抗うつ薬の中止について | Stopping antidepressants in Japanese


初診
初診医は本人の話を90分に亘り傾聴した。この1週間は服薬していないと言われる為、前クリニック処方を継続して服薬するようにアドバイスした。また1ヶ月間の休業加療の診断書を作成した。
処方
レクサプロ(10mg)1錠 1日1回夕食後(抗うつ薬)
モサプリド(5mg)1錠 1日1回夕食後(慢性胃炎治療薬)


減薬のコツは、「少しずつ」「ゆっくり」 · 具体的な方法① · 具体的な方法② ピルカッターを利用する。

うつ病になってから下がっていた性欲が、抗うつ薬を飲みだしてから更に下がったような・・・恥ずかしくて相談しにくいな。

抗うつ薬は、うつ病と診断された人すべてが使うのではない。軽症などでは使うべきではない場合がある。抗うつ薬にはいくつかの種類があるが、原則としてひとつの薬で治療を行う。効果が出るまでに時間がかかる一方で、最初にさまざまな副作用が出やすく、薬で病状が悪化したと感じることもあるが、1週間ほど経つと副作用は落ち着いてくることが多い。服用していて症状が軽くなった場合も、自己判断で中断するのは危険。

エスシタロプラム)の効果や副作用について | 水戸メンタルクリニック

うつ病など、気分の落ち込みや不安感といった症状が強く生じている場合に抗うつ薬が処方されることがあります。

3)統合失調症関連
(分裂病治癒者のカルテの記述をその後の実践を踏まえ、改訂して記述)
統合失調症も短期精神病のような予後良好疾患から減薬・退薬困難な重症例まで多様な疾患群である事を認識し、一律な対応をしないように心掛ける事が肝要である。LAI(long-acting injection:持続性注射剤)は減薬・退薬を想定している場合は使用すべきではない。
薬物減薬は急性期には迅速(1~2週間毎)に、症状安定期では緩徐に減薬(数カ月単位)する。多剤処方であれば、主剤を最終的には単剤とし、さらに最少単位剤型とし(たとえばリスペリドン錠であれば3→2→1→0.5mgと最少用量錠剤まで減薬)、その後断薬プログラムに導入する。
退薬を行う際の前提は、寛解状態の一定期間の持続である(1~3年)。初発例では短期間の寛解期間で退薬が成功する場合が多いが、再発例ではより長期間の服薬継続を要する。最少量まで減薬し、そのまま退薬するよりも、断薬プログラムに導入後、退薬を行う方が退薬成功の確率が高まる。断薬プログラムとは隔日服薬、3日に1回服薬、週1回服薬を各期3~6カ月程度経て、完全退薬する方法である。減薬・断薬プログラム期間中は再発症状に注意を払い、特に不眠は再発症状の前駆症状であるとの認識を持つ事が重要である。
治癒基準:「完全退薬後何年間再発がなければ治癒と判断するか」の問題は、諸説あるが、筆者は3年間再発がなければ治癒(leveling off)と考えている。

④効果が十分に得られるようになれば頓用に変更! (3)抗うつ薬、抗てんかん薬、抗精神病薬①服薬を開始する時は効果が出るまでじっくりと!

精神薬や睡眠薬を始めると、1ヵ月ほどで依存状態になるのだが、脳内が薬ありきになってしまうため、脳内の伝達物質が出にくい状態になってしまう。これが依存の始まりだ。薬が入ってくるのが当たり前の状態になっているところへ、薬を減らし始めるのだから、薬で補っていた脳内物質が出なくなる。そのため様々な離脱(禁断)症状が出るのだと考えられている。

離脱症状には倦怠感、不安感、不眠など様々あるが、「筋肉への作用」もその一つだ。私の場合は、側頭部の表面にある筋肉が過度に緊張するようになったのだが、耐えられないほどの肩こりに悩む人もいるし、ひどい人になると痙攣を起こすこともある。

【この薬の効果は?】 ・この薬は、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)と呼ばれるグループ

何より大事なことは“薬を減らすこと”そのものではなく“症状が改善した状態のまま薬を減らしていくこと”です。“薬を減らすこと”だけを気にしすぎると、思わぬところで症状のぶり返しがあり、かえって薬の量が増えてしまったり、減らすことのできるタイミングが先に延びてしまうことがあります。そこで、疾患や症状によって減薬のコツが異なりますので、主要な薬と疾患について薬の減らし方のポイントを簡単に以下紹介します。
(1)共通
①薬を増やす時も減らす時も体がびっくりしないよう少しずつ!
(2)睡眠薬、抗不安薬
①複数薬を服用の場合、薬の種類を減らす!
②薬の錠数や、容量を減らす!
③服用している薬を中止しやすいタイプの薬に変更!
④効果が十分に得られるようになれば頓用に変更!
(3)抗うつ薬、抗てんかん薬、抗精神病薬
①服薬を開始する時は効果が出るまでじっくりと!
②中止は焦らず慌てず良くなり十分に時間が経ってから!
③痛み治療薬として使用する時は症状が改善して十分な
期間(3か月以上)経過後、無理ないスピードで減量・中止!
④その他の疾患で使用時は症状に合わせて減量・中止!
(4)漢方薬
①色々な症状や疾患に、西洋薬との併用や単独で使用!
②西洋薬を中止するために、症状がぶり返しにくくするため、漢方を一時的に追加し、最後に漢方薬を中止!

