ツムラ小青竜湯エキス顆粒(医療用)の効果・効能・副作用 | 薬剤情報


40歳代の患者さんに、ツムラ小青竜湯エキス顆粒(医療用)と、ツムラ麻黄湯エキス顆粒(医療用)がそれぞれ 1日3包分3で処方されました。


小青竜湯を服用中の患者。 (1)フロモックスまたはルリッド ..

(禁忌)
2.1.アルドステロン症の患者[当該疾患及びその症状が悪化するおそれがある]。
2.2.ミオパチーのある患者[当該疾患及びその症状が悪化するおそれがある]。
2.3.低カリウム血症のある患者[当該疾患及びその症状が悪化するおそれがある]。
(重要な基本的注意)
8.1.本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
8.2.本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意すること〔10.2、11.1.2、11.1.3参照〕。
8.3.他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1.病後の衰弱期、著しく体力の衰えている患者:副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。
9.1.2.著しく胃腸虚弱な患者:食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢等があらわれることがある。
9.1.3.食欲不振、悪心、嘔吐のある患者:これらの症状が悪化するおそれがある。
9.1.4.発汗傾向の著しい患者:発汗過多、全身脱力感等があらわれることがある。
9.1.5.狭心症、心筋梗塞等の循環器系障害のある患者、又はその既往歴のある患者:当該疾患及びその症状が悪化するおそれがある。
9.1.6.重症高血圧症の患者:当該疾患及びその症状が悪化するおそれがある。
9.1.7.排尿障害のある患者:当該疾患及びその症状が悪化するおそれがある。
9.1.8.甲状腺機能亢進症の患者:当該疾患及びその症状が悪化するおそれがある。
(腎機能障害患者)
9.2.1.高度腎障害のある患者:当該疾患及びその症状が悪化するおそれがある。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
(小児等)
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)
減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
(相互作用)
10.2.併用注意:
1).マオウ含有製剤(葛根湯、麻黄湯、麻黄附子細辛湯等)、エフェドリン類含有製剤(エフェドリン塩酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩、フェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン等)、モノアミン酸化酵素<MAO>阻害剤(セレギリン塩酸塩、ラサギリンメシル酸塩等)、甲状腺製剤(チロキシン、リオチロニン等)、カテコールアミン製剤(アドレナリン、イソプレナリン等)、キサンチン系製剤(テオフィリン、ジプロフィリン等)[不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮等があらわれやすくなるので、減量するなど慎重に投与すること(交感神経刺激作用が増強されることが考えられる)]。
2).カンゾウ含有製剤(芍薬甘草湯、補中益気湯、抑肝散等)、グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤(グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・L-システイン、グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・DL-メチオニン配合錠等)、ループ系利尿剤(アゾセミド、トラセミド、フロセミド等)、チアジド系利尿剤(トリクロルメチアジド、ヒドロクロロチアジド、ベンチルヒドロクロロチアジド等)〔8.2、11.1.2、11.1.3参照〕[偽アルドステロン症があらわれやすくなり、また、低カリウム血症の結果として、ミオパチーがあらわれやすくなる(グリチルリチン酸及び利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる)]。
(取扱い上の注意)
20.1.本剤の品質を保つため、できるだけ湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい所に保管すること。
20.2.開封後は特に湿気を避け、取扱いに注意すること。
20.3.本剤は生薬を原料としているので、色調等が異なることがある。
(保管上の注意)
室温保存。

小青竜湯と併用する可能性のある医薬品について、よく寄せられる質問にお答えいたします。

小青竜湯は以下の薬と併用する際は注意しましょう。 ・マオウ含有製剤 葛根湯 ..

患者さんは47歳の女性で、10年前から春になると花粉症の症状に悩まされていました。くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの典型的な症状のほか、眼のかゆみも伴っていました。漢方薬を希望された理由は、これまでの薬は眠気が来て日常生活に支障が出るからというものでした。この方に小青竜湯エキスを服用していただくと、速やかに症状は軽快しました。持続時間は3~4時間とのことで、1日3回の服薬が必要でしたが、5月上旬になって症状が消失したので服用を中止しました。

古内先生らも、やはり通年性アレルギー性鼻炎に小青竜湯を用いた研究を行っておられます。有効率は有効以上で45.0%、やや有効以上を含めると77.5%に達し、全般改善度を重症度ごとにみると、有効以上の症例は重症で56%、中等症で38.9%を占めており、特に重症例において効果の高いことが報告されています4)

注目のOTC薬◇フルナーゼ点鼻薬〈季節性アレルギー専用〉、小青竜湯エキスEX錠、ムヒDC速溶錠 ..

