元ネタはTVアニメ版スペースコブラ(第一作)のOPテーマ「コブラ」の歌詞 ..
どうもですー。
反転攻勢の火種部分なので、ちょっと熱く行きました。ここからシンシアが行動して色々な場所に波及していきます。
愛ですよ愛。ご都合主義を唯一納得させられるファンタジーだと思ってます。物語ぐらいはハッピーエンドでないと。
自爆テロはマジで怖いです。普通に暮らしていて普段から挨拶してた隣人が突然腹マイトで突撃してきたらと思うと恐怖ですよ。
今井は一般生徒代表ですので、これから実戦に投入される初陣な生徒達の視点を代弁してもらおうと思っています。いやぁ、初登場から随分昔のように感じますな………。
本格的に反撃するのはもうちょい先ですが、概ねその通りです。まぁ、このひねくれ者がそう簡単に上手く行かせるはずもないんですけれどw
【サイコガン】頼りになる宇宙最強の鬱フラグブレイカー、コブラのネタ画像を集めるまとめ【寺沢武一】 - NAVER まとめ ..
ワンピースの胸クッソ展開だが、これが最悪な事にカイドウを倒してもオロチはおそらく生存だけじゃなくてワノ国の実験を握り続ける宰相ポジに立つっぽいところ。
だって、これまでのルフィ達の国潰しとちがって、オロチ以外に国を治められる人間がいないし 殴られはするだろうけどオロチの大局的な勝ちは消えない予感がひしひしとする 尾田っち悪党に甘いし
どうもですー。
一般生徒代表の今井です。三上ルートでの出番を予定しております。
後は悪ドラのシモンとかリヒターですかね。変わり種なら瞬のネビュラチェーンぐらいかな。劇中でも説明しているんですが、どうしても鎧とかに対して弱々なので使いにくいんでしょうね。でも、折角フィクションなんだから外連味のある使い方したら絶対面白いと思うんです。
お察しの通り、元ネタは封神の聞◯です。禁鞭の物理特化感が好きなんですよね。視覚エフェクト的にも超カッケー………!と中二心にぶっ刺さった記憶が。
そもそも元ネタになったふたばのコブラコラ(通称鬱フラグクラッシャー)が悪いんだ。
どうもですー。
全然ドラマティックな出会いはしなかったのに、作中で一番ボーイミーツガールやってる二人です。
イカロスの名称理由は実はちょっとした設定と言うかこじつけギミックがあります。開示はまだ先ですけれど、多分私と同年代でオタクな人はニヤニヤすると思います。しなけりゃモグリと断言してもいいぐらい有名なアレですw
これからもむさ苦しい展開は続きます。美少女動物園も好きなんですがね、やっぱりこう、むせるほどの暑苦しい熱血展開で育ってきた世代ですのでどうしてもそっちに寄ってしまうというw
シンシアは多分次回出番があります。いや、ちょっと文字数増やしすぎたので前後編に分割したら次次回になりますけども。
今井は三上ルートでの一般生徒代表の役割があります。
またどうぞー。
86式さん、こんばんは。
冒頭から、エリカが自我を失う展開で
これはまたどん底展開か…と思いきや。
エリカのタカシへの想いの強さが
逆に何とかなりそうな感じに思えてきました。
今、私はこのカップルを一番応援してますー
それにしても、ヘリオスの設定が凄い。
自由に空を飛べて、自在に武器を繰り出す。
イカロス…落っこちそうな名前とそぐわない気も。
墜撃王の戦いっぷりを見たいけど、
タカシ復活できるかな…エリカを救って欲しい。
今回は相反する氷と炎の鞭を使う灰村に、シンシアに発破をかけて豪快に後押しする飛崎に…男たちの美学の格好良さが堪能できた回でしたー
爺無双も無茶苦茶ツヨツヨでしたが、
大人の男の活躍も見たい見たい。笑
それから、アズレイン達の弔い合戦をする
シンシアも頑張って欲しい!
あ。苦労人の今井も何かやってくれそうで
期待大です。楽しみにしてますー
頼りになる宇宙最強の鬱フラグブレイカー、コブラのネタ画像を集めるまとめ ..
