アフタ性口内炎、舌炎、扁平苔癬、歯肉炎、口角炎、褥瘡性口内炎、壊疽性口


口腔内で徐々に溶解し、含嗽剤より薬剤効果が長時間持続することを期待したもの、含嗽剤と同じく消炎作用、消毒作用、抗菌作用を有するものがあります。消炎作用を有するものとしてはアズノールSTが、消毒作用を有するものとしてはオラドールなど、抗菌作用を有するものとしては複合トローチ明治などがあります。
使用は1日に4 ~ 5回、食間に口中にて、噛まずに長時間留めるように舌下や頬粘膜と歯肉の間などで唾液により溶かして用います。

■口腔内用軟膏


【口角炎におすすめ】薬剤師が厳選した市販薬 6選【モアリップなど】

口腔内にびらんや潰瘍病変があると、歯プラシの物理的刺激や歯みがき剤による化学的刺激により口腔清掃が不良になります。歯ブラシは歯の部分のみで小刻みに動かし、なるべく粘膜に触れないようにするとともに、歯みがき剤は使用しないように指導します。さらに,口腔清掃不良に陥りがちな口腔環境の含嗽による改善と含嗽剤の中に含まれる薬の効果を期待して含嗽剤を用います。含嗽はつらくなければ何回行ってもよいですが、軟膏塗布や貼付剤使用前には含嗽剤を使用するようにします。含嗽薬の作用には①消炎作用、②消毒作用、③抗菌作用があります。
消炎作用を有するものとしては、アズしン製剤(含嗽用アズレン錠、含嗽用ハチアズレなど)があり、散剤、顆粒状剤、細粒状剤、錠剤がありますが、いずれも水や微温湯に溶解し1日最低でも数回、食後ならびに就寝前に用います。白血球遊走阻止作用による消炎作用や創傷治癒促進作用があります。
消毒作用を有するものとしては,ヨウ素の殺菌作用を利用するホピドンヨード剤(イソジンなど)や界面活性化作用により抗菌性を示すネオステリングリーン、オラドールなどがあります。いすれも希釈して最低でも数回食後と就寝前に含嗽に使用します。表在性の細菌感染を伴うびらんや潰瘍性の口内炎に対して、また、痛みで口腔清掃不良な患者さんに対して感染予防として用います。ただ、アレルギーを有する患者さんもおられるのでその発現に汪意を要します。
抗菌作用を有するものとしてはアミノグリコシド系抗生物質であるフラジオマイシンを有するデンターグル Fなどがあります。消毒作用を有するものと同じ目的で使用され、含嗽により口腔内細菌増加の抑制やびらん・潰瘍性の口内炎の感染予防に有用です。
一方で、これらの消毒や抗菌を目的とする含嗽剤では、長期使用により口腔内の細菌のバランスが崩れ、黒毛舌(舌の表面が黒い細菌を含む舌苔でおおわれる)などの発症がみられます。■トローチ剤

【局所投与】
症状が口腔内に限局する口内炎に対しては、
■含嗽剤、■トローチ剤、■口腔用軟膏、■貼布剤、■噴霧剤などを主に用います。

デキサメタゾン口腔用軟膏、含嗽用ハチアズレを処方されました。 しばらく上記の薬を続けて口角はすぐ治ったのですが舌の白っぽい..

難治性の口内炎に対しては以下のような漢方を用いることもあり、その有効性が報告されてきています。
ツムラ半夏瀉心湯エキス顆粒(医療用) 1g 口内炎
ツムラ黄連湯エキス顆粒(医療用) 1g 口内炎
コタロー黄連湯エキス細粒 1g 口内炎
ツムラ茵蒿湯エキス顆粒(医療用) 1g 口内炎
(桃田ら.日本口腔外科学会総会 徳島大・歯・口腔内科学 2018報告)

口内炎の治療として、薬剤の全身投与を行う場合は非常にまれということになります。投与方法としては点滴静注と内服がありますが重症の口内炎で摂食や飲水が困難で脱水がみられるなど補液が必要なときは、積極的に補液目的で点滴静脈注射を用います。
例えば、壊死性潰瘍性口内炎などでは急性症状が強く、発熱や倦怠感などの症状が重度なものがあり、これらに対しては抗菌剤(ペニシリン系やセフェム系の抗生物質などを1日1 ~ 2 g、 2回に分けて)を点滴静注します。摂食時痛などのために経口摂取量 (水分、栄養)が少ない場合や、高熱時などは補液量を増やし、カロリーとしての糖質を含む輸液を行います。
重症型の薬物アレルギーや尋常性天疱瘡など全身に及ぶ病変で症状が口腔粘膜に出現したものに対しては、副腎皮質ホルモン剤であるステロイド剤(プレド二ン1日20 ~ 40mg やデカドロン1日1~6mgなどを3回に分けて)を内服処方します。通常、1 ~数週間で効果がみられますが、疾患によっては症状が蔓延化し長期にわたる場合があります。ステロイド投与が長期にわたる場合には有害事象の発現、薬物相互作用、二次感染予防、治癒後の薬剤減量に注意を要します。