翌年の1月22日になると、ふたたび花粉症が出現し、同じように小青竜湯を服用していただき、この年は2ヶ月服薬して終了となりました。この方は、その後も、毎年春先になると花粉症が発症するので、そのたびに来院し、小青竜湯を服用しておられます。症状がひどいときにアレロック(オロパタジン塩酸塩)を頓服的に使用することもありましたが、本年に至るまで、小青竜湯の短期服用で、不快な症状に悩まされることも無く、快適に毎日を過ごしておられます。
このように、小青竜湯の有効な患者さんは、決して少なくは無いのですが、その後の研究の結果、一口にアレルギー性鼻炎といっても、その病態は、漢方的にも千差万別であることがわかってきました。

小青竜湯は風邪やアレルギー性鼻炎・花粉症による鼻水、鼻詰まり、くしゃみ等に効果的な漢方薬です。

気管支喘息や気管支炎にも効果があります。

風邪や花粉症時には大活躍の漢方薬です。

発汗作用もあるため寒気があり鼻水が出る時にも適しています。

体力は中程度の方に向いていると言われております。

小青竜湯は処方箋なし市販で購入販売できるお薬です。

ベストアンサー · 小青竜湯とアレグラは一緒に飲んでも良いですか

また、以下の疾患をお持ちの方は小青竜湯を服用する際には医師や薬剤師に相談することが大切です。症状が悪化する可能性があります。

小青竜湯は以下の効果を持ちます。
(小青竜湯の添付文書より引用)

下記疾患における水様の痰、水様鼻汁、鼻閉、くしゃみ、 喘鳴、咳嗽、流涙

気管支炎、気管支喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、感冒


他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。 9

最もエビデンスレベルの高い二重盲検ランダム化比較試験が馬場先生たちによって行われ、高い評価を得ています。これは、通年性鼻アレルギーに小青竜湯を用いて行った研究で、小青竜湯を使用した群はプラセボ(偽薬)群に比べて有意に優れており、全般改善度でみると、著明改善12.0%、中等度改善32.6%、軽度改善39.1%と好成績を示しており、有用度は46.2%という成績を残しています3)

フェキソフェナジン(アレグラ®:生後6ヶ月以上); オロパタジン ..

小青竜湯の副作用として以下の症状が報告されております。
・発疹、発赤、瘙痒等
・不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮等

・食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢等
・排尿障害等
etc...
頻度は限りなく低いですが、このような症状が出ましたら服用を中止し医師の診察を受けてください。

1錠あたり34.7円フェキソフェナジン塩酸塩、塩酸プソイド… 処方薬 · 併用注意.

この疾患が出現した頃から最もよく用いられているのが、小青竜湯です。症例報告も多く、研究も盛んに行われています。

飲み薬には、眠くなりづらい薬剤としてアレグラ、クラリチン、デザレックス、ビラノアといったものがあります。 ..

麦門冬湯(ばくもんどうとう)は、喉や口が乾燥し、乾いた咳や痰が少なくコンコンと続くような症状、または切れにくい痰を伴う咳の治療に使われる漢方薬です。
ただし、小青竜湯は水様の痰や喘鳴(呼吸時にヒューヒュー、ゼーゼーと音がする症状)に効果がある漢方薬であり、麦門冬湯とは異なるタイプの咳に適しています。そのため、麦門冬湯と小青竜湯を同時に併用することは通常考慮されません。

別の薬剤として、アレグラの有効成分であるフェキソフェナジン塩酸塩に塩酸プソイドエフェドリンが配合されたディレグラがあります。 ..

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)は、疲労感や夏バテ、食欲不振などに使われる漢方薬です。小青竜湯と補中益気湯には共通の生薬として「甘草」が含まれています。この
自己判断での併用は避け、必ず医師や薬剤師又は登録販売者に相談してから服用するようにしましょう。

また、一般的に眠気が起こりにくいと言われています。 特に フェキソフェナジン(アレグラ®)、デスロラタジン(デザレックス®) ..

