この章では、初期脱毛による影響を抑えるための対策を6つ紹介します。
ミノキシジル単体での使用は毛を生やす効果のみですが、フィナステリドを併用すると、抜け毛を防ぎながら発毛することができます。
つまり、ミノキシジル単体で使用するよりも高い効果を期待できるのです。
ただし初期脱毛がないからといって、ミノキシジルが効いていないわけではありません。
併用せず、ミノキシジル単体でも効果は期待できます。
ミノキシジル :毛を生やすもの
フィナステリド:これ以上の抜け毛を防ぐもの
といった違いがあります。
薄毛治療において、高い増毛効果を得られるのがミノキシジルの内服になります。
しかし、「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年度版」においては、ミノキシジルの内服はDランク(行うべきでない)に指定されています。これは、ミノキシジルは降圧剤として開発されましたが日本では認可されていないこと、男性型脱毛症に対する治療薬としても認可されている国はないこと、ミノキシジル内服療法は利益と危険性が十分に検証されていないことが理由です。
当院では、ミノキシジル内服薬による治療効果と副作用ついて十分に説明を行い、患者様にご理解いただいた上で処方を行なっております。
人によっては、ミノキシジルによる初期脱毛を2回経験する方もいます。
初期脱毛を乗り切って、これから生える新しい髪がより健康に育つためにも、治療と同時にやるべきこと5選をご紹介します。
ミノキシジルが効かないのはミノキシジル自体の効果がないのではなく、別の原因が考えられます。
そのため、適切に対処することでミノキシジルの効果を引き出すことができるのです。
まずは健康的な生活習慣・頭皮環境を保ちつつ、用法・用量を守って継続的に使用してみましょう。
また、AGAの進行が早い、脱毛の原因がAGAではない場合には、内服薬の併用や他の治療を検討する必要があります。
Dクリニックではこれまでも多くの薄毛に悩む患者様に治療を行ってきた経験・実績がありますので、まずはお気軽にご相談ください。
患者様の薄毛の状態に合わせた適切な治療方法をご提案させていただきます。
初期脱毛が起こると構えていても、脱毛症状が起こらないケースも。
休止期脱毛症になった場合、出産や薬剤使用によって引き起こされた一時的なケースは、自然な回復が見込めます。しかし、一度抜け落ちた髪の毛が元通りになるまでには、ヘアサイクルの関係から約6~8ヶ月程度必要です。
ヘアサイクルとは、髪の毛が生えたり抜け落ちたりする周期のことで、成長期、退行期、休止期を繰り返す周期のことを指します。女性では、4〜6年で1サイクルとされており、男性では、3〜5年が1サイクルです。その中でも、休止期は3~4ヶ月であり、そこから髪の毛が成長するのにさらに3~4ヶ月かかるといわれています。そのため、休止期脱毛症になると、長期的な経過観察が必要です。
AGAの進行遅延を目的とするプロペシアおよびザガーロに対し、血流拡張作用によって発毛を促すのがミノキシジルです。薄毛の直接な原因を防ぐ作用はありませんが、健康的な新しい髪を生やすのがミノキシジルの主たる目的。男性ホルモンに作用する治療薬ではないため、女性の薄毛にも効果があります。
ミノキシジルは皮膚に直接塗布する外用薬ですので、頭皮の発疹や皮膚炎といった“塗布部分に現れる副作用”が報告されています。一方、内服薬であるプロペシアおよびザガーロは、有効成分が血流にのって全身に作用するものです。“性機能や循環器系に影響する副作用”が中心となっていますが、これらはあくまでも個人差があります。
