「風邪」に効く薬はない! 風邪の原因となるウイルスは数百種類もあり ..


鼻鏡などを使って異物を取り出します。通常は異物がなくなると症状も自然に治っていきますが、細菌などに感染してしまった場合は抗菌剤を処方することもあります。
粘り気が強い鼻水や黄色い鼻水が出る原因としては、風邪などによる炎症の悪化が最も考えやすいものです。
風邪は通常1週間程度で治っていきますが、その間に副鼻腔炎をおこすなどの場合、症状がずっと続いたり、悪化していったりすることもあります。そのような場合には、はやめに耳鼻咽喉科を受診してください。


以下では風邪の時に効果的な対処法を紹介します。 睡眠をしっかりとる.

特に好酸球性副鼻腔炎の人で、手術後の人は、鼻洗浄がオススメです。鼻洗浄をしたほうが、再発が防げ、現状を維持できることがわかっています。今は、簡単な鼻洗浄器がインターネットでも購入できます。鼻洗浄は、何の副作用もなく、風邪予防や花粉症対策にもなるので、好酸球性副鼻腔炎でない人や、まだ副鼻腔炎にかかっていない人も、試してみてください。

副鼻腔炎などで鼻がつまり、ツラいとき、市販薬に頼りがちです。しかし、市販されている点鼻薬の多くは、鼻づまりを解消するための血管収縮薬で、即効性はあるものの、何度も使っているとだんだん効かなくなるうえ、鼻の粘膜が腫れてくるという難点があります。薬によって起きたこのような症状は、「薬剤性鼻炎」と呼ばれています。市販薬は、鼻がつまってどうしても眠れない、といったときに少し使う程度はよいのですが、使い続けるのはNG。早めに病院を受診し、きちんと治療を受けるようにしましょう。

ハウスダスト・風邪などでおこる鼻づまり・鼻水などの鼻炎や蓄膿症(副鼻腔炎 ..

一方で、耳鼻科でも初期から風邪を診ることをご存じでしょうか。耳鼻科では、鼻だけでなく、喉(咽頭・喉頭)までファイバースコープにより直接観察することができます。粘膜の炎症や膿の状態、腫れの程度が正確に分かり、そうして得た確かな情報をもとに治療を行うことができます。鼻水の吸引、洗浄も受けられますので、その場での症状の緩和という意味でも強みがあります。

風邪の症状の大部分は鼻汁、咽頭痛、咳などのいわゆる上気道炎ですから、耳鼻咽喉科が最も得意とする得意領域です。実際、最初に内科を受診して良くならないから耳鼻科に来ました、という方も少なくありません。

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副鼻腔炎を予防するには、まず風邪を引かないようにすることが大切です。ふだんからバランスの取れた食事と、規則正しい生活を心がけましょう。 もしひいてしまったら無理をせず、十分な休養と睡眠を取り、治療に専念してください。副鼻腔炎にかかり、病院に来る人の多くは、「忙しくて風邪をひいても休めなかった」という人です。風邪をひいたら、まずこれをしっかり治し、副鼻腔炎に移行しないようにすることが大切です。

風邪の症状が長引く時、また38度以上の高熱など症状が重い場合はインフルエンザや肺炎など、風邪以外の病気が隠れている可能性があります。「どうせ風邪だから」と甘く考えず、早めに医療機関に行くことが大切です。
特に脱水症状を起こしやすい子ども、症状が表に出にくい高齢者、飲める薬に制限のある妊婦などは要注意。かかりつけ医に相談して、風邪を悪化させないようにしましょう。

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部屋が乾燥していると咳が出やすくなり、のどの痛みも強くなりがちなため、より風邪の症状がつらくなってしまいます。加湿器や濡れタオルなどを利用して、部屋の湿度を高めましょう。目安は50~60%。あまり加湿しすぎると今度は部屋の中にカビが生えたり結露ができたりする原因になるため注意が必要です。
保湿することはウイルスの増殖を抑え、鼻やのどのバリア機能を保つ効果もあります。風邪予防の面からも効果的なため、普段から意識しておくといいでしょう。

当院ではカゼに抗生物質は処方しておりません。

子どもが熱、咳、鼻で苦しんでいるのに、薬もくれないのか!