どうもですー。
ボリュームつけすぎて分割しましたw書き上げた時、16000文字超えてたんですよ、この話。結果、おっさんメインのむさ苦しい回にw
男の子ってこういうの好きでしょ?分かるよ、私も男の子だもん(キモい)!ってなわけでして、お察しの通りヤ◯トと◯天号が元ネタです。
実は作品制作最初期に考えついた船でして、両方の超兵器載っけると超トップヘビーだよな、と判断した結果本作に登場する飛空戦艦は全て従来のものより(あの大和型ですら263m、本作の長門は400m級)大きくしました。後は対空装備と機関部と居住区と格納庫とバラストタンクを中央から後方に載っけることでバランスを取っているというこじつけ設定w
きゅぃーん!ふぁぉ!というSEが聞こえてきたのならば幸いです。この話を書いている時の私のターンピックは冴えていましたよ(ボ◯ムズ脳)。
どうもですー。展開的にはもう底を打ちましたのでね!後はもう上がっていくしかねぇという!
名前も出ないモブなのに何故こうも描写を入れるのか、と思いつつも楽しいからやってしまうおっさんでした。いや、ほら。主人公とかネームドだとメタ的にはどうせご都合主義で生き残ったり勝ったりするんでしょって心の何処かで思ってしまいますが、名無しだと書いてる本人も何時死ぬか分からないからドキドキするというかw
復唱ってプロフェッショナル感ありますよねぇ。戦艦なり軍事関係の知識はフィクションや自分で調べた限りのものなので、現実とはまず間違いなく違うでしょうが、それでもどうにか寄せたいなと思いつつ書いております。
大質量での殴り合いって楽しいですよね!
楽しんでもらえて何よりです!
画像検索したら[土居坂崎] GODDESS OF SODOMY 単行本 ボインボンだそうです。
おぉぅ、めっちゃめちゃカッコ良き……!!
熱すぎる展開! いやもう興奮しました!!
少尉殿の見事な戦いっぷり!
自分の持つスペックを十二分に理解したうえでの戦い方は圧巻でした!
それに、少将殿も熱い熱いッ!
あのですね、私、この『命令された言葉を繰り返す』描写がすごく好きなんですよ。映画でも小説でも。なんかゾクゾクするんですよねぇ。
長門のデカすぎる口径の霊素粒子砲に興奮した後で、更にゼロ距離での殴り合い、ですと!? 最高でございます!
腹の底からの「ド根性ォ………!」が聞こえましたよ!
大興奮で楽しませていただきました(*ノˊᗜˋ*)ノ☆
こんにちは、モブ モブ夫です。
今エピソードはゴ◯ラにキング◯ドラに仮面ラ◯ダーア◯トのマシントル◯イダー スライダーモードに(バイクじゃなくて剣だけど……)、アクションがてんこ盛りでしたね。
御作の遠藤克成少将のような気骨ある軍人が現実の日本に入ればいいのですがね、そう云う方ほど闇に葬られてしまうのが悲しいです……(自衛隊ヘ◯墜落事故を指してます)
それにしても佐奈さんが蒼の王⁈
新たな設定開示に混乱の極みのモブ モブ夫でした。
他の方へのコメント返信を読ませて頂いたんですが、確かに『創意◯夫提案』はメンドクサイですよね~。
なんで月一強制なのか……(工場によって違うようです)。
結局以前提出したネタのローテーションになるだけなのに。
『創意◯夫提案コンクール』で賞を取るのは殆ど解析部署だし……(それを仕事にしてるので当たり前!)。
その制度に逆らった方は左遷されるなど、大企業の闇を見たモブ モブ夫でした。
【COBRA】ストームコレクティブルズ「コブラ」アクション ..
