予防接種法によるインフルエンザの予防接種の対象者は,65歳以上の者及び60歳以上 ..
文科省は、インフルエンザの出席停止期間を学校保健安全法の施行規制で、「発症後5日」の出席停止を条件に加え、幼稚園児については、解熱後の停止期間も2日から3日に改めました。そこで、その妥当性検証するため、家庭内と学校内感染の疫学調査とウイルスの消失時間における調査を行いました。
ⅰ)家族内で乳幼児と学童が同世代に感染する割合は、21%と13%で、同世代への感染率は乳幼児の方が高くii)流行状況では、保育園で1)誰とも感染の影響を持たない単独罹患者21%、2)クラスにウイルスを持ち込んだ第1罹患者16%、3)先行の罹患者の感染初期に感染を受けた者62%、4)先行する罹患者の復帰後に感染を受けた者1%であり、小学校では1)30%、2)16%、3)48%、4)5%でした。iii)経時的なウイルス力価の検討から、薬剤投与開始からウイルス消失までの時間(中央値)は、乳幼児で4.1日、学童で2.9日及び薬剤投与開始から解熱までの時間はそれぞれ、1.7日、0.8日と差を認めましたが、解熱からウイルス消失までの時間には差を認めませんでした。
このことから、感染期間の判定は、解熱を基準にするのが妥当で、家族内で乳幼児に高い感染率がみられたものの、保育園で出席停止から復帰した児童からの感染は小学校より少なかったことより、出席停止期間を保育園児で長くする必要はないものと思われました。
さらに、薬剤別の薬剤投与開始からウイルス消失までの時間は、ラピアクタで2.2日、イナビルで3.2日、リレンザ で3.5日、タミフルで4.0日と有意差なく、薬剤投与開始から解熱までの時間はそれぞれ、0.8日、1.7日、1.1日、1.2日とラピアクタとイナビル間以外、有意差は認められなかったものの薬剤間に治療効果の違いがあることが示唆されました。発症からから解熱までの時間は治療開始の時間と薬剤に依存するため、早期の治療と薬剤の選択が出席停止期間を左右すると思われました。
翌日、医療機関を受診し、クリンダマイシン点滴、クラリスロマイシン経口投与。 ..
できます。インフルエンザワクチンは不活化ワクチンであり、ウイルスとしての働きはありません。このため、接種によりインフルエンザを発症することはなく、安全性の面では、がんではない人と変わりません。一方で効果の面では、高度に免疫機能が低下した状態の間は、ワクチンの効果が十分得られないことがあり、がんの症状や全身状態、免疫機能が低下する治療を受けているなどの状況によって接種の時期などを検討する必要があります。ご不明な場合はがん治療の担当医に相談してください。
薬を飲んでいるとワクチンが効かないのではないかというご心配は、予防接種をしているとよく受ける相談です。
ワクチンは生ワクチンと不活化ワクチンに大きく分けられます。生ワクチンは生きた細菌やウイルスの毒性を弱めたもの、不活化ワクチンは細菌やウイルスを殺し免疫を作るのに必要な成分を取り出し、毒性をなくして作ったものです。
生きた細菌が入っていれば、確かに抗生剤がワクチンの細菌を殺してしまう可能性はあるのですが、小児用肺炎球菌、四種混合、ヒブはすべて不活化ワクチンなので生きた菌は入っていません。免疫を作るのに必要な成分だけがはいっているので、これらは抗生剤を飲んでも効果が無くなったり薄まったりすることはないのです。
生ワクチンには麻しん風しんワクチン、水痘ワクチン、おたふくかぜワクチンなどがあり、これらには生きたウイルスが入っています。しかし、抗生剤は細菌には効きますがウイルスにはまったく効果はありませんので、接種した後に抗生剤を飲んでも効果に問題はおきません。ただし、川崎病のように大量ガンマグロブリン療法という治療を行うと、一時的にウイルスの抗体が血液中に増加するので、ワクチンの中のウイルスが増えることができず免疫ができないことがあります。そこで、大量ガンマグロブリン療法の後には6か月の間隔をおいてから、生ワクチンを接種することになっています(ただし、BCGとロタウイルスワクチンは生ワクチンですが、大量ガンマグロブリンの影響を受けないので間隔をあける必要がありません)。同じ理由で、重症のウイルス感染症の後には一時的に免疫がつきにくくなることがあるので、病気が治った後1~2週間あけて生ワクチンを接種することが勧められています。また、BCGは生きた結核菌が入っていますが、結核菌には上気道炎や気管支炎に使う抗生剤は効果がありませんので、BCGの後に抗生剤を使うことも、ワクチンの効果という面では問題ありません。
患者は、内科クリニックでインフルエンザのワクチン接種を受けたあと、定期薬の処方箋 ..
