*)発現頻度はドライシロップ及び錠剤において認められた副作用の合計。
以上のように、花粉症の治療には様々な種類の薬剤があり、それぞれに効果や副作用、使用上の注意点があります。自分に合った薬剤を選ぶためには、専門医の診断を受けることが大切です。
アレグラ錠(フェキソフェナジン塩酸塩)の有効成分は、フェキソフェナジンです。
一般的に、抗ヒスタミン薬、鼻噴霧ステロイド薬、抗ロイコトリエン薬などが花粉症の治療に使われます。第2世代抗ヒスタミン薬は、眠気を引き起こすことなく、症状を緩和する効果があります。鼻噴霧ステロイド薬は、鼻の粘膜に直接作用するため、鼻炎の症状を改善することができます。抗ロイコトリエン薬は、花粉症の症状を抑える効果がありますが、副作用として胃腸の不調などが報告されています。また、妊婦や授乳中の場合は、薬剤の使用に関して医師と相談する必要があります。
であり,。また,米国のFDA(食品医薬品局)のデータベースにおいて抗LTs薬とChurg-Strauss症候群に因果関係がみられた4)ため,この点においても経過観察が必要となる。
これらの薬は抗ヒスタミン薬で認められる眠気やインペアードパフォーマンスといった副作用とは無縁であり,抗ヒスタミン薬による眠気が強い患者や高い集中力を要する職業の患者には適していると言える。
◆有効成分ザイザル:レボセチリジンアレグラ:フェキソフェナジン
過量服用では同様の副作用が出現する可能性が高まるので,患者指導や経過観察は必要となる。しかし,時に第2世代の抗ヒスタミン薬でも眠気や口渇を訴える場合があり,患者に合った薬剤を再度検討・選択しなければならない。
。稀ではあるが,アナフィラキシーショック,肝障害,味覚異常,錐体外路症状などの重大な副作用がみられることがある。
であり,理想的な抗ヒスタミン薬の基準は表8のように考えられている2)。
これに対し,第1世代の抗ヒスタミン薬は受容体選択性が低く,血液・脳関門の通過性も高かったことから中枢抑制作用や消化器・循環器障害が現れやすく,特に小児では痙攣や不穏・不眠・振戦が出現しやすく注意が必要である。一般用医薬品の中には第1世代の抗ヒスタミン薬が含まれているものも多いため,注意が必要である。
第1世代の抗ヒスタミン薬の副作用は脳内H1受容体遮断で生じる鎮静,傾眠,倦怠感,脱力,運転能力低下,インペアードパフォーマンスなど,ムスカリン受容体遮断で生じる口渇,乏尿,頻脈,眼圧亢進など,α受容体遮断で生じるめまい,起立性低血圧など,Kチャネル阻害で生じる不整脈などが代表的である。特にムスカリン受容体遮断作用のため,緑内障,前立腺肥大,喘息には禁忌である。これを踏まえ,。
これらの副作用を克服し,1983年以降に第2世代の抗ヒスタミン薬が発売された。常用量の第2世代の抗ヒスタミン薬はH1受容体の選択性も高く,血液・脳関門の通過性も低いことから,第1世代の抗ヒスタミン薬にみられたような副作用は著明に改善している(図18)3)。
◆剤型ザイザル:錠(5mg)、シロップアレグラ:錠(30mg、60mg)
注5)フェキソフェナジン塩酸塩円形錠とアレグラ錠60mgは生物学的に同等であった。
注5)フェキソフェナジン塩酸塩円形錠とアレグラ錠60mgは生物学的に同等であった。
*)発現頻度はドライシロップ及び錠剤において認められた副作用の合計。
主だったアレルギー性鼻炎に対する薬剤の副作用を表71)にまとめる。
ヒスタミンやロイコトリエンと同じようにPGD2やTXA2などの化学伝達物質も鼻粘膜に作用し、鼻閉を起こします。それらを阻害する薬です。効果の発現は鼻閉に関しては1週間、くしゃみ、鼻漏に関しては2週間程度かかるとされています。
あったが、40mg以上で鼻症状スコアの有意な減少が認められ、 40mg の効果発現が 60mg以上
スギ花粉症には電気凝固、化学的手術、レーザー手術、超音波などで粘膜を焼く治療法があります。鼻粘膜焼灼は簡単に外来で行えますが、繰返し(毎年または隔年)行う必要性があります。しかし、治療後の影響や長期的な治療効果はまだよくわかっておらず、総合的評価は定まっていません。また、鼻茸、鼻中隔弯曲症、副鼻腔炎などの合併症がある場合はより積極的に手術療法も行われます。とにかく、難治性の鼻閉がある場合は耳鼻科に相談しましょう。
市販もされている薬:副作用が少なく、安定的な効果があります = アレグラ ..
