【般】デキサメタゾンエリキシル0.01%, 一般名コード, 2454002S1ZZZ
わが国で軽症例から最も頻用される治療薬で、ボスミン吸入液0.1~0.3mLを生理食塩液2mLに混ぜてネブライザー吸入します。とされておりします。喉頭粘膜の腫れを軽減し気道狭窄による呼吸困難を改善します。重症例には気管内挿管による人工呼吸を回避する手段として位置づけられています。1回使用量が3mL(わが国の使用量の10倍量)を超えると頻脈や顔面蒼白などの副作用の頻度が高くなります。1時間に3回吸入を行った患者では心室性頻拍と心筋梗塞を合併した報告例があります。
デキサメタゾンとして、通常成人1日0.5~8mgを1~4回に分割経口
リンデロンシロップ〔1.5mL/kg 例) 体重10kgの子で1回15mL〕単回経口投与が行われます。効果発現は投与後4~6時間とされており即効性はありません。症状再燃に伴う再受診率、アドレナリン吸入回数、病院内滞在時間、入院率に有意な改善が示されています。すなわち、病気の期間を短くし、重症化を抑制できる薬といえます。欧米ではすべてのクループ症候群の児に推奨される治療とされています。単回投与のため副作用はほとんどありません。反復投与が必要な場合は入院治療が必要となります。
薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
[PDF] デカドロンエリキシル0.01% 販売中止のご案内
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
一般的に小児に処方されるシロップ剤、ドライシロップ剤には味、香り付けがされているものが多いのですが、お水や白湯のみで飲めない場合、また味付けのないお薬を飲まなければならない場合の飲み方の工夫を紹介します。
デキサメタゾンは、合成副腎皮質ホルモンとして 1958 年に開発された化合物
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
主な副作用として、満月様顔貌、食欲亢進、体重増加、むくみ、不眠などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
(1)デカドロンエリキシル (2)ペリアクチンシロップ0.04
皆さんの施設ではクループの子にデキサメタゾンをどうやって内服させていますか?
文献班のメンバーに聞くと、エリキシル製剤にはアルコールが入っているので小児への処方は避けるという意見も複数ありました。施設によっては粉砕したデカドロン錠を単シロップに混ぜて「練り団子」のようにして飲ませたり、粉砕した錠剤を水で懸濁して5mlの注射器でピュッと口の中に入れて飲ませるなどの工夫をしている様です。
とても面白い話題なので各施設の工夫を共有していただけると幸いです。
クループに対するステロイドの経口投与は、古典的にはデキサメサゾンの0.6mg/kgです。
UpToDateによるとデキサメタゾンの内服は味が悪いとのことです。日本には比較的飲みやすいデカドロンエリキシル®がありますが、0.6mg/kgで飲むと10kgの子が60mlも飲まなくてはいけないという問題があります。また小児の保険用量は40mlまでです。
いくつかのStudyで0.15mg/kg~0.3mg/kgでも同等の効果があると示されていますが、n数が100例程度の小規模Studyが中心でした。
今回のStudyは1200人以上ものクループの患者を集めて、デキサメサゾン通常量(0.6mg/kg)、デキサメサゾン少量(0.15mg/kg)、プレドニゾロン(1mg/kg)の3群に410名ずつを割り当てたRCTです。
今回のRCTで、デキサメサゾン少量投与やプレドニゾロン投与は、デキサメサゾン通常量投与に対して非劣性を示しました。
すでに0.15mg/kgで処方している施設の方にとっては朗報と言えると思います。
2施設で1200人もクループを集められるのがすごいですね。
[PDF] デキサメタゾン COVID-19 小児患者に対する治療薬としての位置付け
──経口投与 プレドニゾロン5日間投与と比較し,非劣勢が示されている3)。エリキシル製剤では量が多いので,デカドロン錠®0.5mgを粉砕し,シロップを付けて救急外来で内服してもらう。中発作なら投与を前提として行動する:吸入の指示をしつつ全身性ステロイドの処方を行うぐらいでよい。52 ■(喘息急性増悪と診断すれば)喘息として対応投与例・酸素投与:前記のとおり。・ ・ 気管支拡張薬吸入:ベネトリン®0.3mL+生食1mL。救急外来では効全身性ステロイド・即効性はない。静脈投与と経口投与では効果に差はない2)(表3)。中発作以輸液・経口摂取ができていれば必ずしも必要ではないが,呼吸苦が続き脱水になる果を判定し,改善不十分であれば30分毎に3回反復する。上で投与。こともよく経験する。その場合は輸液を考慮する。・大発作以上では静脈路を確保し血液ガス測定,各種薬剤投与ルートとして使用する。表3 全身性ステロイド薬の投与方法経静脈投与薬 剤ヒドロコルチゾンプレドニゾロンorメチルプレドニゾロン0.5〜1mg/kg薬 剤プレドニゾロンデキサメタゾン0.3mg/kg(単回)初回投与量5mg/kg定期投与量5mg/kg,6-8時間ごと0.5〜1mg/kg,6-12時間ごと初回投与量定期投与量1-2mg/kg(分1-3)デキサメタゾン単回投与0.3mg/kgについて
過去における新興コロナウイルス感染症(SARS-CoV, MERS-CoV)に対するコルチコステロイ
薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
オルガドロン注射液19mg(デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液) ..