この方はエルテ・ルーデル。俺の母親であり、ここの教師だ」
「…………」
「…………」
織斑一夏と篠ノ乃帚は視線を何度か俺と母さんの間で行き来させたあと、
「嘘お!?」
「なんだと……」
ちゃんと驚いてくれた。
「こんな小さな子からおまえが? 嘘だろ!?」
「人を見かけで判断するな。まったく」
母上閣下は若干ご立腹のようだ。
「百聞は一見に如かずだ。さて、ISを起動しろ。ネクスト戦というものを教えてやる」
その怒りは俺に向かうわけで。IS戦じゃなくてネクスト戦ですかそうですか。
「あーもー! 観客席に行っててくれ。流れ弾で死んでも責任とれんし」
「あ、ああ……行くぞ帚」
「こら、引っ張るな」
ゲートに二人の姿が消えたことを確認して、包帯を解く。左眼が光を得て、虹彩が紅に染まっていることだろう。
「まだか?」
見てみると、既に母さんはカノーネンフォーゲルを起動していた。
Mk-54と92式装甲服をドッキングさせたような本体装甲は全身装甲と言うには多少の露出がある。頭のヘルメット部分がなく、隠れているのはHMDで覆われている左眼だけだ。おおよそのISに存在する翼のようなアンロックユニットには、折りたたまれたOIGAMIが左右に一門ずつ。右手にはメインアームたるアヴェンジャー、左腕にはアームカノン・ボルトカノーネ3.7が二門。
そしてこの機体の最大の特徴として、背中のマント状の軟式装甲が存在する。これはいわゆる『ECM防御システム』であり、あらゆる攻撃を問答無用で逸らしてしまう。アルマ曰く「ヒラリマント」だ。
アリーナ全域を爆風で覆いつくすことができるのは、世界でただ一人、母上閣下だけだろう。ついでに、ヒラリマントのせいでこの馬鹿火力を相手に正面から攻撃をせざるを得ない。ブレオン? 接近される前に穴だらけのローストチキンだ。全力の母上閣下相手には、勝機は射撃戦しか存在しない、が、正面から撃ち合える火力を持つISなんてそうそういない。
「観客が席につくまでは待ってくれたっていいだろーよ」
「ああ……なるほど。無意識の介入か。運がよければ、あるいは……」
正直、母さんが何を言っているのかは理解できない。頭の中ではどうせ、俺には理解できないことを延々と考え続けているのだろう。
「さあ、舞台は整った。パーティーを始めよう」
「あいよ」
IS起動。ASP-177eスワッシュバックラーから頭部装甲をパージしたような本体装甲。そしてニューサンシャインのような物理装甲により、あたかも全身装甲ISのように見える。整波性能も減衰抵抗も控えめなMPAが展開され、アンロックユニットは存在せず、追加サイドブースターが存在する。
腕にはMOONLIGHTとアヴェンジャーアームガンが両腕についている。が、あの要塞には不足にも程がある。
「では、OIGAMIの着弾と同時に開始だ」
母上閣下のOIGAMIは原寸大、つまりサイズはネクストに搭載されたものそのままだ。それが戦闘開始の合図なんて、下手をすれば開幕ダメージとかがあり得る。
普通なら、発射と同時にカノーネンフォーゲルを視界に入れながら着弾予想地点から可能な限り離れる必要がある。だが、着弾が合図だ。ある程度APを削られるのを覚悟して攻撃をするべきか。
「Feuer」
相変わらず平坦な声。正直人間の形をしているのを疑いたくなるが、実際に人の形をしたバケモノだから仕方がない。
放たれた榴弾は、俺の機体をかするように飛んでいき、遥か後方、シールドで護られた観客席に着弾し、巨大な火の玉となった。APが7000ほど削れた。
連続でQBを吹かし、母さんの五門の砲口の射線から逃れる。おかしな話だが、母上閣下は必中しない限り本命の銃爪を引かない。アヴェンジャーもパラパラとばらまく程度で牽制でしかない。OIGAMIもボルトカノーネも弾数が少ない。
