ハイドロキノンとは、コーヒーやイチゴなどの食品にも含まれる天然の化合物です。


ビタミンA(レチノール)の誘導体です。もともと血液中にごく微量流れているものなので、アレルギー反応を起こすということがありません。


・皮膚の角質をはがす

・表皮の細胞をどんどん分裂・増殖させ、皮膚の再生を促す。
その際、表皮の深い層にあるメラニン色素を外に押し出してしまう

・皮脂の分泌を抑える

・コラーゲンの分泌を高め、皮膚の張り、小じわの改善をもたらす

・表皮内の粘液性物質の分泌を高め、皮膚をみずみずしくする


などの効果があります。


化粧品として販売されているものにも、レチノール配合のものがありますが、当院で使っているトレチノインの100分の1程度の生理作用しかありません。






しみの原因であるメラニン色素を作らせなくする漂白剤です。

しみの治療としては、トレチノインでメラニン色素を外に押し出し、ハイドロキノンで新しいメラニン色素をつくるのを防ぐのが効果的です。ハイドロキノン単独でなく、トレチノインとの併用をお奨めします。

市販されている、いわゆる美白化粧品は、このハイドロキノンに比べて成分の作用が非常に弱いものです。







必須なものではありませんが、トレチノイン、ハイドロキノンと一緒に使用することにより美白の相乗効果が得られるため、お奨めいたします。

ビタミンCローションは場合によっては少ししみる方もいらっしゃいますが、アレルギーなどの副作用がまったくないものです。

ビタミンCは直接肌に塗っても浸透しないのですが、当院でご紹介しているものはビタミンCの誘導体という形なので、効果があります。統合的な治療をお奨めいたします。






トレチノインは、強力な作用のある薬剤のため、使用すると反応性の皮膚炎が起こります。皮膚が赤くなったり、ぽろぽろと角質が取れてきますが、これは、薬かぶれなどのアレルギー反応ではなく、むしろこうした反応が出ていれば、トレチノインの効果が出ていると考えられます。適度な範囲であればまったく心配ありません。

皮は無理にむかずに自然にはがれるのを待ってください。治療を開始して1週間たってもまったく赤くならない場合は、薬の成分が作用していない可能性があります。ご相談ください。

肌の角質をとるトレチノイン治療をしているときには、ハイドロキノンはしみるためヒリヒリしたり皮膚が赤くなったりすることがあります。刺激が強い場合は、トレチノインを一時休んで、ハイドロキノンだけを使用してください。

痛みが強すぎる、血がにじんでくる、ひどくしみる、赤くなりすぎるなどの症状が出た場合は、トレチノインを中止して、診察をお受けください。(ハイドロキノンは、使用していて大丈夫です)






しみの種類によって、有効なものとあまり有効でないものがあります。


【有効なもの】

・老人性色素斑・・30歳代以降、出現してくる、比較的濃い茶色の輪郭のはっきりしたしみ。最もよく見られるしみです。

・炎症性色素沈着・・傷、やけどなどの炎症のあとにできるしみ。


【有効だが時間がかかるもの】

・そばかす、茶色いほくろ

・扁平母斑・・生まれつき、もしくは思春期に発生するしみ。薄い茶色から、かなり濃い色のものまであり、黒い毛を伴なうものもある。


【取れないもの】

・黒いほくろ、生まれつき存在する黒色のあざ

・老人性ゆうぜい・・加齢に伴い現れるいぼ。茶色からこげ茶色をしており、盛り上がっている。

・手のしみにも、トレチノイン治療は行えますが、顔と比べて皮膚の再生が遅く、また皮膚の性質としてトレチノインに対する反応が鈍い上、家事などで薬の成分が奪われやすいため、難しく時間がかかります。






トレチノインは、コラーゲン増生を促す数少ない薬ですので、しわにも効果が期待できます。目じりなどの深いしわの場合は、少なくとも3ヶ月は使用する必要があります。また、使用開始すぐは、皮剥けがひどくなることがありますので、プロペトなどの保湿剤による十分な保湿が必要です。






ニキビは、皮脂腺の機能が亢進するとともに、毛穴の入口に角質が異常に厚くなり蓋をすることによって起こります。トレチノインは、皮脂腺の機能を低下させ、角質をはがす作用があるため、ニキビ治療に大変効果的です。にきびが十分に改善した後も、引続き治療をすることによって、ニキビ後の赤みも消えていきます。






