本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。 ..


油脂性軟膏

ドライスキンを改善し、皮膚を保護し、皮膚刺激を減らすのを目的として用いられます。
油脂性基剤は、の3種のものに分類されます。

は石油を精製して得られた保湿剤では最も一般的なものです。
融点が比較的高いためにワセリンを塗ると、直後に、赤くなったり、べとついたり、かゆくなることがあります。

外用部位をよく考えて、薄くすりこまないように広げるように、必要量を外用したいものです。
塗りすぎると、毛孔がふさがるために、毛包炎ができることがあります。
とびひなどの二次感染にワセリンだけを外用するのは好ましいことではありません。

市販のサンホワイトはワセリンの二重結合を減らした化粧品で、紫外線の影響を少なくしています。

軟膏は、眼科用ワセリンで、精製が進んでいます。
いくらか融点がさがって、べとつきが減り、ワセリンよりやわらかくなっています。
乳児の顔面に、光らない程度、うすくぬるのに向いています。
乳幼児のかさかさした顔面を、よだれやシーツ、父母の衣類などの刺激から保護するのに向いています
同じワセリンでも、精製の具合が異なるために、製造メーカーによって微妙な違いがあります。
実際、合わないワセリンがあると訴える患者がいます。 サリチル酸ワセリンは角層を軟化させる効果が強く、分厚くなった足の裏などによく使われます。
また足の裏の水虫やタコにも有効です。

は、ワセリンとラノリン(羊油)とアズレン(カミツレと同じ)を含んでいます。
保湿効果が高く、融点が低い分、冬でも柔らかくてぬりやすく、使用感はワセリンよりよいようです。
私は乳幼児の体幹・四肢によく使っています。
成人ではラノリンの接触皮膚炎が見られることがあります。

は使用感が非常によく、短期で使うのはよいです。
使っているうちに、馬アレルギーができて悪化することがあります。

は、サメの油を原料とした融点の低いサラサラの化粧品です。
すぐに乾いて、保湿効果が低いのですが、ヒトの脂肪にも同じものが含まれ、塗り心地が非常によい長所があります。
顔面に効果的で、化粧品としても非常によいところがありますが、かなり高価なものです。
サメの絶滅がいわれて手に入りにくくなっています。
メーカーによって精製の具合が異なる上に、別のものを入れて水増ししているといううわさもあります。

は、ワセリン、亜鉛、サラシミツロウ、豚油を含み、炎症を抑える効果があります。
保護効果が強く、ステロイド外用剤に重ねて使用することもあります。
びらん・滲出液のひどいところに塗って、湿疹を乾燥させる効果もあります。
とびひのような細菌感染が合併したところにも使うと、よいことがあります。
びらん・浸出液がなくなれば軟膏が白く残りますが、ごしごしこすって無理に落とさない方がよいでしょう。
びらんのないところにつけると、皮膚が乾燥します。
サラシミツロウはミツバチの巣の成分ですが、接触皮膚炎をおこすことがあります。

や神仙太一膏は漢方で用いられる軟膏です。
やけどなどに用いられ、亜鉛華軟膏に似たところがあります。

は、椿油などとともに植物性の代表です。
融点が低く、保湿効果にとぼしい欠点があります。
しかし、ワセリンほどのべとつき感はありません。
乳児の脂漏性湿疹の痂皮につけて、少しずつ痂皮を取り除いていくのに用いています。
全身の湿疹の保湿剤としても有効です。
グリセリンを使った自家製化粧水にオリーブ油を混ぜることもあります。
単一成分の外用剤のよいところは、かゆみなどが現れたときは原因がわかりやすいということです。
オリーブ油は、主にエクストラバージンオイルとして植物油のものを用いることができますが、皮膚科で治療用として処方箋でもらうこともできます。
近年、オリーブ油のエクストラバージンオイルには、オリーブ油以外の偽物が混じったものが大量に出回っています。
高いからといって、純粋なエクストラバージンオイルとは限りません。
カシューナッツオイル(カシューナッツはウルシ科です)や綿実油などいろんな植物油が混入している可能性があります。
もちろん医療用のオリーブ油が大丈夫という保証もありません。
またオリーブ油は新鮮野菜と同じです。
長期に置いていると、酸化変性します。
一方、いくらか精製したものの方がよいかもしれません。


メサデルムクリーム0.1%(一般名:デキサメタゾンプロピオン酸エステルクリーム)の薬効分類・副作用・添付文書・薬価などを掲載しています。

粉末剤 (シッカロールやタルクや亜鉛末などですが、吸入すると問題ということで、最近はあまり用いられません)
に大きく分類されます。
これらは構成される成分でさらに細かく分類されます。

それぞれ使用感・塗り心地が異なります。
使用される部位であるいは年齢によって使い分ける必要があります。

乳幼児はもともと皮脂の分泌が少なく、アレルギーがあるとさらに少なくなっています。
そのために、皮膚の保護を目的とするなら、クリーム・ローション剤より油脂タイプの外用剤の方が向いています。

