クラリスロマイシンDS小児用10%「タカタ」の製品詳細情報をご紹介します。添付文書やインタビューフォーム、製材写真をダウンロードできます。
7.2 免疫不全など合併症を有さない軽症ないし中等症のレジオネラ肺炎に対し、1日400mg分2投与することにより、通常2〜5日で症状は改善に向う。症状が軽快しても投与は2〜3週間継続することが望ましい。また、レジオネラ肺炎は再発の頻度が高い感染症であるため、特に免疫低下の状態にある患者などでは、治療終了後、更に2〜3週間投与を継続し症状を観察する必要がある。なお、投与期間中に症状が悪化した場合には、速やかにレジオネラに有効な注射剤(キノロン系薬剤など)への変更が必要である。[8.1参照]
クラリスロマイシンDS小児用10%「タカタ」 100mg 高田製薬 ..
7.1 小児の1日投与量は成人の標準用量(1日400mg)を上限とすること。7.2 免疫不全など合併症を有さない軽症ないし中等症のレジオネラ肺炎に対し、1日400mg分2投与することにより、通常2〜5日で症状は改善に向う。症状が軽快しても投与は2〜3週間継続することが望ましい。また、レジオネラ肺炎は再発の頻度が高い感染症であるため、特に免疫低下の状態にある患者などでは、治療終了後、更に2〜3週間投与を継続し症状を観察する必要がある。なお、投与期間中に症状が悪化した場合には、速やかにレジオネラに有効な注射剤(キノロン系薬剤など)への変更が必要である。[8.1参照]7.3 レジオネラ肺炎の治療において単独で使用することが望ましいが、患者の症状に応じて併用が必要な場合には以下の報告を参考に併用する薬剤の特徴を考慮し選択すること。7.3.1 中等症以上の患者にリファンピシンと併用し有効との報告がある。7.3.2in vitro抗菌力の検討において、本剤とレボフロキサシン又はシプロフロキサシンとの併用効果(相乗ないし相加作用)が認められたとの報告がある。
問4 「長期収載品の処方等又は調剤について」(令和6年3月27日保医発0327第11号)の「第1 処方箋様式に関する事項」の「3 長期収載品を銘柄名処方する場合における取扱について」の(4)において、「処方の段階では後発医薬品も使用可能としていたが、保険薬局の薬剤師において、患者が服用しにくい剤形である、長期収載品と後発医薬品で効能・効果の差異がある等、後発医薬品では適切な服用等が困難であり、長期収載品を服用すべきと判断した場合には、医療上必要がある場合に該当し、保険給付とすることも想定されること。」とあるが、このような場合には処方医へ疑義照会することなく、薬剤師の上記判断に基づいて、従来通りの保険給付が可能という理解でよいか。
クラリスロマイシンDS10%小児用「サワイ」 100mg 沢井製薬
日本ジェネリック製薬協会が公開する「効能効果、用法用量等に違いのある後発医薬品リスト」:
日本ジェネリック製薬協会が公開する「効能効果、用法用量等に違いのある後発医薬品リスト」:
クラリスロマイシンDS10%小児用「サワイ」 クラリスロマイシン錠50mg小児用 ..
