では逆に、イソトレチノインが飲めない方はどんな人なのでしょうか?


4〜8ヶ月内服継続することでニキビのできやすい肌を改善することが期待できますが、催奇形成という副作用などのために日本では保険適応のない内服薬です。
当院では他の治療で改善しない重症なニキビの方にのみ自費で処方しております。お悩みの方はご相談ください。


下記に当てはまる方は、イソトレチノインを処方できない可能性があります。

ニキビ跡はニキビを繰り返すことにより、皮膚が再生される過程で新たな炎症を起こし、皮膚の再生に問題をきたすことで発症します。体質にもよりますが、ニキビを放置した期間が長ければ長いほど発症リスクは高まります。コラーゲンの増生により生じる肥厚性瘢痕や、コラーゲンの消失による陥凹性瘢痕(いわゆるクレーター)に分かれます。

保険診療では、通常、ニキビに対して以下の薬が処方されます(当院では保険診療は行っておりません)。

毛穴のつまりをとるピーリング効果があり、白にきびに効果があります。

・1日1回1カプセルを食後に内服します。
(*必ず食後に内服してください。)
・飲み忘れた場合は、次の日にその日の分量のみ内服してください
(*過剰摂取しないように注意してください)
・ニキビの再発抑制効果を得るためには最低でも6か月間内服いただくことをおすすめしております。
・イソトレチノインの開始には事前の血液検査が必要になります。
・内服開始後も定期的に採血が必要です
(*採血料も自費となり1回2,500円ご負担いただきます)。
・女性は月経開始を2、3日確認してから、本剤内服を開始してください。
・女性は内服中ならびに内服終了後最低でも1ヶ月間は避妊してください。
・内服中、内服終了後2ヶ月間は献血をしないでください。
・内服中は日光過敏となる可能性があるため、日焼け止めを使用し、長時間紫外線にあたらないように注意してください。

※ 副作用のリスクが上がるため、抗生物質の内服や、アダパレン・ベピオの外用薬とは併用できません。

但し、肌質やニキビの重症度によって効果が現れるタイミングは異なります。


治療を開始してから1ヶ月後、イソトレチノインの効果やニキビの症状を診るため、再診にお越しいただきます。その際、血液検査も行い、副作用の問題がないかしっかりと診察を行います。

副作用などの問題がなければ、その後は3ヶ月毎にご来院いただき、診察・血液検査を受けていただきます。

・以下の方は、イソトレチノインの治療は避けていただいています。

AZAクリアは、アゼライン酸が高濃度に配合されたクリームで、ニキビの予防、進行抑制、ニキビ跡の改善全てに効果的です。
ニキビの原因となる毛穴のつまりにアプローチし、ニキビの予防と進行を抑えます。皮脂の過剰な分泌をコントロールし、肌を清潔に保つことで、新たなニキビの発生を防ぎます。またアクネ菌を殺菌し赤ニキビを改善、美白効果もありニキビ跡の色素沈着にも効果があります。

何年も繰り返し大きなニキビができ続けているため、凹みやクレーターの跡が残ってしまうリスクを十分説明し、イソトレチノインによる治療を開始しました。


ニキビに悩んでいる方やイソトレチノインが気になる方はお気軽にご相談ください。


血液検査の結果に問題がなければ、イソトレチノインを処方し、治療をスタートしていきます。
内服した当日は安静にしていただき、体調が悪いなど、異常を感じたらすぐにクリニックまでお問い合わせください。

イソトレチノインが酒さ(赤ら顔)の改善に効果を示す理由は主に3つあります。

イソトレチノインはビタミンA誘導体の飲み薬です。イソトレチノインは通常治療を行なってもなかなか改善のない重症なニキビの方のためのお薬です。アメリカをはじめ日本以外のほとんどの国では30年以上前から処方されている薬です。

イソトレチノインは頬や鼻、おでこなどの若年性ニキビだけに有効ではなく、

炎症を早急に改善するために、直接ニキビのしこりにステロイド剤を注射する処置方法です。
ニキビ痕の盛り上がったしこり(肥厚性瘢痕)にもケナコルトいう薬剤が効果を発揮します。
基本的には強い炎症が起きているニキビの処置に使用します。

イソトレチノイン服用に際しての副作用には次のようなものがあります。


治療前に、ニキビの状態、これまで受けたニキビ治療の期間や治療内容、ニキビの改善状況などをお伺いします。その上で治療が適応と判断されれば、次回来院時より治療スタートとなります。
イソトレチノイン治療を受けていただく場合、安全に治療を進めるため、事前に血液検査を受けていただきます。

イソトレチノインが酒さ(赤ら顔)の改善に効果を示す理由は主に3つあります。

赤ニキビに対して、アクネ菌を殺すだけではなくニキビの炎症そのものを抑制する効果のある薬剤です。ドキシサイクリン、ミノサイクリン、ロキシスロマイシンは赤ニキビに有効であるという良質なエビデンスのある治療法です。ただし光線過敏や下痢などの副作用もあります。

まず、イソトレチノインは効果が出るまでにはある程度の時間がかかります。

当院で実際に治療された患者様の写真を掲載いたします。同じ種類のニキビでも実際の治療結果には個人差がございます。

では逆に、イソトレチノインが飲めない方はどんな人なのでしょうか?