なんて思われているかもしれません。実際、面と向かって言われることもあります(苦笑)。

しかし、かぜを抗生剤で治す、とか、かぜの悪化を抗生剤で防ぐというのは、間違った考えです。

細野真宏さんが良く
「少しでも考えれば分かるのに、思考停止になっているから気が付かない。」
と書かれていますが、抗生物質の問題はまさにその通りです。

一般的に、抗生物質はばい菌をやっつけるもの?と思われています。

熱が出るのは悪いばい菌が体に入ったからだ⇒抗生物質を飲ませれば熱が下がる、と考える方が多いのですが、、、、抗生物質は細菌には効果がありますが、その他には無効です。
(何度も解説していますが、かぜはウイルスによるものですから、抗生物質は無効ですね。)

また、かぜの悪化を防ぐことはできず、必要でないのに飲んでいると、かえって悪化因子になるのです。


ここでできるだけ分かりやすく解説してみようと思います。




最初に、抗生物質を何度も飲むことによる長期的な影響、次に短期的(2~3日程度)な影響、最後に心理的な影響に関して書きます。



1、長期的影響について

人間の体はもともと細菌だらけです。
なんと、人は重量にして数Kgもの細菌を持ってるのです。


どこでしょう?



一番多いのは、、そうです。腸内細菌ですね。腸の中は細菌だらけです。


汚い?とんでもない。


ほとんどの細菌は消化を助けるために働いているので、人は腸内細菌がないと生きて行けません。








次に多いのは?



皮膚の上です。

皮膚の上が細菌だらけなんて、汚い、、、?



これもとんでもない。

細菌がいるから皮膚の機能が保たれているのです。
この細菌がないと、皮膚が弱くなってしまいます。



要するに言いたいのは



ということです。

人の体に病気を起こすのは、ほんの一握りの細菌だけなのです。



ここまでが予備知識です。ご理解頂けたでしょうか?








さて、ここからは大切な話。



しかも



ほど重要なことなのです。


?????

ですね。



小さい子どもさんに抗生物質を飲ませるとどのような影響があるのか?
ここでできるだけ分かりやすく解説しておきます。

人間が体を守る仕組みで、最大のものは免疫です。
免疫にもいっぱいありますが、、ここではシンプルにのことを書きます。

一度“はしか”になったら、次はならない、というのは抗体ができるからです。

抗体を作るのは白血球の中のリンパ球です。
右図がリンパ球ですが、これが様々なウイルスや細菌と触れ合うことで、抗体を作るようになるわけです。



ということです。


ワクチンなどもそうですね。ヒブワクチンを接種すると、リンパ球がワクチンの中にあるヒブの成分と触れ合うことで、ヒブに対する抗体を作るようになります。

さて、じゃ、人はものすごい種類の抗体を持っていますが、いちいちワクチンをしなければいけないのでしょうか?それとも、全部の菌やウイルスに感染しないといけないのでしょうか?

そんなの大変です。体がいくつあっても足りないでしょう。



ここで腸内細菌が大活躍するのです。

腸内細菌は生まれてすぐに腸の中で増殖を始めます。
徐々に増えてきますが、離乳食で様々な食物をとるようになると、腸内細菌の数、種類ともには爆発的に増えるようになってきます。
⇒この時期から“うんこ”が臭くなってくるでしょう。腸内細菌によるものですが、これは良いことなのです。