問4 「長期収載品の処方等又は調剤について」(令和6年3月27日保医発0327第11号)の「第1 処方箋様式に関する事項」の「3 長期収載品を銘柄名処方する場合における取扱について」の(4)において、「処方の段階では後発医薬品も使用可能としていたが、保険薬局の薬剤師において、患者が服用しにくい剤形である、長期収載品と後発医薬品で効能・効果の差異がある等、後発医薬品では適切な服用等が困難であり、長期収載品を服用すべきと判断した場合には、医療上必要がある場合に該当し、保険給付とすることも想定されること。」とあるが、このような場合には処方医へ疑義照会することなく、薬剤師の上記判断に基づいて、従来通りの保険給付が可能という理解でよいか。
18.1作用機序
細菌の70Sリボソームの50Sサブユニットと結合し、蛋白合成を阻害する。18.2薬理作用
18.2.1抗菌作用ブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌の好気性グラム陽性菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、インフルエンザ菌、レジオネラ属、百日咳菌、カンピロバクター属等の一部のグラム陰性菌、クラミジア属、マイコプラズマ属及びマイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)に抗菌作用を示し、その作用は他のマクロライド系抗生物質と同等以上である(invitro)。
18.2.2ヒト主代謝物14位水酸化体の抗菌力未変化体とほぼ同等の抗菌力を有するが、マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)に対しては未変化体より弱い(invitro)。
18.2.3動物感染モデルに対する作用マウスの腹腔内感染、皮下感染、呼吸器感染症モデルにおいては、クラリスロマイシンの良好な組織移行性を反映し、優れた効果を示す。
クラリスロマイシンドライシロップ10%小児用「大正」 100mg
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.重大な副作用11.1.1.ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):呼吸困難、痙攣、発赤等があらわれることがある。
11.1.2.QT延長、心室頻拍(Torsadedepointesを含む)、心室細動(いずれも頻度不明):QT延長等の心疾患のある患者、低カリウム血症のある患者においては特に注意すること〔9.1.2参照〕。11.1.3.劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全(いずれも頻度不明):劇症肝炎、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、Al-P上昇等を伴う肝機能障害、黄疸、肝不全があらわれることがある〔9.3肝機能障害患者の項参照〕。
11.1.4.血小板減少、汎血球減少、溶血性貧血、白血球減少、無顆粒球症(いずれも頻度不明)〔8.2参照〕。11.1.5.中毒性表皮壊死融解症(ToxicEpidermalNecrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑(いずれも頻度不明):異常が認められた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
11.1.6.PIE症候群・間質性肺炎(いずれも頻度不明):発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。11.1.7.偽膜性大腸炎、出血性大腸炎(いずれも頻度不明):偽膜性大腸炎、出血性大腸炎等の重篤な大腸炎があらわれることがある(腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと)。
11.1.8.横紋筋融解症(頻度不明):筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇があらわれることがある。横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。11.1.9.痙攣(頻度不明):痙攣(強直間代性痙攣、ミオクロヌス、意識消失発作等)があらわれることがある。
11.1.10.急性腎障害、尿細管間質性腎炎(いずれも頻度不明):乏尿等の症状や血中クレアチニン値上昇等の腎機能低下所見が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。11.1.11.IgA血管炎(頻度不明)。
11.1.12.薬剤性過敏症症候群(頻度不明):初期症状として発疹、発熱がみられ、さらに肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある(投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること)。11.2.その他の副作用
