頻尿はさまざまな要因で引き起こされることがあり、次のようなものが考えられます:


前立腺肥大症は男性特有の病気です。 前立腺の移行域(以前の分類では内腺)が肥大することにより発症する、良性疾患で、前立腺がんとは関係がございません。
主な症状は、尿の切れが悪い、残尿感がある、夜間頻尿などです。
最近では、前立腺肥大症は、下部尿路疾患と呼ばれております。 下部尿路疾患は、の危険因子でもあり、この治療により、 EDも改善するといわれております。


頻尿とともに次のような症状がある場合、特定の疾患が疑われます:

中心的治療薬は、と呼ばれるものです。
薬品名をあげると「」(アステラス製薬)、「」及び「フリバスOD」(旭化成)、 「」(キッセイ薬品)です。
前立腺の緊張をとき、前立腺によって圧迫されていた、尿路を拡張させます。
このα遮断薬に分類される前立腺肥大治療薬ですが、 、、などのED治療薬との併用に、若干の注意が必要です。
α遮断薬は、血圧低下作用があるため、として、起立性低血圧(立ちくらみ)を生じる事がございます。 この起立性低血圧(立ちくらみ)が、ED治療薬によって、増強することがございます。一般には、注意して、ゆっくり起立すればいい事であって、併用ができない(禁忌)というわけではございません。 (もちろん、血圧低下作用が著しい場合は、この限りではございません)

EDは『Erectile Dysfunction』を略したもので、十分な勃起が得られない、あるいは勃起を維持できずに満足な性行為ができない状態です。勃起するまでに時間がかかる、途中で萎えてしまうなどもEDの症状です。日本では成人男性の4人に1人、50歳以上に限れば2人に1人にEDの症状があるとされています。健康な方に比べ糖尿病があるとEDを発症する確率が2~3倍になるなど、基礎疾患の関与も指摘されています。一方で、ストレスや精神的な原因によりEDの症状が現れるケースもあり、この場合には若い方も例外ではなく、幅広い年齢で発症します。
ただし、EDの治療には効果の高い薬剤がいくつも開発されており、効果の出方や相性などに合わせた処方も可能です。当院はバイアグラ(およびバイアグラのジェネリック)、シアリスをご用意しており、院内処方でお渡ししています。なお、基礎疾患があってニトログリセリンや硝酸剤による治療を受けている方や、こうした治療を必要としている場合には、バイアグラ服用は禁忌となります。
ご注意いただきたいのは、インターネットなどで海外から入手するED治療薬です。このうち約4割が偽造品と報告されています。効果がないだけでなく、死亡を含む健康被害が生じているケースもあります。当院では厚生労働省からの正式な認可を受けた日本国内製薬会社製造の正規品であるED治療薬のみを処方しており、安心して服用いただけます。

2020.07.09 2020.07.10コラム夜間頻尿日記過活動膀胱頻尿

最近巷では、治療薬をいかに安くかつ短時間で処方可能であることを、強調した広告をしばしば見かけます。私が医師となった当時はまだインポテンツと言われておりましたが、EDという言葉が広く認知されるようになり、患者様のED治療に対するハードルが随分さがりました。

加齢や糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病は血管を衰えさせるため、EDのリスクを上昇させます。生活習慣病がある方の、3人に1人以上がEDを発症しているとの報告もあり、特に糖尿病におけるEDのリスクは高くなっています。また普段の生活においても、喫煙や過度のアルコール摂取、不規則な生活や睡眠不足などもEDリスクを高めることがあります。

2020.09.16 2020.09.17コラム前立腺がん前立腺がん検診

治療薬は、α遮断薬以外にもございます。
作用はやや弱めですが、「バラプロスト」(興和)、「セルニルトン」(東菱-扶桑)、「エビプロスタット」(日本新薬)があります。

EDの原因としては、身体には異常がなく、心理的な原因が約8割を占め、2割が血管性の障害、神経の障害が原因とされており、後者は糖尿病が主たる原因です。

2020.07.16 2020.09.06コラム医療番組夜間頻尿病気頻尿

では、なぜこれらPDE5阻害薬が前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療薬になるのでしょうか。