「なかなか上手くなったな。真緋蜂改の相手をさせたのは正解だったようだ」
「撃たねぇ癖に何言ってやがる!」
だから、無駄撃ちさせる、という選択肢は不可能だ。常に動き回り、相手の偏差射撃を予測して速度調整をしたりフェイントをかけたりすることで、ギリギリで回避するしかない。人類には不可能な『発射された砲弾を視認して回避する』という方法が取れるから、どうにか回避できている。それでも至近弾だから恐ろしい。
「撃ってみた」
「撃ってみた、じゃねぇ! 偏差射撃予測したのになんでかするんだよ!」
上手く動き続ければ、慣性モーメントが大きく動きの鈍い重火砲であるOIGAMIは、砲口がこちらを向く前に動くことで砲撃を抑制することができる、が。
「しくった!」
まず直撃させる必要がない。超大型グレネードキャノンは、爆風だけで普通のISは沈む。うっかり地面に近づきすぎた。そしてカノーネンフォーゲルは期待の旋回性能で砲の鈍重さを補う。紙みたいなMPAは根こそぎ剥がれ、APが6000ほど削れた。
「爆撃はルーデルの十八番、忘れてたぜクソ」
「アヴェンジャーに頼るからそういうことになる」
物理装甲のAPが消滅するまでは撃ち負けない、と普通は思うが、MPAもAPも一瞬で剥がしかねない火力を相手は持っている。『戦車の装甲をブチ抜けるように取り付けてもらった』機関砲に、みんな大好きアヴェンジャー。37mmと30mmが織りなす恐怖の三重奏、いや、OIGAMIも含め五重奏は葬送行進曲に他ならない。
まだAPは残っているが、この模擬戦の本来の目的を果たそう。
(アイオス、雷電、Lv0だ)
外装とアヴェンジャー、そして左腕のMOONLIGHTを格納。思考が加速され、処理領域を確保するため世界の色彩がグレイスケールになる。
レイレナード製ブースタと追加ブースタが、一瞬で2000km/hオーバーの速度を叩き出し、襲い来るアヴェンジャーの牽制射を回避する。アヴェンジャーの30mmタングステン弾が最大で70発/sで襲い来る。物理装甲がない状態では一発だけでもかなりSEを食われるのに、一秒の牽制射を食らえば即撃墜。耐久性を犠牲に機動性を得ているのだから仕方がない。被弾面積も最小限にするため、本体装甲のみでアンバランスな大型ブースターが各所に、GAの巨大ジェネレータが背中についている。
『あ ま い』
低音で発せられる言葉はいつも以上に不気味で、OIGAMIのマズルブラストは火炎放射器もかくやというレベルで、そこから吐き出される弾頭は人の頭より巨大で。それは俺の下で30mm弾と熱いヴェーゼを交わし、火の玉になる。
連続QBで爆風の被害範囲から脱し、その先には、花火。
「マズイ!?」
(Lv2!)
逆方向にQBを吹かし、なるべく爆心地から遠ざかる。未だAPが残っている物理装甲を展開し、どうにかSEは2桁程度残った。APは1万ほど削れたが、まだ2万はある。
「実験は成功か」
「失敗しかけたがな!」
実験が成功した今、おとなしく攻撃を受け続ける必要はない。アヴェンジャーのバレルが回転を始める。
「Payback time!! てな!」
母上閣下のアヴェンジャーは通常弾倉、1174発しか搭載していない。こちらは一門につき234000発、連射速度にもよるが一時間ほど撃ちまくれる。母上閣下は常識では測れない。30mm弾を30mm弾で叩き落とすとかいう超精密射撃をアヴェンジャーでやりやがる。
こちらが攻勢に出るとみたら即機動砲撃戦に移行するのはさすがだ。
(感情以下、不要な感覚をシャットダウン。戦闘に不要な体内機能の停止。冷却装置最大出力。処理領域の確保)