デキサメタゾン抑制試験は、クッシング症候群(「」の項参照)が疑われた場合に行う検査で、デキサメタゾン(商品名:デカドロン)は副腎(腎臓の上にある小さな内分泌臓器)で作られるコルチゾールの作用を強力にした内服薬です。
セレスタミン配合シロップ(ベタメタゾン・d-クロルフェニラミンマレイン酸塩シロップ).
「」は、テトラサイクリン系の抗生物質です。テトラサイクリン系の抗生物質は、8歳未満のこどもに使用すると、といって、歯が黒っぽく変色することがあります。乳歯のときに使っても、永久歯に色が付いて、一生とれません。大人の人で歯が黒っぽい人が、時々いますね。これは、多分、小さい頃に「ミノマイシン」などのテトラサイクリン系の抗生物質を投与された人です。ミノマイシンを飲んだあと数年しないと症状が出ないので、知識がないと因果関係に気づきません。(注)
これらの薬はよく効くのですが、以上のような理由から8歳未満の小児には使わないのが原則です。他の薬が効かず、どうしてもこの薬を使わなければならない場合は、親に「着色歯」などの副作用についての説明をして、了解を得てから使うべきだと思います。しかし、実際は、耳鼻科や内科などで案外気軽に使われており注意が必要です。
シロップ製剤 · 生薬製剤 · 有機着色剤 · 無機着色剤 · その他の矯味,矯臭,着色剤 ..
※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
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デキサメタゾンエリキシル0.01%「日新」 500ML×1瓶(500ML)
当院に来る患者さんが、他の医院でもお薬をもらっていることがしばしばあります。当院でも薬を出すために、今飲んでいるお薬を教えてもらうのですが、時々、小児科医としてびっくりするような薬が出されていることがあります。小児は大人と違い、薬の副作用のでかたも大人とは違います。小児科では、その点に十分注意しながら薬を出していますが、小児科以外の医院では(多分そういう知識がないからだと思うのですが)小児に危険な薬を、何気なく出しているところがあります。
量の 3 割増しが必要とされています)ので,可能ならば内服で始めるのが良
「」は、ステロイド剤と抗ヒスタミン剤という2種類の薬が混じったお薬です。アレルギー性鼻炎がひどい大人には使うことがあります。それも、どうしてもひどいときに、ワンポイントに使うのが原則です。2週間とか、1ヶ月といった長期間続けるべき薬ではありません。
「セレスタミン」に含まれているステロイドという成分には強い抗炎症作用がありますが、同時に強い副作用もあります。長期に使用した場合の主な副作用は次の通りです。
1 免疫力を落とす:病気にかかりやすくなります
2 ムーンフェイス(満月様顔貌):満月のようにまん丸い顔になります
3 肥満:食欲が異常に亢進し太ります
3 骨粗鬆症:骨がもろくなり、折れやすくなります
4 低身長:身長が伸びなくなります
5 糖尿病:糖尿病になりやすくなります
皆さんの施設ではクループの子にデキサメタゾンをどうやって内服させていますか? ..
(なお、アレルギー性鼻炎や喘息のときにステロイドの吸入剤を使用することがありますが、これはステロイドの量が少なく、ほとんど副作用はありません。)