~~~~~~~~~~~~~~~~トラゼンタ併用薬の少なさ不満 ..
・1日1回投与でOK。
・服用タミング、食事の縛りなし。
・単独処方では低血糖のリスク低い。
・糖尿病薬と併用すると低血糖のリスクUP。
(特にSU剤とインスリン製剤)
・低血糖の症状を伝える。
(動悸・手足の震え・強い空腹感・冷や汗・脱力感など)
・低血糖時の対処方法を伝える。
(ブドウ糖5~15g摂取or 砂糖10〜30g を摂取 αGI併用中はブドウ糖摂取)
・低血糖が起こりやすいケースを伝えておく。
(他の糖尿病薬と併用時、シックデイ時(風邪・下痢時)、激しい運動後、過度な飲酒、食事を摂らない時)
て、インクレチンの作用を助ける薬剤として、DPP-4 阻害薬(ジャヌビア®、エクア®、トラゼンタ® ..
・胆汁排泄のため腎臓・肝臓の機能低下の患者さんでも処方可能(透析でもOK)。
・1日1回で24時間効果あり。
・食事、服薬時点の縛りはない。
・単独処方では低血糖のリスク低いが、糖尿病薬と併用すると低血糖の可能性があがる。
(特にSU剤とインスリン製剤)
・低血糖の症状を伝える。
(動悸・手足の震え・強い空腹感・冷や汗・脱力感など)
・低血糖時の対処方法を伝える。
(ブドウ糖5~15g摂取or 砂糖10〜30g を摂取 αGI併用中はブドウ糖摂取)
・低血糖が起こりやすいケースを伝えておく。
(他の糖尿病薬と併用時、シックデイ、激しい運動後、過度な飲酒、食事を摂らない時)
通常、GLP-1製剤は胃酸で分解され、腸管からは吸収されないのですが、リベルサス錠は添加物付加と空腹時服用によりこの問題を解決しています。注射に忌避的、あるいは注射手技が難しい患者への新しい選択肢として期待されています。
一方で、新薬モニターに寄せられた調査報告書では消化管から吸収されるとはいえ、吸収率が非常に低く(1%程度)、効果の確実性や安全性に懸念があると指摘されています。また、特殊な用法(起床時服用)によるアドヒアランスの低下、添加物による長期的影響も考慮する必要があります。
今回はリベルサス錠により悪心(おしん)症状を来した症例と、これまでに当副作用モニター情報へ寄せられた副作用報告のまとめを紹介します。
ジャヌビア、グラクティブ、エクア、ネシーナ、トラゼンタ、テネリア、スイニー、オングリザ、ザファテック、マリゼブ ..
糖尿病治療薬の売上高を企業別に見ると、日本ベーリンガーインゲルハイムがトップに立っているようです。ジャディアンス/トラディアンス、トラゼンタの合計売上高は昨年、薬価ベースで1044億円と大台に乗りました。ジャディアンスはCKDへの適応拡大が年内にも承認されるとみられ、心不全での処方拡大とともにさらなる成長加速の要因となりそうです。
当モニターには、2012年までにリラグルチドで10症例12件、エキセナチドで6症例10件の報告が寄せられています。吐き気・悪心・嘔吐7件、下痢・ 軟便5件、便秘2件、腹部膨満感、食欲低下、体重減少、腹痛が各1件のほか、SU剤との併用での低血糖1件、注射部位反応(紅斑等)2件、発疹1件でした。いずれも中止または減量で症状は軽減・回復しています。
消化器系の副作用は、投与初期や増量時に発現し、数日から数週間で自然に回復する、とされています。1週間以上の間隔をあけて増量するという用法・用量を守ることが大切です。
入院による導入のため、増量の期間が3日ごとと短かったことが要因のひとつと指摘されている症例が3件ありました。また、腹痛や便秘など消化器系副作用の症状は、重大な副作用である急性膵炎や腸閉塞の初期症状の場合もあるので、この点での注意も必要です。発売から2年足らずの新薬ですので、動物実験でみられた甲状腺腫瘍の問題を含め、今後とも注意深くモニターしていく必要があります。
DPP4阻害薬(エクア・ジャヌビア・トラゼンタ・テネリア等) ..