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■食事:口内炎の疼痛が強い場合でも、経口摂取が可能であれば、なるべく口から食べ物を取ってもらうことが重要です。まず、症状の程度に応じて食事の形態を工夫します。すなはち、軟食(全粥,五分粥,三分粥など)に副食(おかず)もそれに応じて軟らなく、細なく、刻んだり、さらに、おもゆ、野菜スープ、牛乳など流動食やミキサー食などが必要な場合もあり、人工濃厚流動食(エンシュアリキッド、クリニミール、ハーモニックなど)を用いることもあります。
経口での水分や食物摂取が十分にできない重篤な場合には補液( 5 %ブドウ糖注射液、ラクテックDなど)による脱水改善、栄養改善を図ります。
それとともに、重要なのが休息をとって、十分に体を休めてやることです。

軟膏は病巣への付着性を高め、長時間の薬剤効果を得るもので、再発性アフタやロ腔扁平苔癬などの小範囲の口腔病変に対してや、カンジダ症やウイルス性疾患で口腔内に限局する場合に用います。軟膏は食物摂取や唾液により流されやすいので、1日3回食後と就寝前に口腔清掃・含嗽後、指または綿棒により軟膏を病巣に塗布します。その種類としては消炎作用、抗菌作用を有するものと、抗ウイルス剤、抗真菌剤などがあります。
再発性アフタやロ腔扁平苔癬に対しては、消炎作用を有するトリアムシノロン(ケナログなど) ,デキサメサゾン(アフタゾロン,デキサルチンなど) ,ヒドロコルチゾン(テラ・コートリル軟膏,デスハコーワなど)など副腎皮質ステロイド剤がよく用いられます。感染を伴ったアフタに対してはテトラサイクリンパスタなどを使用します。薬剤や基剤の違いにより、味、適用感が若干異なります。抗菌剤・ステロイド剤の使用により、口腔内の細菌のバランスが崩れ、口腔カンジダ症が発生することがあり、このような場合には、急性偽膜性カンジダ症に対する抗真菌剤(フロリードグル)を用いて対応します。
軽症の単純疱疹,帯状疱疹には抗ウイルス剤のアラセナーA軟膏が有用で、発病初期であれば非常に有効です。疼痛が強

効能・効果は、口内炎・舌炎・口唇のひびわれ・口唇のただれ・口唇炎・口角炎が挙げられます。

4)全身的疾患に関連した潰瘍性口内炎
急性および慢性白皿病の約80 %は何らなの口腔粘膜症状(口内炎)がみられるとされています。その成因は不明ですが、白血病細胞が末梢血管に塞栓することによって生じるとも考えられています。
全身性エリテマトーデス(SLE)では軟口蓋に潰瘍が出現することがあります。また、原因不明で消化管粘膜瘍などを形成するクローン病でも口腔粘膜に辺縁不整の潰瘍な生しることがあります。しかし、その成因は不明です。
これらの濆瘍性口内炎に対しては、原疾患への治療とともに対症的にステロイド含有軟膏や貼付剤、噴霧剤などで対応します。

2)細菌やウイルスの感染
細菌感染による潰瘍性口内炎の中で比較的頻度の高い疾患としては、急性壊死性潰 瘍性口内炎(Acute Necrotizing ulcerative stomatitis:ANUS)があります。この病変はワンサン口内炎とも呼ばれ、歯肉嚢内の紡錘菌やスピロへータなどが急激に増殖した結果、歯肉縁や他部位の粘膜に潰瘍や壊死を生じるものです。症状としては、壊死部の激しい痛み・歯肉出血・ロ臭・発熱や所属リンパ節の腫脹などがあります。本疾患は若年者から中年にかけて発症し、その誘因としては極端な疲労やストレス、担癌状態など免疫能の低下が挙げられます。ANUSにバクテロイデスなどの細菌が関与し、病変したものは壊疽性口内炎(水癌、Noma)と呼ばれますが、本邦で見ることはほとんどありません。
それ以外の細菌としては、結核(結核菌)、、梅毒(梅毒トレボネーマ)、淋病(淋菌)などがありますが、これらの感染者数が減少してると考えられる感染症も、H Ⅳ患者の増加とともに増加傾向にあります。
結核菌によるロ腔粘膜の潰瘍は浅く、有痛性で舌やロ蓋に好発し、梅梅は主にロ唇に硬結の中央部が陥凹した無痛性の潰瘍やびらんなどを認められます。淋菌による口内炎は紅斑を伴った潰瘍が多発してみられることが特徴と言えます。
また、潰第性口内炎を引き起こすウイルスにはエイズウイルスやサイトメガロウイルスなどがあります。
これらの潰瘍性口内炎の治療は口腔内を清潔にし、補液などで脱水の改善を図り、栄養補給と安静にすることですが、二次感染予防のために抗菌薬を投与することもあります。


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口角炎は、口の角にできる炎症で、口の開閉や食事によって痛みが増えます。予防するには、適切な栄養素を摂取し、適度な水分摂取、口の周りの清潔を保つ、ストレスを減らす、唇の乾燥を防ぐことが重要です。市販薬を使う場合は、塗り薬や飲み薬がありますが、症状に合わせて適切な薬を選ぶことが大切です。症状が長引く場合は、早めに医療機関を受診することが必要です。日常生活での対策を心がけることで、口角炎を予防することができます。

年間を通して発生する口唇炎・口角炎の炎症に ステロイドは抗炎症作用の薬理作用があり、様々な疾患の治療に用いられています。

口角炎が頻繁に起こる場合や症状が長引く場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。

口腔粘膜用剤; 総称名:アフタゾロン; 一般名:デキサメタゾン; 販売 ..

