当院では、サワシリン、メイアクト、ジスロマック、クラビットをご用意しております。 ..
ジェニナックとクラビットは、日常診療でもよく処方される薬です。
クラビットは、膀胱炎、肺炎、腸炎など多くの病気で使用されています。
ジェニナックは、クラビットが効かない呼吸器疾患にも有効のため、耐性菌の発生を考えると最後の砦のような薬です。
どちらの薬剤も心臓、脳に対する副作用を持ち、腎機能低下の患者さんに投薬するときや相互作用に注意を払う必要があります。同じ分類の薬剤であっても、それぞれの特徴を比較しながら注意すべき点に留意して服薬指導に活かしましょう。
ジスロマック錠600mgとの飲み合わせ情報[併用禁忌(禁止 ..
膀胱炎の原因菌の90%は大腸菌だと言われていて、クラビットなどのニューキノロン系の抗生物質は大腸菌に対して強い抗菌作用を発揮するため膀胱炎治療に非常に多く使用されています。その他の菌の場合でもクラビットは抗菌スペクトルが広く多くの菌に有効です。
クラビットは淋病にも有効だと言われていますが、実際の臨床の現場ではあまり使用されていません。内服薬で淋病治療を行う場合はマクロライド系抗生物質のジスロマック(有効成分はアジスロマイシン)が服用されることが多いです。
ジスロマックとの併用が禁止されている薬の報告はありません。 今後追加される可能性はあるので、その都度医師の指示に従うようにしてください。
服薬指導には共通した注意事項があります。ジェニナックとクラビットはどちらも脳内に移行する薬として、中枢神経系副作用である意識障害、めまいが起こる可能性があるとされています。処方された患者さんには、車の運転、機械の操作に注意を促す必要があるでしょう。また、けいれんを誘発する可能性があるので、けいれん発作経験者やてんかん患者さんには誘発の危険性を説明しなければいけません。
・クラビット、ジェニナックなど(ニューキノロン系抗菌剤)のほとんど
:動物実験で幼若動物に関節異常が認められたことから、小児(医薬品の年齢区分では「15歳未満」)は禁忌。トスフロキサシン(オゼックス)に限り小児適応あり。
添付文書上、クラビットとの併用が禁忌となっている薬剤はありません。
クラビットには、規格の違う2種類の錠剤と細粒があります。それぞれの薬価は以下のとおりです。
クラビットの重大な副作用として、低血糖が報告されています。また、重篤ではないものの、眠気やぼんやり感が生じたりすることもあります。これらにともない、意識障害があらわれる可能性が否定できないため、クラビット服用中は自動車の運転など危険をともなう機械の操作には十分に注意してください。
のほか,クラリスロマイシンは,ベンゾジアゼピン系睡眠導入剤トリアゾラム(ハル
ジスロマックの服用によって持病に影響するおそれがあり、場合によっては治療にあたる主治医の判断が必要になることもあります。
組織移行性以外にも、薬の排泄、代謝に関して違いが見られます。
クラビットは、主に腎臓から排泄される薬です。服用後24時間で服用した薬のうち約80%が尿中未変化体として排泄されます。腎臓から排泄される特徴を活かして、腎盂腎炎や膀胱炎に高い効果を発揮します。一方で、中等度腎障害から薬の量や間隔を調整する必要があります。
[PDF] 【金属含有薬剤と相互作用を起こすおそれのある薬剤】
ジェニナックの適応症は、咽頭・喉頭炎、中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎、肺炎などの呼吸器系疾患が主となっています。薬の体内分布をみると、副鼻腔粘膜、口蓋扁桃組織、中耳粘膜、肺実質、気管支粘膜には、血液中と同程度かそれ以上の濃度のジェニナックが移行しています。
クラビットの適応症は、皮膚疾患、呼吸器系疾患、泌尿器系疾患、消化器系疾患など幅広い疾患です。皮膚、唾液、口蓋扁桃、喀痰、前立腺、胆嚢、涙液、耳漏、上顎洞粘膜、女性性器へ高濃度の移行が見られます。
それぞれの薬の組織に対する移行性と抗菌作用の違いから、ジェニナックは呼吸器系疾患、クラビットは全身の感染症に効果がある薬剤として使用されています。
なお、同じマクロライド系抗生物質にアジスロマイシン(ジスロマック ..
