※効果・効能の詳細については、下記の参考サイトをご確認ください。


デキサメタゾン自体の作用を増減したり併用した薬の作用を増減する可能性があるため、以下の薬剤は併用注意となっています。


「ステロイド」と聞くと、強い副作用があるのではないかと誤解されることがあります。

デキサメタゾンとして6mgを1日1回、10日間にわたり服用します。体重40kg未満の患者さまでは0.15mg/kg/日へ減量を考慮し、肥満・過体重例では用量につき個別に検討することが推奨されています。また、患者さまの状態によっては経口・経管以外に、静注が選択される場合もあります。

デキサメタゾンは副作用も多い薬ですが臨床ではよく使われ、様々な効果も期待できる薬です。

6) 添付文書 医療用医薬品: メサデルム 4. 効能または効果

また、再発の場合は24時間以内に抗ウイルス薬を使用しなければ効果を得られません。

世界保健機関(WHO)によると、2週間以上にわたって使用すると高血圧や精神錯乱といった副作用に陥るリスクがある。ただ短期の使用ではそうしたリスクを伴わないという。

そのため、ステロイドを皮膚に使用する場合と目的・効果が異なるといえるでしょう。

現在のCOVID-19に対するステロイド療法は、大規模なランダム化比較試験であるRECOVERY試験の結果に基づいています(N Engl J Med. 2021 Feb 25;384(8):693-704.)。つまり、酸素を必要とするCOVID-19患者に、デキサメサゾン6mg/dayを7~10日間投与するというものです(酸素を必要としない患者へのステロイド投与は、予後を悪化させる可能性が示されています)。しかし、SARS-CoV-2による肺炎は、発症7~10日目に悪化しやすい特徴があります。そのため、発症早期に酸素化が悪化しステロイドを投与した例では、発症7~10日またはそれ以前に投与を終了すると再増悪することを経験します。したがって、ステロイドの投与期間は7~10日間と限定せずに、投与開始日と病態のピークを勘案しながら、長期投与および状況に応じて漸減することを検討する必要があります。一方で、発症7~10日目以降にステロイド投与を開始した場合は、短期間で終了することも考えられます。
ステロイドパルス療法の効果については、ステロイドを使用しない群を対照にしたランダム化比較試験は、小規模ながら報告があります(Eur Respir J. 2020 Dec 24;56(6):2002808.)。この研究では、酸素を必要とする患者にメチルプレドニゾロン125mgを3日間投与することで、非投与群に比較し有意に死亡率が低下しています。デキサメサゾン6mg/dayとステロイドパルス療法を直接比較した介入試験は、現在のところ報告されていません。コロンビアの一施設において、デキサメサゾン6mg/dayの7~10日間投与(111例)を行って時期と、メチルプレドニゾロン250-500mgを3日間投与した後に、デキサメサゾン6mg/dayを11日間投与する治療法(105例)に変更した時期を比較したヒストリカルコホート研究が報告されています(PLoS One. 2021;16(5):e0252057.)。後者の方が回復までの期間が短縮し、ICUへの移送が減少したことが示されています。ただし、この結果には治療法が変更になった以外にも、他の医療水準が改善したことが影響している可能性があります。
パルス療法ではありませんが、メチルプレドニゾロン2mg/kgを1回投与後1mg/kgで5日間投与する群(44例)と、デキサメサゾン6mg/dayの10日間投与する群(42例)を用いたランダム化比較試験では、前者の方で改善が早く、人工呼吸器への移行も少なかった(18.2% vs 38.1%, p=0.040)ことが示されています(BMC Infect Dis. 2021;21(1):337.)。メチルプレドニゾロン群で良好な結果が示された理由は、ステロイドの種類というより力価としてデキサメサゾン6mg/dayより高用量であることが影響しているように思われます。
RECOVERY試験で示されたデキサメサゾン6mg/dayでは、治療量として不足する患者が一定数存在する印象を持ちます。デキサメサゾン6mg/dayにて改善が乏しい場合、もしくは当初からでも、より重症、増悪速度が著しい、肥満がある場合等は、ステロイドパルス療法を検討する必要があると考えます。

メサデルムとは、皮膚の炎症やアレルギー反応をやわらげる効果を持つステロイド外用薬の一つです。

副作用でメサデルムが使用できなかった場合は、することを考えます。

・国内でも処方されているデカドロン錠と同じ有効成分、デキサメタゾンが含まれている。

Reardon氏らはデキサメタゾンの潜在的な弊害を多変量解析を用いて評価した。解析では疾患状態(新規診断対再発)、治療開始時の腫瘍体積、年齢、切除範囲などのさまざまな因子を調整し、関連予後因子に関する注釈付き全データを有する163人を解析の対象とした。抗PD-1療法開始時点でデキサメタゾンを投与していない患者と比較して、デキサメタゾン治療を受けた患者の死亡リスクは約2倍であった。さらに、治療開始時点でのデキサメタゾン投与は、全生存期間に対して最も強く関連付けられる負のリスク因子であった。


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デキサメタゾンは副腎皮質ホルモン製剤であるため、効果・効能は多岐にわたります。具体例としては、慢性副腎皮質機能不全、関節リウマチ、エリテマトーデス、うっ血性心不全、気管支喘息、悪性リンパ腫、重症感染症などがあげられます。詳細については、添付文書を確認するようにしてください。

3.ステロイド薬として、デキサメタゾン製剤だけでなく、プレドニゾロン系製剤.

