AGAの改善にフィナステリドとデュタステリドはどちらも有効な治療薬です。


血中濃度の半減期(持続効果時間)においても、デュタステリドの方が長いです。
デュタステリドはフィナステリドと比べ半減期が長く、血中に成分が長くとどまり効果は蓄積されます。


▼フィナステリドとデュタステリドの比較についてはこちらの記事もご覧ください「」

デュタステリドのほうが少し効果が高いとはいえ、フィナステリドも90%以上の方に薄毛対策効果が期待できることが複数の研究で示されていることを考えると、費用対効果が良いのはフィナステリドと言えるでしょう。

ミノキシジルとは、もともとは高血圧の飲み薬として開発されたものです。後に、脱毛症の症状改善効果が発見されました。ミノキシジルの外用は、日本皮膚科学会ガイドライン『男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版』においても、5α‐還元酵素阻害薬(フィナステリドやデュタステリド)と同様に最も高く推奨されています。

フィナステリドは短いのですが、デュタステリドは長く作用することが出来るのです。

デュタステリドとフィナステリドは作用が似ているAGA治療薬のため、副作用は同じと考えていいでしょう。

フィナステリド、デュタステリドはどちらも半年から1年ほど継続して服用すると、髪の毛の改善を実感できるケースが多いです。

AGA治療薬デュタステリドには以下の2つの効果が期待できます。

それを踏まえて、フィナステリドとデュタステリドに共通する効果や違いについて説明していきましょう。

5αリダクターゼ阻害薬であるフィナステリドとデュタステリドはどちらも5αリダクターゼの働きを阻害し、DHTの生成を抑える働きがあります。

作用機序が同系統なので、デュタステリドとフィナステリドの併用はできません。

新薬であるため、デュタステリドとフィナステリドの使い分けには明確なガイドラインはありませんが、AGAの重症例や難治例でデュタステリドを選択するという方法も。ただし、デュタステリドを1年以上の長期に使うことの効果や、その安全性はまだ確立していません

デュタステリドは、5α-リダクターゼをI型、II型ともに抑制しますが、II型5α-リダクターゼを抑制するフィナステリドと比較すると、抑制作用はI型で100倍、II型で3倍という報告もあります4)


続いては、AGA治療薬デュタステリドについて、よくある疑問にお答えしていきます。

肝機能の改善、他の薬剤への切り替え、自毛植毛への移行、そしてウィッグ使用によるQOL向上など、多様な経験を取り上げます。

フィナステリドとデュタステリドは生殖器系の副作用に違いがあります。

生活習慣もデュタステリドの効果に影響を及ぼす重要な要素で、特にストレス、睡眠不足、偏った食生活、喫煙などが治療効果を左右します。

デュタステリドはフィナステリドより生殖器系の副作用が多くなります。

2020年9月にザガーロの後発薬であるデュタステリドZAが複数の製薬会社から発売され、フィナステリドと価格差はあるものの取り扱い可能と判断したこと、後発薬販売から1年が経過し、デュタステリドZA内服後の効果や副作用についての情報収集ができたことから、当院でも患者様の治療の選択肢としてご提案させていただくことといたしました。

フィナステリドとデュタステリドに料金の違いを比較していきます。

また、しかしながら、当院では5α‐還元酵素阻害薬(フィナステリドやデュタステリド)の内服治療のみをおこなっております。その理由は以下のとおりです。

フィナステリドとデュタステリドの違いについてご理解いただけましたでしょうか。

年齢もデュタステリドの効果に影響を与える要因の一つで、若年層ほど治療効果が高く、年齢が上がるにつれて効果が低下する傾向がみられます。

デュタステリドの服用により期待できる効果は、抜け毛や薄毛の抑制です。 発毛効果を得たい方は、ミノキシジルとの併用を検討するとよいでしょう。

副作用はほぼ同じですが、デュタステリドはフィナステリドより作用が強いため副作用の発現率も高くなってしまいます。

【AGA・薄毛治療薬】フィナステリドからデュタステリドへの切り替えで注意点はある? · Comments8.