腸内細菌は無数にあるために、非常に多種類のを持っています。

これを利用して、人の体はを作るのです。

※実は血液型の抗体も腸内細菌があるから作られます。

ここまでのまとめ




では、なぜ乳幼児は特に抗生物質を飲まない方が良いのか、、

リンパ球が異物と触れ合って、最も活発に抗体を作るのは生後6ヶ月から4歳くらいまでです。
この時期に作られた免疫は、その後生きていく上で非常に大切なものなのです。
一生の財産と言っても過言ではありません。
この敏感な時期にリンパ球が腸内細菌の刺激を受けることはとっても大切なことなのです。

乳幼児は良くカゼを引きます。
カゼを引くたびに抗生物質が飲ませるという人もいます。

ところが、カゼはウイルスによるものですから、抗生物質は無効です。
その一方で、腸内細菌を殺します。抗生物質を飲むと、腸内細菌を一気に減らすことになってしまうのです。

これってまずくないですか?


それに加え、アレルギー体質を作りやすいということも問題になります。

実は、産まれたばかりの幼弱リンパ球は、何も抗体を作っていません。
上に書いたように、リンパ球が正常な抗体を作るためには、腸内細菌による教育が必要なのです。

アレルギー体質のある子どもさんは、もともとリンパ球がアレルギー抗体を作りやすい性質を持っています。
乳幼児期に腸内細菌の十分な教育がないと、アレルギー抗体を作るリンパ球になりやすいと考えられています。

ここにを示します。

小さいうちから抗生物質をたくさん飲むと、将来のアレルギーが多くなります。
これは抗生物質によって腸内細菌が減らされてしまうからだと考えられています。

逆に、不潔な、感染を受けやすい環境で育った子どもほど、将来のアレルギーが少ないという事実があります。細菌が多いほどリンパ球は正常抗体を作る方向へ成長し、アレルギー抗体を作るリンパ球が少なくなるのですね。

※だからと言って極端に不潔な環境は良くないですね。何事もほどほどに。


2、短期的影響について


繰り返しになりますが、、、

カゼはウイルスによって起こるものですから、抗生物質が効くことはありません。
にもカゼの解説を書いてありますので参考にして下さい。



右の写真はカゼを引いたときの鼻の中です。
赤いところは粘膜です。ここにウイルスが感染します。
右の写真の粘膜は、ウイルスが感染してひどく腫れています。
青いのは鼻汁です。



鼻汁の中には細菌が住んでいます。

⇒鼻が青くなると抗生物質を飲まさなければいけないって考える人もいますね。

確かにカゼを引いたとき、鼻水の中から様々な細菌が検出されます。
乳幼児では肺炎球菌、インフルエンザ菌(インフルエンザウイルスとは違うもの)が多いです。

ここに抗生物質がどの程度の効果が期待できるのか?
考えてみましょう。

抗生物質を飲ませた場合、腸から吸収されて血の中に入ります。
血液の中に入った大部分の薬は、すぐに尿から出て行ってしまいます。

飲んだ薬のうち、ほんの一部だけが、たまたま右写真の赤いところを流れるのです。飲んだ薬の0.1%くらい?

ところが、細菌は赤いところではなく、青いところ(鼻水の中)にいます。
抗生物質はほんの少し鼻水の中に出てきますが,それが効くのは粘膜に接したごく一部の細菌だけです。
だから飲めば、鼻水の中の細菌を少し減らす効果はあると思います。

ただし、ここで問題なのは、抗生物質は全ての菌に効くことはないということです。
ということは、薬を飲む⇒粘膜近くの一部の菌は死ぬ⇒その他の菌が増える、ということになるわけです。

これを菌交代現象と言います。カゼのときにいつも抗生物質を飲んでいる子どもさんの鼻水を調べると、見事に抗生物質が効かない菌(耐性菌)が出ます。

鼻に住んでいる菌がひどい感染を起こすこともあります。そのときに薬が効かないと大変なことになってしまいます。

実際に、カゼのときに最初から抗生物質を飲んでいた場合、その後に薬が効かない菌による肺炎が増えるということが分かっています。肺炎に限らず菌血症や髄膜炎などでも同じです。







、心理的影響

最後に抗生物質投与による心理的影響を書きます。もしかすると、これが一番重要かも?

