そんなイソトレチノインの効果に関する悩みを当記事では解決します。
難治性ニキビは、肥大化した皮脂腺を収縮させ、皮脂の過剰分泌を止めることが治療のポイントとなります。イソトレチノインは体の中から皮脂腺にアプローチして、ニキビの根本改善を叶える治療薬です。
イソトレチノインの効果は高いので、ニキビでお悩みの人にはぜひおすすめです。
イソトレチノイン服用開始後、好転反応として一時的にニキビが増えたり赤みが出る症状がございます。期間としては服用開始後1週間から1ヶ月程です。この時期は悪化してしまったのかと不安になることもあるかと思いますが、根気強く治療をしていくことが大切です。
イソトレチノインを飲み始めてから効果を感じるタイミングは、飲む量によってさまざまな報告があります。
これは、文献上のイソトレチノインの有効率・改善率と大きく変わりません。
イソトレチノインは皮脂を分泌する皮脂腺を縮小させて、皮脂の過剰分泌を抑える効果が期待できます。
そこで、本日は、イソトレチノインの効果と副作用、リスクについて詳しく解説していきます。多くの方が怖いと感じるポイントについても掘り下げていきますので、是非チェックしてください!
治らないニキビでお悩みの方、イソトレチノインのご使用を検討中の方、必見です!
イソトレチノインは、重度のニキビ治療に効果的な薬として知られています。
・過去にイソトレチノイン製剤でアレルギーを起こしたことのある方、パラベン・大豆・ピーナッツアレルギーのある方
・レーシックを受けて6ヶ月経過していない方:レーシック手術の前後6ヶ月はイソトレチノイン服用禁止です。
・ビタミンA製剤(サプリを含む)内服中の方
・フェニトイン(アレビアチン、ヒダントールなど):相互作用で骨を弱くする副作用増強の可能性。
・テトラサイクリン内服中(代表:ミノマイシン、ビブラマイシン、アクロマイシン):相互作用で頭痛の原因となる頭蓋内圧を上げる副作用が強くでる可能性があります。
・ステロイド内服中(プレドニン、セレスタミン、デカドロンなど。相互作用で骨を弱くする副作用増強の可能性があります。
喘息の治療で使用される吸入のステロイド薬、ステロイド外用剤、喘息発作等の治療で行われる短期的なステロイドの点滴はイソトレチノインと併用可能です。
妊娠中の女性は使用できません。胎児に深刻な害を及ぼす可能性があるからです。
その他、皮膚や粘膜の乾燥症状(特に唇の乾燥)の頻度が高いことが知られています。
保湿剤やワセリン、点眼液などで対応可能です。あらかじめドラッグストアで購入しておきましょう。
以下の方は「イソトレチノイン内服によるニキビ治療」を受けることができません。
イソトレチノインの使用に伴う副作用にはさまざまなものがあります。その多くは、皮脂の分泌を抑制することで起こるものです。
ある研究ではプラセボ(偽薬)との比較試験を4ヶ月間行ったところ、イソトレチノインのニキビへの有効性が確認できました。
イソトレチノインは、1ヶ月後に皮脂が減ってきたことを実感できます。
イソトレチノインには、アクネ菌を殺菌する抗生物質も、男性ホルモンを抑えるホルモン剤も、炎症を沈めるステロイドも含まれていません。
イソトレチノインの効果と当院のニキビ治療の流れについて解説します。
イソトレチノインの効果を実感するタイミングは人それぞれで異なります。
早い人だと1か月、遅い人でも4か月ほど服用を継続すると、効果を実感しやすくなります。
ただし治療を終了するタイミングには個人差があります。
イソトレチノインを、4~8ヶ月内服した後はニキビができにくくなります。
イソトレチノインは、皮脂腺を縮小(退縮)させる作用があり、その結果、ニキビの原因である皮脂分泌を抑制します。皮脂の分泌量が減ることで、アクネ菌などニキビの原因菌が定着できなくなるため、炎症の進行を防ぎ止めることができます。
イソトレチノイン治療を始めるには、まずクリニックを探し、予約を取りましょう。
イソトレチノインの内服を始めると、ほぼすべての人が唇の皮めくれを経験します。リップクリームやワセリンを塗ることでらくになりますが、内服中はずっと続くことが多いです。
ニキビ治療にイソトレチノインを使ってみたいと考えている方は、参考にしてください。
イソトレチノインは、毛穴の詰まり(角化異常)を改善して、正常に整える効果があります。皮脂が毛穴に停滞するのを解消するため、アクネ菌の増殖も抑えられ、アクネ菌が引き起こしていた炎症も沈静されます。
イソトレチノインが配合された薬の商品名には、ロアキュタンやアキュテインなどが。
ニキビの治療薬である「イソトレチノイン」は、副作用の多さや内容から怖いと感じる方もいると思います。ニキビに対する効果がどんなに高くとも、体によくない作用があるのであれば、誰だって使用は控えたいですよね。
「イソトレチノインは服用しても本当に大丈夫なのか?」「副作用の危険性はないのか?」と心配な方こそ、イソトレチノインというお薬の働きについてよく理解したうえで、危険性について判断していただきたいと思います。
当院では、次のイソトレチノイン内服治療薬を取り扱っています。
イソトレチノインは、正しく使えば決して怖い薬ではありません。海外では保険適用されている国もあり、多くの方が医師の管理の元で使用しているお薬です。注意事項と医師の指示を守り、万が一不調を感じたような際は、いつでも診察を受けられるような環境下にて使用することで、大きな副作用なく治療ができますし、リスクも軽減できます。
