効果を最大限に高めましょう。
ニキビは治療を受けずに放置していると、少しずつ症状が悪化してニキビ跡の原因になってしまうかもしれません。とくに膿の詰まった赤みのあるニキビ(嚢胞性ざ瘡)は難治性のニキビで深い場所の組織まで炎症が波及するため、ニキビ跡が残りやすいニキビです。イソトレチノイン以外の施術や治療で期待した効果を実感できないときには、早めにイソトレチノインの治療を開始することで、ニキビ跡の症状が悪化するのを防げるかもしれません。
1クールの治療期間は約6ヶ月間ですが、8ヶ月間に延長することもあります。
治療期間:約4~6ヵ月
1日の服用量:体重1kg当たりの推奨服用量は1mgまで
イソトレチノインは様々な注意点があり、また効果も個人差があります。
投与量:イソトレチノイン1日40ミリ
鼻と顎に強い炎症が起きている重症ニキビです。
アレックスレーザー等のレーザー治療に反応せず、イソトレチノイン内服40ミリ開始、5ヶ月後の状態です。
炎症はかなり鎮静化しており、その後もフォローしていますが、赤みも更に改善しています。
①イソトレチノイン治療では頻回の採血検査の必要性は否定されている
イソトレチノインにはニキビ跡の症状に直接作用するような働きは期待できません。ただしイソトレチノインによりニキビを治療することで、ニキビが長引いたときにできるニキビ跡を防ぐ働きが期待できます。
イソトレチノインは、以下3つの働きからニキビに効果があるとされています。
イソトレチノインは食後に1錠服用してください。
一般的には20mgを1日1回で服用を開始し、症状など経過観察をしながら投与量を調整していきます。 必ず医師の指示に従い、決められた用法・用量を守って服用してください。
以下では、イソトレチノインの治療期間と服用量について解説します。
ニキビ跡の代表的な症状は「赤み」、「黒ずみ」、「盛り上がり」、「へこみ」です。ここではニキビ跡について、イソトレチノインで期待できる効果を紹介します。
イソトレチノインの治療中は脱毛を併用しないように気をつけましょう。
ほぼ同じだと思われがちですが、よく考えてみると両者は異なることに気がつきます。重症ニキビに対してベピオゲルやデュアックゲルなどの標準治療を適切に行えば、それなりの効果が得られ、やがて軽度~中等度の症状に落ち着きます。しかし、そこからなかなか良くならず治療が長期におよぶ場合があります。つまり症状は軽度~中等度であるが、難治性のニキビというわけです。そのようなケースではやはりイソトレチノイン内服が推奨されます。重症でなければ適応外などという保険診療にありがちな処方制限がないのが自由診療のメリットです。
重症ニキビに使用されるイソトレチノイン(アクネトレント)の効果は?
妊娠中の方、妊娠の可能性がある方、妊娠を希望されている方、授乳中の方、妊娠している場合はこの治療は受けられません。治療期間中は避妊が必要となります。
一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN) カプセル 10mg、20mg ..
中等度のニキビ患者638名にイソトレチノインを1日20mg(低用量)投与したところ、12~20歳の患者で94.8%、21~35歳の患者で92.6%が良好な結果が得られたと報告されています(文献1)。重症ニキビはもちろん、中等度ニキビにも優れた効果を発揮します。中等度ニキビに対するイソトレチノイン低用量での内服治療は、患者満足度が高く、かつ副作用の少ない最適な治療法であると報告されています(文献2)。ただし低用量だと再発率が高くなるという意見もあるため注意深い経過観察が必要です。
飲むニキビ薬「イソトレチノイン」は怖い?副作用や服用時の注意点
イソトレチノインには、通常の皮膚科で処方されるようなアクネ菌を殺菌する作用がある抗生物質や、性ホルモン、ステロイドなどの成分は含まれておらず、別の作用機序で効果を発揮します。
ニキビがなぜ生じるのかというと
2回目の治療を開始する際、2~4か月の休薬期間が必要です。 副作用・リスク
イソトレチノイン内服中、皮膚は日焼けしやすい状態となっているため、日焼け止めを使いしっかりと紫外線から皮膚を守るようにしてください。
また皮脂を抑える作用から、乾燥もしやすくなっています。季節を問わず、保湿ケアも徹底するようにしてください。
治療期間は原則4-6ヶ月間としますが、経過を見ながら漸減・中止していきます。 短期間で中止すると再発のリスクが上がります。 治療の流れ
A.イソトレチノインは皮脂の分泌を強力に抑える効果があります。特に唇の乾燥が強く出る方が多く、頻繁に保湿することをおすすめしています。唇の乾燥は、薬の効き・吸収の良さの現れでもあります。
ニキビ治療 (イソトレチノイン)– Acne Treatment Isotretinoin
ほかにも、イソトレチノインとの関係性が明確にされていない副作用が起こる可能性もあるため、イソトレチノインでのニキビ治療を検討している人は、専門医とよく話し合ってから服用するようにしましょう。