こんにちは。 アレグラ、小青竜湯とも、基本的にどの薬とも併用可能です。 ..
翌年の1月22日になると、ふたたび花粉症が出現し、同じように小青竜湯を服用していただき、この年は2ヶ月服薬して終了となりました。この方は、その後も、毎年春先になると花粉症が発症するので、そのたびに来院し、小青竜湯を服用しておられます。症状がひどいときにアレロック(オロパタジン塩酸塩)を頓服的に使用することもありましたが、本年に至るまで、小青竜湯の短期服用で、不快な症状に悩まされることも無く、快適に毎日を過ごしておられます。
このように、小青竜湯の有効な患者さんは、決して少なくは無いのですが、その後の研究の結果、一口にアレルギー性鼻炎といっても、その病態は、漢方的にも千差万別であることがわかってきました。
清肺湯と小青竜湯とアレグラの同時併用について。2020/03/07
回答5:虎龍湯は強力な麻黄剤であり、残念ながらお勧めすることはできません。麻黄剤は胃腸の弱い方や狭心症などの心疾患を有する方と尿閉が起こりやすい方には不向きなのです。胃もたれタイプの方でしたら、六君子湯合麻黄附子細辛湯や苓甘姜味辛夏仁湯がお勧めです。これに眠気の心配の少ないタリオンやアレグラといった第2世代の抗ヒスタミン薬を支障(口渇など)のない限り併用して頂いています。よく口内炎ができるタイプの方は清熱作用のある黄芩・黄連が配合され鼻閉にも効果のある半夏瀉心湯がお勧めです。
花粉症の治療では、西洋薬だけでなく漢方薬の使用も選択肢の一つと考えられます。
症状をピンポイントで抑える西洋薬と違い、漢方薬は体質改善による症状を緩和するのが特徴です。漢方薬はゆっくりと効果が出るものが多いですが、即効性のあるものもありますので、医師に相談しながらどの漢方薬を使うか決めていきましょう。
また、花粉症治療で用いる漢方薬は眠気などの副作用が少ないため、仕事をする人・運転する人などに好まれる傾向にあります。しかし、漢方薬も副作用がまったく無いわけではありません。そのため、高齢者や妊婦、持病がある人も油断せず注意が必要です。
花粉症治療に漢方薬を使用する場合は、病院を受診して処方してもらいましょう。また、処方された漢方薬は、医師・薬剤師の説明を受けて正しく服用することが大切です。
咳が続いているのですが、市販薬の小青竜湯と清肺湯を併用しても大丈夫でしょうか。 他にアレルギーで皮…
回答4:小青竜湯はもともと「うすい鼻水が出るタイプの感冒(かぜ)」に有用で、ダニやハウスダストに対する通年性アレルギー性鼻炎の臨床治験においても優れた成績を示したお薬です。しかし、私が2007年にスギ花粉症に対する小青竜湯の治療成績を検討したところ、その有効率は45%でした。これは花粉症が風邪(ふうじゃ)と熱邪の両面の性質を持つからです。炎症を生じて、発赤した鼻粘膜や眼球結膜を清熱する方剤が必要となります。麻黄と石膏が配合された五虎湯を併用することで治療成績は有効率87%と飛躍的に向上しました。
五虎湯と小青竜湯の同時併用、これが私の命名した「虎龍湯」の正体です。錠剤での服用も可能です。咳が出るような激しい花粉症状にも対応出来ます。他には越婢加朮湯、五虎湯合川芎茶調散など清熱に配慮した方剤を勧めています。
一方、元来冷え症で、麻黄附子細辛湯など体を温める性質のお薬がよく効く方もいらっしゃいます。
小青竜湯と併用する可能性のある医薬品について、よく寄せられる質問にお答えいたします。
鼻水サラサラの場合は,小青竜湯と言う漢方薬が効果的。 なるほど
日本の処方で考えて見ますと、風寒型のものには、小青竜湯,葛根湯加川芎辛夷,川芎茶調散などを用い、風熱型には越婢加朮湯や辛夷清肺湯を用い、虚弱型には補中益気湯、麻黄附子細辛湯を用いることになっています。
