ドアを開けるとシェルビーコブラマークのカーテシロゴが投影されます。


原点回帰をコンセプトとしたマスタングIIは、デビュー初年こそ38万5,993台を販売しましたが、やはりイメージリーダーとなるハイパフォーマンスモデルの設定がなかったことが販売に響き、2年目となる75年型モデルの生産台数は18万8,575台に半減。
事態を憂慮したフォード経営陣は、カンフル剤としてマスタングのイメージリーダーとするべくスポーツグレードを発表します。
それが75年に追加されたマスタング・コブラIIです。

コブラIIはMach1をベースに、エアロパーツと専用のボディデカールで武装したモデルで、パフォーマンスは302cuin V8OHV搭載車と変わりはありません。
すなわち「カタチだけのコブラ」だったのですが、スポーツモデル冬の時代ということもあり、市場は概ね好意的に受取ったようです。

これに気を良くしたフォード社は、マスタングIIファイナルイヤーとなる78年にキングコブラを発表します。
ボディはより派手さを増したエアロパーツを纏い、カウルフード(ボンネット)に巨大なコブラのイラストが描かれ、専用のメッシュホイールを吐いたキングコブラは一定の人気を得て、マスタングIIの最後を飾りました。


シェルビー・マスタングについても解説をしていきたいと思います。

搭載されるエンジンは排気ガス規制によりV8エンジンの存続が危機的な状況にあったため、デビュー当初は140cuin(2,294cc)直4(85hp) と169cuin(2,769cc)V6OHVを標準とし、Mach1のみ専用の171cuin(2,802cc)V6OHVが用意されました。
しかし、初代モデル後期のハイパワー路線からの大きな方向転換に戸惑うファンも少なくはなく、デビュー直後からV8モデルを求める声が挙がりました。

こうした市場の声に応えるかたちで、75年に302cuin(4,949cc)V8OHVがオプションとして追加されます。
このエンジンは乗用車用のウィンザーブロックを使用しており、排ガス規制に適合するため最高出力は122hpに抑えられていましたが、カムやシリンダーヘッド、キャブなどを交換すれば簡単にパワーアップできました。
そうしたことからコンパクトな車体を活かし、ドラッグレースでは高度にチューニングされたマスタングIIが活躍しました。

こうしたユーザーの声に応えるように、69年秋から開発がスタートした 2ndジェネレーション・マスタングでは「原点回帰」を合い言葉にボディサイズを大幅にシュリンクすることを検討します。
しかし、当時の米国の自動車産業には「車のサイズは拡大されるべきものであって、絶対に前モデルより小さくしてはならない」との不文律がありました。

しかし、アイアコッカは豪腕により社内に溢れる不満の声を抑え込み、サブコンパクトカーのピントのプラットフォームを流用して開発を断行。
全長は475mm、ホイールベースは320mmも一気に短くしたのです。

車名もあらたに「マスタングII」に改名して74年型として発表しました。

開発を担当したのは初代モデルと同じくハロルド・スパーリック。
アイアコッカと個人的に親しい関係にあったアレッサンドロ・デ・トマソもマスタングIIの開発に際して助言を与えたと言われています。
※アレッサンドロの妻・イザベルはGM創設メンバーの孫娘で、米国の自動車産業と太いパイプを持つ富豪の令嬢でした

428コブラジェットを搭載した68年型フォード・マスタング・ファストバック

「サンダーバードも、発売時には美しい車だったのに、みなさん(経営陣)はそれをだんだん大きくし、とうとう似ても似つかない車になりました。
マスタングでも、同じことをしています。
小さい車をなぜ小さいままにしておくことができないんですか。
大きくしては新車を作り、大きくしては新車を作る。
ムダだと思いませんか?」
(リー・アイアコッカ著/徳岡孝夫訳「アイカコッカ わが闘魂の経営」ダイヤモンド社刊より)

これは68年のフォード社株主総会でひとりの女性株主によるフォード経営陣への批判の言葉です。

記録的な大ヒットを飛ばしたマスタングが、その後エンジンパワーが増し、車体が大きく・立派になるのと反比例して販売台数が減少した理由を端的に表しています。
すなわち、ユーザーはコンパクトで魅力的なマスタングを求めていたのに、フォード社は利益率を高めるために大型化・高級化して凡百のアメリカ車と変わりがない車にしまったわけです。
完全な経営判断の誤りでした。

商業的にはけっして成功とは言えなかったマスタングIIの跡を継ぐモデルとして79年に誕生したのが3rdジェネレーション・マスタングです。

オイルショック以降続いていたユーザーの小型化・低燃費指向を受けて、マスタングIIに引き続きコンパクトラグジュアリー・コンパクトとしてまとめられましたが、ボディサイズとホイールベースはわずかに拡大しています。
プラットフォームは同時代のフォード製乗用車に多用され、軽量シンプルに設計されたFOXプラットフォームを使用したことから「FOXマスタング」の愛称で呼ばれています。

