・非結核性抗酸菌症に対する単剤投与は数か月で耐性化するため、原則避ける。 Page 42


肺炎球菌やインフルエンザ菌が原因の市中肺炎患者も、アジスロマイシンの恩恵を受けやすい対象群に含まれ、軽度から中等度の肺炎症例において本薬剤は優れた治療オプションとなります。


[PDF] [販売名] ジスロマック 点滴静注用500mg、 同錠250mg

アジスロマイシン水和物は食事の影響を受けにくい特性を持っていますが、胃腸への刺激を和らげるため、食後の服用をお勧めします。

性器クラミジア感染症の無症候性キャリアの治療にもアジスロマイシンは有効で、感染の連鎖を断ち切る上で公衆衛生学的に極めて大切な役割を担います。

多形核白血球中 Cmax (48.78 及び 39.70μg/mL) (1)よりも約2倍高値 (約 80μg/mL) を示すこと

アジスロマイシン水和物は、その独自の薬物動態と広範な抗菌スペクトルにより、多様な感染症の治療に優れた効果を示します。

このような幅広い抗菌スペクトルを持つアジスロマイシンは、様々な呼吸器感染症の治療に有効性を発揮し、臨床現場で重宝されています。

国内市販のアジスロマイシン錠250mgと外国市販の250mg カプセル剤の同等性については,

使用に注意が必要な方
■セフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
セフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者は投与しないことを原則としますが、特に必要とする場合には慎重に投与してください。
■ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者には観察を十分に行い、慎重に投与してください。
■本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者
本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者には観察を十分に行い、慎重に投与してください。
■高度の腎障害のある患者
高度の腎障害のある患者は血中濃度が持続します。投与量を減らすか、投与間隔をあけて使用してください。
■経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者
経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者はビタミンK欠乏症状があらわれることがあります。観察を十分に行い、慎重に投与してください。
■高齢者
高齢者は一般に生理機能が低下していることが多く、副作用が発現しやすいことや、ビタミンK欠乏による出血傾向があらわれることがある為、用量並びに投与間隔に留意するなど、患者の状態を観察しながら慎重に投与してください。
■妊婦,産婦,授乳婦等への投与
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与してください。妊娠中の投与に関する安全性は確立していません。
また、授乳中の婦人には投与を避けることが望ましいです。やむを得ず投与する場合は授乳を中止してください。ヒト母乳中へ移行することが報告されています。

主な副作用
副作用発現状況の概要について、承認時における安全性評価対象例2659例(カプセル250mg,カプセル500mg※投与例を含む)中、臨床検査値の異常変動を含む140例(5.27%)で副作用が認められました。
再審査終了時における安全性評価対象例17589例(カプセル250mg,カプセル500mg※投与例を含む)中、臨床検査値の異常変動を含む253例(1.44%)で副作用が認められました。
副作用の発現頻度は、セファクロル製剤(セファクロルカプセル・細粒・複合顆粒)の承認時、再審査終了時の成績及び自発報告等に基づきます。

重大な副作用
▼ショック,アナフィラキシー(0.1%未満)
ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、喘鳴、全身潮紅、浮腫等)を起こすことがあります。観察を十分に行い、症状があらわれた場合には投与を中止して適切な処置を行ってください。
▼急性腎障害(頻度不明)
急性腎障害等の重篤な腎障害があらわれることがあります。定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止して、適切な処置を行ってください。
▼汎血球減少,無顆粒球症,血小板減少(頻度不明)
汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少があらわれることがあります。異常が認められた場合には投与を中止して、適切な処置を行ってください。
▼偽膜性大腸炎(0.1%未満)
偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがあります。腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には、直ちに投与を中止するなど適切な処置を行ってください。
▼中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)
中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあります。観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止して、適切な処置を行ってください。
▼間質性肺炎,PIE症候群(頻度不明)
発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、PIE症候群等があらわれることがあります。このような症状があらわれた場合には投与を中止して、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行ってください。
▼肝機能障害,黄疸(頻度不明)
AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-Pの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあります。異常が認められた場合には投与を中止して、適切な処置を行ってください
▼溶血性貧血
他のセフェム系抗生物質で溶血性貧血があらわれることが報告されています。異常が認められた場合には投与を中止して、適切な処置を行ってください。

その他の副作用
・発疹
・蕁麻疹,紅斑,そう痒,発熱等
・リンパ腺腫脹,関節痛
・顆粒球減少,貧血(赤血球減少,ヘモグロビン減少,ヘマトクリット減少),血小板減少,好酸球増多等
・AST(GOT)上昇,ALT(GPT)上昇
・Al-P上昇
・黄疸
・BUN上昇,血清クレアチニン上昇
・悪心,下痢,腹痛
・嘔吐,胃不快感,胸やけ,食欲不振等
・口内炎,カンジダ症
・ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症,出血傾向等),ビタミンB群欠乏症状(舌炎,口内炎,食欲不振,神経炎等)
・頭痛,めまい等

※その他、異変を感じた場合は直ぐに医師の診察を受け指示に従ってください。

[PDF] 妊娠28週未満発症の早産期前期破水妊婦から出生した児

こうした優れた特性から、アジスロマイシン水和物は呼吸器疾患治療において、医師が頻繁に選択する重要な薬剤の一つとなっています。

アジスロマイシンは、1回4錠を一気に内服することで約1週間効果が持続するため、1度の内服で治療が終了するケースが多いです。内服後数日はお腹が緩くなる場合がありますが、数日でおさまることがほとんどです。


※スルバシリン点滴薬+ジスロマック点滴薬+ジスロマック経口薬を使用するグ.