トレチノイン使用中は、紫外線の影響を非常に受けやすい状態になっています。そのため、紫外線のケアが悪いとかえってしみを作る事になりかねません。刺激の少ない、紫外線吸収剤が入っていないタイプのサンスクリーンを使ってください。当院で扱っております。

また、皮膚の角質層がはがれるため、皮膚のバリアー機能や水分保持機能がなくなった状態にもなっています。乳液や保湿剤で十分なケアをする必要があります。保湿、紫外線ケアをした上で、普段通りにメイクして結構ですが、できれば遮光用ファンデーションなどを使用してください。肌がひどく乾燥して、治療が必要な状態になった場合は、当院皮膚科でお薬を処方することもあります。その場合の治療は、保険診療の対象となる場合もございます。






治療を開始したら、まず1週間後に一度受診してください。その後は2週間に1度程度の診察が望ましいです。はじめの1ヶ月間は特に大切な時期です。薬の効き方には個人差があり、個別に反応を見ながらの治療になりますので、定期的に診察が受けられる時期に始められる様お奨めいたします。






個人差がありますので、反応を見ながらの治療になります。早い方だと、1ヶ月で効果が出るので、それ以降はご本人のご希望と状態から治療期間をお決め頂くことになります。ずっと続けて使用すると肌に耐性ができてしまい、効果が得られなくなりますので、効果が出たところで1度1ヶ月ほど治療を休止し、その後また再開する、というサイクルを繰り返すことになります。






トレチノインは、動物実験では大量投与によって奇形を生ずることが知られています。ヒトでは、トレチノイン外用との因果関係が明らかな奇形発生はこれまでありません。しかし、トレチノイン治療中は避妊を行うようにし、妊娠をご希望の方はトレチノイン治療はおやめください。ハイドロキノンは、妊娠中に使用しても問題ありません。






必ず冷蔵庫で保存してください。特にトレチノインは分解が早いので、1ヶ月ごとに新しいものをお求め下さい。






トレチノインはします。毛穴の詰まりやニキビの予防に効果があります。

毛穴を治すには、毛穴が目立つ原因やトラブルの要因を知り、その対策や治療をすることが重要です。毛穴が開いてしまう原因はさまざまですが主なものには「毛穴のつまり」「皮脂の過剰分泌」「皮膚のたるみ」が挙げられます。ただし、毛穴の開きは複数の原因が重なり合って引き起こされることが多く、1つの原因を解決するだけでは改善されないこともあります。

そしてハイドラシャワー(アクアピール)とは、専用ソリューションを使用したピーリングのことです。ペン型の吸引器の先から専用ソリューション(専用美容液)を少しずつ出して、お顔にすべらせ施術をしていきます。スパイラル状の水流と吸引で肌の負担を抑えながら、角質除去、皮脂・毛穴ケア、スキンケアを行います。

治療前に比べると、治療後には毛穴が目立たなくなっているのがわかります。

当院では医師が一人ひとりの肌の状態を診察した上で、それぞれの毛穴の症状や原因に合った治療を行います。毛穴治療の一つだけではなく、複合的に治療をしていくと改善しやすいです。

水光注射の種類が増え、より多くの方が肌改善を実感しています。
効果は、こじわ、肌再生、肌の活性化、色むら、赤み、毛穴、弾力、美白、ツヤ感など、アンチエイジングには最もおすすめの治療となります。美容液剤は3種類あります。

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ダウンタイムがほとんどないのに古い角質をきれいに除去し、低用量イソトレチノインとの併用で毛穴の縮小が報告されています。

角栓を溶かし、毛穴のつまりを解除してくれます。また、線維芽細胞に作用し、その働きを活性化させます。その結果、皮膚の張りを回復させ、毛穴を目立たなくさせてくれる効果があります。

トレチノインには角質を剥離して毛穴の詰まりを改善する働きと皮脂分泌を ..

