[PDF] SGLT2阻害薬は尿細管下流への グルコース・Na排泄を促進する


昨年、SGLT2阻害薬として初めて慢性心不全での承認を取得し、慢性腎臓病への適応拡大を申請した「フォシーガ」。同薬を開発したアストラゼネカの緒方史子氏(執行役員 循環器・腎・代謝/消化器事業本部長)と矢島利高氏(メディカル本部 循環器・腎・代謝/消化器疾患領域統括部 統括部長)に、その意義や心・腎領域の事業戦略について聞きました。


[PDF] SGLT2 阻害薬が糖尿病性腎臓病を抑制する機序を解明

*尚、フォシーガはSGLT2阻害薬と呼ばれるお薬の一つです。フォシーガが格段に有名なので薬剤名を挙げていますがこの記事の内容はSGLT2阻害薬全体を示しています。

SGLT-2阻害薬は尿から余分な糖分を排泄する作用して、血糖値の調整をおこなう薬です。

面、利尿薬には、副作用として高尿酸血症、高中性脂肪血症、耐糖能低下、低ナトリウム血症、低

・脱水
フォシーガと利尿剤を併用している場合、利尿作用が増強され脱水状態になる可能性があります。
脱水予防のためには適度な水分補給が望ましいですが、

副作用の詳しい症状や上記以外の副作用については、こちらの記事で詳しく解説しています。

インスリンなどの低血糖のハイリスク薬を併用しない場合には、腎機能低下が SGLT2 阻害薬服用中の低血

国内の患者数は、慢性心不全が130万人、慢性腎臓病が1330万人と推定されています。両疾患への適応拡大によって、SGLT2阻害薬の市場も大きく拡大しそうです。

2型糖尿病の方を対象とした臨床試験では、フォシーガの服用でHbA1cが平均で0.41~0.45低下したという結果が得られています。また、別の臨床試験では、長期間にわたって安定した血糖コントロールが得られたことが報告されています。
また、インスリンによる治療で血糖コントロールが十分にできていない1型糖尿病の方を対象とした試験では、インスリンとフォシーガの併用でHbA1cが平均で0.36~0.40低下したという結果が得られています。

いずれも頻度は少ないものですが、対策としてフォシーガを服用 ..

フォシーガは、2型糖尿病だけでなく1型糖尿病にも適応があり、慢性心不全や慢性腎臓病の治療にも使用される薬剤です。血糖降下作用がインスリンに依存しないため、単独で用いる場合は低血糖の発生リスクが低いとされています。糖尿病の有無に関係なく左室駆出率の低下した慢性心不全に適しており、標準的な治療に追加することで予後の改善が期待できます。また、食事の影響を受けないため、食前でも食後でも服用できるという利点もあります。

通常血液の糖分は、腎臓の糸球体(しきゅうたい)と呼ばれる尿細管(にょうさいかん)という場所で再び吸収されます。


副作用には、低血圧、高カリウム血症などがあります。 心臓を休ませる薬.

その他、尿量の増加に伴う体内水分量の減少をはじめとする様々な要因もあり、腎臓を巡る血液の循環が改善され、腎臓は老廃物や余分な水分を効率よく体から排出できるようになることが示唆されています。

脱水予防のためには適度な水分補給が望ましいですが、重症心不全、腎機能障害、低ナトリウム血症の人は水分摂取量に制限が必要な場合があります。

高齢の方においては、副作用の一つである脱水症状(口渇など)の自覚が乏しい場合があります。そのため、高齢の方へフォシーガを使用する場合は、症状の変化や副作用の発現などに注意しながら、慎重に治療を進めていきます。

・低ナトリウム血症、低カリウム血症があらわれやすい。 8.重要な基本的注意

フォシーガは、小児などを対象とした臨床試験を実施していません。
ご家庭ではお子さまの誤服用を防ぐため、フォシーガの保管場所などにご注意ください。

フォシーガとは?(SGLT-2阻害薬:腎臓病の新しい治療薬として)

同時に、血液中へ再吸収されるナトリウム量も減少するため、腎臓への負担が軽減されます。

[PDF] フォシーガ錠 5 mg、同錠 10 mg に関する資料

また2022年に日本腎臓学会からSGLT2阻害薬をどのように使うかの基準となる推奨文が出されています。

体液貯留傾向のある慢性腎臓病患者にループ利尿薬を処方すると低カリウム

心不全では交感神経が興奮しすぎて過度の血圧上昇、脈拍増加などが起きており、心臓に負担がかかっています。
β遮断薬は、β受容体(心臓に多く存在している交感神経から指令を受ける受容体)の働きを抑えることで、血圧を下げたり、脈を遅くしたりして、働きすぎの心臓を休ませて心臓を元気にします。
少ない量から始め、血圧・脈拍・症状をみながら徐々に増やしていきます。

ナトリウム血症 妊娠中の甲状腺疾患 ステロイド薬の使い分け 下垂体機能検査 ..