しかし、油脂性軟膏はどうしてもべとつき感があります。
皮脂が分泌される年齢や部位、汗孔をふさいで汗が出にくいような部位には適していないようです。
一方、クリーム性のものにも多数の種類があります。
ワセリンを加えたべとべとタイプから、あまり油脂成分を含まないさらっとタイプまでいろいろあります。

市販のクリームは、化粧品を含めて、実に多数のものがあります。
医療用には種類が少なく、近年はヒルドイドソフトとそれの後発品が化粧品の代用品になっています。
しかし、ヒルドイドは単なる保湿剤ではなく、ヘパリン類似物質という医療用成分が含まれています。

尿素は生体成分でよいのですが、合成されたものには不純物が混合している可能性があり、それ自体いくらか刺激感があります。
角層が厚く、特に角化異常を伴ったような湿疹には尿素タイプが向いています。
四肢伸側や手足に、有用です。

以上、まとめると、乳児期の顔にはプロペト、体幹や四肢にはアズノール軟膏がよいようです。
かゆみが強く、びらん・浸出液が強ければ亜鉛華軟膏、それで駄目ならステロイド外用剤です。
年齢が上がると、顔は、何もつけないか、市販のクリーム・ローション・乳液・化粧水です。
体幹や四肢には、乾燥がひどければワセリンかアズノール軟膏、べとつくようならヒルドイドソフトやローションがよいでしょう。
四肢伸側、手のひら、足の裏などに乾燥が強ければ、ウレパールクリームかローション、パスタロンソフトなどの尿素タイプがよいと思われます。
また患者自身の好みや慣れもあります。

常に接触皮膚炎を起こす可能性に配慮すべきです。

保湿剤のみで治療するときは、あくまで自然治癒を期待するものです。
ある程度原因・悪化要因が除かれていることが絶対条件です。
湿疹があることがストレスになっている患者さんは、保湿剤のみで治療するのは難しいかもしれません。

看護師にとって、看護技術は覚えることも多くなあなあにしてしまいがちで、周りに聞きたくても聞きづらい状況にいる看護師も多くいます。「看護師の技術Q&A」は、看護師の手技に関する疑問を解決することで、質問したナースの看護技術・知識を磨くだけでなく、同じ疑問・課題を持っているナースの悩み解決もサポートします。看護師の看護技術・知識が磨かれることで、よりレベルの高いケアを患者様に提供することが可能になります。これらの行いが、総じて日本の医療業界に貢献することを「看護師の技術Q&A」は願っています。

ボアラにはデキサメタゾン吉草酸エステルが0.12%配合された、軟膏とクリームの2種類の剤型が。 ..

アンテベート軟膏・アンテベートクリームを日常的なスキンケアに使うのはおすすめできません。アンテベートは、効果が2番目に強いベリーストロングクラスのステロイド外用薬です。漫然と広範囲に使用するとステロイドを内服したときと同様の副作用が生じるおそれがありますし、ニキビのほか皮膚の萎縮や毛細血管拡張などの副作用があらわれることもあります。思わぬ副作用を防ぐためにも、指示された範囲・期間を超えての使用はやめてください。

外用薬は、おおむね0.5gで手のひら2枚分の範囲に塗り広げることができます。軟膏やクリームの場合は、大人の手の人差し指の先から第一関節まで絞り出した量が約0.5g、ローションの場合は1円玉大の量で約0.5gになります。これを目安に使用量を決めてください。塗布したあと、少しべたつきが残るくらいが適量です。
なお、強い薬だからといって塗る量を少なくすると十分な効果が得られず、治療が長引きやすくなります。治療を短期間で終わらすためにも、適量をしっかり塗布しましょう。

皮膚用薬(塗り薬)ってどのくらいの量を塗るのがいいの?|ひふ研

基本的には副作用の発生頻度が少なく、赤ちゃんから高齢者まで使用できるとされていますが、まれに皮膚の刺激感、かゆみ、湿疹、かぶれ、赤らみ、紫色の皮下出血などの症状が現れる場合があります。これらの症状を強く感じたり、症状が長引いたりする場合は使用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。

※上記の一覧表を参考に、使っているお薬がどのくらいの強さか把握しておきましょう。現在、リドメックスはMildクラスと分類されることが多いようです。ので注意が必要であり、その代表選手であるアンダーム軟膏は製造中止になりました。
院内には、ローションタイプも含めた薬の一覧表を掲示してあります。最近ではジェネリック処方が多くなっていますので、使われているお薬がどのメーカー品に該当するかは担当医、もしくは薬局にてお尋ねください。

アトピー性皮膚炎|よくある質問|東京都アレルギー情報navi.