ところが、近年になって、漢方的にみたアレルギー性鼻炎の病像がやや変わってきました。それは、現代人の生活環境の変化(飲食物を含む)が関係しているようです。
患者さんは47歳の女性で、10年前から春になると花粉症の症状に悩まされていました。くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの典型的な症状のほか、眼のかゆみも伴っていました。漢方薬を希望された理由は、これまでの薬は眠気が来て日常生活に支障が出るからというものでした。この方に小青竜湯エキスを服用していただくと、速やかに症状は軽快しました。持続時間は3~4時間とのことで、1日3回の服薬が必要でしたが、5月上旬になって症状が消失したので服用を中止しました。
小青竜湯 | くすき内科クリニック|糖尿病・甲状腺・生活習慣病
葛根湯(かっこんとう)は風邪の初期症状や肩こりなどに用いられる漢方薬です。この漢方薬には両方の漢方薬が鼻風邪に効果があるため、個人の判断では小青竜湯か葛根湯のどちらか一方を選んで服用することをおすすめします。
麦門冬湯(ばくもんどうとう)は、喉や口が乾燥し、乾いた咳や痰が少なくコンコンと続くような症状、または切れにくい痰を伴う咳の治療に使われる漢方薬です。
ただし、小青竜湯は水様の痰や喘鳴(呼吸時にヒューヒュー、ゼーゼーと音がする症状)に効果がある漢方薬であり、麦門冬湯とは異なるタイプの咳に適しています。そのため、麦門冬湯と小青竜湯を同時に併用することは通常考慮されません。
さらに鼻づまりに効く抗PAF作用(他のH1 blockerにはない作用)も合わせ ..
今中先生は、病情が風寒型であるにもかかわらず,鼻の粘膜が赤く腫脹したり,眼の粘膜が赤くなる患者さんを経験しました。先生は、この患者さんは内熱があるのに外から風寒の邪が入ってきて、寒熱挟雑の状態になっていると考えたのです。そこで小青竜湯に五虎湯を加えてみたところ、劇的な効果をおさめました。それで、その処方に五虎湯の「虎」と小青竜湯の「竜」をとって虎竜湯と命名しました。
当院では、比較的眠気の少ない第2世代の抗ヒスタミン薬(アレグラや ..
また、以下の疾患をお持ちの方は小青竜湯を服用する際には医師や薬剤師に相談することが大切です。症状が悪化する可能性があります。
[PDF] 症状:①くしゃみ ②鼻水 ③鼻づまり ④目のかゆみ
などのの治療薬としてはがよく使われていますが、この薬は少なからず眠気や口渇などの副作用が懸念されます。小青竜湯は、これら副作用に対しての懸念がかなり少ないこともあり、抗ヒスタミン薬と併用したり、抗ヒスタミン薬の代替薬として使われることもしばしばです。
(19)小青竜湯+(127)麻黄附子細辛湯 (19)小青竜湯+(95)五虎湯
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)は、疲労感や夏バテ、食欲不振などに使われる漢方薬です。小青竜湯と補中益気湯には共通の生薬として「甘草」が含まれています。この
自己判断での併用は避け、必ず医師や薬剤師又は登録販売者に相談してから服用するようにしましょう。
[PDF] 特別対談: アレルギー性鼻炎、とくに 花粉症の漢方併用療法について
小青竜湯は、どちらかというと水のような鼻汁が出る方が主な対象になります。鼻が詰まっていたり、熱のこもったような感じがある方にはあまり小青竜湯は効きません。むしろ清熱剤という、熱を冷ます働きのある漢方薬が用いられます。
レクサプロ、ソラナックスとの兼ね合いで少し出やすくなることもあります。