当院の外来にも様々な患者さんが来ます。

熱が出たから抗生物質を下さい、、というお母さんもいますね。

こちらは戸惑います。なぜ?抗生物質など飲んでも良いことは一つもないのに?

だけど、お母さんの意思は固く、抗生物質を出さないと、他の病院に行ってもらいに行く始末です。

子どもは熱があってもとっても元気なのに、そんなお母さんの表情は暗く、自信がなく、オドオドしているようにも見えます。子どものどこを見ているのか?こちらが心配になるくらいです。



いかなるカゼも自然治癒するのです。

カゼ⇒自然治癒 は普通の経過ですね。

しかし カゼ⇒抗生物質⇒治癒 としたらどうでしょう?

誰でも抗生物質を飲んだから治った、、と思いますよね。

これは“関連性の錯誤”という心理的エラーです.カゼを引いたときにいつでも抗生物質を飲んでいると、心理的エラーを繰り返すことになり,カゼが自然に治るというのを信じられなくなるのです。子どもでも知ってる知識なのに?

そうなるとカゼを引いただけで一気に不安になります。自然に治らないと思い込んでいるのだから当然です。カゼを引くたびにストレスになり、子育ての不安感が増すし、お母さんの自信につながりません。



子どもさんとずっと一緒にいるのはお母さんです。小さいうちはカゼが最大のトラブルかもしれません。しかし、子どもが大きくなるにしたがって、もっと大きな、解決が困難なトラブルも出てきます。

そのときに必要なのが、子育ての自信、子どもをいかに理解しているか、子どもとどのくらいコミュニケーションが取れているか、、、なのです。

乳幼児のカゼは確かに大変です。しかし、ここを乗り切って、子育ての自信をつける事は、家族全体の将来につながることなのです。

カゼに抗生物質を飲ませていると、「カゼは薬で治すもの」という思い込みができてしまい、こういった子育ての自信を確立する妨げにもなってしまいます。







以上より、小さい子ほどできるだけ抗生物質は飲まない方が良いのです。












そのため鎮静作用は軽減したものの組織における動態が一定しないこ

意外に思われるかもしれませんが、鼻腔が乾燥するほど鼻水症状は強くなります。マスクをすることで、鼻腔の湿度を保ってくれます。特に寒い季節は、冷気が直接鼻粘膜に触れることを避けるため、マスクを活用しましょう。風邪やインフルエンザの予防にもなります。

とから,同一用量では効果が一定しないことがあるとされている。 ..

せきは体内から異物や病原体を出すための反射です。特に、からせきを起こす原因の多くは風邪です。風邪とは、多くがウイルスが鼻やのどの奥に感染し、からせきだけでなく鼻汁、のどの痛み、たん、微熱などの症状を伴う病態です。風邪によるせきは通常3日以内でピークを越えて、次第に症状が治まります。一方で、数日以降もからせきが長引く場合、マイコプラズマ、クラミジア、百日咳菌や、抗酸菌などによる気管支炎・肺炎を考えます。ただしウイルスの中でも新型コロナウイルス感染症は、数日間症状が遷延し、さらに息切れを伴い重症化する可能性があります。
感染症以外では、気管支喘息・咳喘息、アトピー咳嗽、胃食道逆流症、一部の降圧薬の副作用、間質性肺炎、なども考えられます。このほか、一部のウイルス感染は、感染自体が収まっても気道が過敏な状態が継続し、感染後咳嗽とよばれる長期間のせきの原因となります。
特に気管支喘息によるせきは、夜に布団の中で寝ているときや日中運動した時に多かったり、 春や秋に悪化したりするなど、症状に変動があることが特徴です。どれにもあてはまらない時には、精神的ストレスが関係する心因性のせきということもあります。呼吸器内科ではこれらの疾患の鑑別を積極的に行なっておりますので、からせきが長引き心配な場合には受診してください。

鼻水が続く場合は、抗ヒスタミンが含まれるアレジオンやアレグラが有効です。 ..

