特発性間質性肺炎, 急性増悪, メチルプレドニゾロン, ステロイ ドパルス療法 ..


肺においては,ACE2受容体は肺胞Ⅱ型上皮細胞に発現しているので,この細胞が障害されると含気性を保つ表面活性物質(サーファクタント)の産生が障害され,肺嚢胞が虚脱し,呼吸機能不全を招き,間質性肺炎が発症する。これが胸部CT所見や胸部X線所見ですりガラス状陰影として反映される16)


間質性肺炎又は肺線維症の既往歴又は合併症がある患者(間質性肺炎等の ..

新型コロナウイルス感染症の治療薬として、国内で2番めに承認された「デキサメタゾン」は、炎症を抑える効果の高い薬です。新型コロナウイルスに感染して発症した中程度の症状の方に処方すると、死亡率を確実に減らす事ができたという報告がされています。

「PCR検査陽性」「血中酸素飽和度の低下」「胸部CT所見でのすりガラス状陰影」の3徴候(トリアス)がそろえば,SARS-CoV-2間質性肺炎の確定診断となる。早期に適切なステロイド投与をすれば,速やかに改善する3)〜6)17)

特発性間質性肺炎であれば難病ですから進行性です。でも進行を遅らせるステロイド ..

これまで筆者は,健常者,透析患者,および腎移植患者のSARS-CoV-2間質性肺炎の診療を経験してきたが,その本質に違いはあまりない。表1はSARS-CoV-2間質性肺炎の初発時と再発・再燃時を比較したものである。これらの所見から,SARS-CoV-2は宿主に抗原として働き,宿主は,初発では自然免疫,すなわち免疫の一次応答として反撃し,再発・再燃では獲得免疫,二次応答として反撃している

間質性肺炎の臨床的特徴は,強い炎症のわりに胸水は少なく,聴診所見では,肺水腫のときによく聞かれるような水泡性ラ音などのラ音はほとんど聴取されない

性間質性肺炎(肺線維症)(放射線肺臓炎を含む)/重症感染症(化学療法と併用 ..

<第1期適格性>
1. 登録時の年齢が20歳以上の男女
2. 再発又は難治性の多発性骨髄腫と診断されている患者
3. 2、3 又は4 次治療として、ボルテゾミブ、レナリドミド及びデキサメタゾン(VRd)の併用療法、又はカルフィルゾミブ、レナリドミド及びデキサメタゾン(KRd)の併用療法を開始予定である患者
4. 以下の3つの測定値のうち1つ以上によって定義される測定可能病変を有する患者
- 血清中M蛋白:0.5 g/dL以上(5 g/L以上)
- 尿中M蛋白:24時間蓄尿で200 mg以上
- 血清遊離軽鎖測定:血清中遊離軽鎖濃度比が異常な場合、遊離軽鎖濃度10 mg/dL以上(100 mg/L以上)
5. ECOG performance statusが0、1、又は2と判断された患者、ただし、骨病変に伴う症状のみによる3は許容する。
6. 研究責任医師又は研究分担医師により移植不適格と判断された患者、又は移植適格な場合は試験治療開始後少なくとも12ヵ月は移植の予定がない患者
7. 適正管理手順に登録し、遵守できる患者
8. 臨床研究に関連した手順(標準的な医療行為は除く)を実施する前に、将来の治療に不利益を被ることなく、いつでも同意を撤回できることを理解した上で、自由意思で文書による同意が得られる患者
<第2期適格性>
9. 第1期の各サイクルで注射用プロテアソーム阻害剤(ボルテゾミブ又はカルフィルゾミブ)を使用した患者