大人ニキビは、しています。
ストレスを受けると、ストレスに対抗するため男性ホルモンの一種であるアンドロゲンが分泌されます。この物質が大量に出ると、皮脂の分泌量も増えてしまいます。

イソトレチノインをやめた後でも、皮脂の分泌が完全に元に戻ることはありません。

唇の乾燥症状が出る方は、イソトレチノインの効果も実感しやすいという研究結果もあります。

② イソトレチノインの内服は、通常0.5〜1.0mg/kgの用量が推奨される

イオウとカンフルを含有するローションです。
イオウは角質軟化・脱脂作用の他、殺菌やニキビダニにも効果があります。
ディフェリンやベピオが使用できる前はにきび治療の主役でしたが、現在はたまに使われる薬になりました。

抗生剤のぬり薬は、アクネ菌を殺菌することでニキビに効果があります。

炎症した赤ニキビや膿んだ黄ニキビなど重症化したニキビでも、速やかに効果を発揮します。
BBL光治療とは、BBL(ブロードバンドライト)という医療用の光をお肌に照射し、肌トラブルを改善する治療です。この治療器は、美容医療先進国・アメリカで「キング・オブ・レーザー」と呼ばれ、様々な照射系治療器の中でも信頼性・効果ともに高いことで有名です。
BBLは肌の状態に応じて様々な設定が可能です。色調の改善だけでなく、ニキビでお悩みの方はニキビで抑える設定で施術を行います。より効果を求める方は他のレーザー治療をおすすめします。

イソトレチノインは、基本的に18歳以上の方が服用できる治療薬です。

年数が経ったニキビ跡も、サブシジョンは同じように治療が可能です。現在進行形でお悩みの方はもちろん、「30代に入ってニキビのピークは落ち着いたけど、クレーターが残ってしまい気になる」「学生時代にニキビを潰してしまい、ひどく陥没させてしまった」という大人にもおすすめです。ニキビだけでなく、水ぼうそうや外傷等の陥凹にも効果が期待できます。

また、イソトレチノインはニキビ跡には効果がないので、その場合も使えません。

可能であれば、1クール16~20週間内服を続けていただくことを推奨しています。イソトレチノインは、内服をやめても改善効果が続くことがほとんどですが、ニキビが再発するようなら、症状を診ながら再度内服を行います。

難治性ニキビの患者さんの場合でも、治療を繰り返すことで、ニキビが気にならない状態へと改善されます。

また、ピーリング効果もあり毛穴づまりをよくすることでニキビをよくします。

赤ニキビと白ニキビ(白色面皰・黒色面皰)で正しい漢方薬が違います。赤ニキビには荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)、清上防風湯、十味敗毒湯を用います。一方、白ニキビにエビデンスがある漢方薬は、実は荊芥連翹湯だけです。

また、副作用もあるため、医師の指導の下で正しく使うことが必要です。

ニキビの原因は様々ですが、通常、皮脂は毛穴から汗とともに排出されますが、肌のターンオーバーが上手くいかない場合、 毛穴の角質が厚くなり毛穴の出口が塞がれ皮脂が詰まってしまいます。詰まった皮脂にアクネ菌が過剰に繁殖し、炎症を起こしニキビとなってしまいます。

ニキビの出来やすさには個人差がありますが、特に、思春期に増加する男性ホルモンは皮脂の分泌を促進するため思春期にニキビの発生が多いと言われています。 また、もともと脂性肌であったり、糖分・油分の多い食生活やストレスなどもホルモン分泌の異常や皮脂分泌の促進につながり、ニキビの発生・悪化の原因となってしまいます。

ただその分、赤み・かさかさなどの副作用も強く、注意が必要です。

当院は、開院以来、ニキビのスキンケア指導に力を入れています。最近では、20代以降の成人のニキビが増えています。その原因は、様々な要因が重なり合い、根治しにくい肌環境におかれていることだと考えます。当院では、皮ふ科的治療だけではなく、漢方薬をはじめ、内面・外面・精神面からサポートできる治療を行っています。

特にお薬が届きにくいしこりニキビ(嚢胞性ざ瘡)にも効果があります。

【主な副作用】皮膚の乾燥、皮むけ、光線過敏症、ドライアイ、喉の乾き、鼻出血、頭痛。稀なものとして、不安、気分の変調、うつ症状、自殺念慮、急性膵炎、消化管出血、横紋筋融解症、スティーブンス・ジョンソン症候群、視力低下、アナフィラキシー