① 肌のターンオーバーが促進されることにより、毛穴が詰まりにくくなり今できているニキビを治していきます。また、ニキビ予防にもなります。
② 表皮層の細胞に影響を与えコラーゲンの産生を促進させ、肌の弾力を保ちます。よって、シワの改善効果も認められます。
③ ターンオーバーの促進により、表皮内にあるメラニン色素(いわゆる、シミ)は皮膚の深いところから浅いところへ早く排出されます。また、メラニン色素の増加を防ぎ皮膚の色調を改善していきます。また、ハイドロキノンを併用することで、さらなるシミの改善が期待できます。

ハイドロキノンとトレチノインを併用してほとんどの方は肝斑が薄くなり、20%程度の方ではすべて消えてしまいます。
いつまで外用すればいいかとよく質問されます。トレチノインとハイドロキノンを外用すると肝斑が消える、あるいは薄くなると同時に肌質がよくなり、毛穴の開大が目立たなくなっているのに気づかれるはずです。これはトレチノインの効果です。また、ハイドロキノンを長く外用しても正常の皮膚の色が抜けることはありません。外用が気に入ればずっとつかってもよいと思います。シミが新しくできるのも予防できます。もちろん、いったん外用をすべて中止して肝斑が再び濃くなったら再開してもよいと思います。


【30代女性・毛穴】ライムライト+Nトレチノイン+ハイドロキノン

トレチノイン外用開始後、数日すると薬を塗った部分が赤くなり、皮がむけるのと同時に、しみが薄くなってきます。
赤くなったりカサカサする症状はだいたい1週間目がピークで、その後は赤みやかさつきが減り、しみも薄くなっていきます。
しみが十分薄くなったり、皮膚がトレチノインに慣れて耐性ができてきたりしたら、1クールの治療はいったん終了です。トレチノインを塗るのを中止すると、肌の赤みは徐々に消えてゆきます。美白剤のハイドロキノンは、トレチノインを止めた後も1~2ヶ月間は続けていただきます。
その後、ハイドロキノンはやめずに2ヶ月ほど使用していただきます。

肌全体につやが出て、毛穴の黒ずみも改善しみずみずしい肌になっています。 ..

40代になり、鏡を見て気になる赤味・くすみが増えました。そして毛穴。ファンデーションはのりが悪く、のせてもすぐに毛穴落ちしてしまう。自分でも色々な基礎化粧品を使ってみましたがはっきりとした効果が得られず、やはり医療の力を借りてみようと思いました。

【失敗談】トレチノイン・ハイドロキノン療法①色素沈着と毛穴 ..

アレックスレーザーは黒い色素に反応するレーザーです。毛穴の黒ずみに反応し、色素を破壊してくれます。またその時に生じた熱が毛穴周囲の結合組織に作用し、その再生を促し毛穴を収縮させます。月1回の施術が標準的です。

トレチノインとハイドロキノンを塗っています。毛穴治療を目的に塗布して約2週間経ちました。 赤みや乾燥が出て、化粧ノリが悪くなりました。

トレチノインはビタミンA(レチノール)の誘導体で、ビタミンAの約100倍の活性があります。血液中にも微量に存在する成分でアレルギー反応を起こすことはありません。しわやシミ、ニキビやニキビ痕、毛穴の改善など幅広い効果がある外用薬です。

イソトレチノインは主にニキビの治療に使われている飲み薬ですが、実は毛穴の黒ずみや毛穴の開きなどの肌悩みにも効果が期待できる成分です。

もともと私はオイリー肌なので毛穴に油分がたまりやすく、ニキビもよくできていました。それでまずは普通の皮膚科で治療薬を出してもらい数か月使ったところ、ニキビもですが、鼻の毛穴が目立たなくなりました。

皮脂腺の働きを抑えて皮脂の分泌を抑制するため、ニキビ治療や毛穴の開きの改善に効果的です。 ○肌のハリ・艶・小じわの改善をもたらす

イソトレチノインは治療効果の高いニキビ治療薬ですが、下記のような重篤な副作用が生じる場合があります。
・妊娠又は妊娠している可能性がある場合、胎児に先天異常、流産、早産、死産を引き起こす恐れがあります。
・ひどい頭痛や、目のかすみ、めまい、吐き気、おう吐、脳卒中、下痢、筋力低下等の他、 重大な精神症状の悪化等の副作用を生じることがあります。
・イソトレチノインは光の感受性を高める作用があります。このためレーザー脱毛や光脱毛等の光線系治療はおすすめしません。レーザーの種類や出力の調整によっては可能な場合もあります。詳しくはご相談ください。