・慢性副腎皮質機能不全、急性甲状腺炎、急性副腎皮質機能不全、甲状腺中毒症、甲状腺疾患に伴う悪性眼球突出症、下垂体抑制試験、ACTH単独欠損症
・関節リウマチ、リウマチ熱、エリテマトーデス、若年性関節リウマチ
・全身性血管炎、強皮症、多発性筋炎
・ネフローゼ及びネフローゼ症候群
・うっ血性心不全
・喘息性気管支炎、気管支喘息、血清病
・重症感染症
・溶血性貧血、顆粒球減少症、白血病、再生不良性貧血、紫斑病
・限局性腸炎、潰瘍性大腸炎
・重症消耗性疾患の全身状態の改善
・劇症肝炎、慢性肝炎、胆汁うっ滞型急性肝炎、肝硬変
・びまん性間質性肺炎、サルコイドーシス
・肺結核、結核性胸膜炎、結核性髄膜炎、結核性心のう炎、結核性腹膜炎
・脳脊髄炎、筋強直症、末梢神経炎、多発性硬化症、重症筋無力症、脊髄蜘網膜炎、小舞踏病、顔面神経麻痺
・悪性リンパ腫及び類似疾患、乳癌の再発転移、好酸性肉芽腫
・抗悪性腫瘍剤投与に伴う消化器症状
・原因不明の発熱
・特発性低血糖症
・昆虫毒・蛇毒
・副腎摘除、侵襲後肺水腫、臓器・組織移植、副腎皮質機能不全患者に対する外科的侵襲
・強直性脊椎炎
・全身性ALアミロイドーシス
・難治性口内炎及び舌炎
・湿疹・皮膚炎群、蕁麻疹、痒疹群、乾癬及び類症、扁平苔癬、掌蹠膿疱症、成年性浮腫性硬化症、IgA血管炎、紅斑症、ウェーバークリスチャン病、レイノー病、粘膜皮膚眼症候群、悪性型の円形脱毛症、デューリング疱疹状皮膚炎、天疱瘡群、紅皮症、アレルギー性血管炎及びその類症、新生児スクレレーマ、顔面播種状粟粒性狼瘡、潰瘍性慢性膿皮症、
・卵管整形術後の癒着防止
・嗅覚障害、急性及び慢性(反復性)唾液腺炎
・陰茎硬結、前立腺癌
・視神経、内眼、眼窩、眼筋の炎症性疾患の対症療法、外眼部及や前眼部の炎症性疾患の対症療法において点眼が不適当又は不十分な場合、眼科領域の術後の炎症
・‌急性及び慢性中耳炎、耳管狭窄症、滲出性中耳炎、メニエル病及びメニエル症候群、急性感音性難聴、アレルギー性鼻炎、花粉症、血管運動性鼻炎、進行性壊疽性鼻炎、喉頭炎及び喉頭浮腫、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法

びまん性間質性肺炎(肺線維症)(放射線肺臓炎を含む)[*静脈内注射、点滴静脈 ..

一般に再発・再燃例ではSARS-CoV-2検査陰性,すなわち,患者の体内からもはやウイルスは消失している。上気道の疼痛はなく,気道閉塞も伴わず,突然,咳嗽と息切れで発症する。さらに肺病変が急速に広がり,酸素/二酸化炭素のガス交換ができなくなり,呼吸困難となる。初発時の間質性肺炎よりも,重症度が急速に進行するので注意が必要である。

第2の根拠、特にパルス療法を推奨する理由は、IPにおいて肺組織を攻撃する免疫担当細胞はARと同様に、未熟な細胞から成熟した細胞までその種類や分化過程が様々であるためだ。未熟な細胞は低用量のステロイドでも抑制されるが、成熟した細胞を抑制するためにはある程度の高用量のステロイドが必要となる。


間質性肺炎(3.2%)、胸水(1.9%)、急性肺水腫(0.4%)、急性呼吸窮迫症候群(頻度不明) ..

これらの患者では肺組織に浸潤したリンパ球を十分に抑制できず,感作されたリンパ球がメモリー・セルとして生き残り,やがて,クラススイッチされたメモリー・セルが何らかの刺激により,または何らかの刺激がなくとも時間の経過とともに増殖し,ある一定量に達したとき,再びサイトカイン・ストームが発生し,免疫介在性炎症性反応が再燃,または再発する7)19)

nary disease;COPD)と間質性肺炎など〕,③みかけ上の拘束性換気障害を来す疾 ..

