(19)小青竜湯+(127)麻黄附子細辛湯 (19)小青竜湯+(95)五虎湯
小青竜湯は、8種類の生薬を組み合わせた漢方薬です。それぞれの生薬が互いに協力して、かぜや花粉症による鼻水や咳を改善してくれます。
鼻水や鼻づまりに使う漢方薬として以下がありますね。 小青竜湯(しょうせいりゅうとう) ..
このような考え方があれば、「アレルギー性鼻炎ときたら小青竜湯」といった短絡的な処方はなくなりますし、本来はそうやって処方すべきなのです。ですから、「鼻が詰まって息苦しく、鼻の周りに熱感がある」ときには、「熱証」向けの薬に辛夷が含まれていると効果的かなという発想になりますから、『辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)』などが適応のお薬となるわけです。
1970年代にこの疾患が注目され始めた頃、早くも葛根湯や小青竜湯が有効であることが知られていました。しかし、その後、病像が複雑になり、漢方薬でも数種類の処方では対応できなくなることが多くなりました。
小青竜湯(鼻炎・花粉症等) · 辛夷清肺湯(ちくのう症・慢性鼻炎等) · 花粉・アレルギー ..
最もよく用いられる小青竜湯・・・風寒型のアレルギー性鼻炎
小青竜湯は「体を温める」生薬と、「停滞した水の巡りを整える」生薬がバランスよく配合された漢方薬です。
【薬局製剤】小青竜湯 しょうせいりゅうとう 27g×10包 漢方 花粉症 漢方薬 咳 ..
この疾患が出現した頃から最もよく用いられているのが、小青竜湯です。症例報告も多く、研究も盛んに行われています。
最もエビデンスレベルの高い二重盲検ランダム化比較試験が馬場先生たちによって行われ、高い評価を得ています。これは、通年性鼻アレルギーに小青竜湯を用いて行った研究で、小青竜湯を使用した群はプラセボ(偽薬)群に比べて有意に優れており、全般改善度でみると、著明改善12.0%、中等度改善32.6%、軽度改善39.1%と好成績を示しており、有用度は46.2%という成績を残しています3)。
☆薬)ロート製薬 新・ロート小青竜湯錠II 80錠【第2類医薬品】
熱感があって苦しいときは、清熱剤が有効なはずで、逆に温める薬では本来の逆のことをしていることになります。『小青竜湯』が効かない中には、このパターンも考えられます。「熱証」の見分け方の方法は以前お話したと思いますが、ご自分で舌を鏡で観て下さい。舌が赤っぽいのが「熱証」、青白っぽいのが「寒証」タイプです。簡便なので参考にして下さいね。
古内先生らも、やはり通年性アレルギー性鼻炎に小青竜湯を用いた研究を行っておられます。有効率は有効以上で45.0%、やや有効以上を含めると77.5%に達し、全般改善度を重症度ごとにみると、有効以上の症例は重症で56%、中等症で38.9%を占めており、特に重症例において効果の高いことが報告されています4)。
「小青竜湯」や「ベルエムピS」と他の鼻炎のお薬は、いずれも鼻炎の症状を改善する作用があるため、併用により作用が増強される可能性があります。
回答1:私がよく処方する「虎龍湯」を服用して下さい。10分以内に鼻水も鼻づまりも楽になります。漢方薬は元来、急性感染症に対応するために考案されたものであり、驚くべき即効性を持っています。第2世代の抗ヒスタミン薬でも効果を得るのに30分以上かかりますから、麻黄剤(生薬の麻黄を含む)の即効性は相当なものです。花粉症シーズン前から予防的に服用する必要もありません。症状が出て来てからでも十分、間に合います。
アレルギー性鼻炎に対して処方される漢方薬として、小青竜湯®︎(ショウセイリュウトウ)があります。
ですから、小青竜湯は、アレルギー性鼻炎や花粉症の第一選択剤であると言っても過言ではありません。典型的な例を挙げておきましょう。
花粉やハウスダストによる、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりなどのつらいアレルギー症状を改善。 <<漢方の小青竜湯>>
患者さんは47歳の女性で、10年前から春になると花粉症の症状に悩まされていました。くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの典型的な症状のほか、眼のかゆみも伴っていました。漢方薬を希望された理由は、これまでの薬は眠気が来て日常生活に支障が出るからというものでした。この方に小青竜湯エキスを服用していただくと、速やかに症状は軽快しました。持続時間は3~4時間とのことで、1日3回の服薬が必要でしたが、5月上旬になって症状が消失したので服用を中止しました。
【第2類医薬品】クラシエ薬品 小青竜湯 エキス 顆粒 クラシエ (
このあたり、症状を詳しく医師に伝え、小青竜湯を使うのか、または次回以降取り上げるような別の漢方薬を使うのか、あるいは西洋薬を使うのか、相談されるのが良いと思います。
小青竜湯などが花粉症に効果があると考えられています。 ②点鼻薬
翌年の1月22日になると、ふたたび花粉症が出現し、同じように小青竜湯を服用していただき、この年は2ヶ月服薬して終了となりました。この方は、その後も、毎年春先になると花粉症が発症するので、そのたびに来院し、小青竜湯を服用しておられます。症状がひどいときにアレロック(オロパタジン塩酸塩)を頓服的に使用することもありましたが、本年に至るまで、小青竜湯の短期服用で、不快な症状に悩まされることも無く、快適に毎日を過ごしておられます。
このように、小青竜湯の有効な患者さんは、決して少なくは無いのですが、その後の研究の結果、一口にアレルギー性鼻炎といっても、その病態は、漢方的にも千差万別であることがわかってきました。
これはドラッグストアでも手に入りますが小青竜湯という種類のものになります。
漢方薬は小青竜湯が王道です。病院で処方もできますが、値段を気にしなければ薬局で普通に売っています。漢方だからといって侮るなかれ、私も相当重度の花粉症ですが、漢方を朝1袋飲むだけで、よほど酷い日以外はスカっと症状が改善します。しかも絶対眠くならないし、漢方の中ではマシな味です。ちなみに小青竜「湯」ですので、ぬるま湯に溶かして香りを楽しみながらいただくのが本来ですが、水でも仕方がないです(〇〇散は、水で飲むのが基本)。また、漢方は食前に飲むのが基本ですので注意しましょう。
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小青竜湯は、どちらかというと水のような鼻汁が出る方が主な対象になります。鼻が詰まっていたり、熱のこもったような感じがある方にはあまり小青竜湯は効きません。むしろ清熱剤という、熱を冷ます働きのある漢方薬が用いられます。
当院では、比較的眠気の少ない第2世代の抗ヒスタミン薬(アレグラや ..