1).〈一般感染症〉①.〈一般感染症〉過敏症:(0.1~5%未満)発疹、(0.1%未満)そう痒感。
②.〈一般感染症〉精神神経系:(0.1%未満)めまい、頭痛、(頻度不明)幻覚、失見当識、意識障害、せん妄、躁病、眠気、振戦、しびれ(しびれ感)、錯感覚、不眠。③.〈一般感染症〉感覚器:(0.1%未満)味覚異常(にがみ等)、(頻度不明)耳鳴、聴力低下、嗅覚異常。
④.〈一般感染症〉消化器:(0.1~5%未満)悪心、嘔吐、胃部不快感、腹部膨満感、腹痛、下痢、(0.1%未満)食欲不振、軟便、口内炎、舌炎、口渇、(頻度不明)口腔内びらん、胸やけ、歯牙変色、舌変色。⑤.〈一般感染症〉血液:(0.1~5%未満)好酸球増多。
⑥.〈一般感染症〉肝臓:(0.1~5%未満)AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、Al-P上昇。⑦.〈一般感染症〉筋・骨格:(頻度不明)筋肉痛。
⑧.〈一般感染症〉その他:(0.1%未満)倦怠感、浮腫、カンジダ症、発熱、(頻度不明)動悸、CK上昇、脱毛、頻尿、低血糖。2).〈後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症〉
①.〈後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症〉精神神経系:(1~5%未満)不眠症、(頻度不明)頭痛、めまい、激越、神経過敏症、感覚異常、痙攣、妄想、幻覚、運動過多、躁病反応、偏執反応、末梢神経炎、精神病。②.〈後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症〉感覚器:(1~5%未満)味覚減退、(頻度不明)味覚倒錯、難聴、耳鳴、味覚喪失、結膜炎。
③.〈後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症〉皮膚:(1~5%未満)発疹、(頻度不明)皮膚そう痒感、斑状丘疹状皮疹、ざ瘡、帯状疱疹、紫斑皮疹、光線過敏性反応、発汗。④.〈後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症〉消化器:(5~10%未満)下痢、(1~5%未満)悪心、食欲不振、腹痛、嘔吐、逆流性食道炎、(頻度不明)鼓腸放屁、消化不良、便秘、おくび、口渇、舌炎、舌変色。
⑤.〈後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症〉血液:(1~5%未満)白血球減少、貧血、再生不良性貧血、好中球減少、骨髄機能不全。⑥.〈後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症〉肝臓:(5~10%未満)肝機能異常、(1~5%未満)γ-GTP上昇、Al-P上昇、(頻度不明)AST上昇、ALT上昇、胆汁うっ滞性黄疸、肝炎、ビリルビン上昇。
⑦.〈後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症〉腎臓:(1~5%未満)急性腎障害、(頻度不明)BUN上昇、クレアチニン上昇。⑧.〈後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症〉生殖器:(1~5%未満)子宮頸部上皮異形成、(頻度不明)腟カンジダ症。
⑨.〈後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症〉筋・骨格:(頻度不明)筋肉痛、関節痛。⑩.〈後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症〉その他:(1~5%未満)高脂血症、トリグリセリド上昇、高尿酸血症、低カリウム血症、徐脈、(頻度不明)無力症、アミラーゼ上昇、カンジダ症、疼痛、しゃっくり、発熱、胸痛、さむけ、酵素上昇。
頻度は承認時の国内臨床試験及び製造販売後の使用成績調査の合算に基づいている。
(禁忌)
2.1.本剤又は他のキサンチン系薬剤に対し重篤な副作用の既往歴のある患者。2.2.12時間以内にアデノシン<アデノスキャン>を使用する患者〔10.1参照〕。
(重要な基本的注意)8.1.テオフィリンによる副作用の発現は、テオフィリン血中濃度の上昇に起因する場合が多いことから、血中濃度のモニタリングを適切に行い、患者個々人に適した投与計画を設定することが望ましい。
8.2.小児、特に乳幼児に投与する場合には、保護者等に対し、発熱時には一時減量あるいは中止するなどの対応を、あらかじめ指導しておくことが望ましい〔9.7.1参照〕。8.3.小児では一般に自覚症状を訴える能力が劣るので、本剤の投与に際しては、保護者等に対し、患児の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には速やかに主治医に連絡するなどの適切な対応をするように注意を与えること〔9.7.1参照〕。