「フォード マスタング シェルビー GT500 価格」の中古車

71年、マスタングは3回目のビッグマイナーチェンジ(通称・ビッグマスタング)を実施し、車体はより大きく、重く、スタイリングはますます派手になります。
また、それまで不変だったホイールベースはこのモデルになって26mm延長され、2,769mmとなりました。

スタイリングは68年型に続いてラリー・シノダが担当。
バンキーの好みを反映してフラット感を強調した力強いフォルムとなっています。
しかしながら、ヘンリー・フォードとの関係の悪化から71年型の登場を待つことなく、バンキーは69年9月にフォード社を解雇され、その直後にシノダもフォード社を退職しています。

またマスタングの維持費を安く抑える事は大事ですが、それだけでは限界があります。維持費だけに囚われるのではなく、自動車関連の費用を抑えるには、乗り換えの際に、いま乗っている車を高く売るなどの工夫が必要です。
特にカーセブンは大手買取業者で40万円以上も買取相場より高く売れることもあります。

フォード マスタングの価格・新型情報・グレード諸元 価格.com

またマスタングの維持費を安く抑える事は大事ですが、それだけでは限界があります。維持費だけに囚われるのではなく、自動車関連の費用を抑えるには、乗り換えの際に、いま乗っている車を高く売るなどの工夫が必要です。
特にカーセブンは大手買取業者で40万円以上も買取相場より高く売れることもあります。

またマスタングの維持費を安く抑える事は大事ですが、それだけでは限界があります。維持費だけに囚われるのではなく、自動車関連の費用を抑えるには、乗り換えの際に、いま乗っている車を高く売るなどの工夫が必要です。
特にカーセブンは大手買取業者で40万円以上も買取相場より高く売れることもあります。


フォード マスタング V6SS COBRA新車ASDN2011yモデル

フォードは現地時間の11月12日、2022年モデルのマスタングに2台の特別仕様車「マスタング・シェルビーGT500・ヘリテージエディション(Mustang Shelby GT500 Heritage Edition)」と「マスタング・コースタル・リミテッドエディション(Mustang Coastal Limited Edition)」を追加したと発表した。また、マスタング・シェルビーGT500で選択可能なボディカラーに、フォード・パフォーマンス専用カラーのコード・オレンジを追加したことも併せて発表した。2つの特別仕様車は米国のディーラーで受注を開始、2022年春の発売を予定している。価格は、「マスタング・シェルビーGT500・ヘリテージエディション」が75,040ドル(約856万円)から、「マスタング・コースタル・リミテッドエディション」は74,895ドル(約854万円)から。

マスタング V8 GTコンバーチブル プレミアム 新車並行車 シェルビーGT500ルック ..

シェルビー マスタングは、フォードが初代マスタングでSCCAクラブマンレースに参戦するため、元レーサーのキャロル・シェルビーにチューニングを委託したホモロゲーションモデルです。現在のシェルビー マスタングはシェルビーの手を離れ、フォードによってマスタングをベースとしたハイチューンドモデルとして製造されています。

シェルビー マスタングには伝統的に、パワーアップされたV8エンジンと、それに耐えるボディ補強と専用のサスペンションセッティングが与えられます。そして、ボディに刻まれる2本のセンターストライプがシェルビーのトレードマークです。

2007 フォード マスタング GT エレノア コブラカスタム

半導体不足の影響で、日本はもとよりアメリカでの新車製造も滞り、本国ディーラーでは売りたくてもクルマがない状況が続いている。そして、数少ない新車を求め争奪戦が始まることで、ディーラーも強気に金額を上乗せしたプレミアム価格で販売する。こうして、ただでさえ高騰しているアメ車の新車だが、さらに追い打ちを与えているのが円安だ。

フォード マスタング 1994年式モデル コブラ MT のスペック詳細

フォード・マスタングの1968年型シェルビー・コブラGT500KRを紹介。キング・オブ・ザ・ロードとして知られるこの車は、パワフルなコブラジェット428エンジンとラグジュアリーなデザインが魅力だ。わずか933台の限定生産で、工場オリジナルの状態を保ち、高い価値を解説。
1968 SHELBY COBRA GT500KR

アメリカンは2024年4月18日、フォードの新型「マスタング」をベースとした「2024シェルビー スーパー ..

