イソトレチノインには以下のような副作用が見られることがあります。


院長の今井が留学していたアメリカの皮膚科(Medical College of Wisconsin)で一般的だったニキビ治療薬が「イソトレチノイン」です。
実際、2024年1月に米国皮膚科学会(AAD)から、8年ぶりの改訂版となる最新のニキビ治療ガイドラインが公開されました(JAAD誌:)が、このガイドラインで「有益な実践」とされる5つのうちの1つが「イソトレチノイン」です。
しかし、日本での保険適用はありません。
そこで、自費診療として、下記の価格表のように現実的な価格でイソトレチノインを処方しております。
現在の治療効果に満足していないニキビの患者さんや重症の患者さんは、皮膚科専門医がイソトレチノインを処方している当院までご相談ください。


イソトレチノインは、どのような機序でニキビを治すのでしょうか?

作用としては、他の外用剤や内服薬と
異なり下記のようにニキビの発症要因
である4項目を全て一剤で抑制するので
効果的なのです。

日本ではニキビ治療薬として未承認のため、個人による輸入は禁止されています。
医師が輸入し、個人に処方することは認められていますので、ご希望の方は美容皮膚科 池袋フェミークリニックにご相談ください。

イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。

一方でイソトレチノインは皮脂腺を退縮させる作用があるため、再発を抑えることができ、かつ再発しても症状は軽度で済みます。ただし、再発率は文献によってかなりのばらつきがあるためあまり参考になりません(そもそも再発をどのように定義すべきかという問題があります。定義が変われば再発率も変わります)。再発率はイソトレチノインの投与量、投与期間、併用薬の有無、重症度、年齢、性別など様々な要素が関与するため一概には言えませんが、おおむね30%程度と考えておけば良いでしょう。Quéreuxらは再発率が高くなる患者背景として、年齢が若いこと、家族歴があること、胸や背中にもニキビがあることを挙げています(文献1)。これらに該当する場合には投与量を多くすることが望まれます。なお、最新のメタアナリシスによれば再発率を下げるにはイソトレチノインは低用量ではなく、通常量が推奨されています(文献2)。

ニキビの再発は非常に悩ましい問題です。初期段階である微小面皰を治療することで再発を抑えることができます。それが可能な薬剤は過酸化ベンゾイルとアダパレンの2つのみです。商品名ではベピオ、ディフェリン、デュアック、エピデュオです。これらの外用薬は診療ガイドラインでも取り上げられているニキビの標準治療薬ですが、外用をやめてしまえば必ず再発してしまいます。実際に何年も皮膚科クリニックに通院しても、ニキビが完治しない患者さんがたくさんいます。

☑ あらかじめ判明している副作用を理解すれば、怖がるほどの薬ではない

美容皮膚科では、国内未承認医薬品または医療機器を用いて施術を行いますので、医薬品副作用被害救済制度の対象にはなりません。

治療中は脱毛治療は不可です。内服中止後は3~6ヶ月間は脱毛を中断していただきます。

以下の方は「イソトレチノイン内服によるニキビ治療」を受けることができません。

海外では中等度~重度のニキビに対するイソトレチノインは第一選択として位置づけられおり、世界のスタンダードなのです。すでにお気づきのように日本のニキビ治療は海外に比べて大きく遅れています。当院でイソトレチノインを希望される患者さんの重症度はそれほど高くはない印象です。むしろ中等度で再発率の低い治療を希望される方が多いようです。難治性ニキビはもちろん、治療満足度が低い場合にも有力な選択肢です。当院ではマニュアル通りに処方するのではなく、イソトレチノインの最適な内服量や使用法を提示します。また副作用を軽減させるための対策も説明します。

過去にイソトレチノイン製剤でアレルギーを起こしたことのある方、パラベン・大豆・ピーナッツアレルギーのある方は服用できません。


1クールの治療期間は約6ヶ月間ですが、8ヶ月間に延長することもあります。

多くの患者さんは、すでに当院に来院された時点で瘢痕が形成されてしまっていますが、瘢痕を残さないためにも、重症ニキビには早期治療が重要です。

イソトレチノイン診療を受ける場合に、薬代以外の費用はかかりますか?

②イソトレチノイン内服治療は再発率が低く、再発しても症状は軽度で済む

ニキビが改善してからも、再発を防ぐために治療を継続する必要があります。

④ニキビがあるせいで精神的に参ってしまい、仕事に行けない・学校に行けない・友達に会えない、という精神状態になっている
こういう方はいち早くニキビを治すことが優先されるため、イソトレチノインが適用です。

当院では、次のイソトレチノイン内服治療薬を取り扱っています。

粘膜の乾燥(皮膚、口、鼻、目の粘膜の乾燥)、赤ら顔、乾燥による皮膚炎、鼻血、ドライアイなどが高い確率で生じる可能性があります。稀な副作用として、頭痛、疲労感、吐き気などが生じる可能性があります。重大な副作用として、アナフィラキシーショック、鬱などの精神症状、視力低下・視野障害、胎児の催奇形性などの可能性があります。

未成年でもイソトロイン・ロアキュテイン(イソトレチノイン)治療を受けられますか?