(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1.てんかんの患者:中枢刺激作用によって発作を起こすことがある。9.1.2.甲状腺機能亢進症の患者:甲状腺機能亢進に伴う代謝亢進、カテコールアミンの作用を増強することがある。
9.1.3.うっ血性心不全の患者:血中濃度測定等の結果により減量すること(テオフィリンクリアランスが低下し、テオフィリン血中濃度が上昇することがある)。(腎機能障害患者)
9.2.1.急性腎炎の患者:腎臓に対する負荷を高め、尿蛋白が増加するおそれがある。(肝機能障害患者)
肝機能障害患者:血中濃度測定等の結果により減量すること(テオフィリンクリアランスが低下し、テオフィリン血中濃度が上昇することがある)。(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験(マウス、ラット、ウサギ)で催奇形作用等の生殖毒性が報告されており、また、ヒトで胎盤を通過して胎児に移行し、新生児に嘔吐、神経過敏等の症状があらわれることがある)〔16.3.4参照〕。(授乳婦)
本剤投与中は授乳しないことが望ましい(ヒト母乳中に移行し、乳児に神経過敏を起こすことがある)〔16.3.5参照〕。(小児等)
9.7.1.テオフィリン血中濃度のモニタリングを行うなど、学会のガイドライン等の最新の情報も参考に、慎重に投与すること(特に次の小児にはより慎重に投与すること)、成人に比べて痙攣を惹起しやすく、また、テオフィリンクリアランスが変動しやすい〔7.2、8.2、8.3参照〕。・てんかんの既往歴のある小児及び痙攣の既往歴のある小児:痙攣を誘発することがある。
・発熱している小児:テオフィリン血中濃度上昇や痙攣等の症状があらわれることがある。・6ヵ月未満の乳児:6ヵ月未満の乳児ではテオフィリンクリアランスが低く、テオフィリン血中濃度が上昇することがある(乳児期にはテオフィリンクリアランスが一定していない)。
9.7.2.低出生体重児、新生児を対象とした臨床試験は実施していない。(高齢者)
副作用の発現に注意し、慎重に投与すること(高齢者では、非高齢者に比べ最高血中濃度上昇及びAUC増加が認められたとの報告がある)。(相互作用)
本剤は主として肝代謝酵素CYP1A2で代謝される〔16.4参照〕。10.1.併用禁忌:
アデノシン<アデノスキャン>〔2.2参照〕[本剤によりアデノシンによる冠血流速度の増加及び冠血管抵抗の減少を抑制し、虚血診断に影響を及ぼすことがあるので、アデノシン(アデノスキャン)を投与する場合は12時間以上の間隔をあけること(本剤はアデノシン受容体に拮抗するため、アデノシンの作用を減弱させる)]。10.2.併用注意:
1).他のキサンチン系薬剤(アミノフィリン水和物、ジプロフィリン、カフェイン等)、中枢神経興奮薬(エフェドリン塩酸塩、マオウ等)〔13.1参照〕[過度の中枢神経刺激作用があらわれることがあるので、副作用の発現に注意し、異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと(併用により中枢神経刺激作用が増強される)]。2).交感神経刺激剤(β刺激剤)(イソプレナリン塩酸塩、クレンブテロール塩酸塩、ツロブテロール塩酸塩、テルブタリン硫酸塩、プロカテロール塩酸塩水和物等)[低カリウム血症、心・血管症状<頻脈・不整脈等>等のβ刺激剤の副作用症状を増強させることがあるので、副作用の発現に注意し、異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと(心刺激作用をともに有しており、β刺激剤の作用を増強するためと考えられる。低カリウム血症の増強についての機序は不明である)]。
3).ハロタン[不整脈等の副作用が増強することがあるので、副作用の発現に注意し、異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと(テオフィリンとハロタンの心臓に対する作用の相加又は相乗効果と考えられる)、また、ハロタンとの連続併用によりテオフィリン血中濃度が上昇することがあるので、副作用の発現に注意し、異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと(テオフィリンとハロタンの心臓に対する作用の相加又は相乗効果と考えられる)]。4).ケタミン塩酸塩[痙攣があらわれることがあるので、痙攣の発現に注意し、異常が認められた場合には抗痙攣剤の投与など適切な処置を行うこと(痙攣閾値が低下するためと考えられる)]。