肺胞における病巣の拡大は免疫の二次応答であるため,加速度的に進行する。このような免疫介在性炎症性反応は,初発からかなり時間が経過しているので,組織に浸潤している細胞は未熟なTリンパ球から成熟Tリンパ球に置き換わっており,さらにBリンパ球や形質細胞なども加わって,ステロイドに抵抗性を示すため,高用量のステロイド・パルス療法が必要となる1)

[緊急寄稿]新型コロナウイルス間質性肺炎の検証 初発と再発では

また、腎移植患者の中にはサイトメガロウイルス(CMV)感染症を契機に、同一時期にIPとARを合併した症例がある。これは偶然に合併したのではなく、CMV感染症を契機に細胞のclassⅠ抗原やclassⅡ抗原の発現が増強され、T細胞の反応を刺激する。さらにclassⅠ抗原はCMVのレセプターとして作用し、細胞のCMV感受性を高める結果、IPとARを引き起こす。肺と移植腎の組織には同様な細胞が浸潤しているので、免疫抑制や抗炎症効果のある本剤は有効である。骨髄移植においても以前からCMV・IPとGVHD(移植片対宿主病)が同時に発症する例が報告されている。

予測される副作用:骨髄抑制(白血球減少、赤血球減少、血小板減少)、腎機能障害、肝機能障害、間質性肺炎、脱毛、嘔気・嘔吐、.

1 90歳台 喘鳴と発熱で受診。左腎盂に結石あり、急性腎盂腎炎として入院。尿培養検査でESBL陽性の大腸菌が発育。バルンカテーテルの管理不良にて発症したと考えた。MEPMに感受性あり同薬で治療していたが、退院希望にてFRPMの感受性を確認し外来でFRPM内服にて治療行った。

平成 23 年度残留基準見直しに関する資料 デキサメタゾン残留性試験(非公表)

<第1期適格性>
1. 授乳中又は妊娠中の女性
2. 活動性の重複がん(注)がある患者
注)同時性重複がん及び無病期間が5年以内の異時性重複がんである。ただし、局所治療により治癒と判断されるcarcinoma in situ(上皮内癌)もしくは粘膜内癌相当の病変は、活動性の重複がんに含めない。
3. コントロール不良な活動性血栓症を有する患者
4. 過去にイキサゾミブの治験に参加したことがある患者、又は治療行為としてイキサゾミブの投与を受けたことがある患者
5. レナリドミド又はプロテアソーム阻害剤をベースとしたいずれかの治療レジメンにも難治性であった患者
注:難治性とは、治療中の病勢の進行、又は最終投与から60 日以内の病勢の進行と定義する。行われた治療の最終投与から60 日後に進行した患者は再発とみなし、本試験に登録することができる。
6. 活動性全身感染、活動性B型肝炎ウイルス感染又は活動性C型肝炎ウイルス感染が認められる患者、又はヒト免疫不全ウイルス(HIV)陽性が認められる患者
7. 第1期登録前14日以内に大手術を受けた患者(骨病変に対する手術は大手術とみなさない)
8. 第1期登録前14日以内に放射線療法を受けた患者(照射野が小さい場合、7日間が放射線療法と化学療法の十分な間隔とみなされる。)
9. 痛みを伴う Grade 1 の末梢性ニューロパチー又はGrade 2 以上の末梢性ニューロパチーが認められる患者
10. 第1期登録前6ヵ月以内にコントロール不良の高血圧、コントロール不良の心不整脈、症候性うっ血性心不全、不安定狭心症又は心筋梗塞など、コントロール不良の心血管の病態を併発している患者
11. 第1期登録前14日以内に抗生物質の全身性投与を要する感染症又は他の重篤な感染症を発症した患者
12. 中枢神経系浸潤が認められる患者
13. 経口薬を嚥下できない患者、投与の要件に従うことができないか、その意思のない患者、又は治療薬の経口吸収又は忍容性に影響を及ぼしうる胃腸疾患のある患者
14. 研究要件の遵守を制限する精神疾患・社会的状況を有する患者
15. 研究責任医師又は研究分担医師が、本臨床研究の参加に不適格、又は試験治療の安全性及び毒性の適切な評価に著しい妨げになると判断した全身疾患又は重度な合併症を有する患者
<第2期適格性>
16. 国際骨髄腫ワーキンググループ(International Myeloma Working Group:IMWG)基準2014年版下で、VRd又はKRdの併用療法に最小奏効(MR)未満の有効性であった患者
17. 第1期治療中に痛みを伴うGrade 1の末梢性ニューロパチー、又はGrade 2以上の末梢性ニューロパチーを認めた患者
18. 第1期治療中にコントロール不良の高血圧、コントロール不良の心不整脈、症候性うっ血性心不全、不安定狭心症又は心筋梗塞など、コントロール不良の心血管の病態を併発している患者
19. 強力なCYP3A4誘導剤(リファンピシン、リファペンチン、リファブチン、カルバマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール)、イチョウ葉又はセントジョーンズワートを使用している患者
20. イキサゾミブ、レナリドミド又はデキサメタゾン、その類似体、若しくはイキサゾミブ、レナリドミド又はデキサメタゾンに含まれる添加剤に対して過敏症を有する患者
21. 研究責任医師又は研究分担医師が、本臨床研究の参加に不適格、又は試験治療の安全性及び毒性の適切な評価に著しい妨げになると判断した全身疾患又は重度な合併症を有する患者