受けることが勧められます。がん種やがん治療にもよりますが、がんの治療中には免疫機能が低下する傾向があります。免疫とは、感染症から自分の体を守る仕組みで、体内に入ってきた微生物を攻撃したり、一度かかった感染症にかかりにくくしたりする働きがあります。免疫機能が低下していると、インフルエンザにかかった場合に、通常より重症化する危険性があります。インフルエンザワクチンを接種してもインフルエンザにかかることはありますが、重症化を予防する効果があります。したがって、免疫機能の低下が予想されるがんの治療中には、インフルエンザへの抵抗力を高めるために、インフルエンザ予防接種を受けていることが望ましいと言えます。ただし、接種の時期については検討が必要な場合がありますので、がん治療の担当医に確認してください。
がんの治療のうち、薬物療法の中には免疫抑制(細菌やウイルスなどの異物から体を守る力が弱くなること)を伴うものがあります。免疫抑制(副作用)の程度には個人差がありますが、骨髄抑制、白血球の減少などがみられた場合は、インフルエンザの感染予防に努めましょう。また、造血幹細胞移植を受けた場合、個人差はありますが造血機能が回復するまで1年から2年かかります。その他に、免疫について重要な役割を担っているを摘出したり、脾臓に放射線治療を行ったりした場合に免疫機能が低下することがあります。実際に免疫が低下しているかどうかは、血液検査などにより、がん治療の担当医の判断が必要です。
○備蓄薬の放出について(平成21年9月4日)
通常流通している抗インフルエンザウイルス薬の市場在庫の枯渇が予測され、新型インフルエンザを治療する医療機関及び抗インフルエンザウイルス薬を調剤する薬局において治療等に影響がある場合に「県備蓄薬」を放出する。
☆インフルエンザにクラリスロマイシンが有効
・大正富山医薬品株式会社のデータによると
①クラリスロマイシンの添加により、培養細胞におけるインフルエンザウイルスの増殖を抑制した。
②クラリスロマイシン投与により活発な線毛運動が維持され、ウイルスの増殖も抑制されていることがわかった。
③クラリスロマイシンはIL-12の産生促進を介して、粘膜免疫に重要なIgAなどの抗体産生を増強していることが明らかになった。
ということです。
東北大学の渡辺彰助教授によると「ニューキノロン投与の場合と比較し、マクロライド投与のほうが発熱回数、発熱日数共に有意に抑えられました。また、インフルエンザ様疾患患児にセフェム系抗生物質を投与した場合と比べ、マクロライド系抗生物質を投与した場合の方が発熱期間が有意に短縮し、肺炎合併率も減少していることがわかります。」ということです。渡辺彰:日胸62(9):819-827二宮恵子:JJ Antibio 56(A):84-86,2003 (2004.12.08記)
クラリスロマイシンの短期投与はインフルエンザ感染にどのように効果的か? --粘膜免疫増強作用と気道粘膜繊毛運動改善効果— · 2
明日インフルエンザの予防接種を受ける予定ですが抗生物質服用中でも問題ないでしょうか?
ワクチン接種後の反応で、免疫ができる以外のものを副反応といいます。インフルエンザ予防接種では、接種部位の痛み・赤み・れ、頭痛、疲労感、微熱などの副反応がみられることがありますが、いずれも通常2~3日で消失します。これまでのデータでは、これらの副反応の起こり方はがん患者であるかどうかとは関係がありません。がん患者であるかどうかに関わらず、過去に予防接種で強い副反応が出たことがある人や、何らかのアレルギー反応が出たことがある人は接種前に医師に伝えることが大切です。また、ワクチン接種後は安静にして様子をみましょう。気になる症状が出た場合は接種した医療機関に連絡をしてください。
蛋白合成阻害薬であるマクロライド系(エリスロマイシン、クラリスロマイシン ..