通年性アレルギー性鼻炎の自然治癒は、あまり期待できないため、減感作療法が、唯一最善の治療です。減感作療法は、続けて行えば十分効果が期待できる治療法です。最近は内服薬や、点鼻薬にも良い製品がたくさんでてきていますが、一般的薬物治療では、効果のみられない場合や、1年中症状が見られる場合などには、試みるべき価値ある治療です。
特異的減感作療法の詳細は。
アレグラFX 5つの強み|アレルギー専用鼻炎薬「アレグラFX」
9)
軽症な花粉症であれば、症状が出現する季節だけの治療で十分です。しかし、通年性アレルギー性鼻炎のように季節に関係なく、1年中症状が見られる場合には、長期間治療が必要となり、せっせと病院通いを続ける割にはあまり効果がなく、リスク・副作用の強い薬を長々と服用するなど、何かと負担が多いように思います。
アレグラ錠60mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
減感作療法の考え方を応用した米の研究が進んでいます。
遺伝子組み換え技術により、スギ花粉症の原因となるタンパク質を米でつくり、これを食べるという方法です。
スギ花粉症米は花粉症に効果のある成分だけを遺伝子操作で作り出すため、最初から大量摂取が可能となります。
すでに2002年秋のマウスの実験では4日間食べただけで、マウスの花粉症は大幅に改善しています。
人間用の治療米も2001年春から栽培実験しているが、安全性の問題の解決には時間がかかるので、すぐには手に入らないそうです。
[PDF] アレグラ錠30mg アレグラ錠60mg 添付文書(案)
また、アトピー性皮膚炎の場合も同様に、非特異的変調療法の併用によって抗アレルギー薬を中心とする内服薬や外用薬の減量、症状を著しく好転させることが可能となります。
非特異的減感作療法の詳細は。
アレグラα、 アレグラフレッシュ、 アレグラファインの3品目は
使用後、効果発現は約 1 〜 2 日で、鼻汁、鼻閉、くしゃみすべてに効果があります。また眼-鼻反射の抑制により眼の痒みなどの症状にも効果があるとされています。
鼻閉にもやや効果があります。眠気の副作用がなく、全体に副作用が軽微です。 ..
『ステロイド』というと副作用が多く怖い薬、というイメージがあると思いますが、ここでいう鼻噴霧ステロイドはバイオアベラビリティー(人体に投与された薬物のうち、どれだけの量が全身に循環するのかを示す指標)が極めて低く、全身的な副作用は少ないとされています。多くは鼻内刺激感や異物感などの、局所の感覚的な訴えが出る程度です。リノコートを除き、1年以上使用しても安全とされています。
アレグラ他)と回答した。第2位のエピナスチン(アレジオン他) ..
減感作療法はアレルギーの元になる抗原を徐々に体に入れて、体を慣れさせていく治療法です。広く用いられる皮下投与法では、スギ花粉症に対して約80%の有効率を示すと言われています。花粉症の自然治癒はごくわずかです。
長期にわたって症状の出現を抑える減感作療法は、現在唯一の根本的な治療方法です。
とはいううものの、 減感作療法は長期間通院する必要があり、行っているのはごく一部の人だけです。まれですが重篤な副作用(全身性アナフィラキシー反応)を起こすことがあります。具体的には、薄めたスギ花粉成分を週一回から月一回程度、徐々に量を増やしな がら注射をおこないます。1~3年で効果がでますが、少なくとも2~3年は治療を続けます。一般的に、最適な継続期間は3~5年と言われています。減感作療法では、スギ花粉症の原因タンパクと関係のないタンパクも注射されま す。これらを一緒に一度に大量注射すると強い拒絶反応を起こす可能性があるので少量づつしか増量できません。このため長い時間がかかります。
花粉症に使用する薬剤. 薬剤, 飲み方, 眠気の程度, 効果. アレグラ, 1日2回, ない, やや強い.