5).シメチジン、メキシレチン塩酸塩、プロパフェノン塩酸塩、アミオダロン塩酸塩、ピペミド酸水和物、シプロフロキサシン、ノルフロキサシン、トスフロキサシントシル酸塩水和物、パズフロキサシンメシル酸塩、プルリフロキサシン、エリスロマイシン、クラリスロマイシン、ロキシスロマイシン、チクロピジン塩酸塩、ベラパミル塩酸塩、ジルチアゼム塩酸塩、フルボキサミンマレイン酸塩、フルコナゾール、ジスルフィラム、デフェラシロクス〔13.1参照〕[テオフィリンの中毒症状があらわれることがあるので、副作用の発現に注意し、異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと(肝代謝酵素が阻害され、テオフィリンクリアランスが低下するため、テオフィリン血中濃度が上昇すると考えられる)]。6).アシクロビル、バラシクロビル塩酸塩、インターフェロン、イプリフラボン、シクロスポリン、アロプリノール〔13.1参照〕[テオフィリンの中毒症状があらわれることがあるので、副作用の発現に注意し、異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと(テオフィリン血中濃度の上昇によると考えられる)]。
7).リファンピシン、フェノバルビタール、ランソプラゾール、リトナビル[テオフィリンの効果が減弱することがあり、テオフィリン血中濃度が低下することがあるので、適切な処置を行うこと(肝代謝酵素の誘導によりテオフィリンクリアランスが上昇するため、テオフィリン血中濃度が低下すると考えられる)]。8).フェニトイン、カルバマゼピン[テオフィリン及び相手薬の効果が減弱することがあり、テオフィリン血中濃度が低下することがあるので、適切な処置を行い、また、相手薬の効果減弱や血中濃度の低下に注意すること(肝代謝酵素の誘導によりテオフィリンクリアランスが上昇するため、テオフィリン血中濃度が低下すると考えられる)]。
9).ジピリダモール[ジピリダモールの作用を減弱させることがある(アデノシン拮抗作用による)]。10).ラマトロバン[ラマトロバンの血中濃度が上昇することがある(ラマトロバンの血中濃度上昇についての機序は不明である)]。
11).リルゾール[リルゾールの作用を増強<副作用発現>するおそれがある(invitro試験でリルゾールの代謝を阻害することが示唆されている)]。12).タバコ〔13.1参照〕[禁煙<禁煙補助剤のニコチン製剤使用時を含む>によりテオフィリンの中毒症状があらわれることがあるので、副作用の発現に注意し、異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと(喫煙により肝代謝酵素が誘導され、テオフィリンクリアランスが上昇し、テオフィリン血中濃度が低下すると考えられ、また、禁煙により血中濃度が上昇すると考えられる)]。
13).セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品(St.John’sWort)[本剤の代謝が促進され血中濃度が低下するおそれがあるので、本剤投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないよう注意すること(セイヨウオトギリソウにより誘導された肝代謝酵素が本剤の代謝を促進し、クリアランスを上昇させるためと考えられている)]。(過量投与)
13.1.症状過量投与時、テオフィリン血中濃度が高値になると、血中濃度の上昇に伴い、消化器症状(特に悪心、嘔吐)や精神神経症状(頭痛、不眠、不安、興奮、痙攣、せん妄、意識障害、昏睡等)、心・血管症状(頻脈、心室頻拍、心房細動、血圧低下等)、低カリウム血症その他の電解質異常、呼吸促進、横紋筋融解症等の中毒症状が発現しやすくなる(なお、軽微な症状から順次発現することなしに重篤な症状が発現することがある)〔10.2参照〕。
13.2.処置過量投与時、血液透析は血中のテオフィリンを効率的に除去するとの報告がある(なお、テオフィリン血中濃度が低下しても、組織に分布したテオフィリンにより血中濃度が再度上昇することがある)。
(適用上の注意)14.1.薬剤調製時の注意
14.1.1.他の薬剤と配合しないことが望ましい(発熱時には一時減量あるいは中止する等、投与量の調整が必要となることがある)。14.1.2.懸濁液剤として調剤しないこと。
14.2.薬剤交付時の注意懸濁後は速やかに服用するよう指導すること。
(保管上の注意)室温保存。
薬価:57.9円 ; クラリスロマイシンDS小児用10%「タカタ」 高田製薬
通常、小児にテオフィリンとして、1回4~8mg/kg(本剤20~40mg/kg)を、1日2回、朝及び就寝前に経口投与する。
なお、開始用量は年齢、症状、合併症等を考慮のうえ決定し、臨床症状等を確認しながら適宜増減する。本剤は通常、用時、水に懸濁して投与するが、顆粒のまま投与することもできる。
(用法及び用量に関連する注意)7.1.〈効能共通〉本剤投与中は、臨床症状等の観察や血中濃度のモニタリングを行うなど慎重に投与すること。
7.2.〈気管支喘息〉小児の気管支喘息に投与する場合の投与量、投与方法等については、学会のガイドライン等、最新の情報を参考に投与すること〔9.7.1参照〕。〈参考:日本小児アレルギー学会:小児気管支喘息治療・管理ガイドライン〉
6~15歳では8~10mg/kg/日(1回4~5mg/kg1日2回)より開始し、臨床効果と血中濃度を確認しながら調節する。
☆クラリシッド・ドライシロップ10%小児用、クラリスロマイシンDS小児用10%「タカタ」.