風邪から副鼻腔炎になっても、早期に病院を受診し、処方された抗菌薬を飲むなど、適切な治療をすれば多くは治ります。しかし、放置したり、まれに治療してもなかなか治らず長引いて、慢性化することもあります。通常、1カ月未満で治るものを「急性副鼻腔炎」、3ヶ月以上かかるものを「慢性副鼻腔炎」と呼んでいます。慢性副鼻腔炎になると、鼻の中に「鼻茸(はなたけ)」というポリープができることもあります。 慢性副鼻腔炎の場合は、急性副鼻腔炎のものとは別の抗菌薬を少量ずつ長期間飲むという治療が行なわれますが、それでも治らない場合は、手術になります。全身麻酔で両側の鼻を一緒に手術し、一週間くらい入院するというケースが一般的です。 また、副鼻腔は目や脳の位置にも近いため、ごくまれにではありますが、ものが二重に見える「複視」や視力低下、失明などに至ったり、髄膜炎や、脳の中に膿がたまる「脳膿瘍」などの病気を併発することもあります。首が曲げられない、気分が悪くて食事が取れないといった症状が見られたら、こうした重篤な合併症を起こしているおそれがあります。 そのような事態に陥らないよう、風邪が治らずにドロドロの鼻水が出始めたら、できるだけ早めに医療機関を受診しましょう。

その中で、「もしかしたら風邪を引いてしまったのかも?」と考えている方々が少なくないのではない ..

風邪は基本的には自然に治る病気です。鼻水や咳があっても、元気に過ごしているならば、特に薬は必要ありません。しかし、鼻水や咳が酷くて眠れない、食欲が低下しているなどの症状があるときには薬剤を使用します。この風邪は様子を診ていて良いの?と疑問に思うこともあると思います。その時は内科、小児科を受診して、重篤な所見が無いのかを確認して、必要最低限の薬剤で対応するのが良いと思います。

水っぽいサラサラした鼻水の主な原因には、風邪やアレルギー性鼻炎、寒暖差 ..

風邪かインフルエンザか分からなくも、高熱が出てつらいときは「ひとまず熱を下げたい」と、解熱剤を使いたくなるものです。しかし、インフルエンザにかかっている場合、市販の解熱剤を安易に使うことは望ましくありません。というのも、解熱剤の成分のなかには、インフルエンザの合併症を引き起こす原因となりうるものがあるからです。
それは、アスピリン(アセチルサリチル酸)、ジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸の3種です。これらが含まれる解熱剤をインフルエンザ時に服用すると、インフルエンザ脳炎・脳症の発症リスクを高めたり、重症化する危険性があることが厚労省の研究から分かっています。
またアスピリンには、肝機能障害や精神神経症状をきたすライ症候群という合併症を引き起こす可能性も指摘されています。この合併症は主に乳幼児が発症しやすいとされていますが、成人でもまれに発症することがあるため、インフルエンザ時に服用することは避けましょう。
なお、こういった成分は市販の風邪薬にも含まれているケースが多いです。インフルエンザは風邪と同様、のどの痛みや鼻水、せきといった呼吸器症状が強く現れます。これらの症状は市販されている風邪薬の効能にも含まれているため、風邪薬を使いたいと考えてしまうかもしれませんが、先に述べた危険性を考慮すると、服用は望ましくありません。風邪かインフルエンザか判断できない場合は、安易に市販薬を使うことはやめましょう。

水っぽくサラサラしていて止まらない鼻水症状がある場合、アレルギー性鼻炎を疑います。

風邪は、正式には「風邪症候群」といい、一般的にくしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、たん、発熱などを引き起こす急性の上気道感染症のことです。風邪は、80~90%はウイルスによって引き起こされる感染症の一種であり、空気中に浮遊しているウイルスや細菌などの病原体が気道内に入り、炎症を起こすことで始まります。ウイルスはおよそ200種類以上存在しているため、原因のウイルスを特定することは容易ではありません。

咳を引き起こすアレルギー物質などに気道が反応して、咳が出る(突然咳のスィッチが入る)➡咳止めが効かない、切れると咳がぶり返す.