矢島:われわれが日本、英国、ドイツ、オランダ、ノルウェー、スウェーデンの6カ国で約77万人の2型糖尿病患者を対象に行ったリアルワールド研究では、2型糖尿病患者が最初に発症する心血管・腎疾患は慢性腎臓病が最多で、次に心不全が多いことがわかりました。心機能や腎機能を悪化させないため、糖尿病を早期に治療することは非常に重要です。そこはSGLT2阻害薬がすごく役に立てるところですし、心不全や慢性腎臓病を発症した患者についても、心腎連関を意識しながらトータルでケアすることができる。フォシーガは、早期の段階から心不全や腎臓病を発症する後期の段階まで、幅広く患者の役に立てる薬剤として成長させていきたいと思っています。

IgA腎症がある場合; 高血圧、貧血、脂質異常症、高尿酸血症がある場合 など

結果として、フォシーガを服用すると血液中へ再吸収される糖が減少するため、血糖値が低下します。

健常人においても低血糖は報告されておりませんし、糖尿病の方においても単独投与による低 ..

※SGLT2:糖を運ぶたんぱく質のひとつ。SGLT1・SGLT2の2種類あり、腎臓で糖の再吸収に関わるのは主にSGLT2。

ナトリウム利尿ペプチド(ANP、BNP、CNPなど)は、心不全になると ..

副作用には、血中カリウム値の上昇、胸が張る(女性化乳房)などがありますが、新しいMRAでは女性化乳房が起こりにくくなっています。

脱水に伴い、利尿薬+RA系阻害薬+NSAIDs併用時は急性腎障害、活性型ビタミンD3製剤併用時は高カルシウム血症に注意。

フォシーガの副作用やリスク、使用する上での注意点について理解したうえで安全に使用し、治療に役立てましょう。

[PDF] 医薬品安全性情報Vol.14 No.17(2016/08/22)

フォシーガはSGLT2を阻害するため、尿量が増えて体内の水分量が減ります。

腎不全患者において重篤な低 Ca 血症の報告例が散見される.末期

副作用には、腎機能の低下、血圧の低下、血中カリウム値の上昇などがあります。
ACE 阻害薬では副作用として空咳がみられることがあり、副作用でACE阻害薬が使用できない時にはARBを使用します。

ナトリウムやグルコースは、腎臓の糸球体で一旦原尿に濾過されるが ..

重度の腎機能障害がある場合、あるいは末期腎不全で透析中の場合は、フォシーガの血糖降下作用が期待できません。また、腎機能障害が中等度であっても、十分な血糖降下作用が得られない場合があります。そのため、腎機能障害がある方にフォシーガを使用する場合は、定期的に検査を行うなどして投与の必要性を慎重に判断します。
慢性心不全や慢性腎臓病に用いる場合も、腎機能障害の悪化などに留意しながら投与の必要性を判断していきます。

低血圧症 · 新規片頭痛発作内服薬 · 片頭痛・慢性頭痛治療 · 片頭痛予防注射薬

心不全ではアンジオテンシンというホルモンが過剰に分泌されて体内のナトリウムの量が増えるので、心臓が循環させないといけない体液量が増え、血管も収縮して血圧が上昇するので、心臓に負担がかかります。
ACE阻害薬やARBは、アンジオテンシンの働きを抑えることで、心臓の負担を軽減し心臓を保護します。

インスリンとは関係なく作用するので、効きすぎによる重い低血糖症の発現リスクは低いと考えられています。 ..

――そう考えると、SGLT2阻害薬は糖尿病に対してもっと積極的に使われるべきなのではないでしょうか?

血糖値を下げる作用により冷や汗や手足のふるえなどの低血糖症状が ..

心不全の治療薬は、「心臓を保護する薬」「心臓を休ませる薬」「心臓を楽にする薬」「心臓を力づける薬」に分けると理解しやすいです。
これらの働きによって、心筋保護因子や心筋障害因子に作用して、崩れた代償機転のバランスを整えます。