(禁忌)
2.1.本剤に対して過敏症の既往歴のある患者。2.2.ピモジド投与中、エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン投与中、ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩投与中、スボレキサント投与中、ロミタピドメシル酸塩投与中、タダラフィル<アドシルカ>投与中、チカグレロル投与中、イブルチニブ投与中、イバブラジン塩酸塩投与中、ベネトクラクス<再発又は難治性の慢性リンパ性白血病の用量漸増期>投与中(ベネトクラクス<再発又は難治性の小リンパ球性リンパ腫の用量漸増期>投与中を含む)、ルラシドン塩酸塩投与中、アナモレリン塩酸塩投与中、フィネレノン投与中、イサブコナゾニウム硫酸塩投与中の患者〔10.1参照〕。
2.3.肝臓障害又は腎臓障害のある患者でコルヒチンを投与中の患者〔9.2.1、9.3.1、10.2参照〕。(重要な基本的注意)
8.1.本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること〔7.2、7.5参照〕。8.2.血小板減少、汎血球減少、溶血性貧血、白血球減少、無顆粒球症があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行うこと〔11.1.4参照〕。
(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1.他のマクロライド系薬剤に対して過敏症の既往歴のある患者。9.1.2.心疾患のある患者、低カリウム血症のある患者:QT延長、心室頻拍(Torsadedepointesを含む)、心室細動をおこすことがある〔11.1.2参照〕。
(腎機能障害患者)腎機能障害患者:本剤の血中濃度が上昇するおそれがある〔16.6.1参照〕。
9.2.1.腎機能障害患者でコルヒチンを投与中の患者:投与しないこと(コルヒチンの血中濃度上昇に伴う中毒症状が報告されている)〔2.3、10.2参照〕。(肝機能障害患者)
肝機能障害患者:肝機能障害を悪化させることがある〔11.1.3参照〕。9.3.1.肝機能障害患者でコルヒチンを投与中の患者:投与しないこと(コルヒチンの血中濃度上昇に伴う中毒症状が報告されている)〔2.3、10.2参照〕。
(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験で、母動物に毒性があらわれる高用量において、胎仔毒性(胎仔心血管系異常、胎仔口蓋裂、胎仔発育遅延等)が報告されている)。なお、国外における試験で次のような報告がある。SD系ラット(15~150mg/kg/日)及びCD-1系マウス(15~1000mg/kg/日)において、それぞれ母動物に毒性があらわれる最高用量でラットに胎仔心血管系異常並びにマウスに胎仔口蓋裂が認められた。また、サル(35~70mg/kg/日)において、母動物に毒性があらわれる70mg/kg/日で9例中1例に低体重胎仔がみられたが、外表、内臓、骨格には異常は認められなかった。
(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ヒト母乳中へ移行することが報告されており、なお、動物実験(ラット)の乳汁中濃度は、血中濃度の約2.5倍で推移した)。
(小児等)低出生体重児及び新生児を対象とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)一般に生理機能が低下しており、高い血中濃度が持続するおそれがある〔16.6.2参照〕。
(相互作用)本剤は主としてCYP3Aにより代謝される。また、本剤はCYP3A、P-糖蛋白質(P-gp)を阻害する〔16.4、16.7.1参照〕。
10.1.併用禁忌:1).ピモジド<オーラップ>〔2.2、16.7.1参照〕[QT延長、心室性不整脈<Torsadedepointesを含む>等の心血管系副作用が報告されている(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。
2).エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン<クリアミン>、ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩〔2.2、16.7.1参照〕[血管攣縮等の重篤な副作用をおこすおそれがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。3).スボレキサント<ベルソムラ>〔2.2、16.7.1参照〕[スボレキサントの血漿中濃度が顕著に上昇しその作用が著しく増強するおそれがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。
4).ロミタピドメシル酸塩<ジャクスタピッド>〔2.2、16.7.1参照〕[ロミタピドの血中濃度が著しく上昇するおそれがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。5).タダラフィル<アドシルカ>〔2.2、16.7.1参照〕[併用薬剤のクリアランスが高度に減少しその作用が増強するおそれがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。