ステロイド外用薬には、クリーム、ローションやテープ剤といったバリエーションがあります。髪の毛の生えている頭部にはローションが塗りやすく、また軟膏のべとべと感が嫌いな人にはクリームが好評です。ローションを顔や体に塗っても構いません。ただし、アルコール基剤のローションを顔や体に塗る場合はしみることがあります。アルコール基剤ではないローション(たとえばリドメックスローション®やアンテベートローション®など)は、ほとんどしみることはありません。テープ剤はひび割れや皮膚表面が固くなった部位にとても有効です。

発ガン性があるという研究者もいます。
ただステロイドを含めて免疫抑制作用をもつものはすべて、それの可能性を秘めています。
この軟膏を顔面に使う場合は、ごく小さい面積(10円玉程度)に塗って、違和感にならしながら、少しずつ使う面積を広げていくのがよいでしょう。
塗るところは、できれば細菌のあまり多くないところ、びらんや滲出液の少ないところに塗った方がよいと思われます。
あまり日光に当たらない方がよいとも言われています。

大人用(0.1%)を薄くしたもの(0.03%)が子供用として売り出されています。

実のところを言うと、にびらんの強い湿疹の強い子供の患者さんにプロトピックの大人用を塗るしかなかったことがあります。

ステロイド外用剤が合わなくなると、首から下にもプロトピック軟膏を使用することがあります。
ただし、月に10本以上使うような状態になると、免疫抑制剤としての問題点が表面に現れることがあり、心配です。
一方、プロトピックの皮膚からの吸収が低いために、角層が厚いところには効果が少ないようです。



アンダーム軟膏・クリーム、スタデルム軟膏・クリーム、トパルジック軟膏、コンベック軟膏、ジルダザック軟膏、フェナゾール軟膏などがあります。
ステロイド外用剤ほどではありませんが、湿疹をある程度改善する作用があります。

ステロイド外用剤を用いるほどではないとき、ステロイド外用剤を用いたくないが、多少とも湿疹を改善したいときになどに使用します。
特に乳幼児に有効です。ただ、最近は下記のような理由で使用されることが少なくなっています。

免疫が低下した高齢者にはよいところがあります。

注意したいこととして、この種の外用剤には患者のなかにを起こすことがあることです。

この外用剤による接触皮膚炎は、外用剤の中で最も起こりやすく、ひとたび接触皮膚炎が起きるとあまりにも症状が強いために、長期にわたって強いステロイドを使うしかないかもしれません。
接触皮膚炎の状態をそのままにしておくと、しばしば自家感作性皮膚炎を引き起こします。
そうなると、湿疹のできたことがないところまで湿疹が拡大します。

また、しばしば塗ったところが日光に反応して湿疹ができるが起こることもあります。
そのために、顔面に使用してこれが起こると本当に悲惨です。

外用剤の成分は、化粧品もそうですが、しばしば何年も皮膚(真皮)や脂肪組織に残ります。
化粧品を中止しても、すぐにはよくならないということです。
少し使っただけでも、それの接触皮膚炎がかなり長く続くこともあるということです。

なおブフェキサマックを主成分とするアンダーム軟膏・クリームは、現在発売中止になっています。
ブフェキサマックを含む市販の外用剤、たとえばロバックS、エンチマックなどはまだ発売されています。
アンダーム軟膏・クリームの次に接触皮膚炎が多いのは、スタデルム軟膏・クリーム(ベシカムという名前のものもあります)です。

またモーラステープなどで用いられるも、このタイプに含まれます。
貼ったところがよくなっても、夏になり、が当たって再び貼ったところの湿疹が悪化するというのは、よくある話です。

それでは、非ステロイド系抗炎症剤の内服はどうかといえば、内服して同じ副作用が出る人もいれば、出ない人もいます。
アスピリンのんで喘息になったり、痛み止めのたぐいでじんましんが悪化するというのはよくある話です。

内服もできれば避けた方が無難というところですが、生理痛や頭痛がひどくてクスリをのまないと我慢できないといわれると、ケースバイケースかもしれません。


例えば顔と頸は,乳児は1FTU, 成人は 2.5FTUが適量である。 (1FTU)

ステロイド外用薬についての心配はたいへん多く、小児科の外来でもよく質問を受けます。以前は保護者がステロイドを必要以上に怖がるために治療がうまくいかないお子さんも多かったのですが、最近では正しい知識が普及してそのようなことは減ってきています。ステロイド外用薬は湿疹などの治療に必要なものですが、確かに副作用もありますので、上手に使うことが大切です。

ステロイド外用薬は皮膚の炎症を抑える作用があり、血管を収縮させる作用の程度によって日本では5段階の強さに分けられています。身体の部位によってステロイドの吸収に差があるので、皮膚の炎症の程度や身体の部位によって強さを使い分けているのです。ご質問のリンデロンは下から3番目、ロコイドは下から2番目の強さです。