レクサプロは効果が十分に発揮され、状態がよくなったのを確認してからゆっくりと減らしていくお薬です。急にやめたり、飲んだり飲まなかったりすると「離脱症状」と言われる耳鳴り・痺れ感・吐き気・頭痛・イライラ・不安感などの症状が出たりします。医師と相談しながら、焦らず徐々に調節することで、上記のリスクは最小限に抑えられます。


抗うつ薬の種類・効果効能・副作用の解説 | 国分寺 精神科 心療内科

●所在地
〒451-0052 愛知県名古屋市西区栄生2-7-5 キョーワ調剤薬局 栄生店2階
●最寄り駅からのアクセス
・名鉄栄生駅(名鉄名古屋駅より岐阜一宮方面へ1駅(2分))より徒歩1分
(名鉄病院側改札口をでて、階段を降りた目の前です。)
・地下鉄東山線亀島駅、本陣駅徒歩15分
・名古屋駅から市バスで10分
( JRゲートタワー1階 名古屋駅バスターミナル5番乗り場から乗車できます。)
・地下鉄鶴舞線浅間町駅から、タクシーで6分(約750円)

一方、精神症状が落ち着いた状態が続いている時は、減薬について検討する必要が出てきます。 ..

抗うつ薬は、飲み始めてすぐに効果が実感できることは多くありません。一般的には、効果が出てくるまでに2週間~1か月ほどはかかるといわれています。
抗うつ薬は、規則正しく服用することがとても大切です。もしもお薬を飲み忘れてしまったら、少しずれてもいいので必ず服用してください。
よくなるとお薬をすぐにやめたくなってしまうかもしれませんが、脳の神経伝達物質が安定するにはしばらく時間がかかりますし、治りたての時期はストレスにも弱いです。不安の病気では、無意識に苦手意識が残っています。
症状が本当に安定したのちに、生活の変化が少ない時期に少しずつ減量をすすめていきます。

「混合性不安抑うつ障害」と診断し減薬治療を開始することにしました。 ..

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.重大な副作用
11.1.1.痙攣(0.1%)〔9.1.7参照〕。
11.1.2.抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)(頻度不明):低ナトリウム血症、頭痛、集中力欠如、記憶障害、錯乱、幻覚、痙攣、失神等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、水分摂取の制限等適切な処置を行うこと。
11.1.3.セロトニン症候群(頻度不明):不安、焦燥、興奮、振戦、ミオクローヌス、高熱等のセロトニン症候群があらわれることがあり、セロトニン作用薬との併用時に発現する可能性が高くなるため、特に注意すること(異常が認められた場合には投与を中止し、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと)〔2.2、10.1、10.2参照〕。
11.1.4.QT延長(頻度不明)、心室頻拍(torsadedepointesを含む)(頻度不明)〔2.3、2.4、7.2、8.7、9.1.1、10.1、10.2参照〕。
11.2.その他の副作用
1).全身症状:(5%以上)倦怠感、(1~5%未満)異常感、(1%未満)無力症、浮腫、熱感、発熱、悪寒、疲労、体重増加、体重減少。
2).過敏症:(1%未満)発疹、湿疹、蕁麻疹、そう痒、(頻度不明)アナフィラキシー反応、血管浮腫。
3).精神神経系:(5%以上)傾眠(22.6%)、浮動性めまい、頭痛、(1~5%未満)あくび、不眠症、体位性めまい、感覚鈍麻、易刺激性(いらいら感、焦燥)、(1%未満)アカシジア、睡眠障害、異常夢(悪夢を含む)、激越、不安、錯乱状態、躁病、落ち着きのなさ、錯感覚(ピリピリ感等)、振戦、リビドー減退、歯ぎしり、(頻度不明)パニック発作、精神運動不穏、失神、幻覚、神経過敏、離人症、ジスキネジー、運動障害、無オルガズム症。
4).消化器:(5%以上)悪心(20.7%)、口渇、(1~5%未満)腹部不快感、下痢、食欲減退、腹痛、嘔吐、便秘、(1%未満)腹部膨満、胃炎、食欲亢進、消化不良。
5).循環器:(1~5%未満)動悸、(1%未満)起立性低血圧、QT延長、(頻度不明)頻脈、徐脈。
6).血液:(1%未満)赤血球減少、ヘマトクリット減少、ヘモグロビン減少、白血球増加、血小板増加、血小板減少、鼻出血、(頻度不明)出血傾向(斑状出血、消化管出血等)。
7).肝臓:(1~5%未満)AST上昇・ALT上昇・Al-P上昇・γ-GTP上昇・ビリルビン上昇等の肝機能検査値異常、(頻度不明)肝炎。
8).筋骨格系:(1%未満)関節痛、筋肉痛、肩こり、こわばり。
9).泌尿器・生殖器:(1~5%未満)排尿困難、尿蛋白陽性、射精障害、(1%未満)頻尿、尿閉、不正出血、勃起不全、射精遅延、(頻度不明)持続勃起症、月経過多。
10).その他:(1~5%未満)回転性めまい、耳鳴、多汗症、(1%未満)副鼻腔炎、味覚異常、脱毛、コレステロール上昇、血中ナトリウム低下、乳汁漏出、胸部不快感、寝汗、羞明、霧視、過換気、尿糖陽性、(頻度不明)視覚異常、散瞳、高プロラクチン血症。