日本で頻繁に処方されるAGA治療薬は、フィナステリド(処方名:プロペシア)です。

フィナステリドには、AGAにおいて抜け毛の原因となるDHT※の発生に関わる5αリダクターゼII型の働きを抑制する効果があります。
しかし、フィナステリドには、同じくDHTの発生に関わる5αリダクターゼI型の働きを抑制することはできません。

一方、デュタステリドには、5αリダクターゼⅠ型・Ⅱ型両方の動きを抑制する働きがあることが分かっています。

そのため、デュタステリドは、フィナステリドよりも抜け毛抑制効果・発毛効果に優れたAGA治療薬と言えるのです。

実際に、デュタステリドの発毛効果は、フィナステリドの1.6倍にもなると言われています。

※DHT(ジヒドロテストステロン):AGAの主な原因の一つ。男性らしさを構成する性ホルモン「テストステロン」と人間の体内に存在する還元酵素「5αリダクターゼ」が結びついて生成される男性ホルモンの一種。

【AGA治療/薄毛】デュタステリドの真実をお話しします | 美容コラム

このことからも、AGA治療を行う場合は、フィナステリド(プロペシア)またはデュタステリドはいずれか一方を服用することをお勧めします。

デュタステリドフィナステリドについて | 医師に聞けるQ&Aサイト

また、せっかく治療するならしっかり発毛を期待したい、できるだけ高い効果を狙いたいという方は、より高い効果の期待できるデュタステリドの選択をおすすめします。

フィナステリドとデュタステリドの併用は推奨されていません。併用 ..

実は、5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、フィナステリドはⅡ型のみを阻害しますが、デュタステリドはどちらも阻害します。

フィナステリド(プロペシア)とデュタステリド(ザガーロ)の比較

フィナステリド、デュタステリドともに男性ホルモンに関わる薬なので、性欲減退やED(勃起機能の低下)、射精障害、気分の落ち込みといった副作用が報告されています。また肝機能障害の既往がある人は注意が必要です。

フィナステリド(プロペシア)とデュタステリド(ザガーロ)は原則併用ができない薬です。 ..

自己判断で量を増やしたり、途中で中止するのは望ましくありません。特にデュタステリドはカプセルタイプであり、決められた用量を守りながら毎日1回内服する形が基本です。

フィナステリドからデュタステリドに切り替える際、併用期間を設けないと一時的な脱毛があると聞いたのですが、こちらは事実でしょうか?

デュタステリド(ザガーロ)は男性型脱毛症(AGA)に効果的な治療薬とされていますが、思ったように効かない主な原因は以下の通りです。

ミノキシジルと併用できる薄毛の治療薬 · プロペシア(フィナステリド) · ザガーロ(デュタステリド).

デュタステリドの商品には、ザガーロ®、デュタステリド®がありますが、どちらも0.1mg、0.5mgの2つの量の製剤が。どちらの量から開始するかは医師の判断になり、用量が多くなるほど増毛・硬毛効果があります3)

フィナステリドの6か月の服用で、改善がなかったAGAの男性35人を対象に、デュタステリドへ切り替えて6か月投与したというものです。 ..

多くの方にとって、デュタステリドで最も気になる副作用は性機能障害でしょう。1年半(1年の投与と半年の追跡)にわたる臨床試験では、精液量が約2割減少したものの、精子濃度及び精子形態への影響は認められませんでした。さらに、期間中を通して、臨床的に重要な変動(30%)には至らなかったと報告されています。

プロペシア(フィナステリド)からザガーロカプセル(デュタステリド)に切り替えたいのですが可能ですか?

デュタステリドZAの先発薬であるザガーロは、2016年6月に発売されましたが、当院で取り扱う場合、価格がフィナステリドの2倍程度になってしまうこと、それほどの価格差があるにもかかわらずガイドラインや使用者の意見等によると、効果はフィナステリドと大きくは変わらず、性機能障害の副作用件数が多いことを理由に取り扱いをしていませんでした。