患者さんは58歳男性。25年来の春の花粉症で、鼻水、鼻閉、目のかゆみなど諸症状は著しい上に、職業がゴルフのコーチであるため、野外に出ることが多く、眠気の少ないアレグラの内服や抗ヒスタミン薬の点眼、ステロイド点鼻などでどうにかこうにかやり過ごしてはいるものの、2月から5月初めまで毎年往生しているとのことでした。2009年は大量飛散年でしたが、3月11日から開始した小青竜湯と五虎湯の併用で、アレグラも不要となり快適に過ごすことが出来ました5)。
フェキソフェナジン塩酸塩(アレグラR️)に飲み合わせの悪いものはありますか?」に関する現役医師の回答がご覧になれます。
実際の用い方として、今中先生は、2月の頃の花粉症には小青竜湯を出し,3月になって内熱が出現してきたら五虎湯を足していくという形を取ることが多いと述べています。逆に、風寒型なのに小青竜湯では不十分という方には、麻黄附子細辛湯をプラスします。
体力や冷えの有無で適する薬は違ってくる? アレグラ®などとの飲み合わせは? 51 Share
古内先生らも、やはり通年性アレルギー性鼻炎に小青竜湯を用いた研究を行っておられます。有効率は有効以上で45.0%、やや有効以上を含めると77.5%に達し、全般改善度を重症度ごとにみると、有効以上の症例は重症で56%、中等症で38.9%を占めており、特に重症例において効果の高いことが報告されています4)。
西洋薬ではアレグラや数年前に出たビラノアなど、眠気の少ない抗 ..
小青竜湯には麻黄(マオウ)という生薬が含まれていて、この生薬には主にエフェドリン類(エフェドリン、メチルエフェドリン、プソイドエフェドリンなど)いう成分が含まれます。エフェドリンは交感神経を興奮させることで、血管収縮作用や拡張作用などをあらわすため、のに対しては、鼻粘膜の血管を収縮させることで鼻づまり(鼻閉)を改善する効果や、気管支を拡張させることで咳などの呼吸器症状を緩和する効果などが期待できます。ただし、その一方で、交感神経の興奮による心悸亢進、血圧上昇、排尿困難などの症状が引き起こされる可能性もあります。そのため、心臓病、、関連疾患(など)、などの持病がある場合には、これらの病態に影響を与える可能性もゼロでなく、注意が必要となります。また、麻黄は食欲不振などの胃腸障害(消化器症状)を引き起こす可能性があるため、胃腸虚弱の体質がある場合にも注意が必要です。
旅行や買い物等、出掛けると食欲がなくなり 食べられなくなります。 旅行
最もエビデンスレベルの高い二重盲検ランダム化比較試験が馬場先生たちによって行われ、高い評価を得ています。これは、通年性鼻アレルギーに小青竜湯を用いて行った研究で、小青竜湯を使用した群はプラセボ(偽薬)群に比べて有意に優れており、全般改善度でみると、著明改善12.0%、中等度改善32.6%、軽度改善39.1%と好成績を示しており、有用度は46.2%という成績を残しています3)。
小青竜湯の飲み合わせ、禁忌があるかどうか知りたい
なお、麻黄は小青竜湯だけでなく、後で登場する葛根湯加川芎辛夷(カッコントウカセンキュウシンイ)などの構成生薬にもなっているため、自身の持病が注意すべき病態に当てはまる場合には、事前に医師や薬剤師などに相談しておくことが、より安全かつ有効的に漢方薬を活用するポイントの一つと言えます。
花粉症の鼻水に効果的な小青竜湯も飲んでみようと思いました。
基本的に、漢方の小青竜湯と抗アレルギー薬との飲み合わせは、問題ありません。
「葛根湯」と「小青竜湯」は、併用してもいいですか
この疾患が出現した頃から最もよく用いられているのが、小青竜湯です。症例報告も多く、研究も盛んに行われています。
アレグラ、小青竜湯、アラミストの併用について
どちらか一つだけでは効果が不十分なときに、
アレグラ+小青竜湯を組み合わせて飲むということもよくあります。
抗ヒスタミン薬に小青竜湯、葛根湯加川 辛夷、麻
例えば、
アレグラを飲んで、効果がイマイチだったら、
後から小青竜湯を追加で飲む
こういう漢方薬の飲み方もアリです。