6).チカグレロル<ブリリンタ>〔2.2、16.7.1参照〕[チカグレロルの血漿中濃度が著しく上昇するおそれがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。7).イブルチニブ<イムブルビカ>〔2.2、16.7.1参照〕[イブルチニブの作用が増強するおそれがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。
8).イバブラジン塩酸塩<コララン>〔2.2、16.7.1参照〕[過度の徐脈があらわれることがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。9).ベネトクラクス(再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期)<ベネクレクスタ>〔2.2、16.7.1参照〕[腫瘍崩壊症候群の発現が増強するおそれがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。
10).ルラシドン塩酸塩<ラツーダ>〔2.2、16.7.1参照〕[ルラシドンの血中濃度が上昇し作用が増強するおそれがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。11).アナモレリン塩酸塩<エドルミズ>〔2.2、16.7.1参照〕[アナモレリンの血中濃度が上昇し副作用の発現が増強するおそれがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。
12).フィネレノン<ケレンディア>〔2.2、16.7.1参照〕[フィネレノンの血中濃度が著しく上昇するおそれがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。13).イサブコナゾニウム硫酸塩<クレセンバ>〔2.2、16.7.1参照〕[イサブコナゾールの血中濃度が上昇し作用が増強するおそれがある(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある)]。
10.2.併用注意:1).ジゴキシン〔16.7.1参照〕[嘔気、嘔吐、不整脈等が報告されているので、ジゴキシンの血中濃度の推移、自覚症状、心電図等に注意し、異常が認められた場合には、投与量を調節する等の適切な処置を行うこと(本剤の腸内細菌叢に対する影響により、ジゴキシンの不活化が抑制されるか、もしくはP-gpを介したジゴキシンの輸送が阻害されることにより、その血中濃度が上昇する)]。
2).スルホニル尿素系血糖降下剤(グリベンクラミド、グリクラジド、グリメピリド等)[低血糖(意識障害に至ることがある)が報告されているので、異常が認められた場合には、投与を中止し、ブドウ糖の投与等の適切な処置を行うこと(機序は不明であるが、併用薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。3).カルバマゼピン、テオフィリン、アミノフィリン水和物、シクロスポリン、タクロリムス水和物、エベロリムス〔16.7.1、16.7.2参照〕[併用薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、併用薬剤の血中濃度の推移等に注意し、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害される)]。
4).アトルバスタチンカルシウム水和物、シンバスタチン、ロバスタチン(国内未承認)〔16.7.1参照〕[併用薬剤の血中濃度上昇に伴う横紋筋融解症が報告されているので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行い、腎機能障害のある患者には特に注意すること(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害される)]。5).コルヒチン〔2.3、9.2.1、9.3.1、16.7.1参照〕[コルヒチンの血中濃度上昇に伴う中毒症状<汎血球減少・肝機能障害・筋肉痛・腹痛・嘔吐・下痢・発熱等>が報告されているので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害される)]。
