シェルビーコブラ アジアパシフィック(AP)モデル「A-Line」[6速ATモデル]


また、田邊代表によると、コブラほどリセールバリューの高いクルマはないという。まだ確定していないが、3年後に550万円という残価設定ローンの設定も検討中らしく、3年落ちで130万円というのは、かなりよい数字といえるだろう。


シェルビーコブラ アジアパシフィック(AP)モデル「A-Line」[6速ATモデル]

ところがAPモデルであれば大差ない金額で新車のコブラが手に入るわけで、いかにコストパフォーマンスに優れるかがご理解いただけることと思う。田邊代表いわく「知れば知るほど、APモデルがいかに画期的であるかということを分かってもらえるはず。もっと早く出すべきだった」とのことだ。

そんなAPモデルの車両価格680万円という金額を見ても、読者諸兄の多くはピンと来ないかもしれないが、コブラというと、新車では1,000万円オーバーが普通で、20年以上落ちの中古車でも500~600万円クラスがザラ。むろん中古車はコンディションに不安のあるものが多いのは言うまでもなし。

シェルビーコブラ アジアパシフィック(AP)モデル「A-Line」[6速ATモデル]

ちなみに、コンティニューションコブラなどのヴィンテージコブラにも乗ったことのある人によると、エンジン、シャシー、ステアリング、ブレーキなど、どれを取っても、このAPモデルのほうが「はるかに乗りやすい」そうだ。

また、世に出回っているコブラでは、アッパーアームのないタイプのリアサスペンションを持つものも多いのだが、やはりあるほうがタイヤの接地性が圧倒的に良いので、APモデルもアッパーアームのあるタイプとしたという。

シェルビーコブラ アジアパシフィック(AP)モデル「A-Line」[6速ATモデル]


クラッチとブレーキにはパワーアシスト機構が付いているので、操作力はだいぶ低減されている。むろん一般的な市販車に比べるとアシスト力は小さいものの、そのぶんダイレクト感があってコントロールしやすい。タイヤが太く車両重量が軽いことも手伝って、ストッピングパワーに不安はない。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

シェルビーコブラ アジアパシフィック(AP)モデル「A-Line」[6速ATモデル]

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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これまで高額が当たり前だったコブラの新車がエアコン付きで680万円という価格で手に入り(編集部註:2011年当時)、しかも非常に乗りやすく、さらにはこうしたクルマとしては珍しく保証まで付いているということは、実に画期的なことだ。コブラに興味はあっても、とても手が出ないし、リプロダクションモデルにはなかなか踏み出せないでいたファンにとって、まさに願ってもない話だといえるだろう。


シェルビーコブラ アジアパシフィック(AP)モデル「A-Line」[6速ATモデル]

APモデルの生産を担うのは、ハイテックオートモーティブという、リプロダクションコブラを生産する傍らで、シェルビーから委託を受けてコンティニューションコブラも生産しているメーカー。その「スーパーフォーマンス マーク3」というリプロダクションコブラがAPモデルのベースとなっている。

シェルビーアジア コブラAPモデルクラシカルでシンプルなインパネ

APモデルは、長年シェルビーの正規代理店として、コブラの日本への輸入販売を手がけてきた田邊氏が、日本のビギナーにもコブラを楽しんでもらえるようにとの思いから、低価格で、乗りやすく、メンテナンス性に優れることに考慮して最適にアレンジした、田邊代表いわく「これまで培ってきたノウハウの結集」である。

シェルビーアジア コブラAPモデル飛行機のコックピットさながらの計器類

そして、中国をはじめ極東地域のさらなる販路拡大に向けて、2010年7月にシェルビーアジアを設立。同年11月ショールームオープン。さらに翌2011年6月にはシェルビー製品に関するロイヤリティを統括するシェルビーライセンシングとの正式契約にいたった。

シェルビーコブラ アジアパシフィック(AP)モデル「A-Line」[6速ATモデル]

ラダーフレームにオープン2座ボディーを載せたACエースのエンジンを、英国フォードの2.6リッター直6から米国フォードの4.2リッターV8エンジンに換装したコブラ260(Mk1)が1962年にデビュー。4.7リッターを積んだコブラ289(Mk2)を経て、1965年にはシャシーを改良し、拡幅されたグラマラスなボディーに最高出力425hpを発生する7リッターV8を積んだコブラ427が登場。1t少々の軽量な車体と相まって、最高速度280km/h以上、0-400m加速12.2秒という、まさに敵なしの圧倒的な性能を誇った。

シェルビーコブラ アジアパシフィック(AP)モデル「A-Line」[6速ATモデル]

コブラの愛好家は今でも世界中にいるわけだが、日本へのコブラの輸入販売をいち早く手がけたのが、冒頭で紹介した田邊正剛氏だ。1986年より一貫してコブラに携わってきて、その実績がキャロル・シェルビー氏に認められた同氏は、1997年に極東地域で唯一、「シェルビー」の商標使用権を獲得。以来、日本における正規輸入販売代理店となっていた。