顔はステロイドの吸収が比較的よいので、下から2番目の強さのステロイドを使うことが多いですが、炎症の程度によっては3番目の強さのステロイドを使うこともあります。どの程度のステロイドの量なら安全なのかは、塗り方や個人差などによってばらつきが大きく、正確には決められません。しかし、皮膚科からの学会誌への報告では、2歳未満の子どもで、6か月間に顔は10グラム以内、体幹・手足は75グラム以内、全身で90グラム以内なら安全とされています。もちろんこれを超えたらすぐに危険というわけではありませんが、一応の目安と考えてください。

ステロイド外用薬は皮膚の炎症を改善しますが、炎症を起こしやすい皮膚の性質まで治すわけではありません。炎症が落ち着いたら、外用薬を保湿剤などにゆっくり置き換えていって、皮膚の炎症が再燃するのを予防しなくてはなりません。ここをしっかりやらないと、ステロイド外用薬は一度よくなるけどすぐにまたもとに戻ってしまう・・・などと思われることになります。

ステロイド外用薬を塗ってもよくならないというときは、ステロイドのランクが低すぎる、あるいはきちんと塗れていないと考えるべきです。ステロイド外用薬を怖がるために必要な量がきちんと塗られていないことは少なくありません。正しい治療のためには、信頼できるかかりつけ医を持って、医師からのアドバイスに従って治療を続けることが大切です。小児科でも皮膚科でも、きちんと話し合える医師の診療を受けていただくのがよいと思います。

ご質問の日焼け止めや虫よけも、必要なときには子どもでも使ってかまいません。日焼け止めは「子ども用」を選ぶとより安全ですが、日光はビタミンDを作るためにも必要なので過度な使用は控えた方がよいでしょう。また、虫よけも安全性の高いものですが、スプレー式のものは吸い込む危険があるので、保護者の手に噴霧したものを塗るなどの工夫をしてください。いずれも上手に使えば心配はいりません。

顔の湿疹に対して キンダベート軟膏、ロコイド軟膏、1日1 〜 2回、塗布

そんな気持ちに応えるのが、「ステップダウン療法」です。最初に効果の高い強めの薬を使い、様子を見ながら徐々に弱い薬へと移行していく方法。
メリットとしては、初期の段階で一気に症状を抑えるため、治療期間が長引くリスクを抑えられることが挙げられます。さらに、湿疹を悪化させないので炎症痕が残らず、キレイに治るというのもうれしいところ。

肌になじんで、ベタつかないクリーム ○ 肌にふわっとなじみ、広範囲にすばやく塗ることができるのびのよいかゆみ止めクリームです。

作用の強弱で5段階に分けられるステロイド外用薬も、最近はステップダウン療法が主流です。初期で強いステロイドを使って症状が軽減されれば弱いステロイドに移行。そして炎症やかゆみがおさまったら、保湿剤に切り替えていくという流れになります。

□しっとり潤うクリームタイプヘパリン類似物質配合顔や手足の乾燥肌治療に○使い ..

グリメサゾンは、湿疹や皮膚炎群(進行性指掌角皮症、ビダール苔癬、放射線皮膚炎、日光皮膚炎を含む)、、、の治療に使用されます。
使用回数は通常1日1~数回で、直接患部に塗布するか無菌ガーゼなどに塗り伸ばして貼付します。ただし、使用量は症状によって適宜増減します。
なお、グリメサゾンは原則として皮膚感染をともなう湿疹や皮膚炎には使用しません。やむを得ず使用する場合は、あらかじめ適切な抗菌剤や抗真菌剤による治療を行うか、これらとの併用を考慮します。

顔にステロイドのデキサメタゾンプロピオン酸エステルを塗っているのですがロコイド軟膏 ..

かゆみや湿疹ができない(成分によって刺激やアレルギーが起きないこと)
のが理想です。

1と2はある意味で相反することかもしれません。
2の問題を解決するには、角層表面でなく、角層内部に保湿成分が長く留まることが理想です。
表皮内はともかく、表皮角層よりさらに深く入り込んでしまうと、保湿効果は余り期待できません。
ヒアルロン酸、スクワラン、セラミドなどの生体成分に近いものは当然とても有用ですが、何を原料にしているか、どの程度不純物が含まれているかなどの問題点があります。


アトピー性皮膚炎の湿疹には、表面に多数のがついています。
黄色ブドウ球菌は、本来傷が化膿したときに見られる化膿菌です。
湿疹もまた、常に引っ掻くことで傷が付いている状態と言えます。

のひどいところは、菌数を減らすために、ある程度セッケンを使って洗うことが必要です。
シャワーなどの流水で、そっと洗い流すのもよいでしょう。

イソジン液やヒビテン水で消毒するのも有効です。
しかし、使いすぎると、セッケンや消毒は、皮膚に対しては刺激の一因となります。
ときに、セッケンの植物成分やイソジンなどが、アレルギー性の接触皮膚炎を生じることもあります。
イソジン液はそのまま使用することもありますが、水でうすめたり、つけたあとでシャワーなどで洗い流すことも行われています。
超酸性水や酸性水も多少とも消毒効果があります。