イソトレチノインをはじめビタミンAを含んだ系統の薬では 妊娠がおすすめされません。
イソトレチノインは胎児の先天異常、奇形、流産、早産、死産のリスクがあると言われています。そのため、妊娠中の服用はできません。また服薬後6ヶ月は妊娠してはいけません。 その他、授乳中の内服や、服用開始から6ヶ月間の献血もNGです。詳しくは上記の「【重大な副作用・注意】イソトレチノイン内服中に妊娠・授乳はNG」欄をご確認ください。
「アクネトレント®」は、イタリアの で製造されたイソトレチノイン内服治療薬です。
イソトレチノインの最大の特徴は、飲んで数ヶ月してニキビがよくなった場合、 飲むのをやめてもニキビができにくい状態が続く場合が多いことです。
多くの臨床試験で、イソトレチノインはなどにも寄与することが分かっています。
当院ではイソトレチノイン以外にスピロノラクトンによるホルモン治療も行っています。作用メカニズムの観点から女性のみ対象となりますのでご注意ください。スピロノラクトンは利尿薬や心不全治療薬として使われる薬剤ですが、抗アンドロゲン作用があり男性ホルモンを抑え、ニキビに対して高い有効性があることが知られています。イソトレチノインほどではありませんが、通常の保険治療よりも強力な治療効果が期待できます。また安全性が高く、イソトレチノインよりも治療費を抑えることができます。デメリットとして効果が現れるまで多少時間がかかり、中止後は再発しやすいことです。内服4カ月(早ければ1~2カ月)で徐々に効果が現れ、1年後の有効率は95%以上です。
おおしま皮膚科でのイソトレチノインを使用したニキビ治療の流れです。
イソトレチノインの作用は未知の部分が多くありますが、主に以下の3つが知られています。
イソトレチノインは、特に副作用に注意しながら服用する必要があります。
②女性の場合、妊娠中・妊活中は飲めない
妊娠中に飲むと赤ちゃんの奇形の発生率が高まるため、妊婦さん・妊活中の方は飲めません。
ただイソトレチノイン自体は体からすぐ排出されるので、飲み終わって1ヶ月経てば普通通り妊娠していただいて大丈夫です。妊娠中・妊活中は絶対に飲めないので注意してください。
では逆に、イソトレチノインが飲めない方はどんな人なのでしょうか?
イソトレチノインの副作用として特に報告されているのが唇や肌の乾燥です。服用期間中は多くの方で乾燥症状が見られ、辞めた後も皮脂の抑制を実感していただけます。その他の副作用には薬疹や頭痛、めまいや吐き気などがありますが、全員に起こる訳でなく稀な症状です。怖いイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、適宜医師までご相談いただければ特段副作用もなく治療していけます。副作用について詳しくは上記の「イソトレチノインの副作用」欄をご確認ください。
イソトレチノインの服用期間は、絶対に妊娠しないようにしてください。
・服用中は定期的な採血が必要です。
・他者と共有しないようにしてください。
・女性:服用中及び服用後6か月は妊娠不可、授乳不可となります。FDAでは妊娠不可期間は1か月となっていますが、より安全を期するため6ヵ月としております。投与中及び投与後半年は確実な避妊のため低用量ピル併用を推奨します。妊娠中、またはロアキュタンを服用中に妊娠した場合、短期間あるい少量でも胎児に先天異常、流産、早産、死産の危険性が高いためです。
・男性:服用後1か月は避妊必須、献血不可です。
・服用忘れても次回に二回分飲まないで下さい。
・服用中及び服用後6ヵ月間は献血をしないでください。血液は妊婦に使用される可能性があり、胎児がロアキュタン(イソトレチノイン)に曝露する可能性があります。
・効果が現れるまで、最初の1か月程度は症状が悪化する事がありますが、これは正常経過の範疇ですのでご安心下さい。
・服用中は皮膚のターンオーバーが早まってバリア機能が低下し日焼けしやすいので、日焼け止めの外用と内服を使用し、長時間紫外線を浴びないようにして下さい。
・服用中は皮膚のターンオーバーが早まってバリア機能が低下し過敏になるため、顔のケミカルピーリング等をする時は事前にご相談ください。
・イソトレチノインは光の感受性を高めるため、内服中に光やレーザーを受けると、シミや色素沈着、瘢痕の原因となる可能性があります。
・レーザー照射や他治療との間隔
内服中も可能:トーニング、ジェネシス、フィラー
内服終了1ヵ月後より可能:レーザー脱毛、光脱毛、IPL レーザースポット照射系全て
内服終了3ヵ月後より可能:CO2レーザー、CO2フラクショナル、ハイフ、ダーマペン、ポテンツァ、サブシジョン、抜歯やスレッドリフト等の小手術
内服終了6ヵ月後より可能:美容整形などの大きな手術、レーシック
期待した効果を実感したため、途中でイソトレチノインを辞めてもいいですか?
イソトレチノインには、直接的な抗菌作用はありませんが、皮脂腺を退縮させ、皮脂分泌を大きく減らす作用があります。
イソトレチノインの治療では血液検査が必要と聞きました。なぜですか?
渋谷駅前おおしま皮膚科では、イソトレチノインとして「アクネトレント」を輸入しております。