トレチノイン・ハイドロキノン | 肌のクリニック 高円寺 麹町

ロングパルスヤグレーザーは、真皮層に熱エネルギーを加え、コラーゲンの産生を促して、加齢によるたるみ毛穴を改善させます。トーニングレーザーは、毛穴の黒ずみや色素沈着、くすみを除去し、透明感のある綺麗な素肌へ変えていきます。

毛穴詰まりを改善し、ニキビの出来にくい肌へ導き、 さらにはシミの改善・予防もできる、つかはらクリニックオリジナル軟膏。 ..

赤みや剥離、ヒリツキはでなくなりましたが、まず肌のなめらかさ、ツヤが周りからも褒められるほど!毛穴も小さくなり化粧ノリも抜群です(^^♪低濃度でも短期間で、毛穴や小ジワ、くすみなどここまで肌質の改善が見られ、ほんとに感激です。ただ濃いシミに関しては、やはり低濃度だと長い目で見ていかないと結果が出ないということ。シミを積極的に改善したい方には、副反応はでてしまいますが、ピンポイントで高濃度トレチノインを使用したり、この低刺激トレチノインを重ね塗りしたり、またハイドロキノンも併用することをおススメします!

トレチノインとハイドロキノンの併用|効果を高める8つのポイント

毛穴の開きが気になる部分に、ダーマペンという微小な針が高速で出入りするペン状の機器を用い、皮膚に微小な穴を作ります。そうすることで皮膚の再生を促し、主にたるみ、加齢によって開いてしまった毛穴を引き締めます。

毛穴治療 | ニキビ AGA シミ シワ ダイエット プラセンタ

ハイドロキノンの副作用としては、皮膚の赤みやピリピリとした痛み、白抜け、色素沈着、外因性組織黒変症などが知られています。
ハイドロキノンによる皮膚の赤みやピリピリとした痛みなどは、薬の刺激による皮膚の炎症症状と考えられます。
2週間程度すれば改善することが多いです。

トレチノインを塗るとお肌が若返る?! | まゆりなclinic名古屋栄

「鼻の毛穴を引き締めたい」「毛穴の黒ずみをきれいにしたい」などのお悩みを抱えていませんか。
鼻の毛穴がポツポツと黒く目立っている状態は、いちご鼻と呼ばれ、顔まわりの悩みのひとつとなっています。

シミ・そばかす・肝斑(かんぱん) ニキビ ニキビ跡 毛穴 あざ シワ・小ジワ ..

大阪大学美容医療学寄附講座と薬品会社との共同研究から開発されたトレチノインで、シクロデキストリン(環状オリゴ糖のこと。シクロデキストリンは、様々な物質と複合体を形成し、物質の安定性や溶解性の向上および徐放効果(長期間薬剤の効果を発揮させる働き)を高めたりする性質があり、食品や化学品などにも幅広く応用されている)で包接(ほうせつ)(性質の異なる2つの物質の複合体を作る働きのこと)したトレチノインのことを指します。この「シクロデキストリン包接トレチノイン」=略してCDトレチノインは、従来のトレチノインよりも低刺激で、副作用の軽減が図れることがから効率的に持続的にトレチノイン治療が可能であると考えられます。

肌再生効果のあるトレチノインと、強力な漂白作用のあるハイドロキノンで、肌を活性化し、にきび、しみ、しわなどを改善する治療方法です。

内側から肌を整える肌荒れ・毛穴予防スペシャルセットの内服薬・サプリメントに、ビタミンA誘導体の外用薬「トレチノイン」を組み合わせています。内服薬のみのケアよりも改善効果を実感しやすいセットです。肌荒れ・毛穴・小じわ・ニキビ跡に内と外からWでアプローチします。

ステラM22・ハイドロキノン・トレチノイン療法(DSライン4~6)

レーザーと聞くと高い効果を期待する方もいますが、レーザーで改善できる毛穴は④が原因の毛穴(主に予防)程度で、レーザー単独での改善率は高くありません。また、ニキビ跡の瘢痕毛穴にもダブル照射は無効です。