:リベルサス(セマグルチド)
GLP-1受容体作動薬は、体内で分泌されるインクレチン(GLP-1とGIP)とは異なり、DPP-4で分解されにくいため、膵臓のGLP-1受容体を刺激してインスリン分泌を増加させ血糖値を下げます。GLP-1受容体作動薬は、胃や腸での吸収が難しく、また消化酵素によって速やかに分解されるため、以前は注射剤の形態しか存在しませんでした。しかし、サルカプロザートナトリウム(SNAC)という吸収促進剤の開発により、GLP-1受容体作動薬の経口製剤であるリベルサスが市場に登場しました。
リベルサスは他のGLP-1受容体作動薬と比較して治療費が抑えられる利点もありますが、服用方法はやや複雑です。空腹時に120 mL以下の水と共に服用し、その後30分間は飲食を控える必要があります。また、他のGLP-1受容体作動薬と同様に、便秘や下痢、嘔吐などの消化器症状が副作用として発生することがあります。
リベルサスを含むGLP-1受容体作動薬は、食欲を抑制し体重減少の効果を持っています。このため、最近では糖尿病でない人が、ダイエットや美容の目的で使用するケースが増加しています。しかし、このような適応外使用に関しては、日本糖尿病学会と同様に、当クリニックでも推奨していません。おすすめできない理由についてはをご覧ください。
2型糖尿病の治療では、非薬物療法(食事療法・運動療法)がとても重要です。トラゼンタなど糖尿病治療薬を服用している場合でも、非薬物療法には引き続き取り組むようにしてください。
ただし、極端な食事制限や激しい運動は低血糖をまねきやすくなります。無理をする必要はありませんので、今まで通り健康的な食事や適度な運動を心がけてください。
GLP-1受容体作動薬(オゼンピック・リベルサス・トルリシティ・マンジャロ等).
トラゼンタは比較的効果が緩やかなので、低血糖を起こすリスクは低いとされています。とはいえ、低血糖をまったく起こさないわけではないため、注意は必要です。
ただし、低血糖の発現を心配して薬の服用をやめてしまうと、神経障害や糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症などの重篤な合併症をまねくおそれがあります。また、血糖コントロールがうまくいっていないと、外科手術が受けられない場合もあります。
トラゼンタの服用や治療について不安がある場合は、診察時にご相談ください。低血糖などの副作用が頻繁に生じている場合は、治療方針の変更なども含めて検討いたします。
最近は糖尿病に対する高い有効性が認識され、
特に注射薬の需要が急増しており、
供給が追い付かない事態となっています。
[PDF] 糖尿病薬のトリセツ」 大阪市立総合医療センター WEBセミナー
製剤糖尿病の新しい治療薬として、2010年6月にリラグルチド皮下注(商品名:ビクトーザ)、同12月にはエキセナチド皮下注(商品名:バイエッタ)が発売されました。2013年に週1回製剤が登場し、2021年には初の経口薬としてセマグルチド(商品名:リベルサス)が発売となりました。インクレチンホルモンGLP-1の受容体作動薬で、グルコース濃度依存的にインスリン分泌を促進し、グルカゴン分泌を抑制する作用があります。胃排泄遅延作用があり、食欲を抑制することから、体重抑制を期待しての使用をしばしば見かけます。
GLP-1製剤の副作用は、消化器系に多く出現することが知られていました。しかし、発売以降、インスリン治療からの切り替えによる糖尿病性ケトアシドーシスに高血糖、SU剤との併用による低血糖のほか、急性膵炎や腸閉塞の重大な副作用が相次ぎ、使用上の注意の改訂等が行われるなど注意喚起がされています。当モニターには、リラグルチドでは43件(2件はゾルトファイ配合注)、エキセナチドで31件(7件はビデュリオン)、リキシセナチドで7件(1件はソリクア配合注)、セマグルチドでは9件(8件はリベルサス錠)の報告がありました。やはり消化器症状の吐き気、悪心が多く、比較的軽症の症例が大半を占めました。私たちは、次の副作用モニターを発信しています。
[PDF] セマグルチド(リベルサス錠)に関する公的分析の結果 [第 1.10 版]
:アクトス(ピオグリタゾン)
ピオグリタゾンは、PPARγという受容体を活性化することで、肝臓や筋肉などに作用してインスリンの効果を増強します。これにより、インスリンが効きやすくなり血糖値が下がります。
ただし、ピオグリタゾンの使用にはいくつかの注意点があります。特に、肥満のある2型糖尿病の方には効果が高いとされているお薬ですが、一方で体重増加のリスクもあります。また、ピオグリタゾンは水分や塩分を体内に蓄積しやすくするため、浮腫や心不全の悪化につながる可能性もあることが知られています。さらに、女性では骨粗鬆症のリスクが高まることも報告されており、その使用には注意が必要です。
グリプチン/TA or トラゼンタ/TA or trazenta/TA or ondero/TA or bi ..
DPP-4阻害剤の薬理作用を詳細に検討すると、インクレチンの増加が膵β細胞を活性化し、次いで血管新生因子VEGFが活性化、そして、それに関連する有害作用が出現する、という懸念があります。ひとつは、癌の発症が増えることです。多くの癌はVEGFを利用して成長する性質を持っていますので、まだ小さい状態の癌が大きくなるスイッチのような役割を果たしてしまう可能性があるからです。
もう一つは先にも触れましたが、RS3PE症候群という、リウマチ反応が陰性にもかかわらず、関節滑膜の毛細血管が増殖することにより、まさにリウマチ様の多発性両側性の関節炎が発症する副作用です。MMP-3というマーカーを指標に血液検査で確定することができます。
さらにもう一つ、シタグリプチンの臨床試験の時に傾向が出ているのが、網膜症の増加です。糖尿病の合併症として網膜症を捉えるのが一般的ですが、現段階では薬剤性なのか疾患によるものなのか判別がつきません。脆弱な新生血管が増えることで網膜症が発症するわけですから、VEGFが活性化することで網膜症の頻度が増える可能性は否定できません。糖尿病性黄斑浮腫などの網膜疾患をラニビズマブのような抗VEGF製剤で治療するのと反対の意味を持ちます。糖尿病治療の全体の視点に立つと、DPP-4阻害剤による治療の失敗という危険が潜んでいるのかもしれません。
リベルサスは3㎎、7㎎、14㎎と3種類の錠剤があります。 どのような ..
