1) 特に重篤な感染性心内膜炎を引き起こす可能性が高い心疾患で,予防が必要で ..


ピペラシリンにβ-ラクタマーゼ阻害薬であるタゾバクタムが配合されています。
アンピシリン/スルバクタムとの違いは、耐性傾向の強いグラム陰性桿菌への抗菌活性です。院内発症の感染症や免疫不全者の感染症で、緑膿菌などのSPACEや嫌気性菌のカバーを確実に行いたい場合に使用すべき抗菌薬ですが、濫用は慎むべきでしょう。


感染性心内膜炎-病因、病理生理学、症状、徴候、診断および予後についてはMSDマニュアル-プロフェッショナル版へ。

院内発症の腹腔内・骨盤内感染症
発熱性好中球減少症(嫌気性菌までカバーしたい場合)
緑膿菌までカバーしたい肺炎
※基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ(extended-spectrum β-lactamase:ESBL)産生菌への有効性については議論の分かれるところです。

市中発症の腹腔内・骨盤内感染症(腹膜炎・胆管炎・胆嚢炎など)
中耳炎・副鼻腔炎・頚部感染症(複数菌や嫌気性菌の関与が想定される場合)
市中発症の誤嚥性肺炎
深部皮膚軟部組織感染症(嫌気性菌のカバーを考慮する場合)
多剤耐性アシネトバクター()(スルバクタムが有効)

「感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン」には、 「予防的抗菌薬投与 ..

アンピシリンのスペクトラムに加えて、下記の菌にも活性があります。
・メチシリン感受性黄色ブドウ球菌(meticillin-susceptible :MSSA)
・多くの腸内細菌
― インフルエンザ桿菌():β-ラクタマーゼでなくペニシリン結合タンパクの問題で耐性化しているBLNAR(β-lactamase negative ampicillin resistance)には無効
― モラキセラ()
― ペニシリナーゼを産生する大腸菌
・横隔膜下の嫌気性菌(など)

前述しましたようにクラビットの効果は濃度に依存します。濃度を濃くしても副作用が出にくい薬剤といわれています。いままでクラビットは100mg1日3回投与が標準でしたが、2009年500mg1回投与が認められました。新しい方法ですので様子をみているところです。効果や耐性菌の点で魅力的ですが、まだ処方したことはありません

歯科治療における感染性心内膜炎の予防投与について | 診療科のご案内

アモキシシリン感性の大腸菌、変形菌(特にプロテウス・ミラビリス)、インフルエンザ菌、淋菌、溶血連鎖球菌、腸球菌、肺炎球菌、ブドウ球菌および梅毒トレポネーマによる下記感染症

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、梅毒、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、猩紅熱、胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症

歯科医院では、. 説明文書(図1)から、感染性心内膜炎予防の必要な患者さんか否かを判断する。

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、梅毒、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、猩紅熱、胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症

グラム陽性菌に対する活性はペニシリンやアンピシリンに比べると若干劣りますが、グラム陰性菌に対する抗菌活性が強くなっています。
、属の一部、「SPACE」といわれる院内感染で問題になるグラム陰性桿菌(このうち、「A」のアシネトバクターは除く)に活性があります。


[PDF] 感染性心内膜炎の治療を 内服薬にシフトすることは可能か

【アンピシリン】2g 6時間ごと 点滴静注
※感染性心内膜炎では 【アンピシリン】2g 4時間ごと +【ゲンタマイシン】1mg/kg 8時間ごと

感染性心内膜炎リスク患者におけるアモキシシリンの有効性に関するエビデンスの構築 ..

肺炎球菌・髄膜炎菌による肺炎・髄膜炎
溶血性レンサ球菌による皮膚軟部組織感染症(壊死性筋膜炎であればクリンダマイシンの併用を検討)
リステリア()菌血症・髄膜炎の第一選択
腸球菌 感染症の第一選択
腸内細菌科による感染症(尿路感染症など):大腸菌、サルモネラなど
インフルエンザ桿菌()による中耳炎・副鼻腔炎・気道感染症
× は内因性耐性があり無効

[PDF] 歯科治療時の抗菌薬投与:感染性心内膜炎(IE)の予防

セフェム系のエステル型(セフェム第三世代)です。安全性でいまでも使われているケフレックス(セフェムの第一世代 ですが、今効かせようとすると相当量出さなければなりません)と同じ系統です。2002年のデーターですが、300mg投与で有効率91%とかなり高率です。現在でも歯性感染症には90%の抗菌力があり衰えていません。βラクタマーゼ産生菌には弱いので4-5日で効かないようでしたら薬をクラビット等に変えます。この薬の特徴は出しやすさにあります。プロドラッグですので胃腸障害が少ないです。また他剤との相互作用や患者様の状態によって重篤な疾患を招くことがありません。薬にはなることはあっても毒にはなりません。歯科の第一選択のひとつです。

#1 予防投与が必要な患者. ・人工弁. ・心内膜炎の既往. ・先天性心疾患. ・根治的に修復されていないチアノーゼ性心疾患.