脳のフルドライブに必要な手順を踏む。今の俺はただの量子コンピュータでしかない。本気の母上閣下に対抗するにはこれでも足りない。
ロックをさせないように常にQB、OIGAMIのエアバーストに警戒し、未だ一発も放たれていないボルトカノーネの動きに注意し、何よりもアヴェンジャーの回避を最優先する。OIGAMIの爆風以外で最も痛いダメージソースはこのアヴェンジャーだ。下手をすると物理装甲の穴を狙われて内部を攻撃されかねない。残り2桁のSEなど、一発もあれば消し飛んでしまう。紙みたいなMPAなど気休めにもならない。
「さすがだ。だが」
母上閣下が背を向ける。ヒラリマントがこちらの放った30mm弾を弾く。そしてアヴェンジャーが肘の方へ180度回る。OIGAMIとボルトカノーネの心配がなくなったが、そのかわり攻撃が一切通用せず、アヴェンジャーにより一方的に攻撃されてしまう。
正面からの攻撃でなければ意味がない。正面には回りこめない。とりあえず。
「! なるほど、考えたな」
武器破壊。正面で最も厄介なOIGAMIに攻撃を集中する。誘爆すればいいな。
と思ったら格納された。展開状態でなければ安全装置が働き誘爆はしない。折りたたまれたことで慣性モーメントが小さくなり、旋回性能は上昇する。
(Lv0)
OIGAMIの爆風はない。加速した思考なら、30mm弾を発射されてからでも寸前で回避できる。狂気ともいえる速度を以て母上閣下に感応をさせず、正面に回る。月光で切り捨てようとするが、ボルトカノーネがこちらを向きつつあり間に合わないとみてQBで離れる。
(Lv2)
アヴェンジャー二門による攻撃を実施する。連射速度は最速の毎分4200発で30mm弾を叩き込む。母上閣下のアヴェンジャーは間に合わない。ボルトカノーネは当たらない。
「だが、まだまだ」
母上閣下が距離を取った。無駄だ、むしろ着弾時間が長くなって避けやすくなる。比較的安全な距離から一方的に攻撃できる。
「フフフ……だから甘い」
突如現れた目の前の螺旋。これは……ライフリング?
「Feuer」
死ぬかと思った。
「なんだよ! 45口径46cm3連ガトリング砲って!」
「大和魂だ」
「大統領だってそんな説明は……するか。つか説明しろ!」
「大和砲は装填速度と威力過多が問題だった。だがガトリング方式なら装填・発射・排夾が同時にできる。そして雷電ならば一撃程度なら耐えられるとみた」
耐えられなかったら、あるいは外したらどうするつもりだったのだろう。空中爆発であいたクレーターを見ながら思う。
アリーナは悲惨な状況だ。大小様々な穴があいている。カタパルトデッキが崩壊しているのは……俺のせいじゃないから知らねーっと。
「あのー……」
眼を向けてみると、そこには一級フラグ建築士っぽい存在とサムライガール。
「よー。どうだった?」
「なんつーか……無謀を悟った?」
「母上閣下が異常すぎるのでそこまで無謀でもない。もしかして、参考にならなかった? どう思う、篠ノ乃帚?」
「非常識だ……」
一言、それだけ。何となく理解できた。
「とのことですが、母上閣下。俺はこの世界の常識というものを知らないので解説してくれねーですか?」
「今この世界にあるISは第二世代末期から第三世代初期といったところだ。我々が開発しているネクストISは高機動・重装甲・重装備。ついでに長期継戦能力。アメリカのクーデターやユージアの戦争、そしてリンクス戦争・国家解体戦争を想定している。世代で言うと……第一世代といったところか。公式戦じゃまず使えん」
俺の雷電弐式ってネクストだったのか……道理でしっくりくるわけだ。ということは、普通のISにはAMSやPA、ついでにENゲージはないということか?