回答4:小青竜湯はもともと「うすい鼻水が出るタイプの感冒(かぜ)」に有用で、ダニやハウスダストに対する通年性アレルギー性鼻炎の臨床治験においても優れた成績を示したお薬です。しかし、私が2007年にスギ花粉症に対する小青竜湯の治療成績を検討したところ、その有効率は45%でした。これは花粉症が風邪(ふうじゃ)と熱邪の両面の性質を持つからです。炎症を生じて、発赤した鼻粘膜や眼球結膜を清熱する方剤が必要となります。麻黄と石膏が配合された五虎湯を併用することで治療成績は有効率87%と飛躍的に向上しました。
五虎湯と小青竜湯の同時併用、これが私の命名した「虎龍湯」の正体です。錠剤での服用も可能です。咳が出るような激しい花粉症状にも対応出来ます。他には越婢加朮湯、五虎湯合川芎茶調散など清熱に配慮した方剤を勧めています。
一方、元来冷え症で、麻黄附子細辛湯など体を温める性質のお薬がよく効く方もいらっしゃいます。
飲み薬には、眠くなりづらい薬剤としてアレグラ、クラリチン、デザレックス、ビラノアといったものがあります。 ..
回答5:虎龍湯は強力な麻黄剤であり、残念ながらお勧めすることはできません。麻黄剤は胃腸の弱い方や狭心症などの心疾患を有する方と尿閉が起こりやすい方には不向きなのです。胃もたれタイプの方でしたら、六君子湯合麻黄附子細辛湯や苓甘姜味辛夏仁湯がお勧めです。これに眠気の心配の少ないタリオンやアレグラといった第2世代の抗ヒスタミン薬を支障(口渇など)のない限り併用して頂いています。よく口内炎ができるタイプの方は清熱作用のある黄芩・黄連が配合され鼻閉にも効果のある半夏瀉心湯がお勧めです。
アレグラ FX ジュニア 16錠 アレグラFX 久光製薬 ◇ 【第2類医薬品】
小青竜湯は、1月下旬~2月上旬の花粉症やかぜに多く見られる、
服用するタイプで花粉症に使われるものはアレロック、ザイザル、タリオン、ディレグラ、アレグラ ..
第2世代のH1ブロッカーは副作用(眠気)を克服したものです。効き目と、歴史が浅いため妊活/妊娠中の内服に対する安全性のデータの蓄積は第1世代ほどではない点が玉に瑕ですが、ほとんどの薬は内服可能です(医師に確認は必要です)。妊活中は基本的に薬の制限はほとんどなく、新しい薬もいろいろ出てきていますが、第2世代のH1ブロッカーの処方薬の代表格はクラリチンで、特に副作用が少ないのが特長で、というのが売りです。眠くなっては困る人、症状が重くない人にお勧めです。CMもバンバン流れている有名どころではアレグラ、効果と副作用、安全性(妊活中・妊娠中OK)の意味でバランスがとれています。クラリチンよりアレグラのほうが先発で、クラリチンよりは、眠くなる確率が若干高い気がしますが、市販薬としても処方薬としてもあり、妊活/妊娠中もOKかつ、病院に行かなくても気軽に薬局で買える点が何物にも代えがたい魅力です。その他、いろいろな薬がありますが、どの薬がよいかは、薬との相性もあるようです。
ビラノア、デザレックス、アレグラ、クラリチンなど運転注意喚起不要の眠くなり ..
日本の処方で考えて見ますと、風寒型のものには、小青竜湯,葛根湯加川芎辛夷,川芎茶調散などを用い、風熱型には越婢加朮湯や辛夷清肺湯を用い、虚弱型には補中益気湯、麻黄附子細辛湯を用いることになっています。
ところが、近年になって、漢方的にみたアレルギー性鼻炎の病像がやや変わってきました。それは、現代人の生活環境の変化(飲食物を含む)が関係しているようです。
[PDF] 症状:①くしゃみ ②鼻水 ③鼻づまり ④目のかゆみ
鼻水ですから、当然「水」をどう処理するかです。鼻水でも「垂れるのか?詰まって苦しいのか?」で方針は異なります。詰まっているときは『小青竜湯』では無効なことはしばしばあります。こういう場合、辛夷(シンイ)[モクレンのつぼみの一種]という生薬が詰まりを改善する代表選手です。(昔はこのつぼみを鼻の穴につっこんだみたいです)