COPDや気管支喘息は呼吸器ウイルス感染により増悪を来たすが、COPDの研究(Rohde G, et al. Thorax 2003)によると増悪の際の56%でウイルスを検出し、その種類はライノウイルス(36%)、A型インフルエンザウイルス (25%)、RSウイルス (22%)であった。クラリスロマイシン投与はこれらの難治性喘息およびCOPD増悪に対し予防効果がみられ、最近の報告(Albert RK, Connett J, Bailey WC, et al. Azithromycin for prevention of exacerbations of COPD. New Engl J Med 365: 689-698, 2011. )では、アジスロマイシンで増悪抑制、増悪頻度減少、最初の増悪までの期間延長、QOL改善およびウイルスに対する抑制効果がみられた。またインフルエンザ治療においてクラリスロマイシンを上乗せすると咳や鼻水に対し効果がみられる。
クラリスロマイシンの増悪予防効果の機序として気道クリーニング作用が挙げられるが、ニュージーランドからの報告(Simpson JL, et al. Am J Respir Crit Care Med, 177: 148-155, 2008)によると難治性喘息におけるQOL改善、喀痰中のIL-8、メタロプロテイナーゼ、好中球数 好中球エラスターゼの減少作用がみられ、難治性喘息におけるマクロライドの追加投与が重要であります(クラリスロマイシン 500mg x 2 daily)。
要約 90歳台,女性.インフルエンザワクチン接種2日後より注射部位の発赤が出現し,その後,高熱と全身に無菌性膿疱を伴う紅斑が多発した.生検,臨床像より急性汎発性発疹性膿疱症(acute generalized exanthematous pustulosis:AGEP)と診断した.自験例ではインフルエンザワクチンの薬剤リンパ球刺激試験で陽性反応を認めたが,ワクチンの性質上,偽陽性の可能性もあり注意が必要である.同様の症例で原因の特定には遅延型皮内反応が有用であったとの報告もあるが,自験例ではワクチン以外の要因がなく,注射部位の局所反応に引き続き全身症状が出現してきたことより,インフルエンザワクチンに関連したAGEPと考えた.インフルエンザワクチン接種後に生じる副反応は局所反応が一般的だが,中毒性表皮壊死症,AGEP等と診断された例も散見される.インフルエンザワクチンの需要増加に伴い,局所反応だけでなく,AGEPを含めた重症薬疹が起こりうることを念頭に置き,日常診療にあたる必要がある.
基本的にはロキソプロフェンを服用中でも、インフルエンザ予防接種を受けることは可能です。
しかし、マクロライド系抗生物質(クラリス、クラリシッド、ジスロマック)で効果がある菌としては、 もっとも有効であり、ほかの抗生物質では一部で気道に菌が残り感染を広げる可能性もあることから、現在でも第一選択薬はマクロライド系抗生物質になります。 マクロライド系抗生物質では効果がなく、マイコプラズマ肺炎の確定診断がついたお子さんには、そのほかの抗生物質であるオゼックス、ミノマイシンを投与することもあります。
クラリスロマイシン、ルパフィン、プランルカスト、カルボシステインを飲んでおり、アラミストを点鼻して…
抗生剤については、マクロライド系抗生物質(クラリス/クラリシッド、ジスロマックなど)が有効とされていましたが、近年マクロライド系の抗生物質は効きにくくなっています。 これは、抗生物質の乱用、抗生物質が適切に使用されてこなかったことが背景にあります。 他にニューキノロン、テトラサイクリン系抗生物質 も効果があります。
有機水銀を含まないインフルエンザ予防接種(チメロサールフリー)
当院ではチメロサールフリーのインフルエンザワクチンをご用意しております。このチメロサールフリーワクチンはワクチンを完全に無菌状態に保つ為、ワクチンを一人分ずつ注射器につめて製造されています。その為、製造効率が悪く生産量が少ないのが現実です。ワクチンの予防接種は、先着順となっておりますのでお早めにご相談、ご予約ください。
抗生物質を内服していると予防接種はできませんか? 問題ありません。 抗生物質とワクチンは互いに作用することはありません。
インフルエンザから身を守るために最も有効な方法は、流行前に予防接種を受けることです。予防接種を受けることで、インフルエンザにかかりにくくなります。また、かかったとしても重い症状になることを防ぐことができます。
インフルエンザワクチンと新型コロナウイルスワクチンの接種 ..
