2021年度薬価本調査結果(1、全体)(中医協総会(1)1 211203)
発売2年目の今年は新キャストとして、あき竹城さん演じるアレグラ人の母「タケージョ」も登場。「眠くなりにくい」「口が渇きにくい」という商品特性をコミカルに強調するストーリーと意外なキャスティングが笑いを誘う。「花粉だ!鼻炎だ!アレーグラー!」というアレグラ人の決めポーズも前作からパワーアップし、大野さんらが見せる切れ味抜群のポージングに撮影現場では感嘆の声が上がったという。
2021年度薬価本調査結果(2、内訳)(中医協総会(1)2 211203)
ともすると機能訴求に終始しがちな、アレルギー鼻炎薬のテレビCM。春に向けて集中的なコミュニケーションが必要とされる中、「アレーグラー!」と商品名を連呼するインパクトの強さと緻密なストーリー設定のCMで、今期もトップシェアの堅持とトライアル喚起、認知率アップを目指す。
後発医薬品発売後5年以上経過または後発医薬品への置き換え率が50%以上となった長期収載品が対象となり、ほぼ全て(現状で700成分程度を対象)の長期収載品が該当します。
薬の名前, 薬価, 1日, 90日分処方(2021年の薬価), 窓口負担(3割)
住友ファーマの抗精神病薬「ラツーダ」(188.1%増)や武田の抗うつ薬「トリンテリックス」(167.2%増)なども処方の拡大に伴い売り上げが大幅に増加。119.5%増となった第一三共の抗がん剤「エンハーツ」は、HER2陽性乳がんと胃がん(いずれも3次治療)で順調にシェアを伸ばしています。このほか、20年11月に慢性心不全、21年8月に慢性腎臓病への適応拡大が承認された「フォシーガ」(小野)や、21年4月に新型コロナの適応を取得した「オルミエント」(リリー)なども販売を伸ばしました。
この調査結果を踏まえて、薬価と医療材料は来年(2022年)4月から引き下げられることになります(もちろん、薬価算定ルールの見直しを踏まえた引き下げ・引き上げも行われるが、ここでは考慮しない)。現行ルールでは、「乖離分をすべて引き下げる」のではなく、一定の調整幅(流通経路や取り引き量の違い、さらに廃棄分を考慮する)を残した上で、引き下げを行います。薬価については調整幅が2%とされており、全体としては「乖離率7.6%-調整幅2.0%」=5.6%の引き下げが行われる見込みです(もちろん個別品目で状況は全く異なる)。これが医療保険財政にどのような影響を及ぼすのかを考えてみます。剤費を「およそ10兆円」と仮置き(医療費を40兆円とし、その4分の1が薬剤費であると仮定する)すると、「10兆円×5.6%の引き下げ」によって、薬剤費は5600億円減少することになります。薬剤費における国庫負担割合を4分の1(25%)と仮置きすれば、2022年度には1400億円程度の国費縮減が可能と考えられます。一方、材料価格については一定幅が4%であるため、「乖離率%-調整幅」を計算すると「マイナス」となってしまいます。個別機能区分によってさまざまですが、薬価と同じように考えると「材料分については全体として医療費・国費の縮減にはつながらない」可能性もありそうです。ただし、薬価制度については、新薬創出・適応外薬解消等促進加算をはじめとするさまざまな見直しが2022年度改定行われる予定で、材料価格についても同じく見直しが行われることから、国費縮減額は改定内容にも大きく左右される点に留意が必要です。これまでの診療報酬改定では、この薬価引き下げ財源を診療報酬本体(医科・歯科・調剤の各点数)の引き上げ財源に充てています。昨今の診療報酬改定では「薬価引き下げ分は国民に還元すべき」との指摘が財務省等から強くなされており、2020年度改定で、どこまでが診療報酬本体に充てられるのか、今後の予算編成の動きを注視する必要があります。
【これまでの2022年度改定関連記事】
◆入院医療の全体に関する記事はととと
◆急性期入院医療に関する記事はとととととととと
◆DPCに関する記事はとと
◆ICU等に関する記事はととと
◆地域包括ケア病棟に関する記事はとと
◆回復期リハビリテーション病棟に関する記事はととと
◆慢性期入院医療に関する記事はととと
◆入退院支援の促進などに関する記事はと
◆救急医療管理加算に関する記事はとと
◆短期滞在手術等基本料に関する記事はと
◆外来医療に関する記事はとと
◆在宅医療・訪問看護に関する記事はとととと
◆新型コロナウイルス感染症を含めた感染症対策に関する記事は
◆医療従事者の働き方改革サポートに関する記事は