前立腺は、男性ホルモンにより肥大するため、この男性ホルモンを抑える薬剤もございます。お気付きの方もいらっしゃると思いますが、男性ホルモンを抑制すると、EDになります。 「プロスタール」(あすか-武田)、「ルトラール」および「プロスタールL」(塩野義)、「プロスタット」(日本新薬)、「パーセリン」(MSD-第一三共)、「ぺリアス」(日本新薬)、「デポスタット」(富士製薬)、「プロステチン」(武田) などです。これらの薬剤は、薬剤性EDになりうる薬剤です。


バイアグラは、0.1~1%未満の割合で以下の副作用が現れる場合があります。

実は、この前立腺や尿道の平滑筋にもPDE5が多く存在しています。PDE5を阻害するればサイクリックGMPの分解を抑制できる、平滑筋が弛緩します。
つまり、収縮した血管を拡張して血流を良くするように、圧迫された尿道を弛めて排尿しやすい状態を作るというわけです。
PDE5阻害薬が前立腺肥大症に有効なこともうなずけます。

バイアグラは、0.1%未満の割合で以下の副作用が現れる場合があります。

EDとは、「Erectile Dysfunction」の略で、「性交の際に十分な勃起やその維持ができず、満足いく性交が行えない状態」と定義されています。
EDはストレスなどからくる精神的なものと考える方も多く、精神的、心理的な原因も大きく関係しており、更に不規則な食生活や運動不足、喫煙、飲酒などの生活習慣が原因となって起こることも多く、糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病の方は、EDになる確率が高くなります。現在、EDの症状を改善するためには、内服ED治療薬が最も有効な選択肢と考えられており、決して治りにくい疾患ではありません。
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バイアグラは、出現頻度不明で以下の副作用が現れる場合があります。

原因がなんであれ、薬が効けばそれで良いし、安ければなお結構という考えも成り立ちますが、診断というステップも重要と思われます。いまや安さを追求するのであれば、インターネットで医薬品が買える時代ですが、偽物も多く、リスクがあります。

医薬品であるED治療薬の購入の仕方は、こちらのページで解説しています。

ちなみに近年、海外の調査によって前立腺肥大症による排尿障害、過活動膀胱による突然の尿意、頻尿によって夜に熟睡できない状態(こうした症状を総称してLUTSといいます)が、EDの原因となりえることが分かりました。
PDE5阻害薬であるバイアグラ、レビトラ、シアリスはED治療薬としての直接的な効果だけでなく、LUTSからなるEDの治療にも有効なわけですから、前立腺肥大症からくる不快な症状とEDの両方でお悩みの方には喜ばしい話ですね。

バイアグラの副作用として上記のような症状が出ることもあります。

ただし、バイアグラ、レビトラ。シアリスのLUTSに対する効果は、前立腺肥大に伴なう排尿障害を改善するだけです。肥大した前立腺の縮小につながるものでは在りません。前立腺肥大症でお悩みの方は、きちんと専門医にご相談下さい。

バイアグラ)、バルデナフィル(同レビトラ)、タダラフィル(同シアリス)の3種類です。これらのお薬は、勃起をさせるだけではなく、尿 ..

ED(勃起不全症)については、現在、日本では「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」の3種類の薬剤の処方が可能となっています。いずれの薬も作用には個人差や各自の好みもあるので、初めての方は、医師によくご相談ください。予約不要で簡単な問診の上、必要であれば、これらの薬剤の処方をおこないます。女性看護師の立ち会いもなく、性器を診察することもありません。院内処方なので、診療が終わったらすぐに薬をお持ち帰りになれます。バイアグラはいわゆる生活改善剤と言われる薬で、健康保険はききません。

ED治療薬を服用するにあたっては、必ず医師に服用できるかどうかを確認してもらいましょう。心臓の病気などで硝酸剤(ニトログリセリン)などの服用や、排尿障害や血圧の薬などを服用している場合は、ED治療薬を使用することで有害な副作用が起こる場合があります。また、一緒に飲むことができない薬もあります。

バイアグラの取り扱いはシルデナフィルの評価が安定しているため休止しました ..

●バイアグラ(ファイザー)1錠(50mg):1,200円(税込)
●シルデナフィル(バイアグラのジェネリック)1錠(50mg):600円(税込)

クエン酸シルデナフィル(sildenafil citrate)は1999年1月に承認をされ日本ファイザー社から同年3月から発売されたED(勃起障害)治療薬で、一般には商標名:バイアグラ(Viagra)という名称が用いられています。PDE-5阻害剤で、勃起を抑える方向に働く物質をブロックすることにより勃起反応の持続力を則すというもの。もともと1990年代前半、狭心症の治療薬として研究・開発が始まり、狭心症への作用はわずかであるが陰茎の勃起を促進する作用が認められたものです。日本では25mg錠と50mg錠が医療機関で処方可能です。
高齢者(65歳以上)の方や、軽度の肝障害のある方(診察時にお伺いします)は、25mgからの服用をおすすめします。

頻尿の方では、過活動膀胱といって膀胱に尿がためられない状態である場合 ..