鼻水グッジュグジュになってしまった時。こういう時に、他の飲み薬はなかなかすぐに効いてはくれません。小青竜湯はとりあえず許容範囲内に症状を抑えてくれます(私の使用経験から)。天然のエフェドリン(後述参照)がはいっています。

[PDF] 症状:①くしゃみ ②鼻水 ③鼻づまり ④目のかゆみ

最もよく用いられる小青竜湯・・・風寒型のアレルギー性鼻炎

(19)小青竜湯+(127)麻黄附子細辛湯 (19)小青竜湯+(95)五虎湯

日本の処方で考えて見ますと、風寒型のものには、小青竜湯,葛根湯加川芎辛夷,川芎茶調散などを用い、風熱型には越婢加朮湯や辛夷清肺湯を用い、虚弱型には補中益気湯、麻黄附子細辛湯を用いることになっています。
ところが、近年になって、漢方的にみたアレルギー性鼻炎の病像がやや変わってきました。それは、現代人の生活環境の変化(飲食物を含む)が関係しているようです。

当院では、比較的眠気の少ない第2世代の抗ヒスタミン薬(アレグラや ..

それは、ある程度季節と関係します。2月は外の環境が寒いので、小青竜湯が効いていても、3月、4月になって外がだんだん暖かくなると体の中の熱もそれに応じて強くなる人がいます。

フェキソフェナジン塩酸塩が花粉やハウスダストなどによる、くしゃみ、鼻みず、鼻 ..

1970年代にこの疾患が注目され始めた頃、早くも葛根湯や小青竜湯が有効であることが知られていました。しかし、その後、病像が複雑になり、漢方薬でも数種類の処方では対応できなくなることが多くなりました。

[PDF] 花粉症の治療 桔梗湯という漢方薬 こども健康セミナーのお知らせ

小青竜湯は以下の薬と併用する際は注意しましょう。

・マオウ含有製剤
葛根湯、麻黄湯、麻黄附子細辛湯等
・エフェドリン類含有製剤
エフェドリン塩酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩、フェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン等
・モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤
セレギリン塩酸塩、ラサギリンメシル酸塩等
・甲状腺製剤
チロキシン、リオチロニン等
・カテコールアミン製剤
アドレナリン、イソプレナリン等
・キサンチン系製剤
テオフィリン、ジプロフィリン等
・カンゾウ含有製剤
芍薬甘草湯、補中益気湯、抑肝散等
・グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤
グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・L-システイン、グリチルリチン酸一アンモニウ ム・グリシン・DL-メチオニン配合錠等
・ループ系利尿剤
アゾセミド、トラセミド、フロセミド等
・チアジド系利尿剤
トリクロルメチアジド等

フェノテロール、SM酸、KM酸、小青竜湯、真武湯、南天のど飴など

●小青竜湯を始めとする漢方薬は様々な生薬を含んでおります。副作用防止の観点から他の漢方薬と併用される際は必ず事前に飲み合わせを確認するようにしてください。
●小青竜湯を使用しても症状が改善されない場合は医師の診察を受けましょう。
●小青竜湯などの処方箋なし市販で購入できる医療用医薬品は通販できません。
●飲み忘れた場合は一度に2回分を服用せず、必ず1回分に留めてください。
●処方箋なしのお薬や市販のお薬と併用する場合は注意しましょう。

まずは薬局で抗アレルギー薬(「アレグラ」とか「アレジオン」とか ..

というわけで、漢方薬の小青竜湯と抗アレルギー薬の飲み合わせについて、詳しくお話していきますね。

アレルギー薬であるフェキソフェナジン塩酸塩と交感神経 α 受容体作動 ..

今中先生は、病情が風寒型であるにもかかわらず,鼻の粘膜が赤く腫脹したり,眼の粘膜が赤くなる患者さんを経験しました。先生は、この患者さんは内熱があるのに外から風寒の邪が入ってきて、寒熱挟雑の状態になっていると考えたのです。そこで小青竜湯に五虎湯を加えてみたところ、劇的な効果をおさめました。それで、その処方に五虎湯の「虎」と小青竜湯の「竜」をとって虎竜湯と命名しました。