くしゃみや鼻水、鼻づまりは、風邪や花粉症、アレルギー性鼻炎などでも生じる症状です。 しかし、風邪には「ウイルスによる感染」、花粉症やアレルギー性鼻炎には「花粉、ホコリ、ダニなどの原因となるアレルゲンによる免疫反応」とそれぞれはっきりした原因がありますが、寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)にはウイルスやアレルゲンは関与していません。

子供の鼻水について | 南加瀬ファミリークリニック | 川崎市幸区

鼻水や鼻づまりのほかに、発熱や倦怠感、喉の痛みなどが見られたら風邪などの感染症が疑われます。インフルエンザで鼻水が出るケースは少なく、出たとしても少量と考えられています。

ウイルスの感染によって発症する風邪の症状にはお使いいただけません。かぜ薬または急性鼻炎(鼻かぜ)用の薬を使ってください。

急性の咽頭炎・喉頭炎は、いわゆる風邪などのウイルス感染症にかかってのどに炎症が起こることで咳やのどの痛みが出ます。通常はこれらの症状以外にも、発熱や鼻水などの他の風邪症状を伴うことが多いです。溶連菌などの細菌感染症の場合、のどの痛みがとても強く、高熱が出ます。このような場合は、抗生物質を使用して治療します。
また喫煙や飲酒、喉頭アレルギーや逆流性食道炎によって咽頭炎・喉頭炎が慢性化(慢性の咽頭・喉頭炎)することがあります。声がかすれる、のどに違和感がある(つまった感じ・乾燥した感じ)、軽いのどの痛みなどの訴えがあります。このような場合は、うがい薬やのどの炎症をおさえる薬、ステロイドのネブライザー治療を行います。

慢性の場合にも額を中心とした頭重感などはしばしば認められ、風邪をひいた ..

近年、慢性副鼻腔炎は全般で見れば、抗菌薬の開発などにより、かなり減ってきました。一方、治療や手術をしても再発を繰り返す難治性の慢性副鼻腔炎「好酸球性副鼻腔炎」が、いま増加傾向にあるのです。平成27年には、厚労省から難病に指定されました。 好酸球とは、血液中の白血球の一つで、アレルギー反応と関連するものですが、これが過剰に活性化することが一因と考えられています。アレルギー体質の人に起こり、のりのような粘着性の鼻水や鼻茸が見られることも多く、鼻づまり感に悩まされたり、嗅覚障害を起こしたりしやすいという特徴があります。 アレルギーと聞くと、花粉症などとの関連を想像するかもしれませんが、現在のところ、花粉症との関連は指摘されていません。はっきりしているのは、ぜんそくとの関連性です。かつて、ぜんそくの治療はステロイドの内服が一般的でしたが、副作用が強く、ステロイドの吸入へと変わっていきました。これと時を同じくして増えてきたのが、好酸球性副鼻腔炎なのです。吸入では、薬はのどのほうにはいくものの、鼻のほうにはいかないため、ステロイドの内服で抑えられていた鼻の症状が、好酸球性副鼻腔炎という形で現れたものと考えられています。 好酸球性副鼻腔炎は、通常の慢性副鼻腔炎で処方される薬では効かないため、ステロイドを内服するしかなく、それでも治らない場合は手術となります。そのため、大学病院では副鼻腔炎の手術のうち、3分の2程度は好酸球性副鼻腔炎が占めているのが現状です。