泌尿器科で男性特有…といえば前立腺です。
前立腺は、男性にのみある臓器で生殖器の一つです。年齢とともに前立腺が大きくなると、前立腺の中心を通っている尿道が押しつぶされ、「おしっこの勢いが弱い」や「おしっこの回数が多い」などの症状が出てきます。

過活動膀胱とは急に尿がしたくなり、そのため頻尿になっている状態を言います。

診断は、徐々にだめになったのか、何らかのきっかけがあったのか、いままでの病気や手術ないかなど、常備薬は何かなど患者様に問診するだけでおおよそ、どういうタイプのEDなのか、薬が効きやすいか見当がつきます。
尿検査だけでも尿糖のチェックだけで重症な糖尿病を発見するきっかけになったりもします。つまり受診時に簡単な検査をするだけで、糖尿病のためにEDになっているのに、糖尿病を放置してED薬を飲むというおかしな事態を避けることができるのです。

バイアグラの値段(価格)相場 · バイアグラの効果について · バイアグラの副作用 ..

また、50才以上の中高年層の患者さんでは、前立腺の肥大はないかチェックすることも重要ですED以外に排尿の症状はないか(勢いがない、トイレに夜何度も起きる、終わったあとキレが悪いなど)を下部尿路症状といいますが、前立腺肥大とEDはとても関連深く、治療によりおしっこの症状が良くなると、EDが治ることもよくあります。
前立腺の検査は、痛みもなく超音波検査や勢いを測定することでわかります。もちろん保険がききます。現在では前立腺肥大症のお薬が良く効くので、肥大症の治療をすることで、おしっこも快調になり、勃起力も回復しED治療薬を飲む必要がなくなる人がたくさんいます。
EDと前立腺肥大症のある患者さんのお薬にはタダラフィル(ザルティア)が最適と思われます。ザルティアは商品名が異なるだけでED薬シアリスとまったく同じ成分です。量の規格が異なるだけです。保険が効きますし、EDが気になる前立腺肥大症の方には良い適応です。
また、男性更年期の症状のある方は、うつ症状もあることが多く昔からうつとEDは関連が深いと考えられてきました。血液検査で男性ホルモン値が明らかに低い時に男性ホルモンを補充すると、倦怠感ややる気のなさ、うつ症状が改善し、その結果、朝立ちがよみがえり、EDがなおる方がいます。

「南宮崎駅」徒歩8分、宮崎交通中村1丁目バス停、徒歩1分。クリニックは皮膚トラブルや、頻尿 ..

【診察料不要・処方料不要】バイアグラ、レビトラ、シアリス、プロペシア、ザガーロをなら予約不要ですぐに処方。も可能です。
(大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・和歌山・三重・福井をはじめ、四国(香川・徳島・愛媛・高知)や山陰地方(鳥取・島根・岡山)、沖縄からも多数来院)

第112話:前立腺肥大症にはシアリスが有効? [カウンセラー/森下]

●レビトラジェネリック 10㎎ 1錠: ¥ 900円(税込)
●レビトラジェネリック 20㎎ 1錠: ¥1,000円(税込)

レビトラ(一般名:塩酸バルデナフィル水和物)は、独バイエルヘルスケア社で開発されたED治療薬です。作用機序は、バイアグラと同じく勃起を抑える方向に働くPDE-5を抑えるもの。レビトラの語源は、ラテン語の「男の生命」を意味しています。レビトラ10mgは、バイアグラ50mgにほぼ相当します。

頻尿や尿もれ、排尿時の痛みなど排尿に関して気になる症状がある; 自覚症状はない ..

主に前立腺肥大と、その治療薬について解説いたしました。 薬物療法で十分な改善が得られない場合、手術療法が選択される場合もございます。
上記で説明した、治療薬とED治療薬の併用は可能です。(α遮断薬の併用時には、起立性低血圧(立ちくらみ)に注意が必要です) 下部尿路症状とEDは密接な関係が有るとされ、合わせて治療される事をお勧めいたします。