■かつてのACコブラのスピリッツを継承して最新テクノロジーを取り入れた現代版マッスルカー

2023年4月13日、フォードは最高出力1800馬力を発揮する新型「マスタング・スーパーコブラジェット1800」のプロトタイプを発表。

さらに、車体重量は数百ポンドの軽量化に成功。スペックだけを見ると、十分に記録更新が期待できそうな車両に仕上がっています。

【新車情報Top10】新型フォード マスタング 最後のV8となるか!?

フォード・モーターは1992年に開催されたシカゴ・モーターショーにおいて、スポーティカーの4代目「マスタング」をベースとした高性能バージョン「マスタングコブラ」を発表しました。開発にたずさわったのは同社のスペシャルビークルチーム部門で、性能および外観面でベースモデルとの差別化が図られました。そして翌年にフルモデルチェンジを受けたのち、長期間生産が続けられました。

2013 フォードマスタング V6 SSコブラPKG (FORD MUSTANG V6 SS COBRA PKG) ..

2021年春から、シェルビーGT500の導入を模索していた広島のカーボックス。「車両さえあれば、売る自信はある。それぐらい魅力のあるクルマ」。だが、肝心の新車GT500は、前述した要因もあって価格は急騰。当初は自信のあった代表の山西さんも、この最悪ともいえる状況で仕入れることに「価格的に本当に売れるのだろうか」と、二の足を踏んでいた。そんな折、長年取引し信頼ある本国のシッパーから一本のメールが届く。「遂に見つけたぞ!プレミアだが予算内に収まるGT500を。これは間違いなく、全米で一番安い。ボディカラーはカーボナイズドグレーだ」。だが、GT500のイメージカラーといえば、レースレッドやフォードパフォーマンスブルー。

2007年型 フォード マスタング シェルビー GT500 #アメ車 #ShelbyGT500 #シェルビーマスタング

1960年代後半、フォード・マスタングはデビューと同時に爆発的にヒットしたが、スペシャルティーカーとしてのイメージが強いモデルだった。そこで、よりスポーティなイメージを高めるべく、モータースポーツでの名声を獲得するためのプロジェクトをキャロル・シェルビー率いるシェルビー・アメリカンに託した。

Ford Mustang Shelby GT500「激レア日本2台限定色」シェルビーコブラ

スーパーコブラジェット1800は、電気自動車としての新記録を目指すだけでなく、今年後半に開催されるNHRAイベントで、電気自動車の0-60mphでの最速記録と0-60マイルでの二輪駆動電気自動車の最速記録を目指すといいます。

Ford Mustang Shelby GT500「激レア日本2台限定色」シェルビーコブラ · Comments.

シェルビー マスタングの育ての親ともいえるキャロル・シェルビーは、1950年代のF1ドライバーとして活躍し、ル・マン24時間耐久レースで優勝経験もある優れたレーシングドライバー。36歳のときに心臓病の悪化が原因でレースを退きました。

しかし、その翌年にはレーシングコンストラクターとカーデザインを務める、「シェルビー・アメリカン社」を設立しレーシングカーの製作を開始。キャロル率いるシェルビー・アメリカン社は、ACコブラやシェルビー・デイトナでル・マンを制した後、フォードのレース活動を請負います。

乗り出し価格8,994,112円(税込み9,893,523円)

アメリカでは今、新車は上乗せされたプレミアム価格が一般的。1年以上も前から、適正価格でシェルビーGT500を探すカーボックスに、ようやく届いた車両のオファーは想定外のカーボナイズドグレーのGT500。このボディカラーは売れるのか? しかしこの機会を逃すと、GT500は当分仕入れるこは不可能。一世一代の大勝負に出たカーボックスに、朗報はまさかの展開で訪れる。

マスタング 2022年モデルに2つの特別仕様車を追加 米で発表

マスタング・シェルビーGT500は1967年に初代モデルが登場、来年で55周年を迎える、マスタング・パフォーマンスの頂点を象徴するモデル。1950年代後半にレーサーとして活躍し、引退後はカーデザイナーとして様々なモデルの製作に携わったキャロル・シェルビーが手掛けたものの一つで、彼が「私が本当に誇りに思っている初めての本物の車」と呼んだという逸話も残っている。現在はフォードのレーシング部門であるフォード・パフォーマンスが設計を手掛け、世界初の7速デュアルクラッチトランスミッション、レース用のコントロールストラテジー、高度なドライブモードなどを採用。誕生当時と変わらず最もパワフルで最先端のマスタングに位置付けされている。
今回発表されたヘリテージエディションは、その初代モデルに敬意を表し、2022台限定での発売となる。クラシカルかつ高級感のあるブリタニー・ブルーの外装色と、2本の大きな白いストライプの組み合わせが印象的なデザインとなっている。また、サイドにはGT500ロゴ入りのストライプが施される。