・有効成分のデキサメタゾンは、新型コロナウイルス感染症に対して、有効な治療薬であると期待されている。

副腎皮質ステロイドに期待する主な目的は、SARS-CoV-2 に対する抗ウイルス効果ではな

デキサメタゾンに対し過敏症の既往歴がある場合は投与しないこととなっています。

厚労省 ステロイド薬・デキサメタゾンを新型コロナ診療の手引きに追記 ..

デキソナの有効成分デキサメタゾンは、ステロイドと呼ばれる合成副腎皮質ホルモン製剤です。

Table: コルチコステロイドの使用法と副作用-MSDマニュアル家庭版

・抗炎症作用
炎症とは、組織傷害に対して生体がその因子を排除し、組織を修復するために生じる一連の防御反応のことを指します。
その際に炎症や免疫、アレルギーに関与するサイトカイン(IL−1、IL−6、TNF−αなど)や炎症、発痛に関与するプロスタグランジンといった物質が作られます。
ステロイドはこのような炎症を起こす物質をブロックして炎症を拡大させる白血球の働きを抑える作用があります。

がん・感染症関係4学会 デキサメタゾン内服薬の供給不足で合同声明 ステロイド薬は「中等症Ⅱ以上」 ..

デキサメタゾンを含む化学療法は緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで適切と判断される症例についてのみ使用されることとなっています。

【この薬の効果は?】 ・この薬は、合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)と呼ばれるグループに属す. る薬です。

悪心・嘔吐は,に示すように,上部消化管に優位に存在する5-HT3受容体と第4 脳室のchemoreceptor trigger zone(CTZ)に存在するNK1受容体, ドパミンD2受容体が複合的に刺激され,延髄の嘔吐中枢が興奮することで悪心を感じ,さらに遠心性に臓器の反応が起こることで嘔吐すると考えられている。化学受容体で作用する神経伝達物質としては,セロトニン,サブスタンスP,ドパミンなどが知られており,これらと拮抗する薬剤などが制吐薬として用いられている()。また,発現の状態により以下のような分類があり,各CQ にみるように,機序や背景を考慮した対応が行われている。

【NHK】重度の肺炎などに使用されるステロイド剤の「デキサメタゾン」が新型コロナウイルスによる重症患者の治療にも効果があることが海…

同大のピーター・ホービー()教授(新興感染症)は、「デキサメタゾンが、新型コロナウイルス感染症において生存率を向上させることが示された最初の薬となった。これは非常に歓迎すべき結果だ」と指摘。

[PDF] 外用副腎皮質ホルモン剤 プロピオン酸デキサメタゾン製剤 0.1% 0.1%

新型コロナウイルス感染症の治療薬として国内で2番目に承認された「デキサメタゾン」という薬をご存知でしょうか。合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)で、免疫抑制、抗炎症、抗アレルギー作用があります。

デキサメタゾンエリキシル0.01%「日新」の薬剤情報・副作用

ステロイドの主な副作用とその対策を下記に示します。これらの副作用は患者さんの全てにみられるわけではなく、疾患、内服量、内服期間などにより様々です。

標準量のデキサメタゾン以外のステロイドを選択する場合、または、10 日間を超えてステロイドを

デキサメタゾンの主な副作用としては、感染症の増悪、続発性副腎皮質機能不全、糖尿病、消化性潰瘍、消化管穿孔、膵炎、精神変調、緑内障、血栓塞栓症などが報告されています。服用中止後に、発熱、頭痛、食欲不振、脱力感、ショック等の離脱症状があらわれる場合もあるので、注意が必要です。

メチルプレドニゾロンまたはデキサメタゾンによる高用量コルチコステロイドパルス療法(HDCPT)

英オックスフォード大学()のチームが率いる研究者らは、広く利用されているデキサメタゾンを重篤患者2000人超に投与。

「デキサメタゾンは、膠芽腫患者の脳浮腫に伴う症状や脳腫脹の治療でしばしば処方される強力な副腎皮質ステロイド剤です 」とDavid A

本研究の限界のひとつは臨床解析が後ろ向きだという点である。さらに、前臨床試験では研究者らはデキサメタゾンの影響を、抗PD-1治療薬の有効性についてしか評価していない。「他の免疫調節チェックポイント標的薬、あるいはワクチン、養子細胞療法、遺伝子操作腫瘍溶解性ウイルスといった他の免疫療法においても同等の結果が生じるかどうかは、まだ評価されていません」とReardon氏は述べる。

8.5 デキサメタゾン(注射剤)を含む副腎皮質ステロイドにおいて褐色細胞腫クリーゼとの因果関係

新型コロナウイルス感染症の重症患者では、肺障害および多臓器不全をもたらす全身性炎症反応を発現することが確認されています。ステロイドは抗炎症作用を有するため、デキサメタゾンにはこれらの有害な炎症反応を予防または抑制する可能性が示唆されており、前述の試験によって効果が裏付けられました。

死亡率低下で“治せる病気”に…既存のステロイド薬投与で治療の効果

顔や陰部は皮膚が薄く、体のほかの部位に比べてステロイドの効果があらわれやすいのですが、その一方で副作用もあらわれやすくなります。ボアラを使用する際は、指示された期間を超えて長期間連用したり、自己判断で広範囲に塗布したりしないようにしましょう。

入院後に再び血中酸素濃度が低下したため、抗ウイルス薬「レムデシビル」や重症患者に有効とされるステロイド薬「デキサメタゾン」が投与された。

また、デキサメタゾンは、新型コロナウイルス感染症が重症化した際に有効な治療薬であると期待され、注目を集めています。