「セファクロル」は第一世代セフェム系薬に分類される抗生物質です。
細菌の細胞壁合成を阻害する作用を持ち、細菌の成長・分裂・増殖を妨げる効果を持ちます。
細菌は細胞壁とよばれる防御壁をもちますが、細菌の細胞壁の合成に深く関わるタンパク質にペニシリン結合タンパク質(PBP)というものがあります。
ペニシリン結合タンパク質(PBP)に作用して、細菌の細胞壁合成を阻害して細菌を殺すことにより殺菌的に作用します。
本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌に対して強い抗菌活性を持ちます。
抗生物質とは人間や動物の体内で悪さをする細菌に対して効果を発揮する薬のことで、食中毒をはじめとする感染症の治療などに使用されます。また、抜歯後の感染症の予防として歯医者で処方されることもあります。
抗生物質は細菌に対して効果を発揮する薬なので、インフルエンザやヘルペスなどのウイルス性の病気、カンジダなどの真菌(カビ)による病気には効果がありません。
ケフラールには、「カプセル剤」と「粉薬」がありますが、ケフラールカプセル・ケフラール細粒小児用と、L-ケフラール顆粒では適応のある細菌が異なります。

試験管内で好気性グラム陽性菌のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、グラム陰性菌の大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌に対して抗菌力を示します。リケッチア属、クラミジア属、マイコプラズマ属、ウイルス、真菌及び原虫には増殖阻止効果を示さない。細菌の産生する不活化酵素セファロスポリナーゼに対して、試験管内で安定性を示します。
作用機序としては、細菌の細胞壁合成を阻害することにより抗菌作用を発揮し、作用は殺菌的であります。セファレキシンより低濃度・短時間で殺菌に至らしめます。

医療用医薬品 : ジスロマック (ジスロマック点滴静注用500mg)

・テトラサイクリン系、マクロライド系、またはニューキノロン系注射薬
(治療例)
①「ジスロマック®点滴静注用[500mg] 500mg 点滴で2時間かけて1日1回 3~5日」
②「クラビット®点滴静注バッグ [500mg] 500~750mg を点滴で約60分かけて1日1回 7~10日(状況に応じて経口投与へ変更し合計7~10日とする)」
②「パズクロス®点滴静注液[500mg] 1回500mg 12時間ごとに7~14日」

1日量だとアモキシシリンの量は1500mgとなってしまいます。 サワシリン ..

2)65歳以上あるいは慢性の心、肺疾患がある場合:
・1)またはレスピラトリーキノロン経口薬
(処方例)
①「ジスロマック®SR成人用ドライシロップ[2g] 2gX1 空腹時に単回内服」
②「クラリス®錠[200mg] 2TX2 7日間」
③「クラビット®錠[500mg] 1TX1 7~14日」

ジスロマック®SR成人用ドライシロップ[2g] 2gX1 空腹時に単回内服」 ② ..

1)基礎疾患がない、あるいはあっても軽い、または若年成人:
・マクロライド系、テトラサイクリン系経口薬
(処方例)
①「ジスロマック®SR成人用ドライシロップ[2g] 2gX1 空腹時に単回内服」
②「クラリス®錠[200mg] 2TX2 7日間」

[PDF] 妊娠 28 週未満発症の早産期前期破水妊婦から出生した児の

クラミジアの治療でよく用いられるのが、アジスロマイシン(ジスロマック)です。アジスロマイシンは、クラミジア菌の働きを抑え、細胞が増殖するのを防ぎます。

<ジスロマック錠250mg>, 250mg1錠, 158.90, ファイザー

◆カプセル・細粒小児用
<適応症>
表在性皮膚感染症/深在性皮膚感染症/リンパ管・リンパ節炎/慢性膿皮症/外傷・熱傷及び手術創等の二次感染/乳腺炎/咽頭・喉頭炎/扁桃炎/急性気管支炎/肺炎/慢性呼吸器病変の二次感染/膀胱炎/腎盂腎炎/麦粒腫/中耳炎/歯周組織炎/歯冠周囲炎/顎炎/猩紅熱
<適応菌種>
本剤に感性のブドウ球菌属/レンサ球菌属/肺炎球菌/大腸菌/クレブシエラ属/プロテウス・ミラビリス/インフルエンザ菌
◆顆粒
<適応症>
深在性皮膚感染症/リンパ管・リンパ節炎/慢性膿皮症/咽頭/喉頭炎/扁桃炎/急性気管支炎/慢性呼吸器病変の二次感染/中耳炎
<適応菌種>
本剤に感性のブドウ球菌属/レンサ球菌属(肺炎球菌を除く)/大腸菌/クレブシエラ属/インフルエンザ菌

製造番号: 製造番号を先頭から4桁以上入力してください: 検索

2)65歳以上あるいは軽症の基礎疾患がある場合:
・βラクタマーゼ阻害薬配合ペニシリン ± マクロライド系またはテトラサイクリン系経口薬
(処方例)
「オーグメンチン®配合錠250RS [375mg] 3TX3 7日間
+ サワシリン®カプセル [250mg] 3CX3 7日間」
上記に加えて必要に応じて以下①②のいずれか
①「ジスロマック®SR成人用ドライシロップ[2g] 2gX1 空腹時に単回内服」
②「クラリス®錠[200mg] 2TX2 7日間」

ジスロマック®)錠1回500mgを歯科処置前に単回投与人工弁患者、IEの既往患者 ..

アジスロマイシンは組織への浸透性が優れており、長時間にわたって有効濃度を保つため、投薬終了後も数日間抗菌作用が持続します。