びらんがひどくて、浸出液が出ているときは、たいていは黄色ブドウ球菌の二次感染を伴っています。
イソジンやヒビテンで消毒して、抗生剤入りの軟膏(ゲンタシン軟膏、アイロタイシン軟膏、アクアチム軟膏、アクアチムクリーム)をつけるのも良い方法です。

どの方法を選択するかについては、湿疹やびらんの状態、範囲で決定されます。
びらん・滲出液がひどければ、結局湿疹の症状が非常に強いということです。
消毒するか、抗生剤の外用剤を併用しながら、ステロイドを外用する以外にないかもしれません。
皮膚内部に感染症が広がっていれば、が必要かも知れません。
溶連菌感染症やせつ(おでき)のときは、少なくとも抗生剤を内服はした方がよいかも知れません。
外用剤だけでは対応できないくらい伝染性膿痂疹(とびひ)が広がったときも、抗生剤の内服は必要です。
とくに、感染症のために、発熱や全身倦怠感などの全身症状が伴っているときは、抗生剤が絶対に必要です。
ずっと受診していなくても、何も気にせずに受診すべきです。

ただ、抗生剤については、使用すると、たいていは一度よくなってそのあとで悪化します。
そんなものです。
抗生剤で死んだ細菌から漏れ出た毒素が、しばしばアレルギー反応を起こします。
このときは、抗生剤をもちいてすぐに発疹が悪化することがあります。
それでも、生命を維持することが優先されます。
感染症を放置していると、敗血症などの重篤な状態になることもあります。

もちろん、抗生剤による耐性菌の問題もあります。
どんな抗生剤を用いればよいか、という問題もあります。
確かに、抗生剤を用いたからといって、感染症に対して弱い体質は改善されません。

というものの、抗生剤をうまく用いると、湿疹そのものも、かなりよくなる場合があります。

ステロイド外用剤を使わないで経過を見る場合、その部分をが必要です。
四肢の場合は、ガーゼや包帯も有効です。
簡単に長い衣類やタイツで覆ってしまうのもよいようです。
体の湿疹も衣類が効果的で、つなぎのような乳児服を勧めています。

ただし、びらん・浸出液のひどいところにそのままガーゼや包帯を巻くと、ガーゼが浸出液でくっついて、はがすときにとても痛がります。
ガーゼがくっつかないようにするためには、湿疹のひどいびらん部にを厚めにつけて、その上からガーゼを巻くのがよいでしょう。
あらかじめガーゼに亜鉛華軟膏をヘラか綿棒か手で少し厚めに広げて、広げたガーゼをびらん部に貼り付けて、さらに上からガーゼや包帯を巻くのも良い方法です。
多少べったり亜鉛華軟膏がつきすぎていますが、あらかじめ亜鉛華軟膏がついたボチシートというものもあります。
乳幼児は心配ありませんが、亜鉛華軟膏による接触皮膚炎もあります。

亜鉛華軟膏は、びらん部の浸出液を乾かし、細菌の増殖を抑えます。
びらんや浸出液の少ないところに亜鉛華軟膏をつけると、乾きすぎることもあります。
亜鉛華軟膏が白く残れば、無理矢理にごしごしと洗い落とさない方がよいでしょう。
そのうちに自然に取れます。

浸出液の多いびらん部に、単にワセリンだけをつけるのはよくありません。
細菌の増えやすい状態をつくるだけです。



顔のびらん局面は掻かせないようにするのが難しく、入院患者にはデストロイヤー型のを利用していますが、外来では慣れていないと簡単ではありません。
チュビファーストで軽く当たっているだけでも、かゆみは少なくなります。
服を着ていると引っ掻かない子供が、お風呂に入るからと裸にしただけでかゆくなるのと同じです。
とにかく、かゆいところを何かでおおうことです。

掻かせない方法としては、手を縛るようなものもありますが、非人間的な要素が強く、あまり勧められる手段ではありません。
夜間、手指を握らせて日本手ぬぐいのようなもので上から覆ってしまうのことも行われます。
市販のミトンのようなものを利用するのもよいでしょう。

中学生以上の場合、や痒疹型の湿疹については、使い捨てカイロを利用したが効果があります。
衣類や手袋の上にカイロを昼間にはっておくと、湿疹が結構よくなります。
夜間睡眠中は低温熱傷(やけど)の心配があり、やらないで下さい。

びらん・滲出液を伴った湿疹に対して、ステロイド外用剤を使わないで治療するとき、ある程度客観的に湿疹の状態を見る目が必要です。
少なくとも発疹が、いつまでも同じような状態が続く湿疹なのか、時間が過ぎれば自然に消えるじんましんなのか、ひっかいた単なるきずあとなのか、ひっかいたことで細菌が入って細菌が増えた状態なのか、単なるドライスキンなのか、見きわめることができれば、治療にとても役立ちます。