添付文書上、クラビットとの併用が禁忌となっている薬剤はありません。しかし、一部の痛み止めや制酸剤、鉄剤などとの併用には注意が必要です。他の医療機関で下記のような薬剤を処方されている場合は、診察時にご相談ください。他院で処方されている薬の内容がわからない場合は、おくすり手帳をお持ちください。
アジスロマイシン水和物と他の薬剤との相互作用には特別な配慮が必要です。特に注意を要する薬剤には以下のようなものがあります。
ジスロマックの副作用として起こりやすいのが、下痢などの胃腸症状です。
[PDF] Ⅰ.肺炎の重症度分類 Ⅱ.細菌性肺炎と非定型性肺炎の鑑別
ジスロマックの服用にあたって、併用注意に指定されている薬は次のとおりです。
→レスピラトリーキノロン経口薬(オゼックス、クラビット、スパラ、ガチフロ) ..
細菌感染は体のいたるところで起こります。抗菌薬が効果を発揮するためには菌に対する強さに加えて、どの組織に移行して働くかも重要なポイントです。ジェニナックとクラビットが効果を発揮する臓器について考えてみましょう。
膿瘍は、血流が乏しく、嫌気環境、酸性環境であり、外科処置の併用が第一選択。 2
なお、同じマクロライド系抗生物質にアジスロマイシン(ジスロマック®)という薬がありますが、こちらは大部分が代謝を受けず未変化体で胆汁中に排泄されるため、上記のような免疫抑制剤との相互作用の心配はいりません。
抗生剤(抗菌剤)の適正使用 (後編) | みうら小児科クリニック
また、服薬終了後の検査を行い陰性が確認されるまでは性行為は禁止であることと、クラビットは妊娠中の女性または妊娠している可能性のある女性は服用できないことに注意してください。
ジスリンジスロマックジェネリック, AZEE ジスロマックジェネリック
添付文書の臨床成績においても、ジェニナックはクラビット耐性菌を含む81株の多剤耐性肺炎球菌を100%消失させたと記載されています。そのため、多くの菌に対してジェニナックのほうが細菌作用は強いと言えるでしょう。
画像, ジスロマックジェネリック(ジスリン), AZEEジスロマックジェネリック ..
細菌の感染などがあり炎症があるところにはそれを食べる白血球などの食細胞が集まるのですが、ジスロマックはそれらに取り込まれます。自然と炎症部位の濃度が上がります。
有効成分アジスロマイシンが含まれた抗生物質で、日本ではジスロマックという名前で承認されている薬のジェネリックです。 ..
・腸内細菌への影響
ヒトの腸内には約3万種の腸内細菌が生息していると言われています。それらは悪玉菌、善玉菌、日和見菌に分類でき、バランスを取りながらある種の生態系を形成し、病気や老化から体を守っています。抗生物質の服用によりそのバランスがくずれたり、腸内フローラが死滅してしまったりすることで有害な作用を引き起こします。なかでも移植患者さんの場合は、長引く下痢には注意が必要です。思った以上の脱水が伴うことで、免疫抑制剤の血中濃度が不安定になったり、腎臓への負担を大きくしたりします。
ジスロマックとの併用が禁止されている薬の報告はありません。
近年注目されてきたのですが、ジスロマックにはバイオフィルム破壊能があるようです。このことと炎症部位に長く留まり濃度が高くなる性質を利用して、ジスロマックを投薬して、薬が効いているうちに歯石除去を全額行ってしまう方法とか、投薬で歯周病を治そうという試みがあります。
ジスロマックを通販で入手するのは、以下の理由から危険です。
抗菌薬の強さを判定するための数値である最小発育阻止濃度(MIC)での比較では、ジェニナックは、クラビットより少ない量でほとんどの菌に対して効果を発揮。クラビットに対して耐性ができている菌に対しても有効でした。
ジェニナックとクラビットの違いを理解して服薬指導に活かす
クラビット細粒は薄黄色の細粒で、ニオイはほとんどありません。また、コーティング加工されているため、口に入れたときに苦みを感じることはまずありません。
ただし、細粒を口の中に長くとどめていると、コーティングが溶けて苦みを感じるおそれがあります。服用する際は口腔内に長くとどめず、速やかに服用してください。
ジスロマックとロキソニン併用に関する医師への質問14件
抗菌薬投与後に検査を行います。治癒の確認は淋菌が検出されるかどうかで判定します。尿道炎については自覚症状がなくなっても淋菌は消失していないことがあります。女性の場合、治療の失敗で不妊症や卵管妊娠の原因となるため、全例で治癒確認検査を行うことが推奨されています1)。
ジスロマック錠600mgとの飲み合わせ情報。ファイザー株式会社の「ジスロマック錠600mg」と併用してはいけない(禁忌)、または、注意が必要な処方薬が201件あります。
ジスロマックSRは2009年承認され 2g1回投与で1週間効果が持続します。飲み忘れも無く良いと思いますクラビットは100mg1日3回投与が標準でしたが、2009年500mg1回投与が認められました。新しい方法ですので様子をみているところです。まだ処方したことはありません