イソトレチノインは、どのような機序でニキビを治すのでしょうか?
特に白斑は「白ぬけ」とも呼ばれ、肌の色が抜けてしまったような状態になり、一度できてしまうと完治が大変難しい皮膚病のひとつです。数年前に美白化粧品による白斑のトラブルが問題になったことはまだ記憶に新しいと思いますが、シミを消したいばかりに白斑ができてしまっては本末転倒です。
トレチノインやハイドロキノンは医師の診察、指導のもとで使用するようにしましょう。
イソトレチノインは、特に副作用に注意しながら服用する必要があります。
トレチノイン治療中は、皮膚がいつもより敏感になっているので、日焼けや皮膚の摩擦、化粧品の成分などには気を付ける必要があります。
ニキビの色による分類はあくまでも一般的な俗称であり、治療法に大きな違いはありません。重要なのは、ニキビができる原因である皮脂腺のつまりを改善することです。そのため、症状や患者の状態に応じて、適切な治療法を選択する必要があります。
イソトレチノインの好転反応に関するよくある質問にお答えします。
赤ニキビは赤く腫れ上がった炎症を持ったニキビの俗称です。白ニキビは、膿を持ったニキビのことを言います。黒ニキビは、ニキビの頭の部分の皮脂が酸化して黒くなった状態です。blackheadsとも呼ばれます。
3ヶ月後の改善も乏しかったため、さらにイソトレチノインを増量し、5ヶ月目で赤い炎症性のニキビも膿を持った白ニキビも消失しました。ただ、ニキビ跡の凹みは一度出来てしまうと一生残ってしまうため、残存しています。
イソトレチノインは、以下のようにさまざまな角度からニキビ改善に働きかけます。
初診時に悪化する可能性を説明していたため、ニキビが悪化したにもかかわらず、前向きに治療に取り組んでいただけました。
治療開始1ヶ月後に、膿を持ったニキビが多数出現し、悪化の程度がひどかったため、イソトレチノインを増量しました。
イソトレチノインの副作用として、主に以下のようなものがあげられます。
また、ハイドロキノンを併用した場合では白斑になる恐れが。実際に個人輸入で入手したトレチノインやハイ
ドロキノンで起きた肌トラブルで皮膚科を受診する人も増えているのです。
イソトレチノインの服用期間は個人の肌の状態により異なりますが、一般的にはです。
【2】皮膚疾患ではなく、慢性的に血管が開いて赤みが出ているタイプです。
ヒルドイドはヘパリン類似物質という成分が含まれていて血行をよくする効果があるので、酒さ患者様には一般的に推奨されていません。ワセリンは油分が多く酒さのボツボツを悪化させる可能性がありますので、こちらも一般的には推奨されていませんが、がさがさがメインでぽつぽつが少なく、乾燥が強いタイプの酒さでは効果的なことがあります。
Qスイッチルビーレーザー照射後、トレチノイン・ハイドロキノンでホームケア。
酒さの皮膚は乾燥しやすく、刺激でがさがさしたり、ひりひりを感じやすい状態になっています。毎日保湿をして、皮膚を保護しましょう。セラミドやヒアルロン酸の入った保湿剤は保湿力が高くおすすめです。ナイアシンアミドやアゼライン酸は酒さの炎症を抑える作用があるので、毎日の保湿に追加する成分として推奨できます。
スキンピールバーは4種類あり、お肌の性質、症状で使い分けるがベストです。
日光の影響で顔の表面の毛細血管は開きますので、日々の日焼け止めを使ったケアが非常に大切です。SPFは30以上あれば大丈夫ですので、肌荒れしにくく、毎日塗りやすい日焼け止めを選びましょう。紫外線散乱剤のみで紫外線吸収剤が入っていない製品は比較的肌が荒れにくいです。 日焼けの影響を避けることは大切ですが、酒さの症状が強く日焼け止めで刺激感を感じる、ボツボツが増えてしまう、ということがあれば症状が改善してから日焼け止めを使用開始してもかまいません。
引き続き、先生に伺う人気コンテンツ第二弾は「トレチノイン療法」です。
トレチノインによる皮膚の炎症症状が強くて気になる場合には、医薬部外品であるレチノール製品を使用するという方法もあります。
トレチノインの効果、副作用は? “お肌の漂白剤”と呼ばれる理由
トレチノインを塗る時には、洗顔後にタオルでやさしく拭いた後、~分待ってから塗るようにした方が、副作用のリスクが下がるといわれています。
イソトレチノインの服用中は、以下のようなこともしてはいけません。
ニキビ、酒さ、赤ら顔の保湿ケアに悩む患者様のために、当院オリジナルの保湿ケア「ベーシックケアAZ」を開発しました。
. 以下は基本的な使い方です。症状などにより適宜変更されます。
正しいスキンケアを行い、ご自分が悪化しやすい環境を見極めるようにしてください。
イソトレチノインは国内では承認されておらず、市販もされていません。
また、逆に洗顔のしすぎは、肌のバリア機能を壊し、ニキビの炎症を悪化させる懸念もあります。ニキビと洗顔の関係について、詳しくは「」をご参照ください。
イソトレチノインの副作用として、主に以下のようなものがあげられます。
メイクも同様で、メイクでニキビが悪化するというのは迷信と考えられてます。ただし、メイクを全く落とさなければ、毛穴をつまらせることがありますから、全く洗顔、クレンジングをしないというのも良くありません。
イソトレチノインは、毛穴の開きや黒ずみにも効果が期待できます。
また、顔の中でも目や口の周り、小鼻周辺は荒れやすいので、もし荒れるようであれば避けて塗るとよいかもしれません。
セラピューティックやミラミンは、ニキビを悪化させることがあります。
酒さでは肌が乾燥しやすくなり、また日光の影響で赤ら顔が悪化します。それを防ぐため、日々のスキンケアが重要になり、次の2つを徹底しましょう。
日本国内のクリニックで処方されているイソトレチノインの費用相場は、
1週間塗っても、まったく皮剥けが生じない場合は、トレチノインを朝晩の2回塗ってください。
※ご来店はお電話にてご予約下さい。受付10:00~19:00(店舗定休は木曜)
トレチノインは個人輸入のサイトでも購入することができます。商品名はA-RetGel(エーレットジェル)、Retino-A(レチノA)など。価格の相場は以下の通りとなっています。
イソトレチノインはすべての皮膚科で処方されるものではないため、
この患者のケースのように、イソトレチノインによる改善が乏しい場合、薬の量を増量していく必要があります。
皮膚科でのイソトレチノインでも保険適用外となるため注意が必要です。
トレチノインは単独で使用するよりも、他の製剤や内服薬、施術と組み合わせて行うことで、より高い効果が期待できます。実際に併用されているものを紹介しましょう。
ニキビ治療・ニキビ跡治療(自費)イソトレチノイン(イソトロイン、20mg/日)
トレチノインの濃度によっても異なりますが、一般的な0.1%製剤で5g 4,000〜7,000円、マイルドな作用の0.05%が5gで3,000円程度が目安。この他に診察料が必要になります。また、段階的な治療が必要であるため、濃度の濃いトレチノインは初診では出してもらえない場合もあります。
イソトレチノインの作用として、主に以下のようなことが挙げられます。
ただ、皮剥け(落屑)が生じている時期は、化粧崩れが目立ちますのでご了承ください。