唇が乾燥すると、口角炎を引き起こすことがあります。ワセリンやリップクリームなどで唇を保湿し、乾燥を防ぐようにしましょう。

[PDF] 医 薬 品 イ ン タ ビ ュ ー フ ォ ー ム

ストレスは、免疫力を低下させ、口角炎を引き起こす原因になります。ストレスを減らすために、適度な運動やリラックスする時間を設けることが有効です。

携帯に便利なチューブタイプです。 販売名:, デンタルピルクリーム

1 .カタル性口内炎(catarrhal stomatitis)
2 .紅斑性口内炎 (erythematous stomatitis)
3 .水疱性口内炎 (vesicular stomatitis)
4 .びらん性口内炎(erosive stomatitis)
5 .潰瘍性ロ内炎 (ulcerative stomatitis)
6 .偽膜性ロ内炎 (pseudomembranous stomatitis)
7 .アフタ性ロ内炎(aphthous stomatitis)
8 .壊死性ロ内炎 (necrotizing stomatitis)
9 .壊疽性ロ内炎 (gangrenous stomatitis)
10.肉芽腫性ロ内炎(granulomatous stomatitis)
11.出血性ロ内炎 (hemorrhagic stomatitis)
12.萎縮性病変(ロ内炎) (atrophic lesions (stomatitis)〕
13.角化性病変 (keratinizing lesions)

施し有効であったとする報告 6)に準じて実施した. 含嗽用ハチアズレ® 顆粒の含嗽方法やデキサメ

口角炎の原因の一つに乾燥があります。適度な水分摂取で、口の中や体内を潤すことが予防につながります。

オオギ薬局では、様々な医療用医薬品を〈処方箋なしで販売する〉という業態で、毎日全国から多くの問い合わせを頂きます。ただ、その中で.

口角炎の治療や予防のために、適切な口腔ケア方法を指導します。

ステロイドの抗炎症成分トリアムシノロンアセトニドを配合した軟膏タイプの塗り薬です。 ..

ビタミンB群、鉄、亜鉛などの栄養素をバランス良く摂ることが大切です。特に、ビタミンB2(リボフラビン)は、口内炎や口角炎の予防に効果的です。

さらに、保湿や鎮痛のための塗り薬やステロイド軟膏を用いたり、ビタミン ..

口角炎は、発症してから治療するのではなく、日々の生活週間を改善して予防することがとても大切です。口角炎の予防には、以下のような対策が有効です。

潰瘍伴うような重度の口内炎や舌の炎症を治療する軟膏タイプの薬です。

口腔粘膜は温度変化や機械的な刺激などを受けるため、その症状は刻々と変化します。水疱はびらんになり、紅斑もびらん、そして潰瘍になります。また、機械的な刺激により委縮したり角化が亢進したりします。
口内炎を症状からみて分類すると以下のようになります。
しかし、先ほど口腔粘膜の症状は変化すると説明をしましたが、その意味でとりあえずの初診時の臨床診断として用いることになり、一つの口内炎にいくつかの症状別分類が当てはまることも十分あり得るので、疾患分類としては適切ではない部分もあります。

びらん又は潰瘍を伴う難治性口内炎又は舌炎。 通常、適量を1日1〜数回患部に塗布する。 なお、症状により適宜増減する。

●ステロイド外用薬:リドメックス、ロコイド、テラ・コートリル、デキサメタゾン口腔用軟膏など。炎症を抑制し、かゆみを軽減します。症状の程度に応じて、適切な強さのステロイド薬を選択します
●抗真菌外用薬:ニゾラール(一般名:ケトコナゾール)クリームなど。真菌感染が関与している場合に使用します
●抗生物質軟膏:ゲンタシン(一般名:)、アクアチム(一般名:ナジフロキサシン)など。細菌感染が関与している場合に使用します
●保湿剤:ワセリン、プロペトなど。皮膚の乾燥を防ぎ、バリア機能を改善します

口内炎,舌の炎症,口角炎

は口内炎用の軟膏やスプレー、うがい薬など多数のラインナップを取り揃えています。トラフルBBチャージaは7歳から使用することができ、1日1回の服用で口内炎や口角炎の方が不足しがちなビタミンを補給することが可能です。

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口唇炎、口角炎の治療は、原因の除去や回避、症状の軽減、再発予防を目的として行われます。当院では、患者様の症状や状態に応じて、以下のような治療方法を組み合わせて最適な治療プランをご提案いたします。

口角炎にならない、再発させないために次の点に注意しましょう。

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口角炎の診断は、患部を視診することで確定できます。

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