「なるほど。母さんがここで暴れるから過激なスパイとかをやさしく海に還す羽目になるわけね」
「これで第一世代だと……」
「海に還すって……」
いやいや篠ノ乃帚、『ネクストIS』の第一世代であるわけであって、『ISの第一世代』ではないんだろうよ? たぶん。
「この世には知らない方がいいことが腐るほどある。ま、気にしちゃダメってことだ」
「ついでにいうと、工房の技術に関することは完全に機密だ。情報漏洩したら色々な人が行方不明に――――」
「じゃあなんで聞かせたんだよ!」
「束の縁者だから?」
「は?」
「は?」
「はぁ?」
「あの子にはネクストの根幹技術、AMSとコジマ技術を与えてもいいと思う。素直ないい子だったしな。なんならメタトロン技術と有澤技術、制御できればペークシス、オマケにM技術もつけよう。更にAC技術まであげればどうなることやら。楽しみだとは思わないか? これほどの技術があれば、オービタルフレーム・ネクスト、ネクストにする必要はないか、私ならCoredMTやノーマルを飛び越えてネクスト、いや、コア構想がなければセラフ・ネクストのような機体をつくるか? 恐らくアーマードコアという概念は無いだろうから、組み換え不可のワンオフ機を――――」
「もういいから」
若干おかしい気もするが、最近この女ははっちゃけているから気にしてはいけない。
「ああ……コジマ色に染まったせかっ? なにをする」
コジマ汚染重症患者ここに一名。ということは。
「あんた伯母上閣下かよ……見事に騙された」
なんでここにいるのか、というのは愚問。何より恐ろしいのは、単体で母上閣下と同程度の戦闘能力を持つこと。母上閣下は複数の脳で並列処理をし未来予知にも似た戦闘を行うが、アルトは量子に愛されていると言うべき勘で戦う。両者の戦闘能力に差異はないが、勘は文字通り一瞬で行動を確定し、並列処理による予測戦闘は若干のラグが発生する。かといってアルトが強いかというとそうでもなく、『最善の行動ができる確率』は母上閣下の方が高い。
戦闘経験はあまりないらしいが、それで母さんとガチで戦えるから恐ろしい。俺だって300回の被撃墜経験とスパイ相手の無双、そして母上閣下の戦闘記録などによるシミュレーションをこなす程度の経験で、ようやく時間稼ぎができるといったところ。
「いつから入れ替わっていた? この眼も伯母上閣下が?」
「ちょっとした悪戯じゃない……って嘘嘘! 私はそんな技術なんて持ってないし! ネクストIS技術だってアルマちゃんに三日ほどレクチャーしてもらっただけだし!」
ISスーツに標準装備のナイフとデザートイーグルを抜くと、慌てて弁明しだした。
「ちょ、それ本物か!?」
「ああ。工房はある意味日本の生命線でもあるからなぁ。IS技術のみならず一般加工技術も、あらゆる国の官民問わず喉から手が出るほど欲しがってるから、護身用にね。誘拐未遂なんて日常茶飯事、時々軍とか妙な組織が突入未遂とかしてくるから結構面倒なんだけど。ちなみに政府の許可はあるから」
「あー……って、おまえルーデル工房の!?」
「名前でわかるだろ普通。あ、伯母上閣下はとっとと帰れ。母上閣下にIS返すから渡せ」
「最近エルくんの扱いが酷い気がする」
「自業自得だ大馬鹿者」
本物が現れた。いつもの黒コートの下は、喪服のような黒いスーツ。ちなみに男物。やたらだぼついて見えるが、恐らく袖や裾は折りたたまれているのだろう。いつか絶対成長する気だ。
「同じ顔が三人……」
篠ノ乃帚はどうもこの状況に戸惑っているようだ。母上閣下と伯母上閣下の違いなど、その性格以外で判別しろなど不可能。俺と母上姉妹の違いは一目瞭然だろうが。身長的に。
「これが偽物だったので紹介し直そう。天上天下唯我独尊の権化、世界の守護者、そして俺の母上閣下、エルテ・ルーデルだ。でこっちの偽物が「偽物言うな!」フォージャーが「せめてフリースタイル!」自由人がアルト・ルーデル。風来坊で稀少種。多分、もう二度と会えないだろうから名前も存在も覚える必要がない。厄介事に巻き込まれないためにも、今すぐ忘れることをオススメするけど」
俺だって数えるほどしか会ったことがない。そして毎回こんな風に厄介なことをしてどこかへ去っていく。
「ひどいなぁ。ま、でも楽しめたからいいか。じゃ、またいつかね~」
「二度と来るな」
瓢々と去っていくその姿を無視して、母さんにカノーネンフォーゲルを返す。37mm弾頭のペンダントが、いつの間にか握らされていた。つくづくよくわからん人だ。母さんに直接渡せばいいものを。
「困ったものだ」
「あんたも充分迷惑な存在なんだけど」
「やれやれ。昔はあんなに可愛かったというのに」
「ったく。俺らはもう戻るぞ」
「ああ、後処理はやっておく」
さっきからずっと置いてけぼりだった二人に声をかける。
「悪かったな、参考にならない上に身内のゴタゴタに巻き込んで」
「いや、面白かったよ」
漢としては心踊るものがあっただろう。アヴェンジャー、BK3.7、OIGAMI、そして46cm砲。大艦巨砲主義というのは実にわかりやすく『威力』というものを視覚的に教えてくれる。世の中はそう単純ではないけど、わかりやすいものはわかりやすい。
「千冬姉が負けるわけだ。遠くから見て見失うんだから、近くなら消えたように見えるんだろうな」
「手加減してくれていたみたいだからどうにか勝てたってだけ。アホみたいに強かったよ。機体に振り回されて、死ぬ気でよけないと即落とされかねなかったし。ネクストの性能に救われたってとこだなぁ」
母上閣下の記憶にあるアンジェみたいだった。あるいは名も知らぬ超高機動ブレオン機に乗る独立傭兵。
「それでも千冬姉に勝てるってのがすごいよ。なあ帚」
「ああ……」
ものすごい無口だ、篠ノ乃帚。もしかして俺は嫌われてるんじゃなかろか?