インフルエンザの症状は通常の「風邪」に比べると重篤で、咽頭痛や寒気などの風邪症状に加え、関節痛・筋肉痛や38℃~39℃の高熱および強い倦怠感を伴います。また、場合によっては、肺炎、気管支炎、脳症、ライ症候群、心筋炎、中耳炎などの合併症を発症することもあります。
インフルエンザは予防接種を受ける事で予防が可能です。また、たとえインフルエンザに感染しても症状を軽く抑えることができます。糖尿病・呼吸器疾患・心疾患・腎疾患などの基礎疾患のある方や、高齢者の方は、インフルエンザの合併症による死亡率を抑えるためにも、予防接種が勧められています。
抗インフルエンザ薬による獲得免疫抑制をマクロライド薬併用で阻止
○副作用の被害救済について
・任意接種の被害救済は、死亡した場合の遺族一時金の上限が約700万円にすぎない。(平成21年9月6日 共同通信社)
・厚生労働省は12月4日、新型インフルエンザワクチンで重い健康被害が発生した場合、医療費や遺族年金などを給付する救済制度をスタートさせた。ワクチンの副作用だけでなく、医師の技術的なミスで起きた健康被害も救済される。生計維持者が死亡した場合、遺族に年間約237万円の遺族年金(10年間)と約19万円の葬祭料、生計維持者以外の死亡では遺族に一時金約713万円と葬祭料を給付する。(平成21年12月8日 読売新聞)
※全ての治療薬や予防接種、既往歴を網羅しているわけではありませんので、ご了承ください。 当日の体調不良、服薬中、発熱等の方
インフルエンザから身を守るために最も有効な方法は、流行前に予防接種を受けることです。予防接種を受けることで、インフルエンザにかかりにくくなり、かかったとしても重い症状になることを防ぐことができます。
予防接種を受けてからインフルエンザに対する抵抗力がつくまでに2週間~3週間程度かかり、その効果が持続する期間は約5ヶ月とされています。
このため、インフルエンザが流行する期間(1月から3月頃)の数週間前、すなわち、10月頃から12月末までに接種を受けておくことをお勧めします。一般成人の場合は基本的にはインフルエンザ予防接種ワクチンは1回の接種でも免疫は得られ、効果があります。しかし、高齢者の方などは免疫が出来にくいため、充分な免疫を得るには、2回接種が必要といわれています。2回接種の場合、1回目のワクチン接種から2~4週おいて2回目を接種されると効果的です。2回の接種をおすすめする方チメロサールフリー(有機水銀およびホルマリンを含まない)インフルエンザワクチンの予防接種費用は5,500円(5,000円+消費税)です。
ホルマリンフリー(ホルマリンを含まない)インフルエンザワクチンの予防接種費用は4,400円(4,000円+消費税)です。
5.1 「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。
○通常の診察の後に、インフルエンザワクチン接種を行ってもよい(平成21年10月14日 厚生労働省新型インフルエンザ対策推進本部)
・予防接種は、疾病又は負傷に対する治療ではなく、保険診療とは別に提供されるものである。したがって、基礎疾患を持つ者の保険診療とインフルエンザワクチン接種を同時に実施した場合でも、いわゆる混合診療にはあたらない。
医療機関において,インフルエンザワクチンによる副反応疑い報告基準に該当する症状を診断した場
○接種回数について(平成21年12月16日 厚生労働省新型インフルエンザ対策推進本部事務局)
・1回接種:医療従事者・妊婦・基礎疾患を有する者'著しく免疫反応が抑制されている者は2回接種としても差し支えない)・1歳未満児の保護者・中学生・高校生・65歳以上の高齢者
・2回接種:幼児(1歳~就学前)・小学校(1~6年生)
発熱などの感冒様症状がないなら、インフルエンザワクチン接種は問題ないと思います。 2021/10/21
インフルエンザから身を守るために最も有効な方法は、流行前に予防接種を受けることです。予防接種を受けることで、インフルエンザにかかりにくくなり、かかったとしても重い症状になることを防ぐことができます。
予防接種を受けてからインフルエンザに対する抵抗力がつくまでに2週間~3週間程度かかり、その効果が持続する期間は約5ヶ月とされています。
このため、インフルエンザが流行する期間(1月から3月頃)の数週間前、すなわち、10月頃から12月末までに接種を受けておくことをお勧めします。
タケキャブ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
○妊婦について(平成21年10月13日 厚生労働省発健1013第4号)
・これまで季節性インフルエンザワクチンの接種により先天異常の発生頻度増加等は知られていない。
・バイアル製剤には、保存剤(チメロサール、又は2-フェノキシエタノール)が使用されている。チメロサールはエチル水銀に由来する防腐剤であるが、過去に指摘された発達障害との関連性について、最近の疫学研究では関連性は示されていない。
・プレフィルドシリンジ製剤には、保存剤の添加は行われていないことから、保存剤の添加されていないワクチン接種を希望する妊婦にはプレフィルドシリンジ製剤が使用できる。
手洗いなどの対策に加え、今からでもインフルエンザワクチンを接種してほしい」と話す。 ..
治療にはペニシリン系の抗生物質(サワシリン、ワイドシリン、パセトシンなど)を使用します。ペニシリン系の抗生物質にアレルギーがある場合にはエリスロマイシン(エリスロシンなど)、クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッドなど)を内服します。