◆がん対策サポートに関する記事はと
◆難病・アレルギー疾患対策サポートに関する記事は
◆認知症を含めた精神医療に関する記事はと
◆リハビリに関する記事は
◆小児医療・周産期医療に関する記事は
◆データ提出等に関する記事は
◆調剤に関する記事はとと
◆後発医薬品使用促進・薬剤使用適正化、不妊治療技術に関する記事はと
◆医療経済実態調査(第23回調査)結果に関する記事は
◆消費税対応の是非に関する記事は
◆基本方針策定論議に関する記事はととととととと
[PDF] 新規取扱いのご案内(2021 年6 月薬価基準追補収載予定品目)
ただし、副次評価項目である「症状緩和までの日数」はオミクロン株であっても有効性を示しているので、ラゲブリオを使用したいという重症化リスクのある患者さんには処方を検討しても良いかもしれません。
ジェネリック医薬品は、基本的に先発医薬品の特許期間が切れたあとに発売されます。
オテズラは比較的新しい薬で特許期間もまだ数年あると思われるため、ジェネリック医薬品はしばらく販売されないと思われます。
なお、海外は日本と特許の制度が異なるため、オテズラのジェネリック品がすでに流通している国もあるようです。しかし、個人輸入でオテズラのジェネリック品を入手するのはおすすめできません。個人輸入した医薬品を使用して副作用が生じても、メーカー保証は受けられず国の医薬品副作用被害救済制度の対象にもなりません。不純物が混入している粗悪品が販売されていることもあるため、安易な購入は避けてください。
2021年度薬価本調査結果(1、全体)(中医協総会(1)1 211203)
この基準についても、年末の予算編成過程の中で検討・決定されますが、診療側の森委員は「仮に改定を行う場合には、影響を小さくするために対象範囲は狭めるべき。薬価差が縮小する中で倍率(上述の0.625)を維持することは、対象範囲を事実上拡大するものだ」と、一方、支払側の松本委員は「対象範囲を狭めるほど、新薬が対象から外れ、後発品や長期収載品の薬価引き下げが進む」とコメントしています。
また、適用ルールについては、やはり診療側の「実勢価格に連動するルールに限定すべき」(森委員)という意見と、支払側の「などはもちろん、市場拡大再算定なども含めた他のルールも広範に適用すべき。メーカーサイドもイノベーション評価と累積額向上のセット実施には理解を示していると考えている」(松本委員)という意見とが対立しています。
他方、医薬品安定供給への配慮等に関しては、▼したが、その効果は十分に見えない。安易な特例実施はすべきでない(松本委員、鳥潟委員)▼安定供給に積極的に取り組む後発品企業の指標設定・評価については、アップデートを行い、広く適用していくべき(松本委員)▼後発品企業の指標設定・評価については、初めての試みであり、検証しながら慎重に進めるべき(森委員)▼2024年度薬価制度改革ではイノベーション評価・医薬品安定供給に力を注いだが、それを受けてメーカーサイドがどのような取り組みを行っているのか、具体的に示すことが重要である。また薬価引き下げを行った場合、その財源は医療機関に還元すべき(長島公之委員:日本医師会常任理事)—などの意見が出されました。
次回、薬価専門部会では業界団体からのヒアリングを行い、その結果も踏まえながら、さらに議論を重ねていきます。
集計対象となった187品目のうち、前年度からの増加率が最も大きかったのは、中外が2020年8月に発売した視神経脊髄炎スペクトラム障害治療薬「エンスプリング」。前年度比7.5倍の97億円を売り上げました。同年7月に発売された不眠症治療薬「デエビゴ」(エーザイ)は6.4倍、同年5月発売の抗がん剤「ベレキシブル」(小野)は3.0倍の売り上げ増となりました。
** 過去に新薬創出等加算の対象であったが、累積加算額を返還していない品目
このほか、参天製薬の抗アレルギー点眼薬「アレジオン」や大鵬薬品工業の制吐薬「アロキシ」などが2桁の引き下げとなります。生化学工業が製造し、科研製薬が販売する関節機能改善剤「アルツ」(22年3月期売上高予想194億円)は3回目のG2適用で12.6%の引き下げを受けます。
共創未来ファーマ製品, フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg「トーワ」, 60mg1錠, 23.10
しかし、同じジェネリックでも、先発品と同品質のジェネリックがあればそちらの方がより安心ではないでしょうか?