「そういや、その眼どうしたんだ? 眼帯じゃなくて包帯だったし、やたらと赤いし」
やっと訊かれた。よし、好機だ。織斑一夏にカバーストーリーをそれとなく流してもらってあの気マズイ空気をどうにかしてもらおう!
「光即応性虹彩変色症ってやつでな、左眼が可視光線を感知すると虹彩が紅に染まるんだ。遺伝子疾患らしいから感染とかしないし、発症しても虹彩の色が変わるだけで眼球機能には一切問題ないから外見を気にするくらいの害しかないし、そもそも発症が120億人に一人出るか出ないかっていうくらいだから」
母さんの書いた論文は既に学会に提出されている。ドクトル・エルナ・ルーデルは遺伝子工学の権威で、発症しているのはこの世界で俺一人。発症率は天文学的に少なく、虹彩異色症並に害がないこの症状は、恐らく研究されないだろうし研究もできない。この嘘は、この世界においては真実と等価だ。
「ほれ」
「うお、黒くなった」
「ほい」
「あ、戻った」
左眼を手で覆ったり日に晒したりして遊ぶ。右眼は鉄を熱したり冷ましたりするように色を変えているだろう。
まあ、それなりに平和だったんじゃないか。少なくとも、今は。
「じゃな」
「おう」
「…………」
寮で織斑一夏と別れる。別れ際に、
「篠ノ乃帚、織斑一夏はガラパゴスゾウガメより鈍感だから直球ド真ん中じゃないと想いは伝わらないぞ」
「!!」
と小声で助言しておいた。
ネタに走っている転生モノです。後、制作に関して今まで個人的に禁じ手 ..
どうもですー。
無駄に細かくなっていくのは仕様ですwこう、歯車が回っているの見るの好きなんですよ。ずっと見てられる。
サニーベルはスポット参戦です。メインではないので、作中のあるタイミングで………?
もう会議でグダグダやっている状況ではないですからねぇ。いらない連中はすっぱりっきり捨ててしまったほうが楽なのは現実も一緒ですw居眠り議員とかスマホで遊んでるやつとか全財産没収した後で市中引き回しでもするべきだと思うんです(過激派)。
本格的な反撃は『転』のクライマックス、丁度56章からになります。伏線回収をポコポコしていきますよー。
集いしネタの結晶が、新たな作品の扉を開く!光差す道となれ!アクセルシンクロ ..
こんにちは、モブ モブ夫です。
小さな羊飼いが活躍する前半からの『サニーベル生きてた~』が嬉しい。
代理艦長のマリアベルさんはファミリーネームが世紀末過ぎて思わず笑ってしまいました。
双胴戦艦の発進シーンも力が入っていて読み応え充分!
それにも増して、艦が傾いても気にしない風味のマリアベルさんが可愛すぎる。
最終文に艦名を忍ばせる所もニクイ演出でグッと来てしまったモブ モブ夫でした。