びまん性間質性肺炎(肺線維症)(放射線肺臓炎を含む) [*静脈内注射、点滴 ..

症例検討会 1例 転移性肺腫瘍 喀血で受診希望あり。深夜にて喀血か吐血か判断つかないため救急車などで受診を勧めたが、自ら運転する自家用車で受診。喀血と判明し入院をおすすめしたが帰宅を強く希望。結局口論を避けて帰宅となった。ふたたび自家用車を運転して帰ろうとしたため、とどまるように諌めたがそのまま帰ってしまった。日常診療でACPが行われていない担癌患者によるトラブルの一例として討論。

間質性肺炎が15.2%(5例),そのうちGrade 3以上のものが6.1%(2例)で ..

間質性肺炎に代表される免疫疾患の病態は,広義の自己免疫疾患(autoimmune disease)である。また,細胞性免疫からみれば,その主体はT細胞関連型炎症性疾患であり,自己(auto)抗原と同種(allo)抗原の違いはあるものの,臓器移植の急性拒絶反応と類似した免疫介在性炎症性反応である

樽野 麻依,梶田 貴司,西川 豊,上田 睦明:シクロスポリンのTDM~間質性肺炎~. ..

ヒトリンパ球を用いたin vitro染色体異常試験において、40ng/mL以上で染色体異常誘発性(構造的染色体異常)を示しました。妊娠可能な女性及びパートナーが妊娠する可能性のある男性に対しては、本剤投与中及び投与終了後一定期間は適切な避妊を行うよう指導してください。

[PDF] 副腎皮質ホルモン剤 デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液

症例検討会 2例
1 80歳台男性 既往 間質性肺炎(IIP)、ANCA関連血管炎、黄色靭帯骨化症
発熱・呼吸不全 全身倦怠感 受診日の胸部レントゲン撮影で間質性肺炎の増悪を認めた。受診前はANCA関連血管炎は腎臓中心に症状が現れていたが、今回血管炎病変〜肺胞出血に進展したのか、それとも間質性肺炎の再増悪なのか鑑別中。
2 70歳台女性 既往 腹部大動脈瘤術後
1年前に便秘の精査加療で入院したことがあった。大動脈瘤術後の虚血による結腸蠕動障害と診断されていた。今回も同様と思われたが、退院時尿閉を認めていた。尿閉の原因として直腸の緊張による尿道等の圧迫による尿閉と考えられた。導尿により750mLの排尿を認め、便秘の改善とともに解消した。

デキサメタゾンエリキシル0.01%「日新」(一般名:デキサメタゾン液) ..

悪性腫瘍の治療として化学療法を受けている方の、抗がん薬を使用するとおこる吐き気や嘔吐を抑えるために、デキサメタゾンが用いられます。