自分が行っていることで湿疹が今はどんな状態なのか、どのように変化しているのか、今後どう変わる可能性があるのか客観的に判断できなければ、なかなかうまくいきません。

なお、黄色ブドウ球菌を抗生剤の内服や点滴で完全に消失させるのは不可能です。
それだけに黄色ブドウ球菌のアレルギーのある患者は治りにくいということになります。
血液が通っていない、いわばしている黄色ブドウ球菌の耐性菌のMRSAを、バンコマイシンなどで退治しようというような作戦はまさしく愚かな行為です。

同じことは、体内にあるカンジダや溶連菌についてもいえます。



ステロイド外用剤は、その強さによって5段階に分類されています。

近年、作用は強いが、副作用は少ないという製品が多数登場していますが、真偽のほどはわかりません。
同じ外用剤が、名前を変えて別のメーカーから販売されています。
現在はチューブに直接、製品名と内容を印刷表示するようになっています。
未開封時のもチューブ剤の一番下に記載されています。

当院では抗生剤外用剤以外の外用剤については、細菌感染の心配から、開封するとおよそ半年~1年以内、容器に入れた混合剤については3ヶ月程度の使用期限を設定しています。
図()の最上部の右から3番目のブデソン軟膏・クリームは、接触皮膚炎が多数報告され、発売中止になりました()。
現在、同じブデソニドが気管支喘息の吸入剤(パルミコート、シムビコート)として使用されています。
接触皮膚炎を起こしやすい患者は、念のため用いない方が無難と説明しています。
気道内で接触皮膚炎を起こしたときは、それの診断も難しく、対応も非常に難しいと思われます。
ステロイドの吸入剤も効果がないということで、ステロイドの内服や他の免疫抑制剤が処方されるだけです。

ステロイド外用剤には、溶かしているによって、

①.ワセリンタイプの軟膏、
②.油脂や保湿成分と水を界面活性剤で混ぜ合わせたクリーム剤(O/W剤、W/O剤)、
③.もっと水分が多い乳剤、
④.ほとんど透明の液剤・ローション剤・スプレー剤

に分類されます。

同じステロイドでも、経皮吸収、皮膚浸透性によって軟膏とクリームで強さの異なるものがあります。
軟膏がクリームより強いもの、クリームの方が強いもの、同じくらいのものなどいろいろあります。
普通、水溶性のものは吸収がよくない傾向があり、軟膏剤より弱いことが多いようです。
クリーム剤の方が強いタイプもあります。

ステロイド外用剤は、本来から分泌されているホルモン()を原型として、少し形を変えてハロゲンを付加し、体内で分解されにくくして作用を強くしたものです。

コーチゾルが本来持っている作用が、直接副作用となる可能性があります。
コーチゾルは血糖値を上昇させ、水分を保持し、筋肉の異化を促進し、脂肪を分解、免疫機能を抑制し、ストレスを抑えます。
つまり、それぞれの作用が、、高血圧、筋肉萎縮、高脂血症、感染症誘発、する可能性を持っています。
特に、もともとそんな体質があれば、出現する頻度は高くなります。

また、子供が内服すると、発育・成長障害があります。
成人が長期に内服すると、(満月様顔貌)、、バッファロー肩、体重増加、副腎萎縮などがしばしばみられます。
ステロイド外用剤は、皮膚から体内に吸収されます。
毎日大量に外用していると、副腎が萎縮し、自分の副腎皮質ホルモンの合成・分泌が抑制される危険性もあります。
これについては、これまであちこちの学会で何度も報告しています。()

ステロイドを外用していると、妊娠すると女の子ができやすいと報告したことがあります。
ただこのことは、もしかすると、湿疹の具合がよくないために、そんな結果になっている可能性もあります。()

ステロイドには、全身性の副作用の他に、外用することで皮膚に起こるもあります。
強いステロイドを長期に外用すると、皮膚はぺらぺらに薄くなり、少し当たっただけで、内出血や紫斑ができます。
皮膚は角層が薄くなり、ちりめんしわのようになります。
多毛やにきび、毛包炎ができることもあります。
特に顔面に長期にわたって外用すると、ステロイドに依存した状態となり、になります。
顔面は毛細血管が拡張して、赤ら顔になります。

ステロイドはその他にも様々な副作用がありますが、湿疹を改善するという目的からいえばこれにまさるものはありません。
ただし、これを使用する場合、原因対策を第一として、安易に長期にわたって常用するのは好ましいことではありません。
とにかく、ステロイド外用剤は症状を改善するだけで、原因治療になっていません。

急にステロイドの使用を中止した場合、湿疹ができる原因がなくなっていなければ、それまで湿疹がなかったところまで広がる可能性があります()。
リバウンド状態は、時に何ヶ月・何年も続き、患者の人生に重大な影響を及ぼすことがあります。

それだけに、ステロイドは使い始めるときも、止めるときも、それなりの覚悟が必要です。
また、ステロイドが怖いという理由だけで、それを安易に止めてしまうのは好ましいことではありません。