6).ベンゾジアゼピン系薬剤<CYP3Aで代謝される薬剤>(トリアゾラム、ミダゾラム等)、非定型抗精神病薬<CYP3Aで代謝される薬剤>(クエチアピンフマル酸塩、アリピプラゾール、ブロナンセリン等)、ジソピラミド、トルバプタン、エプレレノン、エレトリプタン臭化水素酸塩、カルシウム拮抗剤<CYP3Aで代謝される薬剤>(ニフェジピン、ベラパミル塩酸塩等)、リオシグアト、ジエノゲスト、ホスホジエステラーゼ5阻害剤(シルデナフィルクエン酸塩、タダラフィル<シアリス・ザルティア>等)、クマリン系抗凝血剤(ワルファリンカリウム)、ドセタキセル水和物、アベマシクリブ、オキシコドン塩酸塩水和物、フェンタニル/フェンタニルクエン酸塩〔16.7.1参照〕[併用薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害される)。なお、トルバプタンにおいては、本剤との併用は避けることが望ましいとされており、やむを得ず併用する場合においては、トルバプタンの用量調節を特に考慮すること(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害される)]。7).ベネトクラクス(再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の維持投与期、急性骨髄性白血病)〔16.7.1参照〕[ベネトクラクスの副作用が増強するおそれがあるので、ベネトクラクスを減量するとともに、患者の状態を慎重に観察すること(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害される)]。
8).抗凝固剤:①.抗凝固剤<CYP3Aで代謝されP-gpで排出される薬剤>(アピキサバン、リバーロキサバン)〔16.7.1参照〕[併用薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと(本剤のCYP3A及びP-gpに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝及び排出が阻害される)]。
②.抗凝固剤<P-gpで排出される薬剤>(ダビガトランエテキシラート、エドキサバントシル酸塩水和物)〔16.7.1参照〕[併用薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと(本剤のP-gpに対する阻害作用により、併用薬剤の排出が阻害される)]。9).イトラコナゾール、HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル、ロピナビル・リトナビル、ダルナビルエタノール付加物等)〔16.4、16.7.1参照〕[本剤の未変化体の血中濃度上昇による作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと(本剤と併用薬剤のCYP3Aに対する阻害作用により、相互に代謝が阻害される)。また、イトラコナゾールの併用においては、イトラコナゾールの血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと(本剤と併用薬剤のCYP3Aに対する阻害作用により、相互に代謝が阻害される)]。
10).リファブチン、エトラビリン:①.リファブチン、エトラビリン〔16.4、16.7.1参照〕[併用薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと(本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、併用薬剤の代謝が阻害される)]。
②.リファブチン、エトラビリン〔16.4、16.7.1参照〕[本剤の未変化体の血中濃度が低下し活性代謝物の血中濃度が上昇し、本剤の作用が減弱する可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと(併用薬剤のCYP3A4に対する誘導作用により、本剤の代謝が促進される)]。11).リファンピシン、エファビレンツ、ネビラピン〔16.4、16.7.1参照〕[本剤の未変化体の血中濃度が低下し活性代謝物の血中濃度が上昇する可能性があり、本剤の作用が減弱する可能性があるので、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと(併用薬剤のCYP3A4に対する誘導作用により、本剤の代謝が促進される)]。
12).天然ケイ酸アルミニウム<経口>[本剤の吸収が低下するとの報告がある(併用薬剤の吸着作用によるものと考えられる)]。(適用上の注意)
14.1.薬剤交付時の注意14.1.1.PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
(保管上の注意)室温保存。
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薬の味を的確に説明できることは、薬剤師の服薬指導の幅を広げます。
この企画では、現役薬剤師のやくちちが薬を実際に味見して、レビューをします。今回取り上げるのは、抗生剤の中でも苦味が強いクラリスロマイシンDSです。メーカーごとにどのような差があるのでしょうか?
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問5 「長期収載品の処方等又は調剤について」の「第1 処方箋様式に関する事項」の「4 一般名処方する場合における取扱について」の(2)において「一般名処方の処方箋を保険薬局に持参した患者が長期収載品を希望した場合には、選定療養の対象となること。」とあるが、一般名処方された患者が薬局で長期収載品を希望し、薬剤師がその理由を聴取した際に、患者希望ではあるものの、患者の疾病に関し、長期収載品と後発医薬品における効能・効果等の違いがある等の医療上の理由と考えられる場合には、保険薬局の判断で従来通りの保険給付とすることは可能か。