大体25%、4人に1人の確率で2回目の脱毛症状が起こるようです。
初期脱毛が起こった後に、しっかりした新しい髪を生やしていくためには、バランスの良い食事が欠かせません。髪の主成分はタンパク質ですので、良質なタンパク質の摂取が必要です。また、偏った食生活は皮脂の増減にも影響し、頭皮環境を悪化させ、良い髪を育てていく妨げとなってしまいます。できるだけバランスのよい食生活を心がけ、不足しがちな栄養素はサプリメントで補うと良いでしょう。もちろん、サプリメントに頼り切るのではなく、基本は食品から栄養を摂取するよう心がけてください。
AGAは高熱を伴う感染症に罹患した後や、血流が悪くなるような生活習慣があると進行しやすくなります。頭皮の血流は滞りやすく、血流が発毛に影響するためです。次のような生活習慣に注意しましょう。
<AGAに影響する生活習慣>
・高熱を伴う感染症
感染症などで高熱が出たり体調が悪くなったりすると、AGAは一気に進行しやすくなります。インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症が流行している時期は、マスクや手洗いなどの感染症対策を行い、なるべく罹患しないように気をつけましょう。
・過度なダイエット
髪の栄養となるタンパク質やビタミン、ミネラル(特に鉄や亜鉛、銅)などが不足すると、毛乳頭は栄養不足になります。そのため過度なダイエットを行うと、髪は細くなり、抜けやすくなります。
・ストレスや睡眠不足
ストレスや睡眠不足は自律神経を乱します。それによって血流が悪くなり、毛母細胞に栄養が届かなくなります。
・喫煙
喫煙はビタミンやミネラルを消耗したり、毛細血管の血行を悪くしたりするため、髪の成長を妨げます。
・パーマやカラーリング
髪を形成するタンパク質が変性し、そのダメージによって毛髪が弱くなり、抜け毛につながります。
・シャンプーのし過ぎ
シャンプーを過度に行うと頭皮の保護膜である皮脂を洗い流し過ぎてしまい、髪の成長を妨げます。頭皮から分泌される皮脂は徐々に毛髪に広がり、乾燥や刺激から守る天然のコーティング剤としての役割を果たすため、ある程度の皮脂は必要です。
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ミノキシジルは即効性の高いAGA治療薬ですが、中止後は脱毛再発のリスクを伴います。特に前頭部を中心としたパターン、急速に進行する場合ほど注意が必要です。再発予防のためにはフィナステリドや頭皮ケアとの併用が重要。ピーク時を見計らった漸減中止がおすすめです。
毛周期を正常化し、抜け毛が減ることによって、薄毛が徐々に目立た ..
また内服薬同様に初期脱毛がみられますが、これはミノキシジルが作用しているためです。
初期脱毛は、フィナステリドやミノキシジル ローション(リアップ)など ..
ミノキシジル単体での使用は毛を生やす効果のみですが、フィナステリドを併用すると、抜け毛を防ぎながら発毛することができます。
つまり、ミノキシジル単体で使用するよりも高い効果を期待できるのです。
壮年性脱毛症では、成長期~退行期~休止期という毛髪の生え変わる周期(ヘアサ ..
ヘアサイクル(毛周期)を正常時に戻すことで、抜け毛の進行を抑制することが可能です。
さらに、ミノキシジルは毛乳頭細胞からつくられる「発毛因子」の産生を促し、毛乳頭細胞そのものを増殖させる働きもあり、発毛を促す成分としても効果が認められています。
初期脱毛はヘアサイクル(毛周期)の退行期にある毛髪が、新しい毛髪の生成準備が ..