共創未来ファーマ製品, フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg「FFP」, 60mg1錠, 11.50
ビラノアは、アレグラOD錠がなくなったため、より内服しやすいOD錠を投入、1日1回の内服薬でもあるので、先発品ながら窓口負担は少ない印象
フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg「SANIK」 | 日医工株式会社
AGの正体は、先発品を開発した会社(正確には子会社)、もしくは権利を譲り受けた他の会社が作ったジェネリック薬品で、で、違うのは薬名だけです。(ただし、AGがないジェネリックもあります)
▽横にスクロールしてご確認ください。 製品名, 規格・単位, 薬価, 会社
しかしながら、オミクロン株流行後の大規模臨床研究であるPANORAMIC試験において、ラゲブリオは主要評価項目である「発症してから28日以内の入院と死亡のリスク」を減らす効果が確認されませんでした。()
一般名, フェキソフェナジン塩酸塩, 日局品, 局, 統一名収載, -
2021年12月現在、オテズラの規格と薬価はそれぞれ10mg:329.9円/錠、20mg:659.8円/錠、30mg:990.0円/錠です。30mgの錠剤を1日2回内服する場合、1日あたりの薬剤費は1980円です。三割負担の患者さまの場合、1日あたりの薬剤費は594円になります。
東和薬品株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役社長:吉田逸郎)は、本日6月17日に官報告示された新製品6成分18品目について、薬価 ..
他の病気に対して常用している内服薬がある場合、飲み合わせに注意する必要があります。具体的にはリファンピシン・フェノバルビタール・カルバマゼピン・フェニトイン・メトトレキサートと併用するとオテズラの血中濃度が薄まって効果が弱まりますし、ケトコナゾールと併用するとオテズラの血中濃度が濃くなって必要以上に効果が強まってしまいます。これらの薬のいずれか一つでも内服している、あるいは他院で新たに処方を受けた際は、必ず医師にお伝えください。
またオテズラは、妊娠を予定している、もしくは現在妊娠している方には投与できません。服用時には避妊が必要ですのでご注意ください。授乳中の方への使用は禁忌ではありませんが、動物実験では薬剤が母乳中へ移行すると確認されています。小児の患者さまへ基本的に投与できない薬であることも考えると、授乳中の方への投薬はオススメしにくいところです。
2022年度薬価改定、製薬企業への影響は | AnswersNews
一方、売り上げを落としたのは5製品で、日本イーライリリーの抗うつ薬「サインバルタ」(501億円、21.4%減)や武田の高血圧症治療薬「アジルバ」(763億円、7.2%減)は大幅な売り上げ減。サインバルタは昨年6月の後発医薬品の参入が響きました。
このほか、参天製薬の抗アレルギー点眼薬「アレジオン」や大鵬薬品工業の ..
長期収載品の選定療養化にあたって、弊社でも2024年6月に皮膚科医院を主な対象として、セミナーを開催しました。
ご関心がある先生は「【無料】先発品(保湿剤・アレルギー薬etc)の患者負担増が皮膚科医院に及ぼす影響とは?」の見逃し配信セミナーをご視聴ください。
アレルギー性鼻炎における用量反応性(アレグラ錠:2000年9月22日承認、申請資料 ..
2024年度薬価改定のうち「長期収載品自己負担」に焦点を置いて解説いたしました。
まとめますと、下記のようになります。
フォシーガ錠5mg(小野薬品工業株式会社)の基本情報・副作用
椎間板ヘルニアによる慢性的な腰痛があり鎮痛剤を毎日飲んでいた方が、薬代を抑えようとジェネリックに替えてみたところ、痛みが悪化したため結局先発品へ戻したという経験が何度かあります。また、飲み薬だけでなく湿布でも同様なことがありました。
薬や食べ物のアレルギーがある。 やせている、食事がとれていない、糖尿病性の ..
まず改定の対象範囲については、過去2回の中間年改定で「平均乖離率の0.625倍」という基準が用いられています。仮に、今回の平均乖離率5.2%でも適用するとなれば、「乖離率(薬価と実勢価格との差)が3.25%以上の品目が薬価引き下げ対象になる」と言えます。
そのために、フォシーガ錠5mgを使用される患者さんの理解と協力が必要です。 内用薬
先発品とほぼ変わらないAGですが、残念ながらあまり広まっていません。これはAGを採用する薬局が少ないことが要因の一つです。
の、アレルギー性鼻炎の化学合成医薬品を参照薬として、特例的に効能 ..
ほかにも、塩酸プソイドエフェドリンの交感神経刺激作用によって、不眠、めまい、脱力、振戦、不整脈等の副作用があらわれる場合もあります。そのため、その他の交感神経刺激薬による副作用歴の確認も重要です。副作用があらわれた場合にはすみやかに服用を中止して、主治医または薬剤師に相談するように指導しましょう。
アレルギー・免疫 · リウマチ・膠原病 · 感染症 · 老年科 · 心療内科 · 臨床検査
非鎮静性のお薬で脂溶性が低く脳に入りにくいため、眠気の副作用もほとんどないとされます。実際、国内外臨床試験における傾眠の発現率と程度は、プラセボとほとんど変わりませんでした。また、路上での自動車運転能力を評価した海外試験で、運転能力の低下は認められませんでした。このため車の運転をふくめ機械の操作など眠気に関する制限事項がありません。