ステロイドを使わない治療については、短いものですが、下記のコラム「」を参照して下さい。


ステロイドのは、体の部位によってかなりの差があります。
粘膜部は最も吸収がよく、角層の厚い手掌・足底は吸収されにくいと考えられます。
顔面はステロイドの吸収が比較的よく、皮脂の分泌も多いため、ステロイド外用剤の使用する場合、注意が必要です。
陰部などの粘膜部位、眼の周囲などは、ステロイドの吸収が非常によいところです。

下図は肘窩のステロイド吸収を1.0として、他の部位の吸収の割合を示しています。
外用剤をぬる場合、1日1回お風呂上がりの皮膚がしっとりした状態のときに、ようにして、できるだけ薄く皮膚の上に広げてください。
湿疹の程度に従って、あるいは、外用部位ごとに、外用剤の使用量や強さ、外用回数を変える配慮も必要です。

湿疹がひどいとき、ひどいところには、いくらか多く、1日2回つけた方がよいかもしれません。
それでも、キズの治り方を考えれば、原因を除くことができないのなら、慢性の治りにくい湿疹に外用剤を使うのは、せいぜい1日1回で十分です。

急性の湿疹に対しては、特にどんどん広がる傾向がある湿疹に対しては、多くぬった方がよいこともあります。
浸出液がひどければ、亜鉛華軟膏をステロイド外用剤の上に重ねるのもよいでしょう。

湿疹もケガと同じです。
重症のケガ(外傷)がすぐによくなるわけではありません。
ある程度自然によくなる治癒課程を考えながら、のんびり経過を見る気持ちも必要です。

慢性の湿疹に対しては自分の免疫力に期待し、それに影響しない程度に外用する方がよいかもしれません。
また、今は原因を除くのは困難であり、外用剤でおさえる以外にないと判断したときは、生活に困らない程度のレベルを設定して、塗り始めの最初はともかく、自分の正常免疫を大事にするために、せいぜい1日1回程度うすく外用するのがよいでしょう。
どれだけ外用しても少しもよくならない時期に、今すぐによくしょうと強いものを大量に用いるのは好ましくないことがあります。

湿疹のない正常部位にはつかないように注意したいものです。

効果を長持ちさせる目的で、ステロイド外用剤を塗った上から亜鉛華軟膏を重ねて塗ったり()、サランラップを巻くことも行われます()。

亜鉛華軟膏は、ステロイド外用剤の効果を長持ちさせ、ひっかいてキズになったびらん部の浸出液を吸収して乾燥させ、細菌感染を減らします。
亜鉛華軟膏に含まれるサラシミツロウなどで接触皮膚炎を起こすことがあり、要注意です。
亜鉛華軟膏を普通の乾燥した肌に使うと、さらに乾燥してよくありません。
亜鉛華軟膏は乾燥するまで衣類が汚れるのも欠点ですが、ガーゼや包帯を巻くのもよい作戦です。

サランラップを巻く密封療法は細菌感染に注意が必要です。
サランラップの下に汗をかいても蒸発しにくく、毛包炎やとびひなどが起きやすいことがあります。
汗が蒸発しにくいということは、肌がしっとりしてよいところもあります。

ステロイド外用剤には、軟膏、クリーム、ローション剤、スプレー、液などがあります。
だいたいの目安としては、乾燥が強くびらんが多ければ軟膏を使い、軟膏がべとべとする患者さんやべとつきやすい皮膚部位には、クリームタイプやときにローション剤を使います。

アトピー性皮膚炎らしくない患者さんほど、とにかくべたべたした外用剤を嫌がります。
べたべたしたものが嫌いになってくれば、アトピー性皮膚炎はなおりかけともいえます。

顔はべとつくことが多く、クリームやローションタイプが好まれることがありますが、接触皮膚炎には用心したいものです。
を疑ったときは、わざとべとべとするワセリンタイプの強いステロイドにして、できるだけ外用量を減らしたり(いわゆるちょんぬり)、あるいは、わざと液剤を選ぶか、何もつけないこともあります。

眼囲の湿疹には、ステロイドの眼軟膏(プレドニン眼軟膏やリンデロンA軟膏など)やプロトピック軟膏を用いることが多いようです。
私はステロイドでなく、プロペトや防腐剤を含まない使い捨てタイプの点眼(目薬)で経過をみる場合があります。
とくに、接触じんま疹型の発疹には、ステロイド外用剤やプロトピック軟膏は用いない方がよいかも知れません。

ローション剤は主として被髪頭部に使用しますが、ワセリンが合わない患者には、体や顔に使うときもあります。
頭に使うときは、患部にのみつけるようにして、髪の毛に振りかけるようなつけかたは好ましくありません。

ステロイド外用剤に抗生物質を配合したものとして、テラコートリル軟膏、リンデロンVG軟膏などがあります。
テラコートリル軟膏は湿疹に細菌感染が重なったところ用いますが、とびひなどによく使われます。
ステロイドが強いと感染防御能力が妨げられるために、リンデロンVG軟膏では細菌が増える可能性があります。
ということは、G(ゲンタマイシン)という抗生剤の効果は期待できないということになります。