AGAは進行性の脱毛症のため、治療を中断すると再び抜け毛が増える可能性が高く、継続して治療を受ける必要があります。
AGA治療の開始から少なくとも1年は継続してみましょう。
一定の発毛効果が得られた場合は、新しく生えた毛髪を保護する維持療法に切り替えることも可能です。
維持療法に切り替えることで、費用負担を抑えながら発毛効果を持続させることができます。
男性の場合は2〜5年、女性の場合はおよそ3〜6年周期で髪の毛が生え変わるのが一般的です。
ミノキシジルには、「育毛」「抜け毛の抑制」「発毛」の3つの効果があります。
前述の通り、高血圧治療にも使用される成分で、毛細血管を広げて血圧を下げたり、血液の流れをスムーズにする働きがあります。
これにより頭皮の血流が改善され、毛髪にしっかりと栄養が行き渡るため、太くてコシのある毛が生えてくるなどの育毛効果が期待できます。
また、ミノキシジルには、髪の毛の成長を促す毛乳頭細胞に働きかけて、ヘアサイクル(毛周期)を整える働きがあることも知られています。
【医師監修】毛周期(ヘアサイクル)とは?AGAとの関係について
ミノキシジルは服用初期に脱毛が多くなることがあります。これはAGAによって乱れた発毛サイクルが、ミノキシジルの効果によって正常に戻る際に、成長期に移行した毛髪によって古い毛髪が抜け落ちるためで、1~2ヶ月で治まるとされています。
大正製薬株式会社 医薬研究所(〒331-9530 さいたま市北区吉野町 1-403)
初期脱毛による抜け毛を恐れてシャンプーの回数を減らしたり、十分に洗髪しなかったりすると、頭皮環境が悪化し、かえって抜け毛を増やす結果になってしまいます。初期脱毛で抜ける髪は、主に休止期に入り、抜け落ちるのを待っている髪です。そのような「本来抜けるべき髪」が抜けるのを恐れて、適切に洗髪せず頭皮環境を悪化させてしまうということがないようにしましょう。
[PDF] 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
ミノキシジル使用中止後もAGA専門医による診療を定期的に受けることで、脱毛と毛包状態の評価、再発リスクの高い兆候の早期発見など適切な対応が可能となります。
ミノタブの初期脱毛はいつまで?抜け毛が多い期間とAGAの見分け方
週2~3回、1回5分程度の頭皮マッサージを就寝前のルーティンに取り入れることで、脱毛再発リスクの低減に繋がるでしょう。
AGA(男性型脱毛) | やすだ泌尿器クリニック|ザガーロ ミノキシジル
休止期脱毛症は、女性の場合出産によって引き起こされるケースが多いです。妊娠中は、女性ホルモンの「エストロゲン」が増加し、髪の毛が太く伸びます。しかし、産後に妊娠前のホルモンバランスに戻るため、一気に髪が抜け落ちてしまう場合があります。妊娠による休止期脱毛症の場合は、特別な治療を行わなくとも自然に改善することも多いです。
男性が、休止期脱毛症になる場合どのような原因があるのでしょうか。妊娠以外の原因としては、鉄欠乏症や亜鉛欠乏症、甲状腺疾患、膠原病などがあります。その他にも、原因が不明な場合も多く、抗がん剤などの薬剤の使用で発症するケースや感染症、睡眠不足や過度なダイエットによる栄養失調で発症するケースもあります。
ミノキシジルの作用により頭皮以外の毛が増えることがあります。 ..
ミノキシジルによる。とはいえ、3か月以上も抜け毛が続いていると心配になる方も多いはず。実際、ただの初期脱毛かと思いきや、脱毛を引き起こすがある可能性も。初期脱毛がいつまでも落ち着かないときは、次のような原因がないかチェックしましょう。
髪と頭皮 日常ケアから最新治療まで 「髪の真実 薄毛の事実」
ミノキシジル中止後は、自宅でできる頭皮マッサージを習慣づけることをおすすめします。頭皮への刺激と血行促進が毛包の活性化につながり、抜け毛予防と養毛力の向上が期待できます。
これを毛周期と呼んでおり、「成長期」「退行期」「休止期」の3段階が ..
初期脱毛はミノキシジルの作用によって毛母細胞が活性化している証。「髪が生まれ変わるための準備段階」とポジティブに受け止めましょう。ので、何とか初期脱毛を乗り越えるようにしましょう。
毛髪の寿命は2~6年で、その間に一定のヘアサイクル(毛周期)があり、次のような過程を経て自然に抜けていきます。 ..
初期脱毛が2ヶ月以上終わらない場合も含め、まずは担当医にご相談ください。