ペニシリンGから安定性向上を目指して作られた合成ペニシリンです。
腸球菌のやリステリアへの抗菌活性も持っています。感受性があれば、大腸菌などの腸内細菌科やインフルエンザ桿菌にも有効です。

[PDF] 歯科医療機関における感染性心内膜炎予防に関する実態調査

妊娠中も胎児への障害も同様に報告されていないので同じように投薬可能です。抗菌剤の胎盤移行率は20-30%ですが胎児は薬物代謝機能が未熟ですのでちょっと不安ではあります。

先天性心疾患の患者さんを感染性心内膜炎(IE)から守りながら必要な歯科 ..

欧米では経口吸収率のよいpenicilin Vが使用できるが、本邦では使用できません。
ペニシリンGの内服薬(バイシリン)をどうしても使用したい場合(例:GAS咽頭炎疑いだが伝染性単核球症がどうしても除外できずアモキシシリンを使いづらい場合)は、胃酸の影響を受けにくい空腹時の投与を検討しましょう。

Enterococcus faecalisによる感染性心内膜炎

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、梅毒、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、猩紅熱、胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症

抜歯前に感染性心内膜炎ハイリスク患者にサワシリンを2グラム予防投与したいのですが、保険請求はどのようにしたらよろしいでしょうか。

アモキシシリン感性の大腸菌,変形菌(特にプロテウス・ミラビリス),インフルエンザ菌,淋菌,溶血連鎖球菌,腸球菌,肺炎球菌,ブドウ球菌及び梅毒トレポネーマによる下記感染症

感染性心内膜炎(IE)は、心内膜に形成される血小板とフィブリンからなる疣腫に ..

アモキシシリン感性の大腸菌,変形菌(特にプロテウス・ミラビリス),インフルエンザ菌,淋菌,溶血連鎖球菌,腸球菌,肺炎球菌,ブドウ球菌及び梅毒トレポネーマによる下記感染症

先天性心疾患患者で最も注意しなければならない合併症の一つに感染性心内膜炎があります. ..

Jarisch-Herxheimer反応
梅毒の治療開始時に菌体成分が放出されることによる反応。
症状:発熱、咽頭痛、倦怠感・筋肉痛・頭痛などの全身症状、梅毒病変の一過性悪化などです。
治療開始数時間後に出現し、1日程度で消失することが多いです。治療開始前にこのような症状が出現する可能性があることを説明しておく必要があるでしょう(薬剤アレルギーと思って治療を中断してしまうかもしれないため)。

古くから感染性心内膜炎(IE)と歯科処置時に生じる菌血症との関連性が指摘されてい

溶血性レンサ球菌による咽頭炎
細菌性中耳炎・副鼻腔炎
肺炎球菌性肺炎
歯科治療時のレンサ球菌による感染性心内膜炎予防
梅毒

どのような人に感染性心内膜炎予防が必要か? 先天性心疾患をもつ人のほとんど ..


中等度リスク群(必ずしも重篤とならないが、心内膜炎発症の可能性が高い患者)には、高度、低リスク群を除く先天性心疾患、閉塞性肥大型心筋症、弁逆流を伴う僧帽弁逸脱を含む。

感染性心内膜炎は、心臓の内側を覆っている組織(心内膜)に生じる感染症で、通常は心臓弁にも感染が及びます。 ..

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、猩紅熱

感染性心内膜炎(IE:Infectious Endocarditis)の高リスク症例について

血液の凝固を阻害する薬です。脳血管や心臓血管に障害があるときに出されています。血液が固まるときにそのシステムの何箇所かでVitaminKが必要なのですが腸管からの吸収を阻害します。VitaminKを静脈注射することで3-6時間で凝固が回復します。アスピリン(小児用バファリン)などと違ってコントロールしやすいので良く処方されています。 ところで腸内細菌もVitaminKを産生しています。抗菌剤は腸内細菌をやっつけますので、すべての抗菌剤は併用注意となっています。しかし短期間の投与ではそれほど影響はないと思います