シェルビーアジア コブラAPモデル給油キャップ フタを開けるとこんな感じ

実用性を重視するクライマーチームと共同開発した、アルパインエクスペディション用の大型バックパックです。
メイン素材は、強力な耐切創性能をもつスペクトラ繊維をリップストップに使用した、リサイクル素材の軽量ナイロン生地。ダイヤモンドの炭素分子結合と同じ結合構造をもつスペクトラ繊維を採用することで、パック全体の強度と耐久性、さらに軽量化を飛躍的に向上させています。また、ボトムにはTPUコーティングを施し、傷や汚れの耐久性をアップ。雨蓋とウエストベルトは取り外しが可能。
背面は水分を含みにくい成型EVAパネルで雪の付着を軽減。フロントには、クランポンポケットと、素早い着脱ができるシンプルなアックスホルダーを配備。サイドには、スキーやポール用の収納スペースを設け、デザインのアクセントにもなる視認性が高いウェビングテープを採用。
厳しい環境下での操作性を追求した、無駄を省いたミニマルデザインのテクニカルパックです。ストレッチメッシュ生地のヘルメットホルダーを付属しています。

シェルビーコブラ アジアパシフィック(AP)モデル「A-Line」[6速ATモデル]

イギリスの自動車メーカーであるACカーズと、ルマン優勝経験のあるアメリカ人レーシングドライバーのキャロル・シェルビーが、現役引退後に設立したシェルビー・アメリカンのコラボレーションによるアングロ・アメリカン・スポーツカー。コブラ(cobra)とは「熱帯・亜熱帯に生息する毒ヘビ(特に威嚇するときに前半身を立てえりの部分を平らに広げる種類)」を指す英語。その強烈なパフォーマンスをコブラの猛毒にたとえたのだろう。

シェルビーコブラ アジアパシフィック(AP)モデル「A-Line」[6速ATモデル]

一方で、しばらくずっとリプロダクションコブラのことを放置していたシェルビー氏が、それらを提訴するとともに、オリジナルコブラと同じ治具や寄せ集めたパーツなどをもとに忠実にオリジナルを再現したコブラを世に送り出した。これが「コンティニューション(継続生産)コブラ」であり、「CSX-」と呼ばれるモデルが現在も生産され続けている。こちらのみ、「SAAC(シェルビー アメリカン オートモビル クラブ)」に正式に登録される。

シェルビーアジア コブラAPモデルシートベルトも飛行機のよう

スイス・ジュラ山脈のル・ブラッシュで創業し、現在も同じ地に拠点を置く老舗メーカー、<AUDEMARS PIGUET(オーデマ・ピゲ)>。創業当初から続く超複雑時計開発の分野においてスイスで屈指の地位を確立。さらにスポーツウォッチの新しい可能性を見出した「ロイヤルオーク」で時計ブランドの最高峰に登り詰めます。<PATEK PHILIPPE(パテック・フィリップ)>、<VACHERON CONSTANTIN(ヴァシュロン・コンスタンタン)>と並び、世界3大時計ブランドと称されています。

シェルビーアジア コブラAPモデル小さいけどグローブボックスも完備

スイス・ジュラ山脈のル・ブラッシュで創業し、現在も同じ地に拠点を置く老舗メーカー、<AUDEMARS PIGUET(オーデマ・ピゲ)>。創業当初から続く超複雑時計開発の分野においてスイスで屈指の地位を確立。さらにスポーツウォッチの新しい可能性を見出した「ロイヤルオーク」で時計ブランドの最高峰に登り詰めます。<PATEK PHILIPPE(パテック・フィリップ)>、<VACHERON CONSTANTIN(ヴァシュロン・コンスタンタン)>と並び、世界3大時計ブランドと称されています。

シェルビーコブラ アジアパシフィック(AP)モデル「A-Line」[6速ATモデル]

コンテンポラリーモーターカンパニー(現在はファクトリー・ファイブ・レーシング社が継承)やERAレプリカオートモビル、今回のAPモデルの生産も手がけるハイテックオートモーティブなどがメジャーどころとして挙げられ、ピーク時は世界中に40社をゆうに超える数のメーカーがあったと伝えられる。現在でも約20社がリプロダクションコブラの生産に携わっている。

シェルビーコブラ アジアパシフィック(AP)モデル「A-Line」[6速ATモデル]

シェルビーコブラ アジアパシフィック(AP)モデル「A-Line」[6速ATモデル] 試乗レポート/岡本幸一郎 試乗画像12

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シェルビーコブラ アジアパシフィック(AP)モデル「A-Line」[6速ATモデル] 試乗レポート/岡本幸一郎 試乗画像11