リベルサス錠は、第III相臨床試験において悪心10.8%、嘔吐4.2%、腹部不快感2.4%と、消化管に関連する副作用が多く報告されています。
これまで当副作用モニター情報へは21件の副作用症例が寄せられていますが、その内訳は悪心10件、嘔吐6件、腹痛・下痢・食欲低下・食欲増加・腸炎・めまい・動悸、各1件とやはり消化器症状に関連するものが多く報告されています。
また、副作用出現時期は開始初期または増量のタイミングがほとんどです。
これらの副作用はGLP-1製剤に共通した特徴ですが、リベルサス錠は先にのべたように、他の注射製剤に比べ血中濃度が安定せず、消化器症状が発生しやすくなっている可能性があります。
経口薬としての扱いやすさはありますが、有効性・安全性の面から第一選択は注射製剤とし、それらが使用できない患者への選択肢の一つとして位置づけることが推奨されます。
[PDF] 主な糖尿病治療薬の腎機能に応じた処方提案 ver3.0
トラゼンタの服用で血糖が低くなり過ぎると、低血糖症状があらわれることがあります。特に他の糖尿病治療薬を併用している場合は、低血糖のリスクが高くなるため注意が必要です。低血糖の症状があらわれたら、すぐにブドウ糖や砂糖を含む飲料水などを摂取して症状の回復を図ってください。
糖分を摂っても症状が回復しない場合は、すみやかに受診してください。また、症状が回復した場合でも、次回受診日には低血糖症状があらわれたことを必ず報告してください。
[PDF] 糖尿病治療薬の比較・切り替えについて 注射薬(付表 ..
GLP-1受容体作動薬は注射薬であり、現在国内外で販売されている薬剤では1日1~2回の自己注射による投与が必要となります。
体重減少作用を認めることが利点の一つです。
血糖降下作用はDPP-4阻害薬と比べて強いことが報告されています。
・トラゼンタで効果不十分な場合はジャヌビアを使用する。 ・早朝低血糖が発現する場合はエクアを 1 日 1 回での使用を考慮する。
:グリミクロン(グリクラジド)、アマリール(グリメピリド)、オイグルコン(グリベンクラミド)、ダオニール(グリベンクラミド)
スルホニル尿素薬は経口血糖降下薬の中で最も歴史のあるものであり、膵臓への作用によって強力なインスリン分泌効果を示します。そのため、血糖値をしっかりと下げることができますが、夜間や食前などにおいて重篤な低血糖に陥る可能性があります。また、この薬剤は「二次無効」と呼ばれる、効果が徐々に減少する現象を引き起こしやすいとされています。そのため、長期間の使用や高用量の投与は控えるべきとされています。当クリニックでは、スルホニル尿素薬の使用に際しては、可能な限り短期間かつ低用量の処方を心がけています。
[PDF] リベルサス錠に関する費用対効果評価 [第 1.0 版]
21年2月発売のリベルサスは22年第4四半期にGLP-1製剤市場で30%超のシェアを獲得。ノボノルディスクファーマのキャスパー・ブッカ・マイルバン社長によると、経口糖尿病治療薬という切り口で見ても7%の市場シェアを占めています。服用後30分間は飲食やほかの薬剤の服用ができないといった制約があるにもかかわらず、急速に市場に浸透しています。
リベルサス錠(以下、本剤)に含まれるセマグルチド(遺伝子組換え)のような ..
SGLT2阻害薬とともに市場成長が際立つのがGLP-1受容体作動薬です。糖尿病治療薬市場全体におけるシェアは年々高まっており、リベルサスの登場がこれを加速させています。
リナグリプチン 5 mg とエンパグリフロジン 10 mg との併用 o.
リベルサス錠®はGLP-1受容体作動薬セマグルチド(商品名:オゼンピック皮下注®)の経口薬として開発されました。GLP-1受容体作動薬はグルコース濃度依存的にインスリンを分泌させるほか、食欲を抑え、体重増加を抑制して糖尿病治療に用いられます。分子量が大きいことから吸収されず、また胃で分解されてしまうため、経口投与に適さないのですが、吸収促進剤を添加することにより経口投与を可能としました。胃の内容物が吸収に影響を及ぼすため、空腹状態で服用し、服用後30分以上の絶食が必要です。
発売から1年が経過し、経口薬という利便性から多く処方されるようになり、当モニターにも悪心、胃部不快感、下痢、虚血性腸炎、逆流性食道炎各1件ずつ報告が寄せられています。
胃腸障害は GLP-1 受容体作動薬に共通して認められる有害事象であり、用量依存的に発現するため低用量の3mgから開始することとなっていますが、報告の5件のうち3件は開始用量の3mgで発症しています。