・医療脱毛
・HIFU(ハイフ)
・AGA(男性型脱毛症)治療

・ED(勃起障害)治療
・HYDRA GENTLE(ハイドラジェントル)
・エレクトロポレーション

ニキビ跡、たるみなどの治療でフラクショナルレーザーを行うケースもありますが、

イソトレチノインの効果を実感するタイミングは人それぞれで異なります。
早い人だと1か月、遅い人でも4か月ほど服用を継続すると、効果を実感しやすくなります。
ただし治療を終了するタイミングには個人差があります。

イソトロイン・ロアキュテイン(イソトレチノイン)治療中に、レーザー治療は受けられますか?

処方と診察を同時に行います。
ニキビの新生の有無や
副作用について確認し、
薬の服用量を調整します。

1日20mgから始め、治療効果をみながら40mg増量することもあります。

但し通常量(推奨容量は0.5~1.0mg/kg/day。
極量は2mg/kg/day)で治療した方が効果が高い、
再発が少ないなどの報告や、
累計内服量が120~150mg/kgになると
再発が少なくなるとも報告されています。

イソトレチノインとレーザー治療の組み合わせで起きる作用について解説していきます。

⑤体にニキビがたくさんある方
薬を体のニキビ全部に付ける、というのは労力的にほぼ不可能です。(手が届かない場所もありますよね)その場合も、早めにイソトレチノインを飲むべきというのが世界的な潮流です。

イソトレチノインは、1ヶ月後に皮脂が減ってきたことを実感できます。

あわせて近年では
比較的低容量のイソトレチノイン(0.3~0.5mg/kg/day)
でも効果が期待できるとされており、
日本人においては欧米人と比較すると
重症の方が少ない、副作用を軽減する、
他のニキビ治療約と異なり保険適応と
ならないことなどの事情もあり、
この低容量で開始することが多いようです。

美容レーザー治療やビタミン治療などについて、お気軽にご相談ください。

・ 妊娠中、妊娠の可能性がある方、妊娠を希望している方、授乳中の方
・ 成長期の方
・ テトラサイクリン系(ミノマイシン、ビブラマイシン、レダマイシン、アクロマイシン等) の薬剤を服用中の方
・ ビタミンA製剤を服用中の方
・ うつ病もしくは精神障害のある方
・ 肝臓機能障害のある方
・ イソトレチノイン・ビタミンAにアレルギーのある方、成分に含まれるパラベンにアレルギーのある方
・ 中性脂肪、コレステロールの高い方

・イソトレチノイン製剤、トレチノイン製剤、ビタミンAでアレルギーを起こしたことのある方

③ニキビ跡がすぐできてしまう方・ニキビができたらほぼ確実にニキビ跡になる方
そういう方はニキビ自体を1個も作るべきではないため、そういう方はイソトレチノインの適用になります。

イソトレチノイン治療を始めるには、まずクリニックを探し、予約を取りましょう。

現在の日本では、保険診療を継続的にしっかり行えば、多くの軽症~中等症のニキビはコントロールが可能になってきていますが、それでもなかなか改善しない重症のニキビの場合、使用できる薬は限りがあり、もう手立てがありません。美容的なレーザー治療にもさまざまな種類があり、一部に良いものもあります(こちらもご案内可能です)が、あまり効果の期待できないものもあり、玉石混淆の状態と言えます。ではどうすればよいでしょうか?

イソトレチノインはマツキヨを含めた薬局の市販はされていない理由は2つです。

当院では必ずマーベロン28を併用していただいています。
スピロノラクトン内服に伴い、ほとんどの方に生理不順や不正出血が起こります。マーベロン28を併用することで規則正しい生理周期に誘導し無理なくにきび治療ができます。また、マーベロン28自体にもにきび治療効果があります。
マーベロン28は旧世代の製剤と比べ心疾患や血栓症のリスクが著しく低く、安全に使えます。

・イソトレチノイン製剤、トレチノイン製剤でアレルギーの既往歴がある方

主なニキビ治療薬には、毛穴の詰まりを改善する塗り薬や、抗菌薬の塗り薬、飲み薬などがあり、保険適用の薬を使うことが多いです。しかし、場合によっては保険適用外の薬が有用であることもあります。ここでは、保険適用外ではありますが、重症のニキビにも効果が期待できる「イソトレチノイン」という飲み薬について、効果や使い方、副作用などを詳しく解説します。

イソトレチノインによるニキビ治療と、とによるスキンケアを行いました。

イソトレチノインとは、中等度~重度のニキビに対して欧州などの治療ガイドラインでは高いレベルで推奨されており、全世界で30年以上前から使用されているニキビ治療の飲み薬です。