2003年11月に発売されたドライパウダーのステロイド点鼻薬であり,1日2回噴霧,合計100μgである。容器にはカウンターがついており,残存量が確認しやすくなっている。
ステロイド薬としての働きに加えて,ドライパウダーに混合されているヒドロキシプロピルセルロースが粘液により浸潤し鼻粘膜を被覆することで,アレルゲンの粘膜との接触を阻止する。ドライパウダーで鼻粘膜に付着しやすいため効果が持続し,ステロイドも最少量ですむ。
以上の薬剤の特徴を表6 4)にまとめる。
パウダー製剤の特徴として①粘膜付着性,②被覆作用,③局所徐放性が挙げられる。吸入で噴霧された粒子は,その粒子径により気道の到達部位が決まる。パウダータイプのデキサメタゾンとベクロメタゾンは粒子径を平均90μmに設計することで,そのほとんどが鼻粘膜に捕捉され沈着するようになっている。鼻粘膜に沈着したパウダー粒子は粘液によって湿潤すると鼻粘膜を被覆し,鼻粘膜へのアレルゲンの接触を防ぐ効果も発揮する。また,薬剤は局所粘膜で徐放性に効果を発揮する。使用感が少なく,液垂れがないこともパウダー製剤の特徴と言える。これに対してFFは1回投与量を少なくし,噴霧の粒子を細かくすることで対応している。
しかし,患者によっては使用感が少ないために本当に噴霧されているかわかりにくいと訴えることもある。使用感について付け加えると,防腐剤の香りを嫌がる場合や,逆にその使用感を噴霧している実感として重要視する患者もいる。。
アレグラは眠気も少ないのですが、効果が弱い薬です。効果が弱くて ..
「1回の注射でスギ花粉症のシーズンが楽に送れる」という週刊紙、新聞、テレビ の報道により、長期作用型のステロイド注射を希望する患者がいます。ごく一部の医療機関で、花粉症治療に徐放性ステロイド薬の筋注が 行われています。この方法を乱用して患者を集めている医師がいることが、医師のモラルとして問題視されています。この様な医療機関では、糖尿病、高血圧、消化性潰瘍、白 内障、その他ステロイド剤の禁忌疾患の使用前チェックもしていないと言われていま す。また、使用中も副作用を検査することなく、患者にも副作用の説明 なく実施していると報告されています。
ステロイド薬は強力な抗炎症作用をもつ一方、長期に効果のある全 身投与は必ず副作用をおこします。ステロイド薬は他の全ての治療法を併用しても効果が不十分な時に、効果と副作用に関する説明を徹底したうえで、行う治療法です。安易に行いないようにしましょう。
スチン®、タリオン®、アレグラ®、アレロック®、クラリチン®、ザイザル® b ..
鼻噴霧ステロイドは、薬物療法の中で最も症状改善効果が強い薬剤と言われています。作用機序は複雑なため割愛しますが、鼻の粘膜局所における炎症性物質を抑える作用があります。
注1)発現頻度はドライシロップ及び錠剤において認められた副作用の合計。 ..
ステロイド骨格に脂溶性官能基を導入することにより,局所での高い貯留性と持続的な抗炎症作用を特徴としており,2009年12月に発売された。形状は粉末噴霧式で1日1回噴霧,合計400μgで,容器が特徴的なツインライザー®という専用噴霧器を用い,両鼻腔に同時に噴霧する。粉末の入ったカプセルを1回ごとに「弾込め」する必要があり,やや煩雑ではあるが,同時に薬量が不十分になる心配がなく,また使用を忘れることも少ない。
やや煩雑な噴霧ごとのカプセル充填の改善目的に,2012年6月には14日間分を噴霧器に充填した定量噴霧式残数カウンター付き点鼻噴霧剤が発売となった(図16)。
相互作用(アレグラ錠:2000年9月22日承認、申請資料概要ヘ.Ⅲ.2
結論としては、自分に合う薬を探していくということが良いと思います。残念ながら、花粉症の症状はほぼ毎年現れますし、アレルギーは長年付き合っていくことが多いので、薬を試しながら自分にとって効果と副作用のバランスのよい薬をみつけていくことが重要だと思います。