パキシル錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

抗うつ薬を急に止めると大変危険です。絶対に勝手にやめないでください。

セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)によるパニック障害の治療

抗うつ薬は内服開始から数日~数週間経った頃に効果が見えてくるため、定期的且つ継続的な服用が基本となります。すなわち、常に体の中に薬の成分があるということです。服薬の中断によって一時的にそのバランスが崩れると、体にも心にも様々な症状(=離脱症状)が現れる可能性があるのです。

効果と副作用のバランスが良い · 1日1回の服用で効果が期待できる · 有効用量まで増量しやすい · 離脱症状が比較的少ない.

これらの病気に良く効く薬があります。SSRI、SNRI、S-RIMといわれるタイプの薬です。うつ病の治療にも使われる薬のため、抵抗感のある人が多いと思いますが、不安障害によく効き、副作用が少なく、依存性もなく、自分が変わってしまうわけでもありません。安心して使える薬です。ストレス・不安障害が主な原因なのですから素直にストレス・不安障害の薬を使うほうが効果があると思いませんか?SSRI、SNRI、S-RIMは抗うつ薬と呼ぶより、そのまま、SSRI、SNRI、S-RIMと呼ぶことが多く、従来の抗うつ薬と区別することが多いのです。SSRIは4剤、SNRIは3剤、S-RIMは1剤発売されていますが、原クリニックでは、主に副作用の少ないSSRIのレクサプロ(エスシタロプラム)や、SNRIのサインバルタ(デュロキセチン)、S-RIMという新しいタイプのトリンテリックスなどを使います。サインバルタ(デュロキセチン)は坐骨神経痛・背部痛・腰痛・片頭痛・肩こり・めまい・歯痛・手足のしびれなどにも有効です。今まで、いろいろ試してきて、全く良くならず、半分あきらめかけていると、「本当に効くの?」と思うかもしれません。でも、驚くほど、ほとんどの人に効きます。原クリニックでは1年間に3,000件ほど胃カメラを行っています。消化器内科に精通し、ガスモチン(モサプリド)・アコファイド(アコチアミド)・タケキャブ・六君子湯などの薬を使った経験の上で、SSRIとSNRI、S-RIMの効果を実感しているからこの治療を勧めるのです。
今までに、SSRI・SNRI・S-RIMを使って、効果がなかったという人がいますが、パキシル(パロキセチン)・パキシルCR(CRはパキシルの改良型で吸収が穏やかになり副作用が出にくいようになっていますがパキシルとほとんど変わりません)、ジェイゾロフト(セルトラリン)などSSRIは少量で使っても効果が現れにくい薬です。少量から始めて、徐々に増量し、1か月以上毎日飲んで効果が出る薬なのです。慣れない医師が、試しに使ってみよう、使い慣れないから少な目で使っておこう。他の薬と同じように、少量で1か月分処方したり、患者さんの方で、うつ病の薬だから少しでいいです、ちょっとだけ飲んでみようという飲み方では効果が出ないのです。パキシル(パロキセチン)は10mgから開始して、30mg、40mgまで増量します(パキシルCR12.5mgがパキシル10mgに相当)。ジェイゾロフト(セルトラリン)は25mgから開始して、100mgまで増量して使うのが普通なのです。使い慣れた医師が、初めは1~2週間の間隔で診察をし、様子を見ながら治療をしていくとしっかりと効果が現れます。SSRI、SNRI、S-RIMは車の運転や飲酒を控えるようにと言われていますが、原クリニックでは特に制限はしていません。他院で処方されている薬の制限もしていません。

四環系抗うつ薬は抗うつ効果はそれほど強くないため、第1選択薬となる ..

一度、再発と思いこんでいる体調変化を、ふり返って整理してみてください。
抗うつ薬(特にSSRIやSNRI)をのんでいる方で、もし前のような症状が薬をやめてすぐに現れたときは、離脱反応の可能性があります。
減薬の可能性やタイミングについて、担当医と相談してみましょう。

レクサプロはSSRIに属する抗うつ薬です。 日本で未発売のSSRI ..

このようなうつ病の治療薬として、海外でSSRIなどの新規抗うつ薬が1980年代から登場し、本邦のうつ病治療においても広く使用されています。その一方で、より高い寛解率の達成、効果発現までの時間の短縮、賦活化症候群や離脱症状の軽減など、抗うつ薬の解決すべき課題も残されています。
こうした状況から、本邦においても新たな抗うつ薬の開発が待ち望まれていました。