抗コリン作用と呼ばれる副作用(口が乾く、頻脈、尿閉)もありますので ..


薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。


尿路感染や横紋筋融解症などでも尿の色は変わることがあります。 ○便の色が変わる薬(通常:黄褐色)

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調べてみると、1966年発売。すでに50年以上使われ続けているお薬なので、効果は間違いないということですね。
ただ、少量ではありますが、ステロイドが入ったお薬ですので、長期間の使用は避けるべきです。

つまり。


ついでに言うとポララミンというお薬も第一世代と言われる抗ヒスタミン薬で、眠気の誘発や認知学習能力、集中力の低下に影響する薬剤です。
抗コリン作用と呼ばれる副作用(口が乾く、頻脈、尿閉)もありますので、アレルギー性鼻炎に対しては日本だけでなく、欧米のガイドラインでも『』とされています。



他県から熊本に移ってきた耳鼻科医が『』と言っていました。

ステロイドを過度に怖がる必要はありません。
特に点鼻薬や喘息で使う吸入薬にもほとんどステロイドが入っていますが、全身的な副作用の心配はいりません。
(ただし、点鼻薬にも長期的に使ってはいけないものがありますので、それは次回にでも)


ただ、アレルギー性鼻炎・花粉症でセレスタミンを何か月も使うようなことは明らかに良くありませんので、気を付けましょう。

服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この説明書を持って医師又は薬剤師又は登録販売者に相談してください

アレグラαジュニア、アレグラフレッシュジュニア、アレグラファインジ ..

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まず耳の構造はこんな感じです。


中耳炎が起こる場所はの中耳です。
そこに炎症を起こし、膿が溜まるのです。


鼓膜は3層構造になっており、外耳道側から皮膚層、固有層、粘膜層となっています。
ちなみに直径8~10mm程度で、厚さは0.1mm程度です。

鼓膜は外耳道を伝わってきた音によって振動し、奥の耳小骨という骨に音を伝えていく働きがあります。


そしてもう一つ重要な働きとして、外耳道からの異物を中耳に入れないという防御壁のような働きもあります。

お風呂にはいって耳に水が入っても鼓膜に穴が開いてなければ中耳まで入り込むことはありません。
です。
そうじゃなきゃプールやお風呂に入る度に中耳炎になっちゃいます。


結論をちゃんと言います。

『』


点耳薬が鼓膜にガードされて中耳まで到達しないのだから当然ですね。

点耳薬が効果を発揮するのは『外耳炎』『慢性中耳炎』『(鼓膜切開後などで鼓膜に穴が開いている)急性中耳炎』です。

点耳薬を意味もなく続けてしまうと、もちろん耐性菌は増えますし、耳の中にカビが生えることもあります(外耳道真菌症)。



ついでに、お子さんが。
痛がっているということは鼓膜に穴が開いておらず、鼓膜が腫れて痛みがあるということなので。


耳漏(耳だれ)がたくさん耳の中から出ているときもあまり意味がありません。
耳漏に邪魔されて点耳薬が奥まで入っていきません。
耳漏をしっかりと『耳鼻科で』掃除することの方が何十倍も重要です。(ご自宅ではしないでくださいね(

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さて、題名の話を。お薬の名前ですが。

「一番よく処方する薬ってなんだろう?」


先日なんとな~く考えてみました。

薬の系統だと、長期的に処方するアレルギーのお薬(抗ヒスタミン薬)が多いのでしょうけど、たくさん種類があって患者さんによって結構違うから一つ一つはそこまで多くない。


抗生剤も同じ理由で違うでしょう。



となると、題名のカルボシステイン、ムコダインが一番かもしれません。
ホントによく使います。



『ムコダイン』とは杏林製薬が出している製品名。『カルボシステイン』は成分名でジェネリック医薬品はこっちの名前になります。



一般的に『去痰薬』と呼ばれるもので、その名の通り痰を出しやすくする作用があります。
といって、具体的には炎症を起こした痰は色がついて粘っこくなりますが、その痰の粘り気をとってくれます。


