一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 10mg、20mg


イソトロインとファイザー製・モデルナ製のコロナウイルスワクチンとの間には相互作用の報告はなく、2021年7月の段階で、イソトロイン内服中でもワクチン接種は問題ないと修正しました。
今までは、コロナウイルスワクチン接種と副反応の相関関係についてはまだ不明な点も多く、イソトロイン内服とワクチン接種後の副反応の関係についても明確なデーターがまだ得られていない状況であったため、コロナウイルスワクチン接種をする場合、イソトロイン内服後一定期間空けていただいておりました。
ただし、イソトロイン内服中のコロナウイルスワクチン接種に関して、最終判断はご自身でお願い致します。


しかし、内服薬であることから、副作用が気になる人もいるのではないでしょうか。

原因は明確になっていませんが、食べ物やストレスなどの体の内部環境、気温や紫外線などの外部環境、毛包虫(demodex folliculorum)などが関与しているといわれています。イソトレチノインは、皮膚下の毛を生成する毛包の環境を整えるため、酒さの原因菌とされる毛包虫を減らすことが可能です。

美容皮膚科治療では、国内未承認医薬品又は医療機器を用いて施術を行います。
「個人輸入において注意すべき医薬品等について」はこちらをご覧ください。

☑ あらかじめ判明している副作用を理解すれば、怖がるほどの薬ではない

価格;40,000×税(イソトレチノイン)
50,000×税(フラクショナルレーザー)
リスク;上記


相互作用で頭痛の原因となる頭蓋内圧を上げる副作用が強くでることがあります。

イソトレチノインとレーザー治療の組み合わせで起きる作用について解説していきます。

イソトレチノインによる治療が適しているかどうかは、ニキビの重症度や肌の状態に左右されます。
一度医療機関で診察を受け、自分にとって最適な治療法や費用を確認することが大切です。
医師との相談を通じて適切な治療計画を立てることで、安心して治療を始めることができます。

イソトレチノインは創傷治癒不良や遅延を起こすなどの報告があったことから、手術は内服の終了後から1カ月という期間を設けるように言われています。そのため当院でも、イソトレチノインの内服の期間中には、手術全般において注意すべきであると考えています。

イソトレチノインは皮脂腺の活動を抑えるため、肌が乾燥しやすくなります。

しかし、ベピオやエピデュオなどの保険適応の薬を長期間使ってもよくならない場合は、 海外では重症~中等症のニキビに使われるイソトレチノイン内服療法がおすすめです(参考文献1)。

イソトレチノインは未承認薬ですが、ただし、未承認の海外製医薬品となるため、その使用に不安を感じる方も少なくありません。
未承認である主な理由として、以下のようなことがあげられます。


イソトレチノインは以下の薬剤との併用に注意する必要があります。


A.イソトレチノインは皮脂の分泌を強力に抑える効果があります。特に唇の乾燥が強く出る方が多く、頻繁に保湿することをおすすめしています。唇の乾燥は、薬の効き・吸収の良さの現れでもあります。

・レーシック手術前後6ヶ月はイソトレチノインの服用をお控え下さい

粘膜の乾燥(皮膚、口、鼻、目の粘膜の乾燥)、赤ら顔、乾燥による皮膚炎、鼻血、ドライアイなどが高い確率で生じる可能性があります。稀な副作用として、頭痛、疲労感、吐き気などが生じる可能性があります。重大な副作用として、アナフィラキシーショック、鬱などの精神症状、視力低下・視野障害、胎児の催奇形性などの可能性があります。

イソトレチノインを服用する際には、以下の点に気をつけてください。

また、イソトレチノインは酒さにも効果的です。酒さは、赤ら顔や毛細血管の拡張、ニキビのようなぼつぼつが生じる皮膚疾患です。酒さでは毛細血管拡張や、鼻と頬、眉間など顔の中心部をメインに赤みが生じます。