以前、大阪府立羽曳野病院皮膚科では、副作用を少なくするために、容器に入れて塗りやすくするために、ワセリン、アズノール軟膏、ケラチナミン軟膏、亜鉛華軟膏を混合して弱くしたステロイド外用剤を作っていました。
遠藤アレルギークリニックでは、羽曳野病院の処方に加えて、混合する基剤の種類を増やして(プロペト、ヒルドイド軟膏・ソフト、プラスチベース、パスタロンソフトを追加)、M-1、MP-1、RH-1、RH-4、RPP-1、AHS-1、FHO-1、FHO-3、NPB-1なども使用しています。

AHS-1はstrong(強い)レベル、VW1、RH1、M-1、MP-1、NK1、NPB-1はMild (おだやか)レベル、VW4、RH4、M-4、NK3、ALZはWeak(弱い)のレベルのステロイドに相当します。

薄めている基剤が、かえってを起こしている場合があります(ステロイドが接触皮膚炎を起こしていることもあります)。
以前よりくりかえしてステロイドを内服している患者さんは、外用剤で接触皮膚炎を起こしやすい傾向があります。
またステロイド外用そのものが、外用剤による接触皮膚炎を起こしやすいという説があります。

ステロイド成分それ自身が接触皮膚炎を起こしていることがあります。
最も接触皮膚炎が起こりやすいステロイド外用剤は、以前はブデソンでしたが、今は最強のデルモベートです。
アルメタ軟膏なども起こりやすいようですが、すべてのステロイド外用剤に接触皮膚炎は起きる可能性を持っています。
ステロイド外用剤で接触皮膚炎を起こしたとき、それが湿疹を改善しながら同時に湿疹を作っているだけに、非常に分かりにくいということになります。

外用剤が接触皮膚炎をおこしているかどうかみるときは、体や四肢に左右で異なる外用剤をつけて、時間をかけて比較するのがよいでしょう。
ステロイド外用剤の時は、でも分かりにくく、短期間の外用剤比較で結論を出さない方がよいと思います。
1カ月以上は必要かもしれません。

ステロイド外用剤あるいはワセリンなどの保湿剤が接触皮膚炎を起こしているときは、弱くしたステロイド外用剤を大量に使ったりするよりは、ある程度強いのレベルのステロイド外用剤を必要量を使って、保湿剤を止めた方がよいことがあります。
あるいは、アレルギーレベルがあまり高くないようなら、リバウンド状態にならなければ、外用剤そのものを中止するのがよいかもしれません。

ステロイドを外用すると黒くなりやすいという意見があります。
しかし、外用したところとしないところで差がないようです。
湿疹は日焼けのようなものであり、の程度は、その人の体質や湿疹の程度、年齢が関係します。
とにもかくにも、日本人は皮膚に炎症反応を起こすと、あとが黒くなるのは避けられません。

しみ年齢に達した患者は、色素沈着を少なくするためには、ステロイドを外用してむしろ湿疹を長く続かせない方がよいかもしれません。
ただ、ステロイドを外用すると乾燥症状がひどくなると言う患者もいます。

ステロイド外用剤を使っていると、湿疹のが変化することがあります。
外用する前は小児型のアトピー性皮膚炎の分布、すなわち汗部位(間擦部)に湿疹が限局していたが、使っているうちに肘窩などの湿疹がなくなる一方で、体幹・四肢の伸側に湿疹が広がったり、や貨幣状型の湿疹になることがあります。
この状態で外用を中止すると、間違いなくリバウンド状態になります。
間擦部の湿疹に対しては、ひどくならない程度に外用するのがよいと思われます。

外用しているうちに、だんだんという現象があります。
使っているうちに、ステロイドに依存的な状態になり、常に塗っていないと悪化するという事態にもなることがあります。
ステロイドは、湿疹を改善する一方で、正常の免疫も抑えてしまうためと考えられます。
仕方なく、外用剤の量が増えたり、強いものに変えたりしますが、結局のところ、原因対策せずに対症療法をお座なりにやっていても問題は解決しないことを示しています。

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アンテベートは、湿疹や皮膚炎群、乾癬、虫さされ、薬疹や中毒疹、痒疹群、紅皮症、紅斑症、掌蹠膿疱症、円形脱毛症、肥厚性瘢痕やケロイド、水疱症などに適応があります。
ただし、原則として皮膚感染をともなう皮膚炎・湿疹には使用しません。やむを得ず使用する場合は、あらかじめ抗菌剤や抗真菌剤で治療を行うか、これらとの併用を考慮します。
使用回数は通常1日1~数回で、適量を患部に塗布します。そして症状改善後は使用量や使用回数を徐々に減らすなどして、できるだけすみやかな離脱を目指します。