また、を併せ持ち炎症で傷ついた粘膜を修復してくれます。



耳鼻咽喉科という名の通り、『耳』『鼻』『のど』などの病気を治療しますが、どの部分でも使うことが多いお薬です。


『耳』では中耳炎に使用します。中耳炎では鼓膜の奥に膿や浸出液が溜まりますが、その溜まった液を出しやすくしてくれるわけです。




『鼻』では主に副鼻腔炎に使用します。中耳炎と同様に粘っこくなった鼻水を出しやすくしてくれます。軽い副鼻腔炎なら抗生剤を使用せずにこの薬だけで治っちゃうことも結構あります。



『のど』では咽頭炎や扁桃炎、上気道炎(風邪)にも使用します。これは粘膜修復作用を期待するわけです。
そのほかにも気管支炎などにもよく使われています。



病気の種類からもわかるように、乳幼児からご高齢の方まで幅広く使うお薬です。市販の風邪薬にも同じ成分が入っているものがちょこちょこあります。

錠剤が500mgと250mg


ドライシロップ(粉薬)もあるので非常に使いやすい。ちなみに味も悪くない。ちょっと酸っぱいラムネのような感じです。



副作用も少ない安全なお薬ですが、肝臓を傷めたり(薬剤性肝障害)、皮疹(薬疹)が出たりすることは稀にあります。

私も2~3人くらいそういった副作用の経験がありますが、お薬を中止するだけですぐに治りました。



「痰がからむ」という訴えに対して「とりあえず」といった形で処方されてしまうことも多いお薬ですが(

有効成分(1日量: 4錠中): 日局フェキソフェナジン塩酸塩

(1)定められた用法・用量を厳守してください。
(2)アレルギー性鼻炎による症状のうち,とくに鼻づまり症状でお困りの方が本剤をご使用ください。
(3)本剤の服用は,鼻づまり症状が強い期間のみの最小限の期間にとどめ,鼻づまり症状の緩解がみられた場合には,速やかに抗ヒスタミン剤単独療法などへ,お切替えください。
(4)1週間服用しても症状の改善がみられない場合には,医師又は薬剤師に相談してください。また,症状の改善がみられても2週間を超えて服用する場合は,医師又は薬剤師に相談してください。
(5)本剤は徐放層を含む錠剤であるため,噛んだり,砕いたりせず,水と一緒にそのまま服用してください。
(6)本剤の「抜け殻」が便の中に出ることがあります。これは本剤の成分が体内で吸収されたあとの残りです。成分はきちんと吸収されており,効果に影響はありませんので,ご安心ください。
(7)錠剤の取り出し方
錠剤の入っているシートの凸部を指先で強く押して裏面の膜を破り,錠剤を取り出して服用してください。(誤ってシートのままのみこんだりすると食道粘膜に突き刺さるなど思わぬ事故につながります。)

服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、
服用を中止し、この説明書を持って医師又は薬剤師又は登録販売者に相談してください
口のかわき、便秘、下痢、眠気


■ 効能・効果 ■

花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和:くしゃみ、鼻水、鼻づまり

■ 用法・用量 ■

成人(15才以上)、1回1錠、1日2回朝夕に服用してください。

尿、排尿困難関係部位:その他症状:動悸、味覚異常、浮腫、胸痛、呼吸困難、血圧 ..

たいていの場合は心配はいりませんが、 抗アレルギー剤や抗菌剤などで時には副作用の結果として尿の色が変わることもありますので、尿の色調が変わったときには一度お薬を処方した医師か調剤した薬剤師にご確認下さい。

●第二世代の抗ヒスタミン成分(フェキソフェナジン塩酸塩)に,鼻粘膜の充血・はれを抑制する成分(塩酸プソイドエフェドリン)を初めて「医療用と同量配合」したお薬です。
●2つの有効成分により,花粉やハウスダストなどによるくしゃみ,鼻みずはもちろん,つらい鼻づまり症状に対しても優れた効果を発揮します。
●眠くなりにくく,「集中力,判断力,作業能率の低下」といった,気付きにくい能力ダウン(インペアード・パフォーマンス)を起こしにくいお薬です。