イソトレチノインの服用期間中に注意するべきことは以下の通りです。

一方海外では、イソトレチノインは重度のニキビ治療薬として広く使用されています。
1982年にアメリカ食品医薬品局(FDA)から認可を受けて以来、

当院では、次のイソトレチノイン内服治療薬を取り扱っています。

服用期間中、または服用終了後1ヵ月以内に性行為をする場合は、必ず避妊を行ってください。

イソトロイン(イソトレチノイン)はニキビへの治療で用いられる内服薬です。

皮膚の状態や副作用の有無を診察して、ニキビの改善が乏しい場合には増量していきます。推奨用量は0.5mg~1.0mg/kg/日で、極量は2mg/kg/日です 13

症状や副作用を観察しながら、40mgに増量することもあります。

よくある副作用には、乾燥(口唇や皮膚)、ドライアイ、夜盲症などがあります。唇や鼻の乾燥が特に多く見られます。

イソトレチノインの服用中は、以下のようなこともしてはいけません。

副作用に注意が必要な治療薬となります。イソトレチノインを使用できるかを確認するためにも、必ず、皮膚科医の指導を受けてください。

イソトレチノインの服用期間は、絶対に妊娠しないようにしてください。

イソトレチノインの適切な服用量と使用法を患者に指示せず、副作用も適切に管理していないクリニックがあります。そういった場合、有効率が低くなり、再発率も高くなります。適切な用量と治療期間を守ることが大切です。

日本国内のクリニックで処方されているイソトレチノインの費用相場は、

妊娠を希望される場合、イソトレチノインの服用終了後、1ヵ月後からであれば薬の影響を受けません。

また、服用期間によっても費用は異なることを理解しておきましょう。

脱毛、Vビーム、シミ取りなど各種レーザー、IPL光治療、ポテンツァ、ダーマペン、ピーリング、ほくろ除去などの小手術はいずれもイソトレチノイン内服中でも施術可能です。
しかしながら、イソトレチノイン内服中は皮脂の分泌が抑制され、皮膚は敏感な状態にあるため合併症のリスクが高まる可能性がありますので、施術をご希望の場合はご了承ください。
お肌が敏感になりやすいですので、スキンケアを十分に行う必要があります。
イソトレチノイン内服中に開腹手術や美容外科での大きな手術は避けてください。

上記で解説したように、イソトレチノインは妊娠中の人は服用できません。

ニキビ治療の「最後の切り札」とも言われるイソトレチノインの服用ですが、それでニキビが落ち着いても、服用を止めると再発したり、ニキビ跡がきれいにならないなど、お悩みの方もいます。

皮膚科でのイソトレチノインでも保険適用外となるため注意が必要です。

・ 妊娠中、妊娠の可能性がある方、妊娠を希望している方、授乳中の方
・ 成長期の方
・ テトラサイクリン系(ミノマイシン、ビブラマイシン、レダマイシン、アクロマイシン等) の薬剤を服用中の方
・ ビタミンA製剤を服用中の方
・ うつ病もしくは精神障害のある方
・ 肝臓機能障害のある方
・ イソトレチノイン・ビタミンAにアレルギーのある方、成分に含まれるパラベンにアレルギーのある方
・ 中性脂肪、コレステロールの高い方

イソトレチノインの副作用として、主に以下のようなものがあげられます。

■20歳の男性。この方はかなり重症でボコボコ赤い盛り上がりが毎日出現。
痛みも伴い、膿疱(ウミ)も多発。
炎症部位の赤みも強く、ノイローゼになっていたケースです。
イソトレチノイン40ミリ内服開始。途中フラクショナルレーザーを追加照射。1年の経過で改善しました。
同時に口周りのほくろ除去も行い(ダイオードレーザー)、かなり印象が変わったと思います。

イソトレチノインを服用中の肌は非常に敏感でデリケートな状態です。


A.ごくまれな副作用として、うつ病が起こる可能性があると言われていましたが、現在は関係がないのではないかというデータも出ています。

イソトレチノインは以下の副作用があるため、処方する前にようにしましょう。

一番注意すべきなのは生理不順や不正出血が生じることがあることです。その場合、低用量ピルを併用して規則正しい生理周期に誘導することが推奨されます。当院でピル処方はしておりません。まれですが内服量が多いと排卵を抑制することもあるため、必ず服薬指導を守るようにしてください。

おおしま皮膚科でのイソトレチノインを使用したニキビ治療の流れです。

なお、電解質異常や急性腎不全も副作用としてあげられていますが、実際には持病がなく、ニキビを生じるような若い方にそのような症状が生じることはほとんどありません。もし口喝が